校長室より

<朝学習参観>読みチャレ(3年2組)

1月16日(水)朝学習 読みチャレ

 今日は、3年2組の朝学習の様子を教員全員で参観しました。この日の朝学習は、読む力を付けるために全校で取り組んでいる学習、通称「読みチャレ」(読む力を付けることにチャレンジ)です。本校もそうですが内灘町の子ども達は、文章を「読む力」がやや弱いそうです。そこで、始めたのが週2回の「読みチャレ」。題材は、子ども向けの新聞記事なので、読む力が付くだけでなくいろいろな話題に触れるよい機会にもなっています。

 3年2組の子ども達はこの学習によく慣れている様子で、プリントをもらったらすぐに黙々と読み始めました。文中の大切な言葉や文にマーカーを引いたり、問題文のキーワードにしるしを付けたりしながら解答していくと、すかさず担任の平林先生が赤ペンで評価します。つまずいている児童にはヒントを出して、できるだけ自分の力で読み、自分で解答するように支援していました。今日は、この指導法を学ぼうと全教員で朝学習を参観しました。今後も全校で、読む力をつけるためのチャレンジを続けていきます。


<集中して読み進める>            <すぐに赤ペンで評価・ヒントも出す>
  


<マーカーでしるしをつける>         <終わったら、文章をノートに視写>

  

<授業拝見>社会(4年2組)

12月12日(水)5限目 社会

今日は、4年2組の社会の授業を参観しました。4の2の社会は副担任の河村先生が担当しています。担任の松井先生は、今年度新採用の先生ということで、研修等の際には、主に副担任の河村先生が授業をしています。社会だけでなく図工や書写も担当し、担任と協同で児童の教育にあたっています。今日は、社会の研究授業で「ごみの処理と利用」について学習していました。課題は、<現在のごみ処理にはどんな問題があるかな>で、子ども達は、出された4つの資料から問題点を見つけていました。ここで、河村先生は、「4つの資料から5つの問題点を見つけてください」と子ども達に注文を出しました。4つの資料から4つならすぐに見つけられるところを、河村先生が「5つ見つけよう」と言ったため、このことが、結果的に児童の考える意欲に火を付けることとなりました。さらに、ペアでの話し合いを取り入れることで、思考が進み、①ルール違反が多い②処理にかかる費用が高すぎる③処理しにくいものが捨てられる④処理場があと20年でいっぱいになる の4つに加え、5つ目の環境問題へと思考を発展させることができました。

河村先生は、学校全体の教務の仕事もしていますが、やはり、教師の原点は授業です。いつでも全力の河村先生の授業に、子ども達はもちろん参観に来ていた若手の先生方にも多くの学びがあった1時間でした。

 

 <前時をふり返る>                   <資料から読み取った問題点を出し合う>
 


<5つ目の問題点についてペアで話し合う>
 


 

 


<授業拝見>3年2組 

12月7日(金)5限目 算数
 今日は、3年2組の算数の授業を参観しました。今日の学習のめあては、「1Lより少ないはしたのかさ」を分数で表すことです。算数の学習は、既習がとても大切で、これまでの学習が考える時のもとになります。今日の学習も、前の時間に「4つに分けた2つ分は4分の2」という学習があり、そのことをもとに考えを出し合っていました。

問題を読んだ児童は、まず自分で解決のための図をかきました。教科書にも、図はあるのですが、担任の平林先生は、あえてその図を見せず自分で書かせることで、考える力をつけようとしていました。3の2の子ども達はこうして普段から鍛えられているので、説明力もしっかりとついています。「きのうのことを使って~」「~さんに分かりやすく言います」「きのうは~でしたね」「つまり~ということです」「みなさん、いっしょに数えてみましょう」といった具合に、聞き手を巻き込んでの説明がとても上手にできます。このような説明力は新学習指導要領で謳われている「協働的な学び」の場で必ず必要となります。

今日の学習は、自分達でかいた図を使って説明し合い考える中で、答えにたどり着き最終的に全員の理解が進みました。ベテランの指導技術でどんどん鍛えられていく子ども達は、どの子も生き生きと学習していました。
<図も説明もしっかりとかけます>          <黒板に2種類の図をかき説明し合います>
 

<図を使って説明します>              <分かったことを伝え合い教え合います>

   

<授業拝見>2年1組

11月22日(木)5限目 算数

今日は、2年1組の算数の授業を参観しました。今日の学習のめあては、3の段の九九を使って問題を解決することです。

 担任の白澤先生は、3年目の若い先生ですが、いつも授業の流れをしっかりと考え、子ども達と向き合っています。今日も、まずは簡単な問題から入りこれまでの学習を想起させてから、本題に入っていました。本題は、「植木鉢が6個あり、1個の植木鉢に3個ずつきゅうこんを植えるには、きゅうこんは何個いるか」というもので、子ども達は、<6×3なのか3×6なのか>について、図を使って話し合っていました。話し合いの中で自分の間違いに気づいた児童もおり、かけ算の式が「1つ分の数×いくつ分」であることを再確認していました。

