校長室より

顔晴れねぶっ子!(1話)

   1日より学校が再開し、日常が始まりました。というより、行事がほぼなくなり今後は日常しかありません。しかし、ねぶっ子達は、とても元気に勉強、運動に励んでいます。休校が長かったけれど、変わらず黙礼も上手です。授業参観も親子レクリエーションも中止となり、子供たちのがんばりを見ていただくことができないので、来週から、せめてこのホームページで子供たちの様子をお知らせしていこうと思います。

 昨年までは、「授業拝見」と題しての記事でしたが、今年度はさまざまな制約のある学校生活においても、心美しく、たくましく、顔晴るねぶっ子たちを応援するつもりで、「顔晴れねぶっ子!」として発信します。6月は、1年生を中心にその成長を追っていきます。

 学校の再開に合わせたかのように、玄関にツバメがやってきました。ツバメは幸せを運んで来るとも言われています。かわいい黒い頭と尾が見えました。学校に幸せがいっぱい訪れてほしいです。

 

<授業拝見>4年1組

1月31日(金)1限目 国語

  今日は、4年1組の国語の授業を参観しました。1月も最終日となり、担任の高倉先生との授業もあと2か月となりました。子ども達は、先生の発問や指示をよく聞き、友達の話にもしっかりと耳を傾け、安定した授業態度で学習しています。

 今日は、「メモのとり方」の学習で、実際にメモをとる活動を通して、互いのメモを見合い工夫点について交流していました。とり方のポイントは、「箇条書きで」「キーワードで」「短く」「矢印や記号で」「ひらがなでもよし」「自分が読めればよし」などです。その通りなのですが、大人の私達でもいざやってみるとなかなかうまくいかないものです。今後もいろいろな場面でメモをとり、自分なりの方法がだんだんと確立していくのだと思っています。

 今日の学習では、それぞれのメモを見て交流し、互いの工夫に気づいていました。学び合う姿は、いつもやっているせいかとても自然で、特に司会もいないのにあたり前のように、話し合いが進んでいきます。1年間で学び方がすっかり身につき、今日の学習も友達の工夫点を見つけたらすぐに自分からノートに書いていました。4年生は、来年度より1クラスとなり人数も増えますが、一人一人に力がついているので大丈夫だと思っています。高学年となる自覚もはっきりと芽生えています。
       

<授業拝見>5年1組

12月5日(木)2限目

 今日は、5年1組の国語の授業を参観しました。担任の柚木先生は、学校研究を推進する役を担い、日々学校全体のよりよい授業について考えています。毎日の授業は、常に児童全員を巻き込み、生かすことを考えて行っています。

 今日は、伝記「百年後のふるさとを守る」を読んで、自分の生き方について考えるという授業を行っていました。研究授業だったため多くの職員が参観しており、子ども達も少々緊張ぎみで、授業にのぞんでいました。近頃の国語の授業は、一昔前に比べて随分様変わりし、読み物を常に自分に引き寄せて読んでいくという学習方法に変わっています。今日の授業も、「浜口儀兵衛」の功績に迫るだけでなく、自分と比べたりこれからの自分にどう生かすかを考えたりして、児童同士の交流が行われていました。学習のゴールで書き上げる「生き方シート」をよりよいものにするために、友達からアドバイスをもらうという目的もあり、交流はとても活発に進みました。もらったアドバイスを付箋にさらさらとまとめる児童の姿から、交流してよかったという満足感が感じられました。
   


<授業拝見>5年1組 音楽

12月4日(水)5限目 音楽

 今日は、5年1組の音楽の授業を参観しました。音楽担当は、中村麻実先生です。中村先生は、2年生から6年生の全てのクラスで音楽を担当しており、「音楽が好きな子」を育てるために日々授業をがんばっています。

 今日は、5年生で「待ちぼうけ」の歌詞と音楽(歌い方)から、情景を想像する授業をしていました。作詞は北原白秋、作曲は山田耕筰で、昔からよく耳にする曲ですが、子ども達には歌詞の内容も、DVDから流れる音楽(歌い方)も耳になじまなかったようで、はじめは、キョトン顔の児童やクスクス笑いの児童もいました。しかし、その反応をすばやくキャッチした中村先生は、「何か面白いところがあったんだね。それはどこ?」と問い、歌詞と歌い方を連動させ、そこから情景を想像するという学習につなげていました。

