いしかわ師範塾
いしかわ師範塾第8期学生クラス標準コース 最終回
いしかわ師範塾第8期学生クラス標準コース 最終回
羽ばたけ! 8期生の皆さん
6月26日(土)は、第8期学生クラス標準コースの最終回となりました。
昨年の8月1日に開講した第8期生標準コースは、新型コロナウィルス感染防止対応のため12回のすべてが半日開催となりました。8月中に予定されていた2回目の講座が9月下旬に延期されたり、10月下旬に開始された学校実習も1月末で終わるなど、コロナ禍の影響を色濃く受けた第8期生ではありましたが、「いしかわの教員になりたい」との気持ちと頑張りで、本日無事に修了の日を迎えることができました。
この日、塾生たちは、最後の模擬授業に取り組むとともに、教師としての心構えを心に刻みながら本塾を巣立っていきました。
模擬授業の様子 |
閉講式では、新村塾頭から「子供たちは教師の背中を見ながら感化を受け成長していきます。それだけに教師の仕事は苦労や責任は伴いますが、大変やりがいのある仕事だと思っています。と同時に、教職は子供一人一人の生き方や人間形成にも影響を与えかねないものだということを心に留め、研鑽に努められるよう期待いたします。近い将来、本県教育の担い手としてご活踵されるよう、心からご健闘をお祈り申し上げます」と期待を込めた励ましの言葉がありました。
また、来賓としてご臨席いただいた県教育委員会教員確保・指導力向上推進室の中村 室次長、古田 主幹からは「師範塾での学びを糧にして自信を持っていしかわの教員の道を歩むことを期待します」との激励をいただきました。
新村 塾頭 | 中村 室次長 | 古田 主幹 |
11か月間、本塾で学んできた塾生の代表挨拶では、「講座や学校実習等で教員としての基本的な素養を身に付けるとともに、他の大学生との交流はとても貴重なもので新しい発見や学びを得ることができました。また、経験豊富な多くの指導員の先生方から講義や模擬授業を通して自分自身の強みや課題に気づくことができました。模擬授業の後には学生の質問や悩みにも答えていただきました。ここで学んだことは教員になることに向けて自分自身を大きく成長させてくれたと思います。1年間ありがとうございました」と、大変立派な言葉を残してくれました。
<感想より>
・1年間の講座を通して教師としての心構えを、また、学校実習を通して中学校の実際の様子を知ることができ、教員になりたいという思いを固めることができました。
・教師として学び続け、石川の教育を進化させていけるような教師になろうと改めて思いました。
・この師範塾に通えたことを誇りに思い、熱心に指導していただいた先生方に心から感謝します。 等
第8期学生クラス標準コース11日目
第8期学生クラス標準コース11日目
第9期生募集中!
小学校理科実験や応急処理の実技にトライ!
県内の新型コロナウイルス感染状況がステージⅡに移行したことを受け、「石川緊急事態宣言」は6月13日をもって解除されました。そうした中、6月12日(土)、第8期学生クラス標準コース11回目は、3密を回避するなどの感染防止対策の徹底を図って行われました。
今回は、「授業のつくり方・模擬授業」講座の前に、「教育実践課題への理解4」として、塾生は、小学校は「関心・意欲を高める理科実験」、中・高校は「今、求められる指導『アクティブ・ラーニング』」、養護教諭は「救急処理活動の実際」に分かれて学習しました。以下にそれぞれの講座の様子を紹介します。
1 小学校グループの「関心・意欲を高める理科実験」は、「一人で自信を持ってできるようになろう」をめあてとし、<(電気)実験器具の安全・確実な使い方>について体験しました。学習内容は、小学校の教材「電気の通り道」、「電流の働き」、「電気の利用」や「電気の磁場」をもとに構成しました。計画、準備、実施と苦労もありましたが、塾生たちは久しぶりの実験ということでいきいきと楽しげに取り組んでいました。
櫻井 指導員 | 実験の様子 | 山﨑 指導員 | 山下・泉 両指導員 |
<感想より>
・実際に自分がやってみることで、子どもがどこにつまずくか、どんな発見があるかを見つけられることがわかりました。
・豆電球がついたり電流計のメモリを読み取ることができたりするとうれしくなるなという子どもの気持ちを思い出すことができた。
・すごく楽しんでできました。まずは先生自身が授業を楽しむことが大切だなと改めて感じました。 等
2 中・高校グループの「今、求められる指導『アクティブ・ラーニング』」は、講師に平野 敏 氏(飯田高校教頭)を招聘して行われました。
<感想より>
・ただ活動を取り入れることがALにつながるのではなく、生徒の頭が活発になることが大事なことがわかった。
・ALのためには、「正解のない問い」「正解が複数存在する問い」が有効だとわかった。
・「子どもは未来からの留学生」「教師は未来を創る仕事」とう言葉が印象に残った。 等
講師 平野 敏 氏 |
3 養護教諭グループの「救急処理活動の実際」は、講師に水上洋子氏と丁子智惠子氏の二人を招聘して行われました。救急処理活動の意義と進め方について学習し、包帯法などの応急処理について説明を受けた後、一人一人が実技に取り組みました。ピーンと張りつめた中での演習となりました。 等
講師 水上、丁子の両先生 | 応急処理(三角巾) | 応急処理(包帯法) |
<感想より>
・大学で学んだ包帯法を確認するとともに、新しいアドバイスを頂けてとても勉強になりました。
・大学では学ぶことがなかった指先の包帯法を教わることができました。
・いざ一人でやろうと思うと手順がわからなくなり困ることも、今回の講義で確認することができた。 等
令和3年度 再任用教員研修
令和3年度 再任用教員研修
4月20日火曜日。今年度新たに再任用となった教諭166名が、午前・午後に分かれ受講しました。本研修は、再任用教員がこれまでの長い教員生活で培ってきた経験や知識を十分に生かし、自らの役割を再認識し仕事への意識を高めることを目的としています。人生の第2ステージに立ち、心新たに熱心に学ぶ先生方の姿が大変印象的でした。
講師の河邊 議導氏からは、再任用教員として次の世代の手本となり若手教員を育てていくことの意義と役割について、具体的にお話しいただきました。 (1)一旦リセットし、改めて謙虚さ、熱意と忍耐力もって仕事に取り組むこと (2)一教員として職場に打ち解け、自分から積極的にコミュニケーションを取るように努めること (3)豊富な経験と知識を持った先達としてよき相談相手になること 等 |
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「再任用職員に求められる役割等」 講師 河邊 議導 氏 |
県教委教職員課担当より、教職員の退職者数や新規採用者数などのデーターをもとに、再任用教員の役割について説明がありました。 | |
「再任用に当たって」 |
受講生の感想から
