校長室より「おこらいえ」
明日のラジオお楽しみに
地震から349 日目
豪雨から85 日目
炊きだしボランティアを募集しています
12月20日(金)の昼食
1年生保護者の崖さんが中心となり
牛丼と焼き鳥が
生徒のみなさんに振る舞われます
調理・配膳・配付のお手伝いをしてくださる
保護者の方
登録フォームを一斉メールでお送りしてありますので
そちらの方からご登録願います
当日は午前9時に職員玄関前集合です
1年間がんばったお子さんのご褒美に
ぜひ温かい食事を振る舞うお手伝いをお願いします
また20日(金)~24日(火)
保護者懇談会の期間中
こちらも崖さんのご尽力により
冬服の頒布会が開かれます
自由にお持ち帰りいただけるお洋服を
多数学校に用意しておきます
ぜひお越しください
15日(日)夕方15:30から
MROラジオ「Tad Mitani’s Innovation Now」に
出演させていただきます
震災後
生徒がどのように過ごしてきたのか
そしてどんな成長を見せてくれたのか
1年間を振り返りながら語ります
ぜひお聴きください
今日の「福島から能登 未来へ」
【私にできること】
元日に被災
誰が想像したでしょうか
そのお気持ちは計り知れません
ただ皆さんが欲しているのは
そんな言葉ではなく
物資や人手の支援だと思います
どうか諦めないでほしい
私にできることはなにか考え続け実行します
どうか気持ちを強く持ってほしい
能登に行ったことはありません
だからキラキラ輝く能登のみなさんの姿を
能登を見に行きます
ぜったいに
白い冬
地震から348 日目
豪雨から84 日目
昨日よりも
ちょっと楽しい今日を過ごせる
輪島の未来をみんなで作ろう
「わじまミラクルず」の
ガッキーこと岡垣未来さんが
学校を訪れてくださいました
15日(日)重蔵神社で
FASHION SUNDAY が開催されます
お洋服やバッグ
ファッションアイテムを自由に選んで
無償で持って帰れます
ぜひお越しください
パリの岡本先生からです
「無事に関西国際空港に着陸しました
予定されていたスケジュールよりも
少し早く到着することができました
生徒のみなさんは
怪我や病気もなく帰ってくることができました
このあと関税のチェックや荷物の回収をして
電車で金沢に向かいます
日本に着いたとはいえ
輪島まではまだもう少し時間がかかります
最後まで安全に送り届けますので
どうかもう少しお待ちください」
家庭科の山上先生からです
3年生の「フードデザイン」選択者
ローストチキンと苺のサンタクロース作りに
チャレンジしました
f
「うまっうまっ こんな美味しいものが食べられるなんて」
と大喜びでした
洗い物をあまり出さずに調理するのが上手な3年生です
とびっきりの笑顔でした
先日学校へお越しくださった
DJ KOUSAKUさんが持ってきてくださった
「能登応援弁当」のメニューづくりの件
1年生から
おべんとう大作戦として
好きなおかずランキングをつけて提案しました
新商品アイディアは
高校生らしいボリュームのあるメニューがいっぱいで
元気が出そうなものばかりでした
商品化が楽しみです。
寒くなってきましたね
天気予報で「今年一番の冷え込み」
という言葉が聞かれる頃となりました
でもよく考えてみるとだんだん冬に向かっているので
極端な話毎朝「今年一番の冷え込み」になっても
特段不思議はないわけであって
眉をひそめて深刻な顔で
報道することでもないと思うのですが
朝の報道番組で
暗い事件ばっかり扱って
不安を煽るような報道しかしない局がありますが
そんな気むずかしい番組は見ないようにしています
さて寒さにまつわる問題です
次の英単語を寒くなる順に並べてください
① chilly
② frigid
③ crisp
④ wintry
⑤ frosty
⑥ cool
答えは
⑥ cool(涼しい)→
③ crisp(爽やかな)→
① chilly(肌寒い)→
⑤ frosty(凍るような)→
④ wintry(冬っぽい)→
② frigid(極寒の)
だそうです
これはお笑い芸人パックンさんこと
パトリック・ハーランさんからの出題でした
