校長室より
シェイクアウトいしかわ
7月8日11時、県下一斉にシェイクアウトいしかわが実施されました。
本校でも、大きな揺れが起こったときにどのような行動を取ることが大切なのかを考え、実践できるようにするためにシェイクアウトいしかわに参加しました。
直前まで普通に授業をしていた子ども達。
町の防災放送が鳴り響く中、一斉に机の下に潜り込み、頭や体を守る避難行動をとりました。揺れが大きいことを想定しているため、机の脚をしっかりと握りしめ、机の下から頭が出ないようにもしました。ちょっときゅうくつな体制でしたが、本当の地震の際には、どれだけの時間揺れが続くか分かりません。防災放送による「ゆれがおさまりました」の合図が聞こえるまでじっと我慢していました。
日頃からの訓練がいざというときの力になります。ご家庭でも、大きな揺れが突然来た時の家の中での避難行動について一度話し合ってみて下さい。
1年 ちいさなことから コツコツと
石川県では、子ども達の体力向上を目的として「スポチャレいしかわ」の取組を推進しています。多くの学校がその趣旨に賛同して参加している取組です。本校でも、全クラスが長縄やシャトルボールなどを学級単位で、体育の時間を中心に取り組んできます。
1年生の体育の授業をのぞいてみると、さっそくシャトルボールの練習をしていました。5m間を開けて向かい合い、3分間で何回キャチボール出来るかを競い合う種目ですが、1年生にとって、5m先に向けてボールを投げることも難しく、ましてや、ちょうど相手が待ち構えているところにコントロール良く投げることはまだまだできません。
今日は、何回も投げたりキャッチしたりしながら、どうしたら相手がキャッチしやすいように投げられるかを考えていました。
まだまだ投げることもキャッチすることも時間がかかる1年生。諦めず小さな事からコツコツとつみあげていくと、いつか3分間で切れ目なくキャッチボールが出来るようになるはず!どんな学習も、校歌の「積もればちりも 山となり したたる滴 海となる」の精神でコツコツ積み重ねていきましょう。
クラブ活動
4年生以上の児童が楽しみにしている水曜日のクラブ活動。
前回は、組織会を校内のネット会議形式で行いました。自分たちのクラスから組織会を行ったため、活動の時間はありませんでした。
今日からは、いよいよクラブの場所に集まり活動開始です。
今年度、子ども達が決めたクラブは
①外スポーツクラブ ②ボール遊びクラブ ③室内スポーツクラブ ④テーブルゲームクラブ ⑤写真クラブ ⑥工作クラブ ⑦イラストクラブ
の7つのクラブです。
1年間の活動で、楽しみながら異学年と交流して、自主性、社会性が培われることを願っています。
田植えを体験しました
5年生は、今日田植え体験をしました。
地域の田んぼ名人の高道さんとJAの方々に指導をしていただきました。
田んぼに足を入れたことのない子ども達がほとんどのためか、最初は、恐る恐る田んぼの中に足を入れていく姿が見られました。どろの感触に戸惑いを感じたのかあちらこちらで悲鳴に似たような声が聞こえてきます。次第に、田植えになれてきた子ども達は、黙々と作業をしていました。実際に体験をしてみることで、機械を使わずに田植えをすることの大変さを感じることが出来たのではないでしょうか。秋の稲刈り体験も今から楽しみです。
実際に体験することで、お米が口に入るまでの農家の方々の苦労や、泥の感触などを味わうことができます。また、友達と協力することで大きな田んぼも手作業で植えることができます。体験を通していろいろな学びがあった1日だったと思います。
貴重な体験をさせていただいた高道さん、JAの方々ありがとうございました。
前のめりになる学習
新たな発見や気づきは知的好奇心をくすぐり学習意欲もおのずと高まるようです。
1年生が生活科で図工室を探検していました。普段の図工は1年1組の教室でしているので、図工室に入るのは初めての子ども達がほとんどです。
担任の先生が、のこぎりを見せていました。きらきらしたのこぎりの先にはギザギザの歯がびっしり。見ていた1年生は思わず「きゃあ。」と声を出してしまいました。
そのあとは、粘土作品の見本を見たり、大量の紙コップを発見したり、見たことも使ったこともない不思議な道具を見つけたりと、1年生にはわくわくがたっぷり詰まった1時間でした。
発見したことがたくさんあったためか、ワークシートに脇目も振らず集中して記録をする子があちらこちらに見られました。ワークシートをのぞくと、びっしりと書き込んであります。ついこの間入学して、文字指導が始まったばかりと思っていたのですが、しっかりしたひらがなの文字に感心しました。毎日こつこつと学習していた積み重ねが見える1年生の姿でした。
内灘町の魅力発見
3年生の授業の様子を紹介します。
内灘町の特産品について調べて発表していました。