・人生100年とした時、3つの道があるという考え方の話にはとても説得力がありました。自分の人生をリセットする際に良い話を聞けました。
・本日の講義を聞くことで、自分の今後の業務を進めていく上でのポイントについて気づかされ、自己を見直す良い機会となりました。
・再任用職員として、どのように職場で働いていけばよいか、大切なポイントをわかりやすく教えていただき感謝しています。
聴講生14名加わる -第8期学生クラス標準コース第9日目-
聴講生14名加わる -第8期学生クラス標準コース第9日目-
今年は例年になく桜の開花が早く、4月1日には研修センター周辺の桜は満開となり大勢の市民が訪れました。
学校現場では、新入生を迎えて一段と活発に教育活動が展開されていることと思います。コロナの収束が見通せない中ですが、子ども達が元気で学び続け、将来が明るいことを願っています。
高尾山からセンターを望む |
いしかわ師範塾では、4月10日(土)に金沢大学養護教諭特別別科(1年制)に入学した14名が新たに聴講生として加わり、第8期学生クラス標準コース第9日目が開催されました。入塾に当たり、新村塾頭からは「養護教諭としての基礎基本と共に、教師としての心構えや使命感の醸成、教職に対する理解を深めていただきたい。仲間の皆さんと大いに切磋琢磨され、失敗をおそれず、研修に励んでください」と励ましの挨拶がありました。
続いて、聴講生も加わっての全体講座では、「個に応じた支援」の講義があり、発達障害への理解と支援について学びました。
午後から、徳田県教育長が今年度最初の現場視察として学生クラスの研修状況を視察され、塾生を激励されました。
聴講生への激励 (新村塾頭) |
講義:講師 個に応じた支援 (國坂昌子氏) |
模擬授業の様子 |
◇受講生の感想より
・養護教諭が行う保健指導では、専門性を活かすことが大切であり、根拠をしっかりと示しながら指導していくことが必要であることを学んだ。
・個に応じた支援では、個別での支援(なくては困る支援)と、集団での支援(あると役立つ支援)を上手に使うことにより、より良い学級作りにもつながることがわかった。 等
第8期学生クラス短期コースB・C日程始まる
第8期学生クラス短期コースB・C日程始まる
令和3年2月18日(木)、第8期学生クラス短期コースB日程(70名)の開講式が行われました。(C日程(85名)は2月25日(木)に開講式)
5日間の集中講義となりますが、受講生には授業づくりの基礎基本を習得すると共に、教師としての心構えや教職に対する理解を深めていただきたいと思います。
式では新村健了塾頭より「入塾された皆さん、互いに大いに切磋琢磨し、失敗を恐れず研修に励んでください」との励ましの言葉が贈られました。前日より引き続き氷点下を記録するなど大変寒い日となりましたが、受講生皆さんの意欲と熱気が伝わってくる1日でした。
寒さにも負けず |
「授業づくりの視点」の講義では、授業の基本的なプランニングの仕方や児童生徒とのコミュニケーションの取り方などを示範授業を通して学びました。後半は初めての模擬授業にチャレンジ。寒さも忘れ授業づくりに汗を流しました。
新村塾頭挨拶 | 藤井所長激励 | 授業づくりの視点講義 | 模擬授業指導 |
第3日目 示範授業「ベテラン教員に学ぼう」より -令和3年2月20日(土)-
小学校(社会) | 数学 | 英語 | 社会 |
川北小学校 糸崎教諭 | 大徳中学校 川本教諭 | 金沢桜丘高校 若山教諭 |
県教員総合研修センター 太田指導主事 |
受講生の感想より
・模擬授業を通して自分の弱点を見つけることができた。あまり意識していなかったことだが、日頃から意識して改善したい。
・先生方のアドバイスに加えて、共に頑張る仲間の意見は自分の指導力向上につながるいい機会だと感じた。
・知識を得るだけでなく、実際に模擬授業を行うことで「身体」で感じ取ることができた。
・示範授業を受ける中で、「主体的・対話的で深い学び」とはどのようなものであるかを理解することができた。自分も、生徒が「考えたい」「話したい」と思うような授業をしたい。
「ウォームアップセミナー」第2日講座
令和3年度石川県公立学校教員採用内定者採用前研修
「ウォームアップセミナー」第2日講座
1月23日(土)、2月6日(土)に、令和3年度の県公立学校教員採用内定者を対象にした採用前研修「ウォームアップセミナー」第2日の1回目、2回目が開催され、計147名の内定者が参加しました。
この研修は、内定者の方々が、4月の教員としてのスタートをより円滑なものとするねらいで実施したもので、今年度は、新型コロナウイルス感染予防対策を万全にするため、1日研修を午後半日研修に短縮し、県外在住者の方は、机上研修(送付された資料を読み、感想等を提出する。計75名)に変更して実施しました。
講義は、「学校における著作権と情報モラル」、「職場に生きるコミュニケーション力」、「社会人に必要なマナー」、「赴任の心得」の四つを行い、「社会人に必要なマナー」においては、ジョブカフェ石川キャリア教育支援グループリーダー 森田 浩講師から、身だしなみ、挨拶、言葉遣い、電話対応等について、学校現場ですぐに必要な事柄について具体的な講義がありました。
また、「赴任の心得」においては、小学校、中・高、特別支援学校、養護教諭に分かれて、職種に応じた指導のあり方、子どもたちとの接し方、心構え等について研修しました。
参加者からは、「4月のスタートに向けて、前向きに取り組んでいこうという思いが強くなった。」「『当たり前のことを当たり前にする』という言葉を大切にし、4月から自覚を持って行動しようと強く思う。」などの感想が寄せられ、充実した研修になったことが分かりました。
なお、第2日の3回目は3月6日(土)に実施(68名)する予定です。
「社会人に必要なマナー」挨拶の仕方 | 養護教諭「赴任の心得」エピペンの使い方 |
第8期学生クラス標準コース 6日目「教育実践課題への理解」
第8期学生クラス標準コース 6日目「教育実践課題への理解」
新型コロナウイルスの第3波に見舞われる中、さらに記録的な大雪の追い打ちを受けた令和3年の年明け。当初の計画より1週間延期となりましたが、1月16日に学生クラス標準コース第6回目を無事開講することができました。除雪等に尽力いただいた関係各位に感謝申し上げます。
今回の講座では「考え議論する道徳」と題して、今クローズアップされている道徳教育のあり方について石川県教員総合研修センターの中越担当課長と飛龍指導主事より講義を行っていただきました。道徳教育に求められているものや評価のあり方など、受講生は多くのことを学ぶことができました。
中越担当課長 | 飛龍指導主事 |
また、小学校コースでは今回「他教科からの指導のヒント」として国語科の授業づくりについて同センターの南井指導主事と早川指導主事からご指導を受けました。4年生の「ごんぎつね」を題材に、言語活動を通して資質・能力を育成する授業づくりについて具体例を挙げて丁寧に説明をしていただきました。これをもとに、この後の模擬授業で受講生たちは初めて国語の模擬授業に挑戦しました。