 歌い方の強弱や速さが歌詞と相まって、情景が想像できることを何回も音楽を聴きながら確かめる中で、いつの間にかクスクス笑いは、「へえ~」「なるほど」に変わり、曲はすっかりと子ども達の耳になじんだようでした。
   

 

<授業拝見>3年1組

12月3日(火)3限目 国語

 今日は、3年1組の国語の授業を参観しました。子ども達は、朝鮮半島に伝わる民話「三年とうげ」を読み、おもしろいところを紹介し合うという学習をしていました。この民話には、昔から言いつたえのあるとうげが出てきて、その言いつたえ(三年とうげでころんだならば、三年きりしか生きられぬ)を信じて病気になってしまうおじいさんが登場します。病気のおじいさんをおみまいに来た水車屋のトルトリの知恵で、おじいさんが元気を取り戻す様子がおもしろく、児童は自分なりの読み方で、「おもしろいところ」をとらえて聞き合っていました。

 授業の中盤で、担任の岡田先生から「おもしろいところを聞き合って、友達の考えからなるほどと思ったことはあったかな」という問いかけがありました。自分の考えだけでなく友達から学ぶということです。子ども達は、おもしろさをとらえる際の視点が、おじいさんの「行動や性格」「おじいさん以外の登場人物の気持ち」「歌の変化」「言いつたえの見方」など様々だということに気づき、新たな視点でおもしろさをとらえ直していました。民話のおもしろさが分かり、世界の民話にも読書が広がっていくといいと思っています。
   


<授業拝見>3年生少人数算数

11月27日(水)3限目

  今日は、3年生の少人数算数の授業を参観しました。3年生は、算数の時間に1・2組が3つのグループに分かれて算数の授業を行っています。担任の岡田先生、廣田先生に加え、山本千尋先生が入り、少人数で丁寧に指導し理解がより進むようにしています。今日は、山本千尋先生のグループの授業を参観しました。

 今日の授業は「16人で玉入れをするとき、どこにどう並べばよいか(公平か)」という題材から、みんなが、かごから同じ距離になるように並ぶとよいことに気づかせ、そこから「円」という概念を理解させるという学習場面でした。まずは、「2人だったらどう並ぶ?」次は「4人だったら?」というふうに順に考えていくと、16人の場所を決めていくうちに、かごの周りに丸くなって並べばよいことに気づきます。「丸く」とは、算数用語では「円」であること、円とは、かごから同じ距離の点をつないだものだということが、「玉入れ」というゲームを通して理解できていました。生活と算数はこのようにつながっています。今後も少人数のメリットを生かし、さらに理解が進むように題材の工夫も行っていきます。
       

<授業拝見>5年2組 日数谷先生と

11月20日(水)5限目 保健(こころの勉強)日数谷先生と

今日は、5年2組の保健の授業を参観しました。大根布小学校には、心理の専門家であるスクールカウンセラーの日数谷(ひかずや)先生が、毎週水曜日にいらっしゃっています。相談だけでなく授業もしていただけるということで、今日は、5・6限目に5年生の2クラスで保健の授業をしていただきました。さすが心理の専門家とあって、声の表情が穏やかで、聞いていると心にしっとりと先生のお話が入ってきて、思わず見ていた私も授業を受けている気分になりました。

 今日のテーマは「自分のことをすきになる」で、授業の冒頭では子ども達が自分なりに自己を見つめ、自分の好きなところを書き出していました。私も書き出してみると、意外に自分ががんばっていることが自覚でき、「えらいえらい」と自分で自分をほめました。その後、イラストの顔の表情からその時の気持ちを想像したり、自分が嬉しくなる時や嫌な気持ちになる時について考えたりもしました。普段、自分のこころの動きを客観的に見つめることなどないので、子ども達なりに自分自身と向き合う時間になったと思います。

