校長室より

内灘町の魅力発見

3年生の授業の様子を紹介します。

内灘町の特産品について調べて発表していました。

資料を見ながら、内灘町にはどんな産物がとれるのか気づいたことを発表しています。担任の先生は、全員に内灘町の良さを知ってほしいと願い、みんなが考えを持てるように授業を組み立てていました。ほぼ全員がしっかりと手をあげて、授業に参加しています。内灘町に育つ子ども達には、内灘町の魅力をたくさん発見してもらい、郷土を大切にする心を宿してほしいものです。今日の授業で、自分たちの町「内灘」がまた少し好きになったのではないでしょうか。

 

 

できる・分かる喜びのある授業

5年生の英語の時間をのぞいてみました。

内灘町の国際交流員のベンジャミンさんと内灘町在住のアレックスさんをお招きして学習を進めていました。子ども達は事前に作ったオリジナル名刺を手にしています。英語を使って自己紹介をする活動です。椅子にすわって右側に座った子がぐるりと移動することで、全員と自己紹介ができるように工夫をしていました。

最初に、ベンジャミンさんとアレックスさんから自己紹介。もちろん英語です。子ども達は、英語を聞き取って反応していました。アレックスさんはフランス出身なので、英語とフランス語の二通りの自己紹介をしてくださいました。英語での自己紹介はよく分かったようですが、フランス語の自己紹介は何を伝えているのか分からず、とまどいながら聞いていました。世界にはいろいろな言語があることを感じていたようです。

実際の自己紹介タイムでは、全員が英語で自分のことを紹介して名刺交換をしていました。お互いの好きなスポーツや数字、色、食べ物、教科なども聞き合いました。どのペアも時間いっぱい楽しそうに英語で交流していました。ベンジャミンさんやアレックスさんと自己紹介するときは、少し緊張した表情を浮かべながらも、次第に、自分の英語が伝わることや相手の英語が分かることが実感でき、自信のある表情になっていきます。学んだことが、確実に力になっていると感じることは「もっと分かりたい、もっと力をつけたい」と次の学習意欲にもつながるのではないでしょうか。

ベンジャミンさん、アレックスさん、貴重な経験をありがとうございました。

 

 

 

 

切磋琢磨する職員

5月11日に石川県教員総合研修センターの南井指導主事を講師としてお招きし、研修会を行いました。研修の土台となったのは、5年生の国語の授業。全職員で授業を参観した後、授業者の授業の進め方や子ども達の学び方について意見を交わしました。

限られた研修時間の中で全職員が自分の考えを出し合えるよう、グループに分かれて協議し、協議したことを他のグループに伝え、全員の考えを共有しました。その後、南井指導主事に国語の授業づくりについて、いくつかのアドバイスを頂戴しました。

一人一人の子ども達に、「授業を通して、自分の考えが深まった」「みんなと考えを交流したらわかった!できた!」を味わえる授業を目指してこれからも研鑽に努めていきます。

 

 

 

 

花のある風景

本校に着任して1か月。いろいろと嬉しかったことはあるのですが、その中の1つが、絶えず、校舎内にお花が飾ってあること。毎日、水かえ等の花の手入れをしてくださっているので、いつもきれいな花を見ることができます。職員玄関と児童玄関、校長室の3カ所でお花を見ることが出来ます。花が視界に入るだけで、心が落ち着くような気がします。

 

そして、児童玄関には、もう一つのお花が・・・。

児童の毎日の挨拶の積み重ねで満開の桜の花をさかせている大根布桜です。毎朝10人以上に挨拶をするとピンクのシールを1つ貼ることができます。みんなで10人以上の挨拶を積み重ねていき、大きな大きな桜の木になりました。桜の木の横には、クラスの目標も掲示してあります。

あいさつで人とのつながりを広げ、「自分と人を大切にして なかよくする子」の目標に近づいていくねぶっ子の子ども達。これからも、あいさつを広げていってほしいです。

子ども達の学習の様子

始業式にお話ししためざす子ども像「彼方(か・な・た)に向かって自ら高まる子」。今日はそのキーワードの一つ「か」しこい子の姿について紹介します。

学校だよりでも説明しましたとおり、かしこさには2通りあります。点数ではかれる学力と、点数ではかることがむずかしい学力です。

2年生の教室をのぞいてみると、国語の「ふきのとう」の音読をしていました。みんなで教科書をしっかり立てて、先生の範読をしっかり聞いて、音読練習をしていました。本を立てて音読練習をしましょうと先生が指導したようです。先生の話をしっかりと聞く、これもかしこさですね。