南井指導主事 | 早川指導主事 | 国語の模擬授業 |
受講生からは「道徳の授業の重要性は現在行っている学校実習で痛感していたのでとても勉強になった」「実際に模擬授業を行っていただいて道徳授業のやり方に見通しを持つことができた」「国語の授業について自分が受けてきたものとは違っていてとても新鮮だった」等といった感想が寄せられました。
令和3年度 ウォームアップセミナー「学校参観」
令和3年度石川県公立学校教員採用内定者採用前研修<ウォームアップセミナー>
第1日「学校参観」について
令和3年度ウォームアップセミナー第1日目の学校参観は、新型コロナウィルス感染予防のため日程を半日とし、12月2日(水)から11日(金)にかけて、小学校11校、中学校6校、高等学校5校、特別支援学校2校の24校で実施されました。今回の学校参観は、新規学卒者148名を対象に4月から石川県の教員としての使命を自覚し、情熱をもって教員生活を始めることができるよう必要な心得や知識などが得られる機会として行われました。
受講者は、学校の概要について説明を受けた後、学校生活や実際の授業を見学し教育活動に理解を深めると共に、若手教員との懇談を通して赴任の心得や困ったことがあれば遠慮せず先輩教員に相談や指導を仰ぐなど、具体的にアドバイスを受け、4月からの教員生活に向けて意欲と自覚を新たにしました。
学校概要説明(かほく市立宇ノ気中学校) | 若手教員との懇談(かほく市立宇ノ気小学校) |
授業参観(1年算数)(金沢市立泉小学校) |
受講者からは、「学校は組織としてチーム全体で動き、よりよい学校を目指して一人一人が使命感や責任感を持ち続けることが学校の信頼につながることを学びました」「授業参観では子どもたちの主体性を尊重した授業展開がなされ、先生方は目配りや声かけなど、きめ細かな配慮と工夫をされていました」「不安もありますが、先生方のお話や元気な子どもたちを見て、教師という職業に就けることを誇りに思うことができました」などの感想が寄せられました。
今回のウォームアップセミナーの実施にあたり、新型コロナウィルス感染予防対策や校務ご多忙の中、学校長をはじめ、ご協力いただきました先生方に心から感謝とお礼を申し上げます。
学生クラス標準コース 「学校実習」
第8期 学生クラス標準コース 「学校実習」始まる!
8期生の学生クラス標準コースでは、今年度は、コロナ対応のため11月~翌年1月に60時間を目安として「学校実習」を実施しています。学校実習では公立学校(小学校8校・中学校8校・高等学校3校)での教育活動に参加し、教師の教育活動を見学・体験したり児童生徒とふれあったりして、教師になろうとする意欲を高めるとともに、コミュニケーション力、実践的指導力を高めています。
<金沢市内の小学校での個別指導・机間指導・個への支援等の体験>
実習生たちは、校長先生をはじめ多くの先生方からの指導を受け、授業の進め方等を見学・体験させていただいています。児童生徒への声かけや、個への支援の仕方等について意欲的に実習しています。
実習生からは、「貴重な体験ができて毎回楽しく学ばせていただいています」といった声が聞かれています。
コロナ感染の終息が見えない中、当塾の学校実習にご協力くださり、塾生を指導してくださっている、校長先生をはじめ多くの先生方に感謝申し上げます。有難うございます。
第8期学生クラス標準コース ベテラン教員の技に学ぶ!
第8期学生クラス標準コース ベテラン教員の技に学ぶ!
冬の足音も近づいてきた11月7日、第8期学生クラス標準コース4回目を開催しました。今回は、令和元年度マスター教員の3名の先生を講師にお招きし、「ベテラン教員に学ぼう」の講座を実施しました。
小学校では理科を中心に、また中高等学校では国語と保健体育の示範授業をもとに、ベテラン教員から多くのノウハウを学ぶことができました。授業づくりだけでなく、子ども達の意欲を高める声かけのあり方や共 感的な人間関係に基づいた学級づくりのポイントなど、多岐にわたるベテラン教員の数々の工夫された巧みな指導に触れることができた1日となりました。
室木教諭(理科 明成小学校) | 木全教諭(国語 七尾高校) | 神田教諭(保健体育 内灘高校) |
受講生からは「ベテランの先生の授業では、教師と児童が1対1ではなく、全員で考える授業になっていた。こんな授業をめざしたい」「褒めることや認める言葉のバリエーションの多さに驚いた。学級づくりでの具体策を学ぶことができた」「子どもたちの考えを受け入れ、『頑張りたい』という気持ちを持続させるコツなど、主体性を持たせる授業づくりは、本当にためになりました」等といった感想が寄せられました。
今月から「学校実習」がスタートしました。全国的に新型コロナウイルス感染症の拡大が懸念される中、実習校、大学等との連携を密にしながら万全の対策を講じて参ります。塾生の教職への意欲やコミュニケーション力、実践的指導力を高めるためにご協力いただいております実習校の校長先生をはじめ教職員の皆様に改めて感謝を申し上げます。
第8期学生クラス標準コース 2日目を開催
令和2年9月26日、第8期学生クラス標準コース2回目を開催しました。今回は8月の新型コロナウイルス感染拡大の状況を受けて1か月延期しての実施となりました。3密を徹底回避するなどのコロナウイルス感染予防と安全・安心の確保のため半日の開催となりましたが、塾生の皆さんは元気で意欲的に取り組んでいました。
11月から始まる学校実習に向け第1回目の説明会が行われました。学校実習は学校現場での実際の教育活動に参加し、子ども達とふれあい、教育実践を見学することで、塾生の教師になろうとする意欲やコミュニケーション力、実践的指導力を高めることを目的としています。
なお、今期は新型コロナウイルス感染予防対策のため、学校実習日の2週間前から体温を記録するなど、各自が体調管理に十分留意するとともに、実習期間を11月から1月末までの3か月に短縮し、時数も60時間程度を目安として取り組むことになりました。
学校実習の説明
今回、講座の前半では「相手に伝わる聞き方・話し方」と「授業のつくり方・基礎2」の講義を行いました。教師として児童生徒の前に立つときの基本姿勢や心構えについて研修しました。
後半は2回目の模擬授業に取り組みました。2か月近くのブランクがありましたが、前回学んだことを取り戻すのに時間がかかるのではないかという心配もなんのその。塾生全体に前回からの成長と意識の向上が感じられる研修となりました。
相手に伝わる聞き方・話し方の講義
教師の基本姿勢と授業のつくり方についての講義
講座後には、「他の人の模擬授業を見て自分の改善点がよく分かるので師範塾の環境がとてもありがたいです」「目線や問いかけなど、具体的に分かりやすく指導いただけるので勉強になります」とか、「一方的に指導するのではなく子ども目線で考えている教師をめざしたい」等の感想が寄せられました。
第8期学生クラス標準コース開講!