資料を見ながら、内灘町にはどんな産物がとれるのか気づいたことを発表しています。担任の先生は、全員に内灘町の良さを知ってほしいと願い、みんなが考えを持てるように授業を組み立てていました。ほぼ全員がしっかりと手をあげて、授業に参加しています。内灘町に育つ子ども達には、内灘町の魅力をたくさん発見してもらい、郷土を大切にする心を宿してほしいものです。今日の授業で、自分たちの町「内灘」がまた少し好きになったのではないでしょうか。
できる・分かる喜びのある授業
5年生の英語の時間をのぞいてみました。
内灘町の国際交流員のベンジャミンさんと内灘町在住のアレックスさんをお招きして学習を進めていました。子ども達は事前に作ったオリジナル名刺を手にしています。英語を使って自己紹介をする活動です。椅子にすわって右側に座った子がぐるりと移動することで、全員と自己紹介ができるように工夫をしていました。
最初に、ベンジャミンさんとアレックスさんから自己紹介。もちろん英語です。子ども達は、英語を聞き取って反応していました。アレックスさんはフランス出身なので、英語とフランス語の二通りの自己紹介をしてくださいました。英語での自己紹介はよく分かったようですが、フランス語の自己紹介は何を伝えているのか分からず、とまどいながら聞いていました。世界にはいろいろな言語があることを感じていたようです。
実際の自己紹介タイムでは、全員が英語で自分のことを紹介して名刺交換をしていました。お互いの好きなスポーツや数字、色、食べ物、教科なども聞き合いました。どのペアも時間いっぱい楽しそうに英語で交流していました。ベンジャミンさんやアレックスさんと自己紹介するときは、少し緊張した表情を浮かべながらも、次第に、自分の英語が伝わることや相手の英語が分かることが実感でき、自信のある表情になっていきます。学んだことが、確実に力になっていると感じることは「もっと分かりたい、もっと力をつけたい」と次の学習意欲にもつながるのではないでしょうか。
ベンジャミンさん、アレックスさん、貴重な経験をありがとうございました。
切磋琢磨する職員
5月11日に石川県教員総合研修センターの南井指導主事を講師としてお招きし、研修会を行いました。研修の土台となったのは、5年生の国語の授業。全職員で授業を参観した後、授業者の授業の進め方や子ども達の学び方について意見を交わしました。
限られた研修時間の中で全職員が自分の考えを出し合えるよう、グループに分かれて協議し、協議したことを他のグループに伝え、全員の考えを共有しました。その後、南井指導主事に国語の授業づくりについて、いくつかのアドバイスを頂戴しました。
一人一人の子ども達に、「授業を通して、自分の考えが深まった」「みんなと考えを交流したらわかった!できた!」を味わえる授業を目指してこれからも研鑽に努めていきます。
花のある風景
本校に着任して1か月。いろいろと嬉しかったことはあるのですが、その中の1つが、絶えず、校舎内にお花が飾ってあること。毎日、水かえ等の花の手入れをしてくださっているので、いつもきれいな花を見ることができます。職員玄関と児童玄関、校長室の3カ所でお花を見ることが出来ます。花が視界に入るだけで、心が落ち着くような気がします。
そして、児童玄関には、もう一つのお花が・・・。
児童の毎日の挨拶の積み重ねで満開の桜の花をさかせている大根布桜です。毎朝10人以上に挨拶をするとピンクのシールを1つ貼ることができます。みんなで10人以上の挨拶を積み重ねていき、大きな大きな桜の木になりました。桜の木の横には、クラスの目標も掲示してあります。
あいさつで人とのつながりを広げ、「自分と人を大切にして なかよくする子」の目標に近づいていくねぶっ子の子ども達。これからも、あいさつを広げていってほしいです。
子ども達の学習の様子
始業式にお話ししためざす子ども像「彼方(か・な・た)に向かって自ら高まる子」。今日はそのキーワードの一つ「か」しこい子の姿について紹介します。
学校だよりでも説明しましたとおり、かしこさには2通りあります。点数ではかれる学力と、点数ではかることがむずかしい学力です。
2年生の教室をのぞいてみると、国語の「ふきのとう」の音読をしていました。みんなで教科書をしっかり立てて、先生の範読をしっかり聞いて、音読練習をしていました。本を立てて音読練習をしましょうと先生が指導したようです。先生の話をしっかりと聞く、これもかしこさですね。
次に、となりの2年教室へ。ここでは、新しい漢字の学習をしていました。先生が大きくなぞる筆順を、みんなで手を上げてまねっこ。筆順を体で覚えていました。その後、先生が「三回なぞり書きをしてから練習しましょう」と一回だけ指示を出しました。どの子もしっかりと指示を聞いて活動をしていました。ここにもかしこさが表れています。