「かけ算」は、小学校の算数の中でも特に重要な学習です。今後、九九を使った学習はずっと続いていくので、ここでしっかりと習得しておかなければなりません。また、九九をすらすら言えることに加え、式の意味を確実に理解しておくことも大切です。今日の授業は、その意味を深く理解させる内容となっていました。

<式と図を対応させます>                  <ノートを見せながらペアで説明し合います>
  
<黒板で説明できる人がたくさんいます>        <聞き手を意識して話しています>
  

<授業拝見>2年2組

11月21日(水)2限目 国語

  今日は、2年2組の国語の授業を参観しました。今日の学習は、説明文の「しかけカードの作り方」で、課題は<しっぱいしないために、どんなせつめいわざをつかっているか>でした。題名を見ると、まるで図工の「作り方説明書」のようですが、この学習では「分かりやすく説明するための工夫を知ること」が、めあてとなっています。説明文なので、説明している内容を読み取ることはもちろんですが、同時に、説明の工夫もつかむことで、次に自分が説明文を書くときにその技を生かすことができるというわけです。

 担任の山本先生の授業は、いつも考えることが焦点化されていて、今、何を、どのように考えればいいのかがはっきりしています。今日の授業も「先生が説明をよく読まずに作ったら、失敗してしまった」という場面設定の中で、子ども達は、どこをよく読めばよかったのかを考えていました。まず、先生のした(という設定)失敗をつかみ、その失敗をしないための方法が書かれている文を見つけます。最後に、その文のキーワードから書き方のポイントを見つけるという流れです。子ども達は、先生を助けようと懸命に文章を読み、いつの間にか説明の工夫まで見つけることができていました。先生の巧みな指導技術で、子ども達は最後まで意欲的に学習していました。

<飾りがはみ出したり、飾りの台が見えたりしている・・・どこを読めばいいかな>
  

<読めばいいところに、線をひき、どうしてそこを読めばいいか説明する>
  

<授業拝見>音楽(3年2組)

11月15日(木)2限目 音楽 

今日は、3年2組の音楽の授業を参観しました。3の2の音楽担当は、中村先生です。音楽の授業というと、歌ったりリコーダーを吹いたりという活動ばかりがイメージされがちですが、音楽の授業でも他教科と同じように学習課題があります。今日の学習課題は、<きれいになめらかにふくにはどうすればいいかな>で、児童は課題曲の「山のポルカ」をただ単にリコーダーで演奏するのではなく、なめらかな演奏にするための方法を探りながら、演奏に取り組んでいました。

 児童が話し合った結果、なめらかな演奏にする方法は、「のばす所に気をつける」「音符の長さを守る」の2つでした。この考えが出たところで、中村先生が、3つの音符(4分音符・2分音符・8分音符)の長さを確認。児童は、伸ばす音や音符の長さに気をつけながら何度も練習し、最後に全体で合わせ、演奏を完成させていました。いっしょに合わせた時に、どうしても音の長さが合わずずれてしまう場面もありましたが、何度も挑戦しよい音楽を追究する中で、それぞれの感性が磨かれていくのだと感じました。

<今月の歌を歌う>                   <のびのびとした歌声で>
  

<リコーダー演奏のポイントを確認>          <なめらかな演奏に挑戦>
   

<授業拝見>1年1組

10月22日(月)5限目 算数
  今日は、1年1組の算数の授業を参観しました。今日の学習は、「繰り上がりのあるたしざん」です。担任の高倉先生は、1年1組の児童一人一人のことがよく分かり、いつも、どの子にも活躍のチャンスを作っているので、子ども達は毎日の授業が楽しくてたまらない様子です。今日の算数もいつも通り、楽しさの中にしっかりと学びがある授業となっていました。

 今日の課題は、<(3+9のように)まえのかずが小さいたしざんは、どうするかな>でした。子ども達は、前の時間に「9+〇」「8+〇」のような前の数が大きい計算について学習しています。今日は、その時の学習をもとに、3つの方法(ブロック・図・式)で計算し答えを出していました。算数は既習がとても大切です。前に習ったことをもとに考え、どうしたら答えを導き出せるか思考します。最終的に、繰り上がりのある計算は、答えを暗記してしまわなければなりませんが、どうやって答えを出すか考えることが、今後、学年が上がった時に自分の考えを生み出す力となっていくのです。