第8期学生クラス標準コース開講!
志高く、めざせ石川の教師を
令和2年8月1日、いしかわ師範塾第8期学生クラス標準コースの開講式が行われました。来賓として石川県教育委員会教育長 徳田博様、同教育次長 杉中達夫様、県教員総合研修センター所長 藤井直樹様をお招きし、新塾生145名(午前の部89名、午後の部56名)のスタートを祝福しました。
式では新村塾頭の式辞の後、徳田教育長、杉中教育次長より塾生に向けた激励のお言葉を頂きました。
第8期開講式
新村塾頭 式辞 徳田教育長 激励の言葉
式の最後は、入塾生代表の誓いの言葉で締めくくられました。「志を共にする仲間たちと切磋琢磨しながら、教師としての心構えや実践的な指導力を身につけます」と力強い決意が述べられました。
杉中次長 激励の言葉 塾生代表 誓いの言葉 真剣な表情の入塾生
当日は受付で検温や健康観察を行うなど、新型コロナウイルス感染拡大防止を徹底し、日程も短縮して実施しました。開講式・講座は午前と午後の2つのグループに分けて行う2部制で行われました。また、3密(密閉、密集、密接)を避けるため、アクリル板を設置し、隣り合う受講生間の飛沫拡散防止に努めるなどの新たな対策を取りました。
受付 検温と健康観察の徹底 大型アクリル板の活用
当日の研修は「授業のつくり方」に関する講義と模擬授業を中心に行われました。新塾生達にとって新たな仲間たちとの新たな体験であり、緊張した研修であったと思われます。お疲れさまでした。
それぞれに素晴らしいスタートが切れたと思います。1年後のゴールを目指してこれからも一層の研鑽を深め、たくましい石川県の教員を目指してください。
授業のつくり方(小学校) 授業のつくり方(中・高) 模擬授業の様子
第8期学生クラス開講に向け、指導員全体研修会を開催
第8期学生クラス開講に向け、指導員全体研修会を開催
7月21日(火)午後、石川県教員総合研修センターにおいて、第1回指導員全体研修会が42名の指導員の参加の下、開催されました。
開会挨拶では、新村塾頭より師範塾の歴史を振り返りながらその使命について改めて話があり、また、8期生を迎えるに当たってコロナウィルス防止対策に万全を期すよう求められました。
続いて、石川県教育委員会教育次長塩田憲司氏より「本県教育の現状とこれから」と題して示唆に富む講話をいただきました。新教育課程やGIGAスクール構想等について最新の資料を提示しながらの、今後の指導に活かすことができる貴重なお話でした。
全体会終了後、小学校部会、保健体育・養護部会、その他の教科別部会に分かれ、8期に向けての協議と打ち合わせが行われ、指導員一同、次世代を担う人材の育成に意欲を新たにしました。
第7期生、師範塾を巣立つ!
第7期生、師範塾を巣立つ!
7月4日土曜日。今期学生標準コースの最終日となりました。昨年の8月3日に開講した第7期生。途中新型コロナ禍のもとで休塾を余儀なくされましたが、本日無事に修了の日を迎えることができました。この間、石川県の公立学校教員をめざして熱心に研修に取り組み、実践的指導力を身につけた塾生の皆さんに心より敬意を表します。
当日は模擬授業を中心に、1年間で学んだ内容を振り返りながら研修を深めました。残念ながら全体での閉講式は取りやめとなりましたが、師範塾を巣立つ塾生に向け、塾頭と各指導員から今後の活躍を期待してエールを送りました。
塾生の皆さんの感想から
・興味関心を惹く導入の仕方や様々な発問の仕方など、教師になった際に役立つことを教わった。
・他大学との学生とも交流でき、協議や意見交換を通して考えることができた。
・児童との関わり方、教師としての立ち振る舞いなど大切にしていきたいことが見つかった。
・ロールプレイ等の経験を通して、広い視野での指導の必要性を感じた。
・最初は不安だったが、練習を重ねることにより授業構成や進め方を学ぶことができ、自信がついた。
・企業見学があり、なかなか触れることのできない企業の実際を学ぶことができた。
・師範塾で学ぶことにより、石川県の教員になりたいと強く思うようになった。
・大学で知識として教えられることはあっても実践でそれをどう活用するかまではやらないので、今後も現役の先生から話を聞ける講座を続けてほしい。
授業風景
第7期学生クラス標準コース 再始動です!
第7期学生クラス標準コース 再始動です!
