学校日誌

学校日誌

一学期期末考査(6月25日~7月1日)

 一学期の期末考査(期末テスト)が始まりました!
 日 程:6月25日(水)~7月1日(火)

 特に三年生にとっては、就職や進学の際のデータとなる重要な
テストです。日頃の学習の成果が出せるよう頑張りましょう!


 保護者の皆様におかれましては、お子様への家庭学習に対する
ご支援・ご指導のほど、よろしくお願いします。


  引き戸の外から、邪魔にならないよう
  そお~っと写しました。
  笑顔で夏休みを迎えられるよう頑張ろう!

ヤングイーグル隊活動

本日、一年生によるヤングイーグル隊の活動を行いました。

 最近は朝でも気温が高く、活動中も水分補給や、日差しを調節できる場所に移動するなどして活動を行いました。

また、自転車の交通マナーや、歩きスマホにも積極的に声掛けを行っている様子が見られました。

本校生徒や関係者だけでなく、地域の方々に愛されるような学校づくりを目指して活動していきたいですね!

暑い中お疲れさまでした!

名札が動く「学びの共同体」【1年 生物基礎】

生物基礎では、期末試験を前に、問題演習を行いました。
教室の前方に貼られたのは、生徒一人ひとりの「名札」。

そして机の上には6枚の問題プリント。


これが、この日の授業のスタートです。

 ルールは簡単。
1枚の問題を解いたら、教員に見せに来る。
正解すれば、自分の名札を1つ前へ進め、次の問題を取りに行く。
これを繰り返すことで、各自の進み具合が一目でわかるようになります。

 

黒板の名札を見れば、どの生徒が順調に進んでいるのか、どの生徒がつまずいているのか、教員だけでなく生徒同士も把握することができます。
また、あえてICTではなく「名札を自分で動かす」というアナログ方式により、生徒は席を立ってリフレッシュし、眠気防止にもなるという一石二鳥のメリットがあります。

 この取り組みでは基本はグループごとに取り組みますが、移動も相談も自由なルール。
すると自然と、「できた人が、困っている人に教える」という学び合いの姿が生まれました。

 

教室内では、次第に生徒同士のやりとりが活発になり、クラス全体が「学びの共同体」として動き始めました。
1人で黙々と取り組む学習は家でもできますが、仲間と一緒に学び合うことは教室でしかできません。

ポケモンの進化は進化じゃない!?【2年 生物】

生物の授業では、誰もが一度は聞いたことのあるテーマ、「進化」について学びました。

進化と聞いて真っ先に思い浮かべたのは、やっぱりポケモン!
「ピカチュウがライチュウに進化する」という例に、多くの生徒がうなずきましたが…
実はそれ、生物学的には「進化」ではなく「変態」なんです!

この驚きの事実をきっかけに、生物学的な「進化」とは何かについて学び直しました。

その後の授業では、進化の具体的な例としてペンギンの進化のしくみを探究しました。

もともとペンギンの祖先は、他の鳥たちと同じように空を飛んでいたと考えられています。
しかし、生活する環境が変化し、飛ぶ必要がなくなったため、泳ぎに適した体へと変化していきました。

ただし、ペンギンがどのように進化してきたのかは、まだまだ謎が残されています。

また、進化は何百年、何千年という時間をかけて起こるため、直接その変化を観察することはできません。

そこで今回は、「もしペンギンの進化のストーリーを見える形にしたらどうなるか?」というアイディアから、オリジナルの9コマ漫画を作成!

生徒たちは、この進化ストーリーのコマがバラバラに並んだ状態で受け取り、どの順番が正しい進化の流れか?を並び替える活動を行いました。

 

楽しく頭を使いながら、進化の流れを体感し、「考える生物」の時間となりました。

その流れから、進化を引き起こす主な要因である、①突然変異、②遺伝的浮動、③自然選択、④隔離のキーワードも押さえました。
こうした要因が複雑に絡み合いながら、生物たちは長い時間をかけて少しずつ姿を変えていくのです。

 ポケモンから始まった進化の学びは、やがてペンギンを通してリアルな進化のメカニズムにたどり着きました。
空想と科学がつながることで、進化という難しいテーマも、ぐっと身近に感じられるようになった授業でした。

証拠から導く「遺伝子の正体」【1年 生物基礎】

生物基礎の授業。
今回は、名探偵コナンの推理の仕方をヒントにしながら、「遺伝子の本体は何か?」を追う資料学習ミステリーに挑戦しました!


名探偵コナンが犯人を追いつめるように、証拠=根拠をもとに結論を導き出すという推理の流れは、実は科学的な思考とそっくり。
「教科書に答えが書いてあるから覚える」のではなく、今回はあえて教科書やクロムブックは使わず、研究者たちが実際に行った実験資料だけを使って、生徒自身が「考察」する授業スタイルに挑戦しました。


登場するのは、かつて「遺伝子の正体」を追い求めた科学者たち

①グリフィス ②エイブリー ③ハーシーとチェイス

   

それぞれの実験結果を読み取り、どんなことが言えるのかを、生徒たちはグループごとにじっくり議論。
ホワイトボードに推理(=考察)を書き出しながら、アナログな方法で共有しました。

 
最終的には、決定的な証拠をもとに、過去の科学者たちと同じように「遺伝子の本体はDNAである」という結論にたどり着くことができました!


科学とは、「答えを知ること」ではなく、「どうしてその答えになるのかを自分の頭で考えること」。
そんな探究の醍醐味を存分に味わった、1年生の名探偵たちの挑戦でした。