校長室より

<授業拝見>6年2組

 今日は、6年2組の算数の授業を参観しました。担任の板井先生が出した課題は、「赤い部分の面積(写真参照)は、どのようにして求めればよいか。」でした。見ての通り、これまでに習った内容(既習)を生かして求め方を思考していく課題です。まずは、先生といっしょに正方形の面積、円の面積を求める公式を想起し、どうすれば赤い部分の面積が求められるか大まかに確認した後、個々の思考の時間となりました。

 6年生ともなると、ノートの書き方がしっかりと身についており、子ども達は、自分で図を描きそこに思考途中の補助線や、説明を書き込んでいきます。こうして、まずは一人でじっくり考えることによって、個々の考える力を伸ばします。求め方は一つとは限りません。一つの考えができたら2つ、3つと考えを進め、多様な考えが出たところで、ペアから全体へと話し合いが広がっていきました。

黒板の前に出て書きながら説明する児童と、その説明を真剣に聞く児童の姿があり、納得できた時には「はあ~ん。わかった。」と思わずつぶやく児童もいました。学校はみんなで学ぶところです。みんなで学ぶからこそ思考が広がった瞬間が、そこにありました。

 黒板に書かれた課題、図、そして自分の考えを、しっかりとノートに書いています。
  

 黒板に式や言葉を書き込みながら説明することで、考えが明確になるとともに他と学びを共有することができます。  
  

<授業拝見>6年1組

5月11日(金)3限目 社会

 ゴールデンウイークも明けて、どのクラスも本格的に学習に取り組んでいます。今日は、6年1組の社会の授業を参観しました。

 担任の城崎先生が提示した大仙古墳の写真や、資料集にある古墳づくりのイラストから、子ども達はいろいろな事実に気付き、そこからたくさんの疑問が出されました。

「だれのお墓なのか。」「どんな大きさなのか。」「どのくらいの期間で、どのようにして作ったのか。」など、古墳そのもののについての疑問と、「なぜ、作ったのか。」「なぜ、そんなに大きい古墳なのか。」という、当時の人々の思いや時代背景に迫る疑問が生まれ、教科書と資料集から集中して真剣に調べる児童の姿が見られました。分からない言葉に出合った時、国語辞典で調べることも学習習慣として身についているようでした。

 疑問(課題)を見出す力、それを調べ(考えを持ち)協働して解決する力は、新学習指導要領でも大切にされている力です。今日の授業でも、それぞれで調べた後、互いの意見を聴き合い、解決に向かって授業が進んでいました。6年1組の児童のまなざしは、いつも学習への意欲にあふれています。今日も、いつも通り、城崎先生と心を合わせて歴史学習を楽しむ子ども達に出会えたことをうれしく思っています。
  

  

朝の挨拶運動

 毎朝、登校したらすぐにランドセルを教室に置き、次々と玄関前に走り出て挨拶に立つ「自主挨拶運動」に参加する5・6年生が大勢います。8時前には、何十人もの挨拶の人垣ができています。バスが到着すると、降車する場所の近くに移動して、降りてくる人たちを迎え、挨拶を交わしています。私が、大根布小学校を大好きな理由の一つである素敵な光景です。6年生は、今朝が最後の挨拶運動でした。今日は、私から6年生に、今まで頑張ってくれたお礼を言いました。近くにいた5年生のK君に「後は、5年生が頑張ってくれるよね。」と問いかけると、「はい」という力強い応えが返ってきました。こんな後輩達が、明日巣立つ6年生の後を継ぎ、大根布小の素晴らしい伝統をつないでいってくれると思います。
 ***大根布小学校のバス通学も、あとしばらくです***

春を迎える

3学期は、インフルエンザや大雪で、内灘町の小中学校はたいへん悩まされました。大根布小学校も、学級・学年閉鎖や休校措置を何度かとる事態になりました。インフルエンザに関しては、低学年にB型がまだ流行っており、予断は許されない年度末です。

 それでも、日々春は近づいています。今朝は玄関前の花壇の花に、心弾む思いがしました。写真は、除雪された雪も重なって1.5mくらいの雪山の下になっていた花壇の花です。雪の下は案外温かいといわれますが、さすがに今年は重さでつぶれているだろうと覚悟していましたが、よく耐えて可憐な花を見せてくれました。厳しい冬を耐え、命の息吹を知らせてくれる春の色です。