寒さをあらわすだけで
こんなに語彙がたくさんあるんですね
雪と氷に囲まれて暮らす
イヌイットのことばには
「白」を表すことばが20近くあるんだそうです
日本ではどうでしょう
ほのかに青みがかった「雪色」
かすかに桃がかった「白梅」
やわらかみと上品さの「小町鼠」
上質な石灰岩の「白土」
まるで初夏に降る雪「卯の花色」
生絹の純粋な「白練」
遥か遠い雲の上の「雲井鼠」
「象牙色」に「真珠色」・・・
イヌイットに負けていません
高月美紀さんの
「365日にっぽんの色図鑑」
が大好きでぱらぱらと眺めると
心が落ち着きます
そちらからの引用です
津軽には七つの雪が降るとか
太宰治が書いています
こな雪つぶ雪わた雪ざらめ雪かた雪みづ雪こほり雪
「そんなん言わん」
と津軽の方がSNSでつぶやいているのを
見たことありますが
そこは小説ということでよしなに
「雨は夜更け過ぎに雪へと変わるだろう」
雪が雨に変わることはあっても
雨が雪にかわることは
気象学上ありえない
とある気象予報士の方が言っていました
たしかに雪国に住んでいる者の経験上
雪は必ず降り始めから雪です
でもこれも歌詞ということでよしなに
たとえ事実とは異なっていたとしても
名曲であることにかわりはありません
昔のレコードやCDとは違って
SNSで音楽を聴くことが主流となっている今
イントロが長いとリスナーがすぐに曲を変えてしまうので
いきなり頭にサビを持ってくる曲作りをする
アーティストが増えてきていますが
そんな中
イントロの1小節が流れただけで世界観が拡がるのが
この曲です
一度ライブで耳にしたことがあるのですが
間奏に流れるパッヘルベルのカノンのア・カペラ
そのとき聴いたロングバージョンのアレンジは
きっと私が最期に見る走馬燈の
バックに流れてくると思います
そのくらい感動的でした
今日の「福島から能登 未来へ」
【忘れないで】
同学年の人たちは
ほとんど震災のことを
覚えていません
僕もあまり覚えていません
ですが大人たちが
必死に生き抜いて
守ろうとしてくれたことは
覚えています
今辛くても頑張ることで
子供達にその気持ちが伝わり
未来の希望につながるのだと思います
その気持ちを
子供ながらに感じた人たちは
また次に繋いでいけるように
QRコードオーダーが苦手です
地震から347 日目
豪雨から83 日目
発災間もない1月14日早々に
励ましのメールをくださった名取先生がお勤めの
山梨県立都留興譲館高等学校の
中島利秀校長先生とPTA会長様が
支援金をお持ちになってくださいました
書道部の生徒さんが書いて下さった
「雲外蒼天」
今は前が見えない雲の中にいるような
気持ちかもしれないが
雲の外には蒼い空がひろがっていますよ
だから望みを棄てないで
という意味だと勝手に解釈しました
今回つないでくださったのは
NPO法人「まるごみJAPAN」の
DJ KOUSAKU 代表
今回の震災に関しても
何度も現地入りして
ずっと寄り添ってくださっています
12月14日(土)
スーパーせんどう国分寺台店にて
「能登応援弁当」を販売してくださいます
輪島朝市南谷良枝商店さまの
能登ふぐの唐揚げも入っています
市原市のみなさま
ぜひお買い求めください
羽咋高校から
甲野 和美 先生と
松浦 倫子 先生をお迎えして
出張授業をしていただきました
それぞれ国語と音楽の先生です
先日私が羽咋高校の研究授業を見て
ぜひうちの生徒にも聞いてもらいたいと
無理をお願いして実現したものです
「ことばと音でわかりやすく伝えよう」
国語と音楽の教科横断型授業で
音量や音の高低をアプリで測定するなど
伝わりやすい話しかたを科学的に検証し
実際にトレーニングしてみました
発表にぜひ活かしてもらいたいものです
最近QRオーダーのお店が増えてきましたね
「いらっしゃいませ」
「予約なしのふたりですけど」
「カウンター席でよければどうぞ」
「とりあえず生ふたつ」
「うちQRコードで注文受けますんで
ケータイからお願いします」
「(早く飲みたいんだけどな)」
老眼に鞭打ってアクセスしても
「すみません アクセスできないんですけど」
「ちょっと見せてもらっていいスか?