6月6日土曜日。ようやく待ち望んだ日がやって来ました。師範塾再始動の日です。
新型コロナウィルスの感染拡大に伴い非常事態宣言が発令されてからは、学校は臨時休業(休校)となり、かつて経験したことのない日々を過ごしてきました。
今後も万全の感染予防措置を講じて、第7期学生クラスの閉講までの1か月間が塾生にとって充実した期間となるよう、指導員一同努めて参ります。
当日はいしかわ師範塾再開にあたり、石川県教育委員会
徳田博教育長が駆けつけてくださり激励の言葉を賜りました。新村塾頭との懇談後、講座の様子も参観され、教員採用試験を来月に控えた塾生の熱心な模擬授業の様子をご覧いただきました。
徳田教育長が模擬授業を参観
感染拡大防止に向けて、三密をつくらない、消毒・換気、検温と体調チェックなどの対策を徹底して、安全・安心の確保に努めました。コロナウィルスとの闘いが長期に及ぶことが予想され、今後も油断することなく感染防止対策を継続し、塾生の皆さんの健康と安全を期して参ります。
玄関で消毒する塾生 | 検温と体調チェックを受ける塾生 |
3か月間の休塾期間があったことから、講座内容を大幅に変更することとなりました。午前と午後の2部制とし、3~4人の少人数での模擬授業を行いました。
小学校では今回より「つまずき指導」も導入されました。これは授業中につまずいている児童や誤答を認めたときに、どのような指導を行うべきかを学ぶものです。はじめての体験に塾生の皆さんも熱心に取り組んでいました。
小学校のミニ講義「つまずき指導」
第7期学生クラス短期コースB日程(2/20~2/25)、C日程(2/27~2/29 3日間に短縮)
第7期学生クラス短期コースB日程(2/20~2/25)、C日程(2/27~2/29 3日間に短縮)
第7期学生クラス短期コースB日程(2/20~2/25)、C日程(2/27~3/2)が開講しました。B日程は、87名、C日程は59名の計146名の学生が参加しました。
学生は、児童・生徒の接し方や学級づくり、授業づくりなどについて、講義や演習を通して学びました。5日間にわたり取り組んだ模擬授業では、ベテランの指導員から授業づくりの基本をきめ細かに指導された学生らは、指導のノウハウを吸収しようと熱心に取り組みました。
今期短期コースは、県内でも新型コロナウイルスによる感染者が発生したため、C日程は、学生の健康と安全を第一に考え日数を短縮して行いました。
第1日目の開講式では、新村塾頭から「子どもを引きつける確かな指導力と深い愛情を持ち、自己研鑽に努め、学び続けるように」と期待を込めた挨拶がありました。そして、藤井教員総合研修センター所長、杉澤教員確保・指導力向上進室次長からも激励の言葉がありました。
◆各講座の様子から
「相手に伝わる聞き方・話し方」「学級作りのポイント」「子どものほめ方・叱り方」「先生ときまり」「発達障害の理解」等多方面での講座が実施されました。また、演習では、ロールプレーなどを交えながら学びを深めました。
◆示範授業の様子から
B日程第3日目は、マスター教員の方々を講師にお招きし「ベテラン教員に学ぼう」の講座を実施しました。
示範授業や「学級づくり・生徒指導」について講義をいただき、専門的・具体的な内容を通して学生は多くのことを学ぶことができました。
谷内教諭(館野小学校) 三宅教諭(明光小学校) 藤田教諭(松任中学校) 池島教諭(邑知中学校)
◆模擬授業の様子から
小学校、中・高・養護に分かれて「授業づくりの視点」「教師の基本姿勢」「授業プランの作成」等の講義が段階を踏んで行われました。
模擬授業は、小グループにわかれて全日実施されました。お互いにアドバイスをしながら切磋琢磨し、意欲的に学んでいる姿が多く見られれました。
三嶋指導員(中・高:英語) 上出指導員(小学校) 松浦維指導員(小学校)
ウォームアップセミナー 第2日
令和2年度石川県公立学校教員採用内定者採用前研修(ウォームアップセミナー)第2日
令和2年度の県公立学校教員採用内定者を対象とした「ウォームアップセミナー」第2日は、2グループに分かれて、1月18日(土)、1月25日(土)に行われました。この第2日の研修には305名の参加申し込みがありました。
いずれの日も午前中は、「ベテラン教員による示範授業」と「授業づくり・学級づくり」の講義、午後は、「学校における著作権、個人情報保護」についての講義と郷土への理解を深める「ふるさと石川(石川の企業、石川の自然)」の講演が行われました。
「ベテラン教員による示範授業」、「授業づくり・学級づくり」では、小学校、中・高校、特別支援学校、養護教諭、栄養教諭、理療科教諭に分かれて、各学校等で中心的な役割を果たしているベテラン教員等が、授業づくり、学級づくり、専門分野の知識・技能について、具体的な指導を行いました。
苗代小 河上 泰輔先生 高岡中 貞廣千佳子先生 小坂小 杉谷 恵子先生
「ふるさと石川」の「石川の企業」では、(株)白山社長 米川達也氏が、破綻しかけていたベンチャー企業の復活・再生への道のり、そして、これから教員となる内定者に対してエールを送ってくださいました。「石川の植物」では、元県立自然史資料館長本多郁夫氏が、和歌や童謡をもとに、自然の面白さについてお話しされるとともに、研究を続ける上で、「自分の目や手、足で調べ確かめることが大切である」ことを話されました。
4月から教壇に立つ受講者にとって、この研修が具体的な実践に大いに役立つとともに、教員としての心構えを自覚する上で実り多いものになったものと思います。
「石川の企業」 「石川の植物」
(株)白山 米川 達也 氏 本多 郁夫 氏
令和2年度ウォームアップセミナー第1日「学校参観」
令和2年度石川県公立学校教員採用内定者採用前研修(ウォームアップセミナー) 第1日「学校参観」
令和2年度石川県公立学校教員採用内定者を対象とした採用前研修「ウォームアップセミナー」の第1日学校参観が、12月2日(月)から13日(金)の期間に、県内公立学校22校で実施されました。
12月9日(月)の七尾市立七尾中学校、12月10日(火)の羽咋市立羽咋小学校での学校参観では、校長先生等から学校の概要説明を受けた後、各グループに分かれて授業を参観したり、児童生徒と一緒に給食を食べたり、清掃指導をしたりするなど、学校での教員の1日を参観、体験しました。
特に「若手教員との懇談」では、赴任にあたっての準備や学級担任になった時の心構え等の質問に対し、経験を踏まえた具体的なアドバイスをもらい大変充実した研修となりました。
七尾市立七尾中学校「若手教員との懇談」 羽咋市立羽咋小学校「校長先生から概要説明を受ける」
◇受講者の感想から
・実際の教員の仕事について詳しく聞く機会が今までなかったので、とても参考になりました。素敵な授業を参観させていただいたり、子どもたちへの具体的な対応を見せていただいたりし、多くのことを学ぶことができました。赴任に向けての不安が減り、楽しみが増えたように感じます。