 児童は、3つの方法を使った答えの出し方について、実に上手に説明していました。隣の子とペアで説明する場もあり、全員が発言する機会となっていました。ペアでも全体でも全員が生き生きと説明する姿は、もうすっかり成長したお兄さんお姉さんでした。
<体を向けて友達の話をきく>          <ブロックと図と式>

 
<ノートにも図と式で考えを書く>       <2人で考えを聞き合う>
  

<授業拝見>1年2組

10月2日(火)2限目 算数 

 今日は、1年2組の算数の授業を参観しました。入学式から半年がたち、運動会も経験して大きく成長した1年生は、授業でも学習のルールがしっかりと身に付き、担任の柚木先生や友達の話をしっかりと聞くことができます。今日は、「水のかさ」の勉強で、2つのペットボトルの水の量について考え合っていました。

 問題は、「どちらがどれだけおおくはいりますか」で、前の時間の「どちらがおおくはいりますか」との違いを捉えながら、学習が進みました。大人には簡単に思える問題ですが、「どれだけ」とついただけで調べる方法が大きく変わり、1年生にはかなり難しくなります。「どちらがおおいか」を調べるなら、同じ入れ物に入れ替えたり、一方の水をもう一方に入れたりすることで調べられますが、「どれだけ」となると多い分を「何のいくつ分」で表さなければなりません。子ども達は、「ながさ」の学習で「ます目」を使ったことを思い出し、「小さなコップ」を媒体に2つの量をはかって比べる方法を思いつきました。

 グループで実際に水の量をはかる活動も、協力して短時間でできました。結果をシートに書き、分かったことをノートにまとめることも上手にできます。この1時間でこれまで積み上げてきた学習の成果をたくさん見ることができました。これから1年の後半に入ります。1年生は、これまでの学びをベースに急加速で、伸びていくと思いました。
<しっかりとまっすぐ手をあげて発言>      <ひらがなもカタカナも上手に使えます>
  

<協力して水のかさをはかりました>        <記録もしっかりとできました>
  

<授業拝見>3年1組

9月21日(金)5限目 算数

  今日は、3年1組の算数の授業を参観しました。運動会が終わってまだ3日目ですが、この日の授業は「全体研究授業」でした。「全体研究授業」とは、校内の先生方全員で授業参観し、学校が目指している授業の方向性について研修・協議し合うための特設授業です。年間に3回あり、今回は3年1組の授業を参観しました。

 授業の課題は、<何十何×1けたの答えはどのようにして求めるのかな>で、子ども達は、23×3を例に答えの求め方を考えていました。どの子もしっかりと図や言葉を使って課題に対する考えを書けており、その後の話し合いでも積極的に自分の考えを友達に伝えようとする姿が見られました。

 さて、今年度、大根布小学校が目指す授業は、「協働的な学び」のある授業です。「協働的な学び」とは、「友達と協働で課題解決し合う中で、互いに考えが変容したり深まったりする」という価値ある学びです。今日の授業でも、答えの求め方を図と結びつけて説明する場面で、4人グループでの協働的な話し合いが行われました。この協働的な学びのおかげで出された求め方と図が結びつき、説明が視覚化されて全員が内容を理解することとなりました。今後も、この「協働的な学び」をテーマに授業改善を進め、全員の理解が進むよう学校研究を積み重ねてまいります。
<図を使って考えを丁寧に簡潔に書く>      <黒板に書きながら説明する>
    
<グループで協働で課題を解決する>            <図を使って説明する>   


   

<授業拝見>低・中・高 運動会の練習

9月10日(月)体育(低・中・高 運動会の練習)
 2学期がスタートして1週間がたちました。子ども達は、運動会に向けて毎日、懸命に練習に励んでいます。今年の低学年の演技は、「どどどどどどど ドラえもん」中学年は、「大根布ソーラン2018~とどけ!ねぶっ子魂!!~」高学年は、「見せよう!ぼくたち わたしたちの絆」です。

今日は、雨のため体育館で練習する、低学年・中学年・高学年の様子を参観しました。どの学年も1週間の練習が終わり、仕上げの段階に入ろうとしています。児童も、教師も、演技をよりすばらしいものにしようという熱い思いで練習に取り組んでおり、本番が楽しみになってきました。毎年、運動会の前は子ども達の真剣なまなざしと友を思う気持ち、互いの信頼を深め合う様子に触れて、幸せな気持ちになります。そして、「やっぱり学校はいいところだ」という思いを新たにしています。

当日は天候がやや心配されますが、平成最後の大運動会が成功することを祈っています。どうぞ、皆様、お子様への励ましの言葉かけをお願いいたします。

<どどどどどどど ドラえもん>  今日からポンポンを持って、練習です
  

<大根布ソーラン2018~とどけ!ねぶっ子魂!!~> かけ声に気合が入っています
  

<見せよう!ぼくたち わたしたちの絆> 曲に合わせて、難しい技にも挑戦しています