うさぎとなかよし・1年生


10日の午後から、獣医師さん11名にご来校いただき、1年生全体でうさぎとのふれあい体験の授業をしました。112名の1年生が体育館に集まって、かわいいうさぎを抱っこする活動、楽しいに違いないけど、大騒ぎになるのではないかなとやや心配でしたが、獣医師の田村先生の「うさぎは大きな耳だから、音に敏感です。大きな声や音を出すととっても怖いんだよ」「うさぎも『怖いな』『寂しいな』『嬉しいな』という気持ちが、みんなと同じようにあるんだよ」「うさぎが喜ぶキラキラ言葉を言ってあげてね。絶対にみんなの気持ちは伝わるよ」というお話をしてくださったので、100名以上の1年生は、一人一人、精一杯心を使って触れ合いました。静かに順番にそっとうさぎを抱っこして「かわいいね」「だいすきだよ」というキラキラ言葉をかけている1年生の表情や姿の純粋さに、大人の私は感動してしまいました。やさしさに溢れた1時間でした。獣医さんやお世話くださった内灘役場の方、本当にありがとうございました。

 

校内マラソン大会

秋晴れのすがすがしい青空の下、蓮湖渚公園で、各学年別にマラソン大会が行われました。参加者は全員完走することができました。私が立っていたゴール手前では、苦しそうな息遣いの子や涙ぐみながら走っている子もいて、「がんばって!あと少し。」と胸が熱くなる思いで心の底から応援しました。マラソン、持久走は、自分の苦しさとの戦いのスポーツでもあります。走るのが得意な子も苦手な子も、自分自身の「もういやだ」と止まりたくなる心に打ち克って、自身の目標を達成してくれたら、一等に値するのではないでしょうか。持っている力を出し切ってがんばった子どもたちに、エールを贈ります。時間を作って応援に来てくださったたくさんのおうちの方々、ありがとうございました。


石川県小学校生活科・総合的な学習の時間研究大会

10月24日(火)の午後、本校で表題の公開研究会が行われました。1年と2年の生活科、3年の5年の総合的な学習の4本の授業を公開しました。県内から100名以上の先生方にご参加いただき、児童の様子や授業の在り方について、ご意見をいただきました。生活科の授業では、1年生も2年生も、一人一人が思いや願いを持ってものづくりに取組みました。総合的な学習の授業では、3年生が、内灘町をよりよく知ってもらうという目的の「うちなだ検定(子供版)」づくり、5年生が、内灘をもっとよい町にするための考えを交わしました。どの学年の子どもたちも意欲的に学習に取組んでいたと、参加の先生方から評価していただきました。授業の在り方については、さらに子どもたちに力をつけていくための示唆をいただくこともでき、大根布小の職員にとって、たいへん有意義な半日でした。


夏休み作品展

 

プレイルームで、夏休み作品展を開催しています。今日の午前中も、何人かおうちの方が見に来てくださいました。努力や工夫のあとが見える力作が揃っています。作品一つ一つをじっくり見ると、製作途中のたいへんさが思い浮かびます。高学年は、科学研究や調べ学習が主に提出されています。こちらも、面白い発想や実験・観察・資料調べがたくさんあります。お時間の許される方は、ぜひご覧ください。5日(火)の午前中まで展示してあります。


9月1日(金)



2学期が始まって2日目です。今日は、昼の掃除時間帯に外掃除(運動会練習に備えて運動場の石拾い)をしました。全校児童で協力してコツコツと15分間小石を拾いました。おかげで、裸足で行う予定の、中学年の“勝利を引き寄せろ(小綱うばい)”“大根布ソーラン(団体演技)”や高学年の“根布ケ原の合戦(騎馬戦)”“未来に向かって(団体演技)”の練習が思い切りできますね。みなさん、暑い中お疲れさまでした。

 

 

 

 


土曜参観Ⅱ・事故災害時対応訓練

6月10日 

本日は、今年度2回目の土曜参観日でした。9時から、1年生の保護者の方の救命救急法の講習会がありました。内灘町消防署の4名の職員の方をお招きし、水の事故発生時の心肺蘇生法を習いました。4クラスで80名の保護者の方にご参加いただきました。

 5限目の授業参観の後には、大地震発生想定の保護者引渡し訓練を行いました。今回は、体育館で保護者の方全員に手順を説明した後、それぞれのお子さんの学級に迎えに行っていただきました。引渡し終了までの所要時間は、15分から20分間でした。555名の児童が保護者の方と下校し、その後、残留児童25名は職員で引率し、方面別に集団下校しました(欠席13名)。ご協力ありがとうございました。
16時から、教職員のプール事故発生時の対応研修を行いました。緊急体制をいかに素早く全校職員で適切にとるかについて、マニュアルの共通理解と、臨機応変の対応について慎重に確認しました。

どの研修、訓練もかけがえのない命を守るため、複数の人間がどう行動することが適切なのかを、シミュレーションした貴重な時間でした。子供たちの命を守るため、これからも避難訓練や研修を重ねて、非常時に備えたいと思います。