あ ホントすね」
「生ふたつ先持って来ていただけ…」
「別のケータイないスか?」
「(まあいまだにiPhone6使ってる自分も悪いんだけどね)」
やっとの思いでオーダー
ピロンピロン!
「カウンターさん生ふたつね!」
「(なんやそれ!?結局それかい)」
入店してから15分経過
ようやく乾杯!
次は食べ物の注文
再度奮闘していると
「こちらお通しになります」
お通しはオーダーしなくても出てくる理不尽さ
苦闘の末焼き鳥をオーダー
カウンター越しにマスターが焼いてくれます
いい香り
「焼き鳥あがったよ!」
「…」
「おい聞こえないのか?」
「…」
バイトくんどこか行ってしまったようで
「すみません 焼き鳥取ってもらえますか?」
マスターがカウンター越しに渡してくれました
最新のICT機器でも
使うことが目的化してしまうと
こんなお間抜けなことになります
授業するときに気をつけないと
いい勉強させていただきました
パリの岡本先生から
「これからパリシャルル・ド・ゴール空港から
ドバイを経由して関空に向かいます
昨夜はホームステイ先のみなさんと夕食をとり
そのあと最後に凱旋門に行ってきました
大きなケガや病気もなく
ここまで無事にきました
ドバイ着の時間は日本時間夜中なので
関空着きましたら連絡いたします」
今日の「福島から能登 未来へ」
【夢を持って】
東日本大震災を経験した
当時の私はまだ3歳で
今の記憶に残るものは
揺れ始めて
家族がパニックになっている
様子しかありません
しかし
当時の様子を鮮明に覚えている家族に
度々震災当時の話を聞くと
今生きていることへの感謝で
いっぱいになります
13年経って
私は今
将来の夢に向かって
頑張ることができています!
皆さんが夢を持って生きていける
未来を願っています
座席のドラフト制度
地震から346 日目
豪雨から82 日目
学びの支援ポータルサイトさんを通じて
いろいろな方がご寄付をくださっています
①岐阜南ライオンズクラブ様
モルック5セットと
体育用マット6枚
②東大阪東ロータリークラブ様
プロジェクタースクリーン
バドミントン支柱とネット4枚
ブルーヒーター2台
デジタイマー1台
③コメットテクノロジーズジャパン様
ワイヤレススピーカー・マイク
④トヨタL&P様を通じて有限会社興伸製作所様
スポットクーラー 2台
気化式送風機 2台
⑤川崎市財政局様
(川崎市民の皆様からの寄付により寄贈)
折りたたみ椅子用収納台車 3台
ありがとうございます
マリンタウンで
コカ・コーラ マジックツリーが行われていました
大切な人とツリーの前で乾杯すると
ふたりだけの光が灯るイベントです
乾杯してくれる相手もいないので
ひとり写真だけ撮ってきました
なんにもなくなった朝市通りは
もうこの時間本当に真っ暗で
あらためて何もかもなくなったんだなと実感
そんな中光っていたイルミネーションは
本当に幻想的でドラマチックでした
このイベントは全国5都市で行われ
次回は12月14日から富山市ブールバール広場で
12月21日からイオンモール沖縄ライカムで
開催され終了となります
問題です
輪島は全国で何番目に開催されたでしょうか?
答えは3番目です
簡単すぎましたか?
では発展問題です
ABCDの4人でかくれんぼをしました
見つかった順に並べてください
A:「最後から2番目に見つかったよ」
B:「奇数番目に見つかったよ」
C:「Bより前にDが見つかったよ」
D:「見つかったのは2番目じゃないよ」
ヒントは最後に
パリの方はどんなかな?