学年掲示板には、学年目標と春の集合写真が掲示してありました。
「かなたに向かってがんばる2年生」
毎日のつみかさねで、しっかりと「か」しこい子になっていく2年生でした。
1年生の給食の様子
1年生は、先週の金曜日に初めての学校給食を体験しました。
例年、給食は6年生が給食のお手伝いをしてくれていましたが、今年度は、コロナ対策のため、1年生の児童と教職員のみで準備をすることにしました。職員が、配膳をし、それを1年生がビュッフェ形式で1品ずつトレーに乗せていきます。汁物などは、こぼしそうで見ていてどきどきしますが、どの子もとっても上手に運んでいました。友達との間隔も充分にとって、感染対策はばっちりです。「いただきます」のあと、マスクをとって食べ始めます。この時間も、おしゃべりはちょっと我慢して「黙食」でいただきます。楽しくおしゃべりしながら食べる楽しさも味わわせたいのですが、今は感染対策のため、ちょっぴり我慢してもらっています。その分、食べることに集中できるので、全員時間内にきちんと食べ終わることができました。給食2日目は、おいしそうなカレーライス。学校給食でのカレーは、ルーから調理員さんが手作りしてくださっている本格派。みんな、おいしそうに食べていました。毎日、安全でおいしい給食を作って下さる調理員のみなさんに感謝です。
学習にのめり込む姿は素敵です
6年生の英語の授業をのぞいてみました。
英語担当の稲本先生と、ALTの荒木先生の二人が息ぴったりのコンビネーションで授業を進めていました。
子ども達も、意欲的に発表していて、勢いのある授業風景が見られます。自分の思いを表現したいあまりぴょんぴょん飛び跳ねながら手を上げている児童も・・・。
自分が伝えたい言葉が英語でどのように表現していいのか分からないときは、先生がすかさず支援してくれるため、英語でしっかりと発表していました。グローバル化が急速に進む未来に向けて、英語に慣れ親しめる子ども達を育てていきたいと思います。
黄金の三日間
新年度最初の3日間を「黄金の3日間」という言い方をすることがあります。新しい学級・学年になったことや、新しい友達や先生との出逢いがあることから、期待感で胸を膨らませやる気に満ちた3日間を、どのように過ごすかで1年間が決まってしまうということのようです。
実際には、毎日の教育活動をコツコツと積み重ねた成果が実を結んで子ども達の健やかな成長につながるのですから、この3日間だけで1年間が決まるわけではありませんが、いいスタートを切るに越したことはありません。
さて、新年度開始4日目の4月12日(火)。学校の様子はどうでしょうか。少し教室をのぞいてみました。
春休みでおうちでゆっくりと過ごしてきた子ども達。背中に力が入らず、背中の丸い子も何名かいましたが、多くの子は、授業に前向きに取り組んでいました。友達の発表に、うなずいたり、自分の感じたことを声に出して反応したりしている学び合いの姿がすでに見られました。昨年度からの積み重ねが生きています。ノートやプリントに一生懸命自分の考えを書く姿も見られました。中には、何通りも自分の考えを書いて没頭している子も・・・。大根布のスタート3日間は、「黄金」だったようです。子ども達のやる気や素直さをこれからもしっかりと伸ばしていきたいと思った素敵な風景でした。
希望の春
4月7日。新任式・始業式、そして入学式が行われました。
新しい先生方を迎え、1つずつ学年が上がった子ども達には、希望でいっぱいの一日となりました。校門横の桜も、見事な春色に染まりました。児童玄関前には、春のお花が咲き誇り、登下校する子ども達の心を和ませてくれます。新しい1年のスタートを迎えるにあたり、本日の始業式・入学式では子ども達に「今日から寝る前に、今日あったいいことや楽しいことを3つ、おうちの人にお話ししましょう。」とお話ししました。一日の終わりにポジティブな思考をすることで、心が明るく強くなるそうです。ぜひ、今日からご家庭で、お子様に「今日あった楽しいこと教えて」と声をかけてみて下さい。「何もなかった」というお子さんには、おうちの人から、「お父さん(お母さん)の今日のいいことはね、あなたが今日も元気で過ごせたこと、あなたとこうして楽しくお話ししていることこと、そして、外国で今起こっている惨事を思うと何事もないような平和な一日が実はとてもいいことなのかもしれないよ」など、おうちの方の考えを聞かせてあげてもいいかもしれません。毎日の生活の中で、幸せや楽しさを見つける視点を育てることはポジティブに物事を捉える習慣が身につき、辛いときや悲しいときに乗り越える力につながります。いつのまにか明るい心・強い心に成長します。ぜひ、お子さんと寝る前のほんのひとときの時間、親子の会話を重ねていっていただけるとうれしいです。
春の訪れ(3月30日)