・子どもたちの様子や先生方がどのような思いや意識で働いておられるのか等、実際に見たり聞いたりすることができ、本当に有意義な一日となりました。春からの教員生活が一層楽しみになりました。
採用前研修第2日は、1月にベテラン教員による「示範授業、授業づくり・学級づくり」の講義と「ふるさと石川」の講演、第3日は、3月に「職場に生きるコミュニケーション力」と「社会人に必要なマナー」、「赴任の心得」の講義と演習を行うこととしています。
第4回 学生クラス標準コース 「ベテラン教員に学ぼう」
11月16日(土) 第4回 学生クラス標準コース 「ベテラン教員に学ぼう」
11月16日の標準コース4日目では、平成30年度マスター教員の方4名を講師にお招きし、「ベテラン教員に学ぼう」の講座を実施しました。
小学校は2組に、中・高等学校は文系と理系に分かれ、示範授業や「授業づくりの基礎・基本」「学級づくり・生徒指導について」の講義をしていただきました。示範授業では、学生に児童・生徒役になってもらい、具体的な言葉かけや接し方、授業展開の具体などを体感してもらいました。その後の、授業づくりや学級づくりについての具体的な教育実践のお話からも、受講生は多くのことを学ぶことができました。受講生からは「子どもが興味を持って主体的に活動できる内容だった。日頃から子どもの姿を思い浮かべながら熱心に教材研究をしているからできることであると改めて学んだ」「児童にかける熱い思い、授業づくりへの熱い思いを感じ、私自身も誠実で児童に寄り添った信頼される教師になりたい」等の感想が寄せられました。
◆示範授業の様子から
【小学校】
野々市市立富陽小学校 小倉 豪 教諭(道徳) | 金沢市立兼六小学校 荒礒 美穂 教諭(理科) |
【中・高等学校】
文系:小松市立板津中学校 東方 聡美 教諭(社会) | 理系:石川県立七尾高等学校 荒邦 陽子 教諭(理科) |
第7期学生クラス標準コース学校実習始まる
第7期学生クラス標準コースを対象とした学校実習が10月から始まりました。
この実習の目的は「学校現場での実際の教育活動に参加し、子どもたちとふれあい、教育実践を見学・体験することで、教師になろうとする意欲やコミュニケーション力、実践的指導力を高める」ことにあります。
今年度の学校実習受け入れ校は、小学校10校、中学校12校、 高校5校の計27校となりました。実習は10月から来年の6月までに90時間程度行われ、実習内容は、教科等の授業参観、学級担任の補助や各教科の補助、学校行事の補助、部活動や放課後の学習指導の補助等です。
実習初日にはそれぞれの担当指導員とともに訪れ、学校長から学校の概要や学校経営方針を伺い、施設を案内されるなどしました。学生たちは教員総合研修センターでの講義や演習時の姿とはまた違う意味で緊張した表情をしてはいましたが、それ以上に、これから始まる学校現場での児童生徒とのふれあいや学校全般にわたり幅広く学び、体験出来ることに期待を膨らませているようでした。
◆金沢錦丘中学校、実習初日の様子から(説明後、教頭先生に学校内を案内していただきました)
8月3日(土) 第7期学生クラス標準コースの開講
第7期学生クラス標準コース開講 |
新村塾頭あいさつ
8月3日(土)、第7期学生クラスの標準コースが開講しました。
開講式において新村塾頭からは「今後、社会の状況が一変すると予想されているが、教育において生きる力を養うことは普遍的かつ大切なことであり、師範塾で大いに学んでほしい」との激励の言葉がありました。続いて、堀田葉子県教委教育次長から「めざせ石川の教師」と題した講義があり、求められる教師像や石川県の教育の現状・施策等についての説明がありました。その後行われた演習では、「こんな先生になりたい」をテーマとした作文を書いてもらいました。
「挑戦することのすばらしさを伝えられる先生になりたい。」
「子どもと一緒に成長できる先生になりたい。」
「彼らの目標や夢を全力で支えていくことのできる先生になりたい。」
など、めざす教師像への熱い思いが溢れていました。
午後の講座では、授業づくりの基礎を学び初めての模擬授業に挑んでもらいました。
受講者は過去最多の149人で、約1年かけて教員としての心構えや授業づくりの基礎を習得します。
堀田教育次長講義 「授業づくりの基礎」講座(小学校) 「授業づくりの基礎」講座(中・高)
第6期標準コース閉講式
いしかわ師範塾学生クラス 第6期標準コース閉講式
6月29日(土)、昨年8月4日に開講した学生クラス第6期標準コースが閉講しました。
当日は午前中に模擬授業を行い、午後からは卒塾者の初任教員を招いての講座〈師範塾の先輩と語ろう〉を実施しました。現場ならではの実話や苦労話、そしてやりがいを語る先輩に、塾生たちも真剣に耳を傾けていました。この1年を振り返っての学生の感想には、
「塾の仲間と考えたり教えあったりすることで一人ではできない課題も乗り越えることができました。」
「自分のもつ人間性や技術を高めることができたと感じます。特に変わったことは教師として働く未来に希望と自信が湧いてきたことです。」
「生徒が成長していく姿を間近に見守り生徒を育てていく教師という職業に改めて魅力を感じ、教師になりたいと思いました。」
等々、1年間の成長が見て取れる言葉が綴られていました。
閉講式では、新村塾頭から「困難にも積極的に立ち向かう資質・力量を身に付け、たくましい人間力を備えた教員を目指して学び続けてほしい」と励ましの言葉がありました。そして第6期塾生代表からは「教師としての使命と責任を自覚し、師範塾で学んだことを生かしていきます。」と、力強い決意の言葉で締めくくられました。
塾生の皆さん、皆さんはこの1年間で大きく成長しました。自信を持って前進してください。
教員採用試験まであとわずか、ご健闘を心よりお祈りしております。(指導員一同より)
オープンスクール開講
オープンスクール(大学生・大学院生対象) |
6月15日(土)午後、石川県の教員を志望する大学生(1~3年)・大学院生(1年)対象に、いしかわ師範塾オープンスクールを開催しました。
今年は、県外の大学を含め7大学50名の皆さんが参加してくれました。
開講式では、新村塾頭から歓迎とともに期待と激励を込めた挨拶があり、引き続き、体験講座「授業づくりの基礎・基本」を行いました。その後、学生クラス標準コース6期生による11回目の模擬授業を参観し、最後に、本塾紹介DVDを視聴しました。
参加した皆さんからは、「模擬授業で先輩方の堂々としたすばらしい姿に驚きました。」「質の高さ・環境を自分の目で確かめ、参加を真剣に考えるようになりました。」などの声が聞かれました。
【オープンスクール日程】
1 講座体験「授業づくりの基礎・基本」
