いしかわ師範塾
6月2日 平成30年度 いしかわ師範塾 学生クラス講座公開・教育懇談会
6月2日 平成30年度 いしかわ師範塾 学生クラス講座公開・教育懇談会
6月2日(土)午後、県内7大学から18名の関係者の出席をいただき、「平成30年度 いしかわ師範塾 学生クラス講座公開・教育懇談会」を開催しました。
いしかわ師範塾及び県教員総合研修センターの取組について理解を深めていただくとともに、貴重なご意見をいただくよい機会となりました。
教育懇談会では、「小グループの模擬授業は力がつく。指導員はまず長所をほめてから改善点を指摘していて、大学の実習指導の参考にしたい」、「大学の枠を超えて、互いに学び合うことは貴重な経験である」や「集合型研修を削減し校内研修の充実を図ることは評価したい。学校現場でも個人の到達度に応じた研修が必要である」、「若手とベテランが組んで指導することで教育効果が上がる」等、多岐にわたり貴重なご意見をいただきました。
【日程】
1 「いしかわ師範塾紹介DVD」視聴
2 学生クラス「模擬授業」参観
3 教育懇談会
(1)学生クラスについて
(2)若手教員の育成について
( 教育懇談会の様子 )
金大養護教諭特別別科学生を聴講生として受け入れ!
4月14日(土)、教員志望者を養成する「いしかわ師範塾」学生クラス標準コースに、金沢大学養護教諭特別別科(1年制)に入学した女性7名が聴講生として入塾しました。入塾に当たり、新村塾頭から「養護教諭の基礎が身につくようきめ細やかに指導する。心構えや使命感を深める良い機会にしてほしい」と励ましの挨拶がありました。
同科からの学生受け入れは初めで、学生7名は7月に実施される来年度の教員採用試験で合格することを目標に短期間で実践的な指導力を身に着けることを誓いました。7名は6月まで4回の講義・演習で授業の進め方などを学び、「保健室の先生」をめざします。
◇受講生の感想より
・「個に応じた支援」の講座では、個々に違う特性を理解することや子どもたちの良さ、得意なことをどれだけ見つけられるかが重要であることを再認識した。
・模擬授業では、対象(児童生徒)に合わせた話し方、板書の仕方、授業のねらいを焦点化することの大切さを学んだ。2回目の授業に反映させたい。
・模擬授業では、授業づくりの基礎、ポイントを教えていただいた。今日学んだことを次回に生かしていきたい。
平成30年4月17日(火) 平成30年度 「第1回再任用教員研修」
(新村塾頭の開会挨拶) (研修の様子:野田講師)
4月17日(火)、「第1回再任用教員研修」に、129名の再任用教員の皆さんが参加されました。開会に当たり、新村塾頭から「教育現場で培った豊富な経験や知識を、引き続き石川県の教育のために活かすと共に、教育現場で増えている若手教員にも指導技術などをお伝え願いたい」と期待とねぎらいの挨拶がありました。
株式会社インソースの野田泰正氏が講師を務め、「再任用職員に求められる役割」、「あらためて『働く理由』を考える」、「知識・ノウハウを伝承する」という内容で研修が行われました。
◇参加者の感想より
・再任用という立場を踏まえて、職場での良い相談相手になれればよい。
・新たなステージにあたり、人間関係を再考し、「今さら」を「今こそ」の思いで頑張りたい。
・教員としての義務や責任などの研修と思って参加したが、これからの生き方とか、ベテラン教員として求められる役割などについて理解を深める有意義な研修であった。
第5期学生クラス標準コース
3月17日 第5期学生クラス標準コース「教育実践課題への理解」
3月17日(土)、標準コースにおいて「教育実践課題への理解」の講座を実施しました。小学校では金沢教育事務所大塚あかね指導主事を講師に、「道徳」の学習指導要領改訂のポイントや具体的な授業の展開、指導法について学びました。中・高等学校では石川県立輪島高等学校教頭平野敏先生を講師に、「アクティブ・ラーニング」の有効な技法や授業に活かすポイントなどについて学びました。
<受講生の感想から>
・道徳教育についてのイメージを明確に持つことができました。子どもに何を学ばせたいのかを考え、子ども達が「考えたい」と思えるような授業づくりが大切なのだと思いました。私は大塚先生の模擬授業を受けて「何でだろう」と考えたいという気持ちが生れました。子どもが「考えたい」と思えるような授業づくりを考えていきたいです。
・道徳が教科化になって、どのように評価するのかと疑問に思っていましたが、今日の話を聞いて教科化の意図が分かりました。
・アクティブラーニングについての講座を実践しながら受けてみて、とても楽しくて、時間の経つのが早かったです。今回教えていただいたことを活かして、授業をつくっていきたいと思いました。
・アクティブ・ラーニングはやはり参加できるので楽しいと感じましたが、同時に気をつけなければいけない点も多いと思いました。教員になったときには、授業に取り入れる際の配慮をしっかりしながら、積極的に実践していきたいと思います。
学生クラス標準コース「企業体験研修」
3月16日(金)午後、学生クラス標準コースの塾生77名が、本年度から始まった「企業体験研修」に参加しました。
訪問企業は、中村留精密機械工業株式会社、株式会社アクトリー、津田駒工業株式会社、コマツ粟津工場の4企業で、各企業とも、「企業に求められる人材」についての講話、工場見学、若手職員との交流という形で研修が進みました。
ほとんどの学生にとって初めて体験する研修であり、
・企業が求めるのは、専門的知識はもとより、「挨拶」「協調性」等の「人間性」を有し ている人材であること
・機械づくりの要の工程では、熟練工の匠の技が必要であること
・若手の職員が「学び続けることの大切さ」を口を揃えて力説したこと
等、今後の教員生活に活かすことのできる多くの示唆をいただきました。研修後のアンケートでは、この事業のねらいである「視野を広め、教員としての資質の向上を図る」ことが十分に達成できたことがうかがえました。