きっと世界中の高校生と
楽しく交流しているんだろうな
各国との文化の違いにも
新しい発見があることと思います
「6ケ国転校生ナージャの発見」
という本があります
小さい頃から親の仕事の関係で
世界各国を転々としていた
ソ連で生まれたナージャさんの記録です
露・日・英・仏・米・加の6ケ国の
教育の違いが書かれていて
とても興味深いです
まず教室の座席
ロシアでは長机に男女のペアで座ります
こうすると授業中の私語が少なく
集中力がアップするそうです
特にやんちゃな男子の横に
優秀な女子を座らせると
効果は絶大なようです
イギリスでは6人ほどで
テーブルを囲んで座ります
授業中の会話を重視しているからです
最近日本でも場面に応じて
このスタイルを取り入れています
フランスでは先生を囲んで
丸く輪になって座ります
先生が問いを投げると
小さい国連のように
それぞれのバックボーンに則って
激しい議論が始まります
日本ではロシアによく似た講義形式
ナージャが新鮮に感じたのは多数決
自分の考えと違っても
みんなで決めたことに従うと
やる気が出てくるということに
驚きを感じたそうです
アメリカでは
絨毯の上に丸テーブルやソファーが
ランダムに並べてあって
活動に応じて適したスタイルで座ります
真剣に聴いてほしいとき
発言してほしいとき
みんなで意見をまとめてほしいとき
目的に応じて座り方をシフトしていくことで
生徒の可能性を引き出すことが
できるようになってくると思います
ちなみに私は自分の授業の時は
座席のドラフト制度を採用していました
生徒の集中力を高める
30年かかって編み出したシステムです
今日の「福島から能登 未来へ」
【人は常に身近に】
僕は福島の震災で被災しましたが
まだ小さかったために
ほとんど記憶には残っていません
それでも
これまで普通に福島で生活できているのは
復興に大勢の人が
協力してくれたからだと思います
能登は震災に加えて豪雨もあり
とても苦しいでしょう
でも
全国が復興に協力してくれるはずです
希望を捨てずに頑張ってください
【発展問題のヒント】
考えの途中で矛盾が生じた方
大事なことを忘れていませんか?
ひとりは鬼なのです
パリサミットの様子を現場から
地震から345 日目
豪雨から81 日目
地震によって倒壊した私の両親の家の
下敷きになっていたピアノ
なんとか公費解体となる前に
いろんな方の力を借りて運び出し
現在では学校の校舎の中で
ストリートピアノとして
第二の「人生」
いや「ピアノ生」を送っています
これまでにもさまざまな方が
弾きに来てくださいました
その中のおひとり
小坂小学校の久野恭子先生より
おたよりをいただきました
中にはCDが添えられていて
6年生のみなさんが
金沢市小学校連合音楽会で
歌ってくださった
「小坂れんこんの歌」
が納められていました
この曲は3年前に
久野先生と生徒のみなさんで
つくった曲だそうです
ありがとうございました
中島・早川・北村法律事務所から
北村勇樹 弁護士をお迎えして
1・2年生を対象に
講演会をしていただきました
「複雑化社会をどう生きるか?」
くわしくはこちら
質問です
「このビデオカメラの向こう側では
何が起こっているでしょうか?」
「左の人がナイフで
右の人を襲っています」
はたしてそうでしょうか?
メディアというのは切り取り方によって
さまざまな伝え方ができるんですよ
という見本です
実際はどうだったのか
ネタばらしはやめておきます
北陸電力様が記念品をくださいました
会社創立30周年を記念して
学校に寄贈活動を続けられ
今年で40年になるそうです
今年本校は大型テレビモニターを
3台いただきました
今日は目録をお持ちくださいました
詳しくはこちら
先日来色々お世話になっている
鳳山の 丹羽 昭尋 様より
「きんじょの本棚」
のお知らせが届きました
11日に町野公民館
12日に南志見公民館
港公民館
三井公民館
13日に門前公民館に設置されます
みなさんぜひお立ち寄りください
パリの岡本先生がお伝えします
今日はサミットの山場で
参加者がそれぞれ取り組んだ
プロジェクトの発表を行います
午前はピッチスピーチで
三中さんがトルコの生徒さんと一緒に
3分間のスピーチを英語で行いました
午後はこれから
プロジェクトの発表を行います
"Traveling to stars"というタイトルで
各stars(各団体の発表場所)をまわります
生徒たち、がんばります。
昨日の夜にエッフェル塔に行ってきました
そこではクリスマスマーケットも行われていて
それぞれ文化を感じてきました
今日の「福島から能登 未来へ」
【幼かったけれど】
福島に当時住んでいた人は
津波や地震だけでなく
その後も長く
原発事故の放射能や
風評被害とも戦ってきました
時間が経てば
少しずつ復興できるのが
ひとの強さだと思います
逆に
当時の辛い気持ちを
忘れてしまうことが
弱さだと思います
これらの出来事を
風化させないように
次世代に繋いでいきましょう
日本各地に
そして世界にも
みなさんの仲間がたくさんいることを
忘れないでください
ちっちゃい「っ」がいっぱい
地震から344 日目
豪雨から80 日目
今は日本時間で午後7時
パリでサミット1日目が始まった時間帯です
パリの岡本先生からメールが届きました
「先ほどOECDに入りました。
今日もみんな体調は良いそうです。
(移動の1日半ぶりのベッドでの睡眠だったので
みんな泥のように眠ったそうです)
お茶会の話はまた後ほど共有します。
昨日からホームステイ組は
それぞれのお宅でお世話になっています。
そのうちの1人、
宮腰くんはチーズの食べ比べをして、
丸ごとの鳥を夕食で食べさせてもらったそうです。
まだあまり交流はできていませんが
限られた時間ですが
文化交流を楽しみにしているそうです!