次に、となりの2年教室へ。ここでは、新しい漢字の学習をしていました。先生が大きくなぞる筆順を、みんなで手を上げてまねっこ。筆順を体で覚えていました。その後、先生が「三回なぞり書きをしてから練習しましょう」と一回だけ指示を出しました。どの子もしっかりと指示を聞いて活動をしていました。ここにもかしこさが表れています。

 

 

 

学年掲示板には、学年目標と春の集合写真が掲示してありました。

「かなたに向かってがんばる2年生」

毎日のつみかさねで、しっかりと「か」しこい子になっていく2年生でした。

1年生の給食の様子

1年生は、先週の金曜日に初めての学校給食を体験しました。

例年、給食は6年生が給食のお手伝いをしてくれていましたが、今年度は、コロナ対策のため、1年生の児童と教職員のみで準備をすることにしました。職員が、配膳をし、それを1年生がビュッフェ形式で1品ずつトレーに乗せていきます。汁物などは、こぼしそうで見ていてどきどきしますが、どの子もとっても上手に運んでいました。友達との間隔も充分にとって、感染対策はばっちりです。「いただきます」のあと、マスクをとって食べ始めます。この時間も、おしゃべりはちょっと我慢して「黙食」でいただきます。楽しくおしゃべりしながら食べる楽しさも味わわせたいのですが、今は感染対策のため、ちょっぴり我慢してもらっています。その分、食べることに集中できるので、全員時間内にきちんと食べ終わることができました。給食2日目は、おいしそうなカレーライス。学校給食でのカレーは、ルーから調理員さんが手作りしてくださっている本格派。みんな、おいしそうに食べていました。毎日、安全でおいしい給食を作って下さる調理員のみなさんに感謝です。

 

   

   

学習にのめり込む姿は素敵です

6年生の英語の授業をのぞいてみました。

英語担当の稲本先生と、ALTの荒木先生の二人が息ぴったりのコンビネーションで授業を進めていました。

子ども達も、意欲的に発表していて、勢いのある授業風景が見られます。自分の思いを表現したいあまりぴょんぴょん飛び跳ねながら手を上げている児童も・・・。

自分が伝えたい言葉が英語でどのように表現していいのか分からないときは、先生がすかさず支援してくれるため、英語でしっかりと発表していました。グローバル化が急速に進む未来に向けて、英語に慣れ親しめる子ども達を育てていきたいと思います。

  

黄金の三日間

新年度最初の3日間を「黄金の3日間」という言い方をすることがあります。新しい学級・学年になったことや、新しい友達や先生との出逢いがあることから、期待感で胸を膨らませやる気に満ちた3日間を、どのように過ごすかで1年間が決まってしまうということのようです。

実際には、毎日の教育活動をコツコツと積み重ねた成果が実を結んで子ども達の健やかな成長につながるのですから、この3日間だけで1年間が決まるわけではありませんが、いいスタートを切るに越したことはありません。

さて、新年度開始4日目の4月12日(火)。学校の様子はどうでしょうか。少し教室をのぞいてみました。

春休みでおうちでゆっくりと過ごしてきた子ども達。背中に力が入らず、背中の丸い子も何名かいましたが、多くの子は、授業に前向きに取り組んでいました。友達の発表に、うなずいたり、自分の感じたことを声に出して反応したりしている学び合いの姿がすでに見られました。昨年度からの積み重ねが生きています。ノートやプリントに一生懸命自分の考えを書く姿も見られました。中には、何通りも自分の考えを書いて没頭している子も・・・。大根布のスタート3日間は、「黄金」だったようです。子ども達のやる気や素直さをこれからもしっかりと伸ばしていきたいと思った素敵な風景でした。

 

 

希望の春

4月7日。新任式・始業式、そして入学式が行われました。

新しい先生方を迎え、1つずつ学年が上がった子ども達には、希望でいっぱいの一日となりました。校門横の桜も、見事な春色に染まりました。児童玄関前には、春のお花が咲き誇り、登下校する子ども達の心を和ませてくれます。新しい1年のスタートを迎えるにあたり、本日の始業式・入学式では子ども達に「今日から寝る前に、今日あったいいことや楽しいことを3つ、おうちの人にお話ししましょう。」とお話ししました。一日の終わりにポジティブな思考をすることで、心が明るく強くなるそうです。ぜひ、今日からご家庭で、お子様に「今日あった楽しいこと教えて」と声をかけてみて下さい。「何もなかった」というお子さんには、おうちの人から、「お父さん(お母さん)の今日のいいことはね、あなたが今日も元気で過ごせたこと、あなたとこうして楽しくお話ししていることこと、そして、外国で今起こっている惨事を思うと何事もないような平和な一日が実はとてもいいことなのかもしれないよ」など、おうちの方の考えを聞かせてあげてもいいかもしれません。毎日の生活の中で、幸せや楽しさを見つける視点を育てることはポジティブに物事を捉える習慣が身につき、辛いときや悲しいときに乗り越える力につながります。いつのまにか明るい心・強い心に成長します。ぜひ、お子さんと寝る前のほんのひとときの時間、親子の会話を重ねていっていただけるとうれしいです。

