講座NOW

いしかわ師範塾

第9期学生クラス開講に備えて、指導員研修会を開催!

第9期学生クラス開講に備えて、指導員研修会を開催!

 

 7月20日(火)午後、石川県教員総合研修センターにおいて、第1回指導員全体研修会が招聘指導員を含む40名が参加して実施されました。
 開会挨拶では、新村塾頭よりいしかわ師範塾のこれまでを振り返ると共に、時代の動きも見据えながらこれからの有り様について考えていかなければならないなどとの話がありました。また、第9期生を迎えるに当たりコロナウイルス防止対策に万全を期すよう求められました。
 続いて、京都精華大学メディア表現学部教授鹿野利春氏より「未来に向かう学び」と題して講演をいただきました。
 知識・情報・技術をめぐる変化の早さが加速度的になり、情報化やグローバル化といった社会的変化が、人間の予測を超えて進展するようになってきている現在、情報を主体的に捉えながら、何が重要かを主体的に考え、情報を活用しながら他者と協働し、新たな価値の創造に挑んでいける児童・生徒を育成することの重要性など、示唆に富むお話をしていただきました。
 全体会終了後、小学校部会、中高部会に分かれ、第9期学生クラスに向けての研究協議と打ち合わせが行われ、指導員一同、次世代を担う人材の育成に意欲を新たにしました。

参加者の感想より
・先を見据えてこれからの情報教育などについて誠に有意義で重要な学びとなりました
・近未来の姿とそれに対応しなければならない教育についていろいろ考えさせられました
・最新の状況をわかりやすくお話しくださりありがとうございました

 

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講師 鹿野利春 先生 講演の様子 研究協議会の様子

いしかわ師範塾第8期学生クラス標準コース 最終回

いしかわ師範塾第8期学生クラス標準コース 最終回

 

羽ばたけ! 8期生の皆さん

 6月26日(土)は、第8期学生クラス標準コースの最終回となりました。
 昨年の8月1日に開講した第8期生標準コースは、新型コロナウィルス感染防止対応のため12回のすべてが半日開催となりました。8月中に予定されていた2回目の講座が9月下旬に延期されたり、10月下旬に開始された学校実習も1月末で終わるなど、コロナ禍の影響を色濃く受けた第8期生ではありましたが、「いしかわの教員になりたい」との気持ちと頑張りで、本日無事に修了の日を迎えることができました。

 この日、塾生たちは、最後の模擬授業に取り組むとともに、教師としての心構えを心に刻みながら本塾を巣立っていきました。
 

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模擬授業の様子

  閉講式では、新村塾頭から「子供たちは教師の背中を見ながら感化を受け成長していきます。それだけに教師の仕事は苦労や責任は伴いますが、大変やりがいのある仕事だと思っています。と同時に、教職は子供一人一人の生き方や人間形成にも影響を与えかねないものだということを心に留め、研鑽に努められるよう期待いたします。近い将来、本県教育の担い手としてご活踵されるよう、心からご健闘をお祈り申し上げます」と期待を込めた励ましの言葉がありました。
 また、来賓としてご臨席いただいた県教育委員会教員確保・指導力向上推進室の中村 室次長、古田 主幹からは「師範塾での学びを糧にして自信を持っていしかわの教員の道を歩むことを期待します」との激励をいただきました。

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新村 塾頭 中村 室次長  古田 主幹

  11か月間、本塾で学んできた塾生の代表挨拶では、「講座や学校実習等で教員としての基本的な素養を身に付けるとともに、他の大学生との交流はとても貴重なもので新しい発見や学びを得ることができました。また、経験豊富な多くの指導員の先生方から講義や模擬授業を通して自分自身の強みや課題に気づくことができました。模擬授業の後には学生の質問や悩みにも答えていただきました。ここで学んだことは教員になることに向けて自分自身を大きく成長させてくれたと思います。1年間ありがとうございました」と、大変立派な言葉を残してくれました。

<感想より>
・1年間の講座を通して教師としての心構えを、また、学校実習を通して中学校の実際の様子を知ることができ、教員になりたいという思いを固めることができました。
・教師として学び続け、石川の教育を進化させていけるような教師になろうと改めて思いました。
・この師範塾に通えたことを誇りに思い、熱心に指導していただいた先生方に心から感謝します。 等

第8期学生クラス標準コース11日目

第8期学生クラス標準コース11日目

 

第9期生募集中!

 

小学校理科実験や応急処理の実技にトライ!

 

 県内の新型コロナウイルス感染状況がステージⅡに移行したことを受け、「石川緊急事態宣言」は6月13日をもって解除されました。そうした中、6月12日(土)、第8期学生クラス標準コース11回目は、3密を回避するなどの感染防止対策の徹底を図って行われました。
 今回は、「授業のつくり方・模擬授業」講座の前に、「教育実践課題への理解4」として、塾生は、小学校は「関心・意欲を高める理科実験」、中・高校は「今、求められる指導『アクティブ・ラーニング』」、養護教諭は「救急処理活動の実際」に分かれて学習しました。以下にそれぞれの講座の様子を紹介します。

 

1 小学校グループの「関心・意欲を高める理科実験」は、「一人で自信を持ってできるようになろう」をめあてとし、<(電気)実験器具の安全・確実な使い方>について体験しました。学習内容は、小学校の教材「電気の通り道」、「電流の働き」、「電気の利用」や「電気の磁場」をもとに構成しました。計画、準備、実施と苦労もありましたが、塾生たちは久しぶりの実験ということでいきいきと楽しげに取り組んでいました。

