日誌

学校日記

総合的な探究の時間「WAJI活」特別編「街プロ」成果発表会(2年生)

 令和7年3月7日(金)、輪島高等学校にて、総合的な探究の時間「WAJI活」特別編「街プロ」成果発表会が開催されました。奥能登4校(輪島・飯田・能登・門前)が一堂に会し、ステージ発表とポスターセッションを通して、他校の生徒との交流と各グループのテーマの追究に努めました。

 午前中は13のグループによるプレゼンテーションが実施され、地域・高校ごとに特色豊かな活動について報告を行いました。本校からは、獅子舞班・農業班・商品開発班が代表で発表し、2月4日(火)の活動報告会から内容や発表の仕方をアップデートして本番に臨みました。慣れない環境、そして交流の乏しい同世代に囲まれ、緊張したかと思いますが、どのグループも堂々と発表できていました。また、他の高校のプレゼンテーションを受けて、面白い気づきを得られたり、場所は違えど能登の高校生が同じように活動に取り組んでいることの頼もしさを感じられました。

 昼食休憩をはさみ、午後のポスターセッションでは28のブースに分かれて自由に交流しました。はじめは同じ高校内で固まってしまう様子もみられましたが、次第に別の高校のブースへ足を運び、質疑応答が飛び交って、活気のあふれる時間となりました。おかれた状況や価値観の違う人たちから、率直な感想や新鮮な意見をもらい、新たな視点から自身のテーマについて見直すきっかけになりました。以下、生徒からの感想です。

 

・自分たちの発想にはなかったようなおもしろい案や楽しそうな案がたくさんあり、どれも興味深く聞くことができた。また、スポーツやお店を利用しているところが自分たちとなにか似ているなと感じた。その中でもすべての班で似ていたのが、どの年齢層にも向けていたことだ。みんなが楽しめるように企画してあるところが印象的だった。

 

・ポスターセッションをやってみて、最初は人が少なく話せなかったけど、回数を重ねるごとに話せるようになった。人が来た時に「聞いていきますか?」などの声かけが大事だと思った。後半は、説明するのが意外と楽しくなっていった。

 

・輪島と門前でコラボして活動するというのもやってみたらいいのではないかと思った。地域の人のためにできることをそれぞれの観点で考えていて、ユニークな発想もあっておもしろいと思った。(ポスターセッションでは)大変だったことや、いちばん楽しかったことなどを質問されて、自分たちのしてきたことを振り返りながら交流ができた。

 

 この度は、普段、遠く離れた地で学んでいる生徒たちと交流でき、刺激をもらえる場となりました。また、企画・運営にご尽力いただきました輪島高等学校の皆さま、誠にありがとうございました。今後もこのような機会があれば積極的に参加し、経験や学びを重ねていきたいです。

 

 

 

 

 
 
 \

0

令和7年3月3日(月) 石川県立門前高等学校 第63回卒業証書授与式

【式次第】

開式の辞
国歌斉唱
校歌斉唱
卒業証書授与(普通科普通コース16名・普通科キャリアコース11名)
校長式辞
石川県教育委員会告辞
来賓祝辞
卒業記念品贈呈
在校生送辞
卒業生答辞
式歌「仰げば尊し」斉唱
閉式の辞
多くの来賓の方々や保護者の皆様に見守られ、卒業生が新たな一歩を踏み出しました。

 

多くの方々に祝福していただきました。ありがとうございます。

普通科普通コース16名を代表して、卒業証書授与

 

普通科キャリアコース11名を代表して、卒業証書授与


【校長式辞】

中澤賢校長は、卒業生へ感謝と祝福の言葉を贈るとともに、未来へのエールを送りました。

新型コロナウイルス感染症による制約や能登半島地震・豪雨災害など、困難が続いた3年間でしたが、生徒たちはそれを乗り越え、学業や部活動で輝かしい成果を上げました。特に、門高祭での獅子舞演舞や合唱大会、野球部のベスト8進出、そして本校初のプロ野球選手誕生など、数々の功績がありました。

また、山下 智茂先生が、星稜高校 野球部 監督時代に日米のプロ野球界で活躍された松井秀喜選手に送ったことば

「心が変われば行動が変わる

 行動が変われば習慣が変わる

 習慣が変われば人格が変わる

 人格が変われば運命が変わる」

を引用し、卒業生たちに「自己成長の大切さ」を説きました。

 さらに、本庶佑教授のことば

『Curiosity(好奇心)を大切に、Courage(勇気)を持って、困難な問題にChallenge(挑戦)し、全精力をConcentrate(集中)して諦めずにContinuation(継続)することで、必ずできるというConfidence(確信)が生まれ、時代を変革するような研究を世界に発信することができる。』から「継続することの重要性」も伝えました。