 

春の訪れ(3月30日)

    昨日29日は、令和3年度離任式でした。6人の職員が転任し、私は定年退職となりました。この4年間、本当に楽しく充実した日々を送ることができました。皆様に、感謝の気持ちでいっぱいです。

    今日は最高気温が19度と予想されており、もうすっかり春です。大根布桜は、蕾がピンク色になって今にも咲きそうです。1年生が植えたチューリップも1つ2つと咲き始めました。何度経験しても別れはさみしいけれど、4月になればまた新しい出逢いが待っています。最後に離任式で読んだ詩を掲載し、お別れといたします。大好きなねぶっこ達のこと、ずっと応援しています。

出逢い   関洋子

あなたに出逢えてよかった

しみじみとそうおもう

あなたに出逢えてよかった

ありがとう

ありがとう

すべてのふりかえる道が

この道へ続いていたとおもえる日は

こころが なんどでもくりかえす

ありがとう

ありがとう

 

国立工芸館とのコラボ授業(3年)

    コロナ禍の中、どの学校でもリモートでの授業が活発に行われています。今日は、3年生で国立工芸館とリモートでのコラボ授業を行いました。詩を作ることを通して作品を鑑賞する授業で、電子黒板には美しい皿(三代徳田八十吉「燿彩鉢 創生」(1991年))が映し出されていました。今年度から新しく入った電子黒板は高性能で、その皿がそこにあるかのように見えました。

    子供たちは、画像を見ながら、想像の世界で五感を働かせて詩を作りました。「何を見ている?」「さわってみて。どんな感じ?」「耳をすまして。どんな音?」「においをかいで。どんなにおい?」「食べてみて。どんな味?」という5つの質問に導かれながらリレー方式で短く言葉を綴り、グループで詩を作っていきます。最後にそれぞれのグループの詩を披露し合い、気になるフレーズについて話し合いを深めていきました。子供たちの言葉選びはとてもユニークで、大人にない発想で鑑賞が進みました。最後に工芸館の方から作品についての説明を受け、一枚の皿について楽しく鑑賞できたよい時間となりました。国立工芸館の皆様、ありがとうございました。

 

6年生大感謝祭に向けて(4年・5年)

 今年の6年生大感謝祭は、休校があったため1週間延期となり、3月2日に行われます。ようやく練習も軌道に乗り始め、寒い体育館で練習する学年も増えてきました。今日は、4年生と5年生の練習や飾り付けの準備の様子を見ました。4年生は、「いつだって!」という曲に自分たちで作った振り付けを合わせ、元気よく楽しそうに表現していました。その姿は、素直で純粋で本当に愛らしいと感じます。

 5年生は、何事にも真剣に取り組むので着々と飾り付けの準備が進んでいました。来年度、高学年となるこの4年生と5年生の姿を見ていると、大根布小学校の未来は、全く心配なく安心できると思っています。

ねぶっこ漢字検定(12月8日)

    2学期のねぶっこ漢字検定を行いました。どの子も自分が書ける最高に美しい字で、100点めざしてよく頑張りました。2学期からは1年生も参加しました。今回は、100点の金賞の人は全校児童の半分をこえており、ほとんどの人が80点以上の合格となりました。漢字が苦手な子も自分なりに目標を決めて、少しずつ覚えられればいいです。みんなの頑張りがその字から伝わってきました。

 

道徳科研究発表会(10月29日)

    10月29日(金)に、いしかわ道徳教育推進事業~道徳科研究発表会~が行われました。低学年は1年生、中学年は4年生、高学年は5年生で、研究授業を行いました。これまで、「思いやりをもって、協働できる子」をめざし職員全員で積み上げてきた研究成果を発表することができました。今後も、子供たちの道徳的心情、道徳的行為を行うための意欲と態度をさらに育てていきたいと思います。

授業拝見!(4年道徳)

    昨日、4年生の道徳の授業を参観しました。2日間の休校が明け、子供たちに日常がもどってきたことは本当に嬉しいことです。一人一人の心のストレスは少し心配されますが、全体としては、どの学年もいつも通り落ち着いて学習に取り組んでいます。