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櫻井 指導員 実験の様子 山﨑 指導員 山下・泉 両指導員

 <感想より>
・実際に自分がやってみることで、子どもがどこにつまずくか、どんな発見があるかを見つけられることがわかりました。
・豆電球がついたり電流計のメモリを読み取ることができたりするとうれしくなるなという子どもの気持ちを思い出すことができた。
・すごく楽しんでできました。まずは先生自身が授業を楽しむことが大切だなと改めて感じました。  等

 

 
2 中・高校グループの「今、求められる指導『アクティブ・ラーニング』」は、講師に平野 敏 氏(飯田高校教頭)を招聘して行われました。

<感想より>
・ただ活動を取り入れることがALにつながるのではなく、生徒の頭が活発になることが大事なことがわかった。
・ALのためには、「正解のない問い」「正解が複数存在する問い」が有効だとわかった。
・「子どもは未来からの留学生」「教師は未来を創る仕事」とう言葉が印象に残った。  等

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講師 平野 敏 氏  

                                       

 

3 養護教諭グループの「救急処理活動の実際」は、講師に水上洋子氏と丁子智惠子氏の二人を招聘して行われました。救急処理活動の意義と進め方について学習し、包帯法などの応急処理について説明を受けた後、一人一人が実技に取り組みました。ピーンと張りつめた中での演習となりました。  等

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講師 水上、丁子の両先生 応急処理(三角巾) 応急処理(包帯法)

 <感想より>
・大学で学んだ包帯法を確認するとともに、新しいアドバイスを頂けてとても勉強になりました。
・大学では学ぶことがなかった指先の包帯法を教わることができました。
・いざ一人でやろうと思うと手順がわからなくなり困ることも、今回の講義で確認することができた。  等

 

令和3年度 再任用教員研修

令和3年度 再任用教員研修

 4月20日火曜日。今年度新たに再任用となった教諭166名が、午前・午後に分かれ受講しました。本研修は、再任用教員がこれまでの長い教員生活で培ってきた経験や知識を十分に生かし、自らの役割を再認識し仕事への意識を高めることを目的としています。人生の第2ステージに立ち、心新たに熱心に学ぶ先生方の姿が大変印象的でした。

写真1  講師の河邊 議導氏からは、再任用教員として次の世代の手本となり若手教員を育てていくことの意義と役割について、具体的にお話しいただきました。
(1)一旦リセットし、改めて謙虚さ、熱意と忍耐力もって仕事に取り組むこと
(2)一教員として職場に打ち解け、自分から積極的にコミュニケーションを取るように努めること
(3)豊富な経験と知識を持った先達としてよき相談相手になること 等

「再任用職員に求められる役割等」

 講師 河邊 議導 氏

 
写真2  県教委教職員課担当より、教職員の退職者数や新規採用者数などのデーターをもとに、再任用教員の役割について説明がありました。

「再任用に当たって」
石川県教育委員会教職員課
担当課長 高倉 英明 氏 

 

受講生の感想から
・人生100年とした時、3つの道があるという考え方の話にはとても説得力がありました。自分の人生をリセットする際に良い話を聞けました。

・本日の講義を聞くことで、自分の今後の業務を進めていく上でのポイントについて気づかされ、自己を見直す良い機会となりました。

・再任用職員として、どのように職場で働いていけばよいか、大切なポイントをわかりやすく教えていただき感謝しています。

 

 

聴講生14名加わる -第8期学生クラス標準コース第9日目-

聴講生14名加わる -第8期学生クラス標準コース第9日目-

 

 今年は例年になく桜の開花が早く、4月1日には研修センター周辺の桜は満開となり大勢の市民が訪れました。
 学校現場では、新入生を迎えて一段と活発に教育活動が展開されていることと思います。コロナの収束が見通せない中ですが、子ども達が元気で学び続け、将来が明るいことを願っています。 

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   高尾山からセンターを望む

 いしかわ師範塾では、4月10日(土)に金沢大学養護教諭特別別科(1年制)に入学した14名が新たに聴講生として加わり、第8期学生クラス標準コース第9日目が開催されました。入塾に当たり、新村塾頭からは「養護教諭としての基礎基本と共に、教師としての心構えや使命感の醸成、教職に対する理解を深めていただきたい。仲間の皆さんと大いに切磋琢磨され、失敗をおそれず、研修に励んでください」と励ましの挨拶がありました。
 続いて、聴講生も加わっての全体講座では、「個に応じた支援」の講義があり、発達障害への理解と支援について学びました。

 午後から、徳田県教育長が今年度最初の現場視察として学生クラスの研修状況を視察され、塾生を激励されました。

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 聴講生への激励

(新村塾頭)

 講義:講師 個に応じた支援

(國坂昌子氏)

模擬授業の様子 

◇受講生の感想より
・養護教諭が行う保健指導では、専門性を活かすことが大切であり、根拠をしっかりと示しながら指導していくことが必要であることを学んだ。
・個に応じた支援では、個別での支援(なくては困る支援)と、集団での支援(あると役立つ支援)を上手に使うことにより、より良い学級作りにもつながることがわかった。     等