ホステル組は乗りなれないメトロにのって
なんとかたどり着きました。
これからオープニングです。
第1日目がんばってきます。」
さて私ごとですが
白内障の手術を受けて3ヶ月
お休みをいただいて検診に行って来ました
執刀してくださった
金沢医科大学附属病院の佐々木先生は
東日本大震災後ずっと
東北地方へ毎週のように出向かれて
多くの方を救っていらっしゃる
まさにゴッド・ハンドです
私の眼もすこぶる快調で
白内障で悩んでおられる方
ぜひ一日も早い受診をおすすめします!
いろんな検査を受けました
私の特技は静かな環境になると
突然何の前触れもなく
寝落ちするということです
睡眠時間が不足しているわけでもないのに
ウトウトと眠くなるわけでなく
会議の途中に突然カクッとなったり
講演の最中に突然ビクッとなったり
パソコン入力中に
キーボードに指を置いたまま寝落ちするので
画面にちっちゃい「っ」がいっぱい
「っっっっっっっっっっっっっっっ」ってなります
大学生の頃などは
「量子力学」の教科書を読むと秒で寝ました
おかげで1年間毎晩のように読んではいましたが
最初のページ以降開いたためしがありません
不眠症でお悩みの方
「量子力学」お薦めですよ
今日も視力検査をしている最中
遠くの気球の絵を見ながらカクッ
眼圧検査で空気を当てるのを待つ間にも
「もしもーし 目開けてくださーい」
と呼びかけられる始末
以前歯医者さんでも経験があって
歯医者さんの手を噛んでしまいました
ごめんなさい
睡眠センターの受診を薦められました
発災当初より寄り添っていただいている
金沢大学のこころのケア専門チーム
KEYPAT
(Kanazawa Educational Yell
Psychological Assistance Team)
の吉川弘明先生より
素敵なイベントのお知らせをいただきましたので
ご紹介します
今日の字はがき
「傷つくことから気づく
気づくことから築いていける
築く過程で絆ができる」
なんだか被災地から
新しい未来へ向けて
立ち上がる生徒たちに
そのまま向けられている
言葉のように感じます
今日の「福島から能登 未来へ」
【能登の皆様へ】
震災と水害を同じ年に経験することになり
ご苦労が多いこととお察し申し上げます
今の日本では
今後も同じようなことが各地で起こっても
不思議ではありません
能登の皆様が
復興に向けて
力を合わせて
取り組まれたプロセスは
今後の日本における
見本になりうることと思います
その取り組みの一つひとつを
多くの方に伝えていって欲しいと思います
シャルルドゴールについたよ
地震から343 日目
豪雨から79 日目
石川県高校軽音楽フェスティバルへ行ってきました
金沢菊水ライオンズクラブの皆さんが主催され
今年で4回目
金沢港クルーズターミナルのステージで
県内の高校から10バンドが出場しました
本校からの出場はありませんでしたが
震災で引っ越しをしたクボちゃんが
転校先の小松明峰高校の皆さんと出場しました
バンド名は「奇天烈そうめん」
文化祭の後でメンバーが抜けてしまったけど
輪島高校と飯田高校からの転校生を
入れてくださって今回のステージとなりました
震災がなければ
一緒に音楽をすることが
おそらくなかったメンバーです
音楽っていいですね
すぐ仲良くなれて
転校先の学校で
新しい友達つくって
楽しそうに活躍する姿を見て
ほっとしました
パリツアーの方はというと
今日のお昼にドバイにつきました
ここまで24時間
みんな元気なこと!