2 学生クラス標準コース「模擬授業」参観
3 「いしかわ師範塾紹介DVD」視聴
開講式 | 体験講座 | 模擬授業参観 |
午前中の小学校理科実験に自主的に2人の学生が参観しました。 | 理科実験では顕微鏡の使い方や燃焼などについて2会場で講義・演習が行われました。 |
現在、学生クラス標準コース、及び短期コースA日程に参加する学生さんを募集中です。申込み〆切(6月28日(金))には今しばらくあります。たくさんの申込みをお持ちしております。
↓申込みサイト
申込受付は終了しました。
2019年度「再任用教員研修」
第6期学生クラス短期コースB日程開催、C日程の閉講
第6期学生クラス短期コースB日程(2/21~2/26)、C日程(2/28~3/5)の閉講
第6期学生クラス短期コースB日程(2/21~2/26)、C日程(2/28~3/5)が無事閉講しました。
最終日は、午前中模擬授業を行ったあと、午後は「個に応じた支援・発達障害の理解」「いしかわ学びの指針」の講義の後、師範塾の受講を通して得たことを作文にまとめました。塾生の作文には、「深い愛情を持ち、どんな時も子どもに寄り添うことができる教師になりたい。」「教師になることは容易ではないけれど、夢に向かって精一杯の努力をしていきたい。」という言葉が綴られていました。
閉講式では、新村塾頭から「実践的な指導力や困難にも積極的に立ち向かう資質・力量を身に付け、総合的な人間力を備えた教員を目指して学び続けてほしい」と励ましの言葉があり、塾生代表からは感謝と「教師としての使命と責任を自覚し、師範塾で学んだことを今後に生かしていきたい。」という力強い決意の言葉がありました。
塾生の皆さんは、師範塾での実践的な講座を通し、この5日間で大きく成長しました。
教員採用試験まであと半年。教職を目指して人生を賭けた挑戦が始まります。
ご健闘を心よりお祈りします。
講座【ベテラン教員に学ぼう】 <示範授業の様子>
(赤池 庸子教諭) (田中 裕子教諭) (杉本 光司教諭)
第6期学生クラス短期コースB日程、C日程開講
第6期学生クラス短期コースB日程(2/21~2/26),C日程(2/28~3/5)開講
第6期学生クラス短期コースB日程(2/21~2/26)とC日程(2/28~3/5)には、全国41の大学から計130名の受講希望がありました。
2月21日(木)には、第6期学生クラス短期コースB日程が開講しました。
開講式では、新村塾頭が、教員をめざして全国から参加した64名の受講生に、「この5日間、教師としての心構えや使命感を育むよい機会とし、講義や模擬授業を通して実践的な指導力を身に付けてほしい。教職には大きな責任と苦労もあるが、やりがいもある。子どもをひきつける確かな指導力と深い愛情をもち、人間性を磨き、修養に努めてほしい。」と期待をこめて激励しました。
5日間で受講生は、児童・生徒の接し方や学級づくり、授業づくりなどについて、講義はもちろんロールプレイや考えを深め合う演習等を通して実践的に学びます。また、石川県の優秀教員やマスター教員による示範授業や講義もあります。特に、毎回行う模擬授業は、1クラス3~4名に分かれ、指導案づくりや10分間の模擬授業を通して実践的な指導力を徹底して学びます。
初日を終えた受講生からは「他大学の方と一緒に実践的に学べる良い機会」「貴重な機会として新しい知識や指導のコツをたくさん吸収したい」「不安で緊張していましたが、模擬授業は少人数でとても丁寧に見てくださって安心しました」などの感想がありました。
講座【ベテラン教員に学ぼう】 <示範授業の様子>
H30年度石川県公立学校教員採用内定者研修「ウォームアップセミナー」
平成31年度石川県公立学校教員採用内定者研修「ウォームアップセミナー」第2日目
平成31年度の教員採用内定者を対象とした「ウォームアップセミナー」第2日目は、3グループに分かれて、1月19日、1月26日、2月2日に行われました。この第2日目の研修には279名の参加申し込みがありました。
いずれの日も午前中には、「著作権と情報モラル」(講義及び演習)と「職場に生きるコミュニケーション」(講義及び演習)、そして午後からは、講話「ふるさと石川(石川の歴史、自然、工芸)」が行われました。「石川の歴史」は、「金沢城と歴史史料」と題して、石川県金沢城調査研究所長 木越 隆三 氏が、「石川の自然」は、「石川の植物」と題して、元県立自然史資料館長 本多 郁夫 氏が、「石川の工芸」は、「開窯360年 九谷焼の歴史と魅力」と題して、能美市九谷焼資料館長 中矢 進一 氏が講話されました。
4月から教壇に立つ受講者にとって、この研修がふるさと石川の文化や歴史に対する知識を深め、実り多いものになったことと思います。そして、自分の興味・関心のあることを追求して学び続けることの大切さと児童・生徒にもしっかりと教えるとともに、ふるさとを愛し、ふるさとに誇りを持った人づくりにも努めていただくことを期待しています。
「ふるさと石川」 講演の様子
「石川の歴史」 「石川の自然」 「石川の工芸」
講師 木越 隆三 氏 講師 本多 郁夫 氏 講師 中矢 進一 氏
学生クラス標準コース 6日目「教育課題実践への理解1」
1月12日(土) 学生クラス標準コース 6日目「教育実践課題への理解1」
1月12日の標準コース6日目では、午前中は、石川県教員総合研修センターの柴田和美課長と飛龍邦臣指導主事を講師に招き、「教育実践課題への理解1~道徳教育について~」の講座を実施しました。
小学校・中高等学校とも、新しく教科化された道徳の示範授業を中心に、「押し付け道徳」ではない「考え、議論する道徳」についてわかりやすく講義をしていただきました。示範授業では、児童生徒を引き込む導入の工夫、自分の考えを表現する具体的な方法、交流のさせ方などを体感することができました。受講生からは、「新しい道徳では、子ども自身が自分で自分を問う場面をつくる必要があること、また、見えない部分(思いや考え、価値観)に働きかけていくことが大切だと分かった」などの感想がありました。
午後は、小学校は、石川県教員総合研修センターの諸江真美指導主事を招き、「他教科からの指導のヒント・国語」と題して国語の授業づくりについて学びました。受講生から「ゴールを明確にし、全体の活動の見通しをもって授業づくりをする大切さを知りました」などの感想が寄せられました。その後、標準コースでは初めて国語の模擬授業に挑戦しました。中高等学校は、何のために評価を行うのか等グループ協議を交えながら「子どもを育てる評価と指導」について学びました。
◆講座の様子から
【道徳教育について】
<小学校 講師:飛龍指導主事> <中高等学校 講師:柴田課長>
<小学校国語 講師:諸江指導主事> <指導助言を行う指導員>
H31年度石川県公立学校教員採用内定者採用前研修 開催!
