校長室より

<授業拝見>6年1組

5月11日(金)3限目 社会

 ゴールデンウイークも明けて、どのクラスも本格的に学習に取り組んでいます。今日は、6年1組の社会の授業を参観しました。

 担任の城崎先生が提示した大仙古墳の写真や、資料集にある古墳づくりのイラストから、子ども達はいろいろな事実に気付き、そこからたくさんの疑問が出されました。

「だれのお墓なのか。」「どんな大きさなのか。」「どのくらいの期間で、どのようにして作ったのか。」など、古墳そのもののについての疑問と、「なぜ、作ったのか。」「なぜ、そんなに大きい古墳なのか。」という、当時の人々の思いや時代背景に迫る疑問が生まれ、教科書と資料集から集中して真剣に調べる児童の姿が見られました。分からない言葉に出合った時、国語辞典で調べることも学習習慣として身についているようでした。

 疑問(課題)を見出す力、それを調べ(考えを持ち)協働して解決する力は、新学習指導要領でも大切にされている力です。今日の授業でも、それぞれで調べた後、互いの意見を聴き合い、解決に向かって授業が進んでいました。6年1組の児童のまなざしは、いつも学習への意欲にあふれています。今日も、いつも通り、城崎先生と心を合わせて歴史学習を楽しむ子ども達に出会えたことをうれしく思っています。
  

  

朝の挨拶運動

 毎朝、登校したらすぐにランドセルを教室に置き、次々と玄関前に走り出て挨拶に立つ「自主挨拶運動」に参加する5・6年生が大勢います。8時前には、何十人もの挨拶の人垣ができています。バスが到着すると、降車する場所の近くに移動して、降りてくる人たちを迎え、挨拶を交わしています。私が、大根布小学校を大好きな理由の一つである素敵な光景です。6年生は、今朝が最後の挨拶運動でした。今日は、私から6年生に、今まで頑張ってくれたお礼を言いました。近くにいた5年生のK君に「後は、5年生が頑張ってくれるよね。」と問いかけると、「はい」という力強い応えが返ってきました。こんな後輩達が、明日巣立つ6年生の後を継ぎ、大根布小の素晴らしい伝統をつないでいってくれると思います。
 ***大根布小学校のバス通学も、あとしばらくです***

春を迎える

3学期は、インフルエンザや大雪で、内灘町の小中学校はたいへん悩まされました。大根布小学校も、学級・学年閉鎖や休校措置を何度かとる事態になりました。インフルエンザに関しては、低学年にB型がまだ流行っており、予断は許されない年度末です。

 それでも、日々春は近づいています。今朝は玄関前の花壇の花に、心弾む思いがしました。写真は、除雪された雪も重なって1.5mくらいの雪山の下になっていた花壇の花です。雪の下は案外温かいといわれますが、さすがに今年は重さでつぶれているだろうと覚悟していましたが、よく耐えて可憐な花を見せてくれました。厳しい冬を耐え、命の息吹を知らせてくれる春の色です。

うさぎとなかよし・1年生


10日の午後から、獣医師さん11名にご来校いただき、1年生全体でうさぎとのふれあい体験の授業をしました。112名の1年生が体育館に集まって、かわいいうさぎを抱っこする活動、楽しいに違いないけど、大騒ぎになるのではないかなとやや心配でしたが、獣医師の田村先生の「うさぎは大きな耳だから、音に敏感です。大きな声や音を出すととっても怖いんだよ」「うさぎも『怖いな』『寂しいな』『嬉しいな』という気持ちが、みんなと同じようにあるんだよ」「うさぎが喜ぶキラキラ言葉を言ってあげてね。絶対にみんなの気持ちは伝わるよ」というお話をしてくださったので、100名以上の1年生は、一人一人、精一杯心を使って触れ合いました。静かに順番にそっとうさぎを抱っこして「かわいいね」「だいすきだよ」というキラキラ言葉をかけている1年生の表情や姿の純粋さに、大人の私は感動してしまいました。やさしさに溢れた1時間でした。獣医さんやお世話くださった内灘役場の方、本当にありがとうございました。

 

校内マラソン大会

秋晴れのすがすがしい青空の下、蓮湖渚公園で、各学年別にマラソン大会が行われました。参加者は全員完走することができました。私が立っていたゴール手前では、苦しそうな息遣いの子や涙ぐみながら走っている子もいて、「がんばって!あと少し。」と胸が熱くなる思いで心の底から応援しました。マラソン、持久走は、自分の苦しさとの戦いのスポーツでもあります。走るのが得意な子も苦手な子も、自分自身の「もういやだ」と止まりたくなる心に打ち克って、自身の目標を達成してくれたら、一等に値するのではないでしょうか。持っている力を出し切ってがんばった子どもたちに、エールを贈ります。時間を作って応援に来てくださったたくさんのおうちの方々、ありがとうございました。