加えて、アインシュタインの言葉

『誰かのために生きてこそ人生には価値がある』

『人の価値とは その人が得たものではなくその人が与えたもので測られる』

を引用し、卒業生 27名の皆さんが、これまでたくさんの人たちから受けた恩恵に報いるべく、将来、ふるさと輪島市そして門前町の活性化に貢献できる人材となって再び戻ってくることを心より願っていると、強調しました。

最後に、門前高校での経験を活かし、未来を切り開いていくことを願い、「Glory to your future!(あなたの未来に栄光あれ)」と締めくくりました。

式辞の中で、ご来賓と地域の方々への感謝と保護者の皆様へ祝意を述べるとともに、卒業生へ最後のエールを送る中澤 賢校長


【来賓祝辞】

PTA会長 野中淳也 様

度重なる困難に直面しながらも、地域に笑顔を届けた卒業生へ励ましの言葉を贈りました。高校生活で培った助け合う心や挑戦する意志を大切にし、「今日までの仲間は生涯の友」として、未来へ進むよう激励しました。

 

保護者の立場から、度重なる困難に向き合いながらも、地域に笑顔を届けた卒業生にたくましく歩むよう励ましていただいたPTA会長 野中淳也様


同窓会会長 西恵 様

卒業生が地域の希望の光となり、大人たちを勇気づけてくれたことに感謝を述べ、どんな困難にも負けず、人生を歩んでほしいとエールを送りました。

 

卒業生に向けて、大人の希望の光であり、経験によって困難をのりこえていけるだろうと祝う同窓会会長 西 恵様


【卒業記念品贈呈】(代表 下口隼汰)

卒業記念品の目録を読み上げる卒業生代表。最新のカラープリンターを大切に使わせていただきます。


【在校生送辞】(代表 伊藤秀)

卒業生への感謝と尊敬の念を込め、「先輩方の歩んだ道を追いかけながら、私たちも成長していきます」と決意を語りました。

卒業生と過ごした日々と姿に思いを寄せ、「逆境でも夢を追い続けることができる」「素直に、ひたむきに努力し続ければ夢は叶う」という「努力を継続することの大切さ」を学んだと送辞をつづる、在校生代表


【卒業生答辞】(代表 中島 侑鈴)

多くの支えのもとで成長できた3年間への感謝を述べるとともに、これからの人生で得た学びを活かしていくことを誓いました。

地域や友人、先生方との関りに思いを馳せ、感謝とともに、門前高校の発展と門前町の復興を祈る卒業生代表


本校第63回卒業証書授与式は、多くの方々のご臨席のもと、厳かに、そして温かい雰囲気の中で執り行われました。卒業生の皆さんの未来が輝かしいものとなることを、心より願っております。

 

0

門前町へ、「ありがとう」

 令和7年2月28日(金)14:30より、門前高校を卒業する3年生から門前町の皆さまへ、感謝の会が開かれました。總持寺通り商店街の皆さまを禅の里交流館へご招待し、3年間大変お世話になったことや、これまで応援してくださったことなど、感謝の思いを直接届けてきました。

 まずは、3年生の下口隼汰くんが代表して感謝の言葉を伝え、その後、生徒全員からの感謝の気持ちをまとめたメッセージカードを贈呈しました。お渡しの際、總持寺通り商店街の皆さまから卒業後に向けて激励の言葉をいただいた生徒もおり、温かく背中を押していただけました。

続いては、応援団による校歌、3・3・7拍子、エール。3年生が出場・応援した野球の試合で、門前町の皆さまと校歌を歌った思い出がよみがえってきました。「がんばれ、門前!」。支えてくださった門前町へ、エールを送ります。

 最後に、總持寺通り協同組合代表理事の能村武文 様から一言いただき、これでお別れ……と思ったのも束の間、交流館の奥からキレの良いドラムビートが聞こえてきました。何も知らされていない3年生は、ドキドキしながら音の鳴る方へ進んでいきます。そこにはなんと!Non Policyの皆さまがサプライズ演奏の準備をしてくださっていました。最初は戸惑いを隠せていなかった生徒たちですが、自然と身体がリズムに乗って、気づけば「門高ファイト!」とコールアンドレスポンスせずにはいられませんでした。アンコールも含め、大盛況のライブ演奏となりました。

 最後の最後まで門前町に温かく見守られ、たくさん応援していただいていることを実感できた会となりました。3年間、誠にありがとうございました。生徒たちはこれから、各々の道へと歩を進めていきます。これまでの学びを糧に、いつの日か門前町に還元できるよう、多くの社会経験を積んでくれることを願っています。

 

  

 

0

2年生総探:活動報告会が実施されました!