なんか左のふたりが
非常口のピクトグラムみたいで
かわいいです
そしてそのあと
日本時間の深夜に
パリに着いたと連絡がありました
今日の絵はがき
あなたのことばを聴くときは
わたしの胸のともしびで
静かに照し納めたい
わたしの心にしっかりと
今日の「福島から能登 未来へ」
【私たちがいるよ】
今でも東日本大震災のことを思い出すと
涙があふれてきます
あの時
終わったと感じました
でも
みんないるから大丈夫
ひとりじゃないから
その後
家を新築して生活が落ち着いたと思ったら
大雨で床下浸水になってしまった
生きるってこんなに大変なんだ
って思ったよ
だけど
今は幸せに暮らせています!
だから大丈夫です!
希望をもって
Bon voyage
地震から342 日目
豪雨から78 日目
いよいよパリへ向けて出発です
金沢駅へお見送りに行って来ました
ホームでお見送りをするつもりで
入場券を買ったはいいものの
改札ではじかれてしまいました
間違えてIRいしかわ鉄道の入場券を
買ったようです
パリに行きもしない自分が一番
緊張してバタバタしています
何はともあれBon voyage(良い旅を)
この後23:00の便で関空出発
明日の朝ドバイでトランジット
パリへは日本時間で明日のお昼に
到着します
いしかわ海外留学フェアに行ってきました
石川県教委主催の
「トビタテ!留学JAPAN From いしかわ」
で今年留学した高校生たちの報告会です
留学計画を自分で作成するプログラムで
石川のグローバル・リーダーを育成します
それぞれが主体的に取り組んできた
素晴らしい発表でした
金沢大学の箏尺八部の邦楽演奏会が
金沢市アートホールで行われ
本校の箏曲部を招待してくださり
一緒にステージに出させていただきました
幾度となく冷酷に無惨に自然災害に襲われ
それでもなお
傾いた校舎に仲間と集い
練習してきました
やり場のない悲しみ
つらさを乗り越え
これまで支援してくださった
多くの皆様に
感謝を込めて演奏させていただきました
里みちこ様から
素敵な詩の字はがきをいただきました
希望の希の字は
布の上にお星さまが
光っています
・・・
布はどんなものも包みます
ひろくやさしくあたたかく
まるでお母さんのように
・・・
素敵な詩です
ありがとうございます
母の詩といえば
サトウハチローさんの詩も思い出します
「母という字を書いてごらんなさい
やさしいように見えて むづかしい字です
恰好のとれない字です
やせすぎたり 太すぎたり ゆがんだり
泣きくづれたり‥笑ってしまったり」
被災地でお子さんのために
泣きくづれたり笑ってしまったりしている
お母さん方を目の当たりにしていると
本当にこの詩の通りだなと思います
SNSで「踊る母」の絵を見つけました
かわいいですね
まだまだ続きがあって
「嬉しそうに踊る母を
後ろから嬉しそうに追いかける父
を追いかけていたら転んでしまった兄
を助け起こそうとする妹
の傍で心配そうに見つめてる弟
がいることを教えながら母を引き止めてる姉
を遠目で見つめている犬
の対角線上で少し離れて観察している猫・・・」
のように延々と続いていきますので
ぜひご覧になってください
今日の「福島から能登 未来へ」
【当時と今】
東日本大震災が起こった時の私は