昨日29日は、令和3年度離任式でした。6人の職員が転任し、私は定年退職となりました。この4年間、本当に楽しく充実した日々を送ることができました。皆様に、感謝の気持ちでいっぱいです。
今日は最高気温が19度と予想されており、もうすっかり春です。大根布桜は、蕾がピンク色になって今にも咲きそうです。1年生が植えたチューリップも1つ2つと咲き始めました。何度経験しても別れはさみしいけれど、4月になればまた新しい出逢いが待っています。最後に離任式で読んだ詩を掲載し、お別れといたします。大好きなねぶっこ達のこと、ずっと応援しています。
出逢い 関洋子
あなたに出逢えてよかった
しみじみとそうおもう
あなたに出逢えてよかった
ありがとう
ありがとう
すべてのふりかえる道が
この道へ続いていたとおもえる日は
こころが なんどでもくりかえす
ありがとう
ありがとう
国立工芸館とのコラボ授業(3年)
コロナ禍の中、どの学校でもリモートでの授業が活発に行われています。今日は、3年生で国立工芸館とリモートでのコラボ授業を行いました。詩を作ることを通して作品を鑑賞する授業で、電子黒板には美しい皿(三代徳田八十吉「燿彩鉢 創生」(1991年))が映し出されていました。今年度から新しく入った電子黒板は高性能で、その皿がそこにあるかのように見えました。
子供たちは、画像を見ながら、想像の世界で五感を働かせて詩を作りました。「何を見ている?」「さわってみて。どんな感じ?」「耳をすまして。どんな音?」「においをかいで。どんなにおい?」「食べてみて。どんな味?」という5つの質問に導かれながらリレー方式で短く言葉を綴り、グループで詩を作っていきます。最後にそれぞれのグループの詩を披露し合い、気になるフレーズについて話し合いを深めていきました。子供たちの言葉選びはとてもユニークで、大人にない発想で鑑賞が進みました。最後に工芸館の方から作品についての説明を受け、一枚の皿について楽しく鑑賞できたよい時間となりました。国立工芸館の皆様、ありがとうございました。
6年生大感謝祭に向けて(4年・5年)
今年の6年生大感謝祭は、休校があったため1週間延期となり、3月2日に行われます。ようやく練習も軌道に乗り始め、寒い体育館で練習する学年も増えてきました。今日は、4年生と5年生の練習や飾り付けの準備の様子を見ました。4年生は、「いつだって!」という曲に自分たちで作った振り付けを合わせ、元気よく楽しそうに表現していました。その姿は、素直で純粋で本当に愛らしいと感じます。
5年生は、何事にも真剣に取り組むので着々と飾り付けの準備が進んでいました。来年度、高学年となるこの4年生と5年生の姿を見ていると、大根布小学校の未来は、全く心配なく安心できると思っています。
ねぶっこ漢字検定(12月8日)
2学期のねぶっこ漢字検定を行いました。どの子も自分が書ける最高に美しい字で、100点めざしてよく頑張りました。2学期からは1年生も参加しました。今回は、100点の金賞の人は全校児童の半分をこえており、ほとんどの人が80点以上の合格となりました。漢字が苦手な子も自分なりに目標を決めて、少しずつ覚えられればいいです。みんなの頑張りがその字から伝わってきました。
道徳科研究発表会(10月29日)
10月29日(金)に、いしかわ道徳教育推進事業~道徳科研究発表会~が行われました。低学年は1年生、中学年は4年生、高学年は5年生で、研究授業を行いました。これまで、「思いやりをもって、協働できる子」をめざし職員全員で積み上げてきた研究成果を発表することができました。今後も、子供たちの道徳的心情、道徳的行為を行うための意欲と態度をさらに育てていきたいと思います。
授業拝見!(4年道徳)
昨日、4年生の道徳の授業を参観しました。2日間の休校が明け、子供たちに日常がもどってきたことは本当に嬉しいことです。一人一人の心のストレスは少し心配されますが、全体としては、どの学年もいつも通り落ち着いて学習に取り組んでいます。
道徳科は心の教育なのでコロナ禍の今、とても大切な学習と言えます。今日の4年生の道徳のテーマは、「善悪の判断」で、正しく判断しその行為を勇気をもって行うということについて、話し合っていました。簡単そうに思うこのテーマですが、お話に出てくる場面は、遠足のグループ決めで、普段いっしょに行動しているグループから仲間外れにされていたクラスメートを、自分のグループに誘う というもので、子供たちにとっては決断が難しい場面設定でした。
どうすればよいか分かってはいるが、実際にできるのかという迷いが子供たちの中に生まれており、それこそがこれからの自分の人生に役立ちます。道徳科は決してこの1時間で完結するのでなく、今後の自分の人生においてずっと継続して考えていく内容が詰まった教科なのです。
TEL:076-286-3111