 道徳科は心の教育なのでコロナ禍の今、とても大切な学習と言えます。今日の4年生の道徳のテーマは、「善悪の判断」で、正しく判断しその行為を勇気をもって行うということについて、話し合っていました。簡単そうに思うこのテーマですが、お話に出てくる場面は、遠足のグループ決めで、普段いっしょに行動しているグループから仲間外れにされていたクラスメートを、自分のグループに誘う というもので、子供たちにとっては決断が難しい場面設定でした。

 どうすればよいか分かってはいるが、実際にできるのかという迷いが子供たちの中に生まれており、それこそがこれからの自分の人生に役立ちます。道徳科は決してこの1時間で完結するのでなく、今後の自分の人生においてずっと継続して考えていく内容が詰まった教科なのです。

 

授業拝見!(3年道徳)

    今日は、3年生の道徳の授業を参観しました。1学期は、まだ幼さが残っていた3年生も、2学期に入り随分成長したように見えます。今日の授業でも、自分の意見をもち互いに活発に交流し合う姿が見られました。

    今日のお話に出てくる「ぼく」は、流れの速い川のうずに、かさを流してみないかと友達に誘われます。ここで、担任の岡田先生は「自分だったら、友達に合わせる?それとも合わせない?」と問いかけました。子供たちは、その時の気持ちを黄(友達に合わせて流す)と緑(友達に合わせない)の円盤で示しながら、わけまで詳しく話していました。面白そうだからやってみたいという気持ちと、やってはいけないことだという気持ちと、両方の間で揺れながらみんなで話し合ううちに、自分の気持ちに変化が生まれた子もいました。素直に話せるねぶっ子たちの、道徳の時間の発言にはいつも感心させられています。

授業拝見!(6年道徳)

   7月1日(木)に、6年生の道徳の研究授業がありました。授業では、宮澤章二さんの詩「行為の意味」を題材に「思い」と「思いやり」「心」と「心づかい」の違いについて、考えていました。私も大好きな詩で、最後の連に読み手のこころにぐっと迫るメッセージが込められています。

 子供たちは、電車の中でおばあさんに席を「譲る」か「譲れない」かという具体場面で、自分の思いをタブレットを使って交流していました。児童の意欲は高く、男女関係なく聞き合っていて、よい学びの集団となっていると感じました。思いはあっても行為にうつせないという心の葛藤はだれにでもあるものです。行為にうつすことの意味を、この詩から子供たちは深く考えていました。

 

 

授業拝見!(5年道徳)

    今日は、5年生の道徳の授業を参観しました。5年生の教室では、4月から、自分の生き方について、個々の思いを気兼ねなく正直に出し合う授業が、積み重ねられています。今日のテーマは「美しい心」で、価値あるものへの畏敬の念をもつことが学習のねらいです。タブレットを使用し、互いの意見を画面上で見合いながらの意見交流が行われていました。子供たちは、タブレットでの学習に手慣れたもので、考えを打ち込み、互いに読み合い、自分と異なる意見の人同士で交流し合うという流れで、協働的に学び合っていました。新しい授業に、チャレンジする先生方もどんどん増えてきています。ちょうど、授業を互いに見合う週間にもなっており、4年生が廊下からその様子を参観していました。

 

授業拝見!(1年道徳)

    かわいい1年生も日々成長し、授業での話し方や聞き方がすっかり身に付いてきました。今日は1年1組の道徳の授業を参観しました。授業者は、河内先生です。今日のテーマは「あとかたづけ」で、子供たちはなぜあとかたづけをした方がいいのかについて、とてもよく考えていました。「あいさつ」「へんじ」「あとかたづけ」ができることは、生活の基本です。よりよい生活について、頭で理解するだけでなく自分から進んで行動できる子になってほしいと願っています。

 

6月全校集会

    今日から6月なので、全校集会を行いました。コロナ禍ではありますが、全校が集って話を聞く機会を大切にしたいと考え、体育館の窓を開け放ち短時間で行いました。

    今日は、「授業で話を聞くときのポイント」について、6年生の国語の授業を例に話しました。ポイント①は、自分と同じ考えか違う考えかしっかり聞く ポイント②は、相手の意見が自分と違っても一度受け入れなるほど、なっとくと思うことを自分の考えに取り入れる ということです。なるほど、納得と思ったら、そのことを友達に伝えることも互いに学び合う上で大切なことです。「思いやりをもって協働できる子」が増えるほど、関わりの中で全体として子供たちは育ちます。1・2年生にはちょっぴり難しい話でしたが、3年生以上がしっかり聞いているので、小さい子なりに理解していたと感じています。