まだ3歳だったので
多くの記憶はありませんが
たしかに大きな揺れと
保育園の先生方が
大きな部屋に園児全員を集めている光景は
なんとなく覚えています
3歳でなんのことかあまり理解はしていませんでしたが
普通のことではないということは
理解していたような気がします
今はあのときを心に受け止めながら
楽しく過ごしています
晩鐘とホットワイン
地震から341 日目
豪雨から77 日目
パリへの出発が近づいてきました
生徒8名と教員2名が参加します
歓迎レセプションで
茶道部の長井さんが
みなさんにお茶を点てて差し上げます
輪島塗のお棗(なつめ)とお茶杓を
お土産としてお持ちすることとしました
本校茶道部へお稽古をつけてくださっている
上野欣代子様にご準備をしていただき
さらに昨日
お稽古もつけていただきました
棗とは抹茶を入れておく容器のことで
茶杓とは抹茶を掬い取るサジのこと
茶杓に「銘」をつけるという
光栄をいただきました
「銘」は
・・・
「晩鐘」でございます
「晩鐘」とは
夕暮れ時に寺院や教会に鳴り響く鐘
日本には「除夜の鐘」という文化があります
大晦日に108回鐘を撞いて
108の煩悩を祓うというものです
煩悩が108個あるのには諸説あります
私がおもしろいなと思うのが
「眼・耳・鼻・舌・身・意」の六根
これは人に迷いを与える入口
「浄・染」つまり綺麗か汚いか
「好・悪・平」の3つの心のあり方
そして
「現在・過去・未来」
これらをすべて掛け合わせて
6 × 2 × 3 × 3 = 108 になる
という説です。
あの日
最後の晩鐘を聞いたその16時間後に
全てが変わってしまいました
もう一度あの日に帰って
止まった時計の針を動かそう
そんな思いを込めての「晩鐘」
さだまさしさんの歌う
「晩鐘」という曲の中に
「時を亡くしたあはれ蚊のように
散りそびれた木犀みたいに」
というフレーズがあります
夏が終わって
仲間がみんな死に行き
ひとりだけ残され飛んでいる
季節外れの蚊のことを
「あはれ蚊」と昔の人は呼び
不憫に思い決してたたかなかったそうです
時折出張で輪島を離れ他の地へ行くと
そこには何事もなく普通の暮らしがあり
未だ住むところもない自分たちを
取り残された「あはれ蚊」のように
感じることがしばしばです
そんな思いも込めた「晩鐘」
これから訪れるフランス
そこを代表する画家ミレーの作品
「L'Angélus(アンジュラスの鐘)」
邦題が「晩鐘」です
一日の仕事の終わりを告げる晩鐘が鳴り響き
それを合図に農民夫婦が手を休め
神と祖先に感謝の祈りを捧げる様子を描いています
この絵はオークションにおいて
アメリカが提示した55万フランに対して
フランスが55万3000フラン(約5億5300万円)
で一旦落札しました
ところがフランス政府が支払いを拒否したため
アメリカに渡ります
その後フランスのデパート王が
「晩鐘」はフランスの宝であるとして
私財を投じて8億円で買い戻したという
歴史を持っています
現在はルーヴル美術館に寄付され
展示されていますので
ぜひ見てきてほしいと思います
今日も災害復興にあたってくださった方々へ
一日のお仕事に感謝を込めて「晩鐘」
寒い中一日中はたらいたあとは
ホットワインでほっと一息はいかが?