2月4日(火)門前公民館大ホールにて門前高校2年生の総探活動報告会が実施されました。

 

当日は門前高校1年生をはじめ、門前中学校3年生の皆さんや地域住民の方々など100名以上が集まり会場は熱気に包まれていました。

 

冒頭、本校校長が以下のような挨拶を申し上げました。

「門前高校は、今年度の「総合的な探究の時間」のテーマとして、全学年「門前町と總持寺通り商店街の復興に向けて何ができるか?」を共通の問として掲げた。この問に対する自分たちの「納得解」を探究することで、「課題発見力、情報収集と整理・分析力、そして自分たちの思考力・表現力・判断力」を高め「発信力」につなげている。例えば、「門前高校で授業ができなくなったけれど公民館は使える」という「問」に対し、「生徒・保護者・地域の方々が納得してもらえる「解」を導く必要があるということだ。」

 

それぞれが「解」を導く過程を通して、活動の中で上手くいかなかった事や大変さを話す生徒もいました。地震の影響を含め、通常とは違う環境の中で活動する難しさも感じたようです。上手くいかなかった辛さや大変さは自身の活動に真摯に向き合ってきたからこそ味わうもの。多くの生徒達がこの1年間色々な思いを抱えながらも活動してきた証ではないでしょうか。

 

また、会の最後には總持寺通り協同組合代表理事の能村武文様より、「みなさんももう總持寺通り協同組合の組合員です!」という温かいお言葉を頂きました。地域に見守られ、地域に溶け込み、そして地域づくりの一翼を担う門前高校生としての誇りを持って活動していきたいという気持ちを大いに刺激して頂きました。

 

探究とまでいかず、活動の記録の紹介になった面も否めませんが、今後も継続して活動し、地域住民の方々と共に、新たな門前町を築いていけるよう、地域の課題とニーズに敏感になりながら、前進していきます。

 

高校生を受け入れて頂いた地域住民の皆様、本当に本当にありがとうございました!

 

以下は、活動報告会を終えた生徒の感想の一部です。

・「何かを行う際に、『本当にそのことが地域貢献になるのか』ということを何回か考えた。それによって得たものは、門前町にはとても温かい方がたくさんいるのだという気づき。」

 

・「原稿を見ずに沢山練習してきたけれど、本番は失敗が怖くて原稿を見すぎていた。失敗しないためではなく、相手に伝えるために発表する。」

 

・「一つ一つの活動に精一杯で、町の人の表情を見たり声に耳を傾けたりできず、町の元気に貢献できたかどうかの検証が十分にできなかった。」

 

・「より密接に地域と関わり合ったことで、日々地域の人が互いに助け合っているんだと実感できた。」

 

 

 

0

2月4日の2年生の「総合的な探究の時間」活動報告会に向けて

 2年生は、この1年間「総持寺通り商店街の復興」をテーマに、それぞれの分野で取組を進めてきました。その活動報告会を明日13:10より、門前町公民館3階大ホールで実施します。9グループが商店街のマルシェでの活動や、仮設住宅での活動などを報告します。

 年明けの2年生の総合的な探究の様子をご紹介します。

 

1月9日(木)総合的な探究の時間(公民館での様子)

 

門前高校は年明けから学業の場を公民館へと移動しました。沢山の方々のご協力のもとで引っ越しの作業もスムーズに行うことができ、始業式以来、新しい「学校」で勉強をしています。

この日は今年初めての総探の授業。生徒達はいつも通りわきあいあいとグループで作業をしていました。ほとんどの生徒が活動報告会に向けて、黙々と準備を進めていました。一部、週末のマルシェに挑むため、バタバタしていました。

 

1月12日(日)総持寺通り商店街マルシェに参加!

 

年明け早々のマルシェに、祭班・商品開発班・農業班が参加し、獅子舞の披露やめった汁の販売をしました!

震災から1年。厄除けや無病息災を願い舞う、威勢のいい高校生の獅子舞に、思わず地域の方々からの笑みもこぼれました。また、オリジナルの「めっためたおいしいめった汁」はちょっと甘めで、ゴボウや、人参、サツマイモ、鶏肉、刻み葱など入ってなんとも美味!!1杯150円で100杯以上も売り上げました。地域の方々の体も心も温める一品でした♡「七味サービス」も好評で、「ストップ!」というまで生徒が七味をかけ、そこで会話がはずみ、お客さんにも喜んでいただけました。

 

0