 人を好きになる時は、まずは自分自身が好きでなくてはなりません。人を大切にできる人は自分自身を大切にできる人です。子ども達は、ただ今成長の真っただ中です。今日の授業は、一人一人の成長の小さな一歩を後押しした貴重な1時間だったと感じました。
   


<授業拝見>2年2組

11月19日(火)1限目 国語

  今日は、2年2組の国語の授業を参観しました。2学期から担任が岡井先生になり、早いもので3か月がたとうとしています。子ども達と岡井先生の息もぴったりで、毎日教室では元気な声が響き渡り、学び合いの中で生まれる笑顔や歓声であふれています。

 今、取り組んでいるのは「あったらいいな こんなもの」という学習で、それぞれがドラえもんのポケットから出てくるような「便利な道具」を考え、セールスマンになってその道具を紹介するというものです。セールスマンですから、相手に「いいなあ。その道具ほしいなあ。」と思ってもらわなければなりません。子ども達は、道具の名前やはたらき、形や色や大きさ等を、どの順番で紹介したら相手によく伝わるか、一生懸命考えていました。

順番を考える時に便利なのは、付箋です。付箋に話す内容を書き、並び替えすることで、さまざまなパターンをイメージしながら話す順を考えることができていました。どの子も自分が考えたアイデアいっぱいの道具に愛着を持っているので、どうしてもその良さを伝えたいという気持ちがあり、そのことが学習への意欲となっています。今日の授業を見ていて、子どもの意欲を引き出すことが、教師の役割であることを改めて感じました。
       

 

 

<授業拝見>6年2組

11月14日(木)3限目 英語 能村先生と

 今日は、6年2組の英語の授業を参観しました。6年生は、町英語指導員の能村朝子先生と、週に2時間、英語の学習をしています。6年生ともなると、英語のヒアリング能力もかなりついてきていて、今日の授業でも「自分の住む町(my home town)の良いところ」という内容のヒアリングに挑戦していました。私もいっしょに聞いていて、1つの問につき5~6文はあったと思います。その5~6文に合致した絵を見つけて選ぶという問が全部で4問ありました。

 ヒアリングは、教科書に合わせて作成されたDVDを聴きながら行います。もちろんネイティブな発音であるため、なかなか聞き取りにくい単語もあるのですが、文脈の中でたぶんこういう意味かな・・・と想像しながら聞き取る様子も見られました。能村先生は、ここ数年大根布小学校に来てくださっているので、ねぶっ子一人一人のことがよく分かって、いつもにこやかに授業してくださいます。今日も、教室には担任の板井先生と能村先生の笑顔があり、その中で懸命に耳を傾け学習する児童の姿がありました。今日の学習は、今後「自分たちの住む内灘のよいところ」を紹介する活動へと発展していきます。
         

 


<授業拝見>3年2組

11月13日(水)2限目 国語

  今日は、3年2組の国語の授業を参観しました。今日の授業は、教室ではなく学校図書館で行われました。国語の授業は教室でするものというイメージがありますが、最近は本や図鑑で調べたことをもとに文章を書くという学習も増えています。今日の学習も、担任の廣田先生が、調べたいことが出てきたらすぐに本を手に取り調べられるようにと考え、図書館で行われました。

 3年生が、今取り組んでいるのは、「食べ物のひみつブック」を作るという「書く」力をつけるための学習です。「書く」力をつけると言っても、自分で調べたい食べ物を見つけ、調べたことをもとに文章を書くので、「読む」力なしには進みません。「書く」と同時に「読む」力も付けているというわけです。今日の授業では、子ども達は、これまでの時間に調べたことをまとめた3枚のカードをグループで見合い、書く順番や、内容について互いにアドバイスし合っていました。アドバイスをもらって、さらに調べたらよいことが分かり、興味を高めて次の調べ活動を行っている児童もいました。

 この「食べ物のひみつブック」は出来上がったら、お家の方に読んでいただくことになっています。「へぇ~そうだったんだ!」という驚きがいっぱいのひみつブックになっていると思いますので、お子さんが持ち帰るのをどうぞ楽しみに待っていてください。