ホットワインはフランス語で
「Vin chaud(ヴァンショー)」
いろんな意味を込めての「晩鐘」です
先週の日曜日
教員のスポーツ大会が行われました
現場の山上先生からレポートです
「今回の教員スポーツ大会は
奥能登地区全ての学校が参加し行われました
輪島高校は
バレーボール優勝
バドミントンA優勝
卓球A準優勝という素晴らしい結果でした
ベテラン教員も若手教員も共に汗を流しました
大切な仲間へ皆で声を枯らして応援した輪島メンバーでした
皆さんキラキラしていました」
今日の「福島から能登 未来へ」
【黄色いアヒルちゃん】
東日本大震災が起きた時
3歳になったばかりだった娘には
当時の記憶がほとんどありません
唯一覚えているのは
「暗いところに緑色のお風呂があって
黄色いアヒルちゃんが浮かんでた」
爆発した原発から45キロ
何週間も断水が続く町に
自衛隊が立ててくれた
入浴支援のテントの思い出です
きれいになって
ホカホカに温まって
嬉しそうにアヒルちゃんと遊んでいた娘を
私もはっきりと覚えています
壊れた家
余震の続く真っ暗な夜
ひきつった大人たちの顔
そんなものではなくて
あたたかいお湯に浮かぶ
黄色いアヒルちゃんを
娘の記憶に残してくれた
自衛隊のお姉さんたち
今も感謝しています
どうぞ
お子さんたちに
何か明るいものを見せてあげてください
子どもの心に残る明るい記憶は
まわりで生きていく大人たちのことも
支え続けてくれるはずです
「福島から能登 未来へ」へ寄せられた投稿は
こちらのサイトでもご覧になれます
https://sites.google.com/fcs.ed.jp/fukushima-to-note/
令和遣欧使節団
地震から340 日目
豪雨から76 日目
パリへの出発まであとわずか
OECD サミットでの発表の準備
オンラインでの交流など
着実に準備が進められています
OECDはパリに本部を置く国際機関です
PISA の学力テストなどで
日本の子どもの数学的リテラシーは世界一とか
その反面読解力や表現力が低いとか
教育に関する調査と
教育施策について提言を行なっています
今回被災地の教育復興という視点で
発災時からずっと輪島高校に
寄り添ってくださっています
能登を舞台とした8月の能登スクール
東北を舞台とした10月のグローバルサミット
に続く第3段です
パリを会場に
世界中から高校生と教育関係者が集います
2030年のティーチングコンパス
(世界の教育の指針)
の策定に向けての共同研究を行います
つまり未来の教育の一端を担う
非常に重要なミッションを
参加生徒は与えられている
ということになります
どうかぜひ
世界各国の教育について
学んできてほしいと思います
日本で当たり前のことが
世界では当たり前じゃなかったりします
フランスのジャーナリスト
西村カリンさんは
こうおっしゃっています
「日本の授業は先生が変わっても
教える内容はほとんど変わりません
学習指導要領を文科省が策定していて
それに沿って授業が行われるからです
フランスではかなり教員の自由度が高く
教科書を使わないこともあります
教育内容の格差を産むことにもなります
日本では全ての小学校に
体育館があってステージがあって音響があって
これは驚くべきことです
楽器があるのもすばらしい
フランスでは教育予算が多くあてられていますが
こうした設備が充実していないのは
「大事にしていないから」
だと思います
日本では教室を自分で掃除することで
ものを大切にする意識が
社会全般に浸透していると感じます
一方で
自分で考えて行動する力の育成や
先生と子どもが議論する場の設定が
日本の教育の課題です
OECDの調査によると
フランスの教員の賃金は
EUの中で最低クラスです
このことは
採用される教師の質の低下を生んでいます
そんな中
フランスの教員は
自分たちの置かれている状況や
不満に思うことを積極的に発信するので
社会全体にその認識が広がりつつあります
日本ではその辺りを
まだまだわかっていない
保護者が多いように感じます
政府が
教員という仕事の重要性を再認識し
魅力を向上させるために
給与面や労働環境を改善していけば
教職を目指す人が増えるはずです
頑張っている先生たちが報われ
学校教育全体がよくなってほしいと
願っています」
今日の「福島から能登 未来へ」
【無理をしないで】
自分が被災しながらも
ふるさとの復興のために働いている
皆さんの心を案じています
どうぞ無理をしないでください
13年前
私は自分の学校で
避難所運営の業務にあたっていました
津波の被害を受けた方のために
何とかしなければという気持ちです
同時にとても辛かったのは
水も出ず余震も続く自宅に
幼い子供たちだけを残して
業務に当たらなければならなかったことです
灯油も尽きかけている自宅で
寒くないだろうか
お腹を空かせていないだろうか
そんな気持ちに蓋をして
業務に当たっていたように思います
運営する避難所で
原発の水素爆発の映像を見て
「私は自分の子供すら守れない
ダメな母親なんだ」
とひとり廊下でとめどなく泣いたことがあります
いますぐに子供を連れてどこかに逃げる
という選択肢は私にはなかったからです
今能登では家族と自宅を案じながら
自分の仕事を果たそうと
懸命に働いている方々が
たくさんいると思います
くれぐれも無理をしないでください
自分の気持ちを踏み絵にしてまで
任務をはたそうとせず
辛い気持ちを話せる人に話して
自分自身をいたわってください
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