平成31年度石川県公立学校教員採用内定者採用前研修「ウォームアップセミナー」開催
平成31年度の教員採用内定者を対象とした「ウォームアップセミナー」が、12月4日から始まりました。セミナーは3月10日までに、全3日間行われます。
この研修は、教員採用内定者が教員としての使命を自覚し、情熱をもって教育活動に取り組むことができるよう、必要な知識や技能を身に付けることを目的としています。3日間の研修を通して、教員採用内定者が、社会人となる前の不安や悩みを解消し、4月から円滑に教員生活を始めることを期待しています。
第1日目の「学校参観<教員の一日>」は、新規学卒者等153名が、県内の21校で受講しました。参加者は、ベテラン教員の授業見学や若手教員との意見交換を通じて、教職に就く自覚を新たにしていました。
【学校参観受け入れ校】
小学校(10校) ・・・ 山代小、浜小、松任小、野々市小、西南部小
泉野小、清湖小、宇ノ気小、山王小、穴水小
中学校(5校) ・・・ 南部中、松任中、清泉中、津幡中、羽咋中
高等学校(3校) ・・・ 小松工高、金沢桜丘高、津幡高
特別支援学校(3校)・・ ろう、明和特別支援、いしかわ特別支援
第2日目は「職場に生きるコミュニケーション」「著作権と情報モラル」、第3日目は「授業づくり」「学級づくり」「社会人に必要なマナー」等の研修を実施する予定です。
◆学校参観の様子から
授業見学(浜小学校) 若手教員との懇談(山代小) 若手教員との懇談(松任小)
第5回 学生クラス 標準コース 開催!
12月8日(土)第5回 学生クラス 標準コース 「ICTを使ってみよう」
鹿野利春調査官 石田浩幸担当課長
第4回 学生クラス標準コース開催!
11月17日(土) 第4回 学生クラス標準コース 「ベテラン教員に学ぼう」
11月17日の標準コース4日目では、平成28・29年度マスター教員並びに平成30年度優秀教員の方4名を講師にお招きし、「ベテラン教員に学ぼう」の講座を実施しました。
小学校は2組に、中高等学校は文系と理系に分かれ、示範授業や「授業づくりの基礎・基本」「学級づくり・生徒指導について」の講義をしていただきました。
示範授業では、授業のための準備はもちろん、児童・生徒への具体的な言葉かけや交流のさせ方などを体感することができました。授業づくりや学級づくりに関する優れた教育実践から、受講生は多くのことを学ぶことができました。受講生の感想には、「児童の主体性を大事にし、気持ちに寄り添った言葉かけや発問をすることが大切だと感じました」「教育に対するゆるぎない信念や願いをもつことの大切さを感じ、自分もこうなりたいと感じることのできた時間でした」等の言葉が綴られていました。
◆示範授業の様子から
【小学校】
<河内教諭の示範授業(理科)> <作田教諭の示範授業(算数)>
【中高等学校】
<文系:越後教諭の示範授業(英語)> <理系:寺井教諭の示範授業(数学)>
第6期学生クラス短期コース(A日程)を終えて
第6期学生クラス短期コースを終えて
第6期学生クラス短期コースA日程(期間8/25,26,27,30,31)が終了しました。
石川県内外13の大学から参加した受講生19名は、5日間集中して、教員としての心構えや授業づくりの基礎を学びました。
師範塾の指導の4本柱の1つである【教師としての心構え】では、石川県の教育の現状や「求める教師像」について具体的な説明を聞きました。
また、【コミュニケーション力の育成】では、「相手に伝わる聞き方・話し方」「子どものほめ方・叱り方」の講座やグループ協議・ロールプレイなどで、力をつけました。
【実践的指導力の養成】では、5日間の講義と模擬授業を通して、授業プラン作成の手順や既習の入れ方、つまずきの予測と指導の仕方などを学びました。
マスター教員の早川実宝先生をお招きしての「ベテラン教員に学ぼう」の講座では、示範授業に続いて授業づくりや学級づくり等について指導をいただきました。
今後、受講生の皆さんには、いろいろと経験を積む中で実践的な指導力を身に付け、困難にも立ち向かえるたくましい人間力を備えた教員を目指してほしいと思っています。
短期コースB・C日程の募集は、12月10日(月)から始まります。詳細は、いしかわ師範塾のホームページをご覧ください。
第6期学生クラス標準コース開講!
8月4日(土) 第6期学生クラス標準コースの開講
(開講式) (講義「石川県の求める教師」)
第6期学生クラス標準コース開講8月4日(土)、第6期学生クラスの標準コースが開講しました。
開講式では、新村塾頭が学習指導要領改訂など学校教育現場の動向について触れ、「師範塾での失敗は無駄ではなく恥ずかしくもない。失敗から大いに学んでほしい。」と激励しました。受講者は、過去最多の131人で、約1年かけて教員としての心構えや授業づくりの基礎を習得します。
県教員総合研修センター平畠所長による講義では、求められる教師像や石川県の教育の現状や施策などについて説明がありました。
演習では、「こんな先生になりたい」をテーマに作文を書きました。作文の中には、「子どもたちに学校の楽しさや学ぶおもしろさを伝え、笑顔あふれる学級づくりのできる先生になりたい。」「子どもの心に寄り添い、成長を支えてあげられる先生になりたい。」「生徒の目を輝かさせる授業や言葉を持った先生になりたい。」など、めざす教師像への熱い思いが溢れていました。
午後の講座では、授業づくりの基礎を学び、初めての模擬授業に挑戦しました。
第5期標準コースの閉講について
いしかわ師範塾学生クラス 第5期標準コースの閉講について
6月23日(土)、昨年8月5日に開講した学生クラス第5期標準コース が閉講しました。 当日は、最後の模擬授業を行ったあと、卒塾者の初任教員を招いての講座「師範塾の先輩と語ろう」を実施しました。塾生からは、「現場で活躍されている先輩から具体的な話を聞き、教師という仕事にやりがいを感じた。」「先輩のように充実した教員生活が送れるように頑張りたい。」等の感想が寄せられました。また、塾生の作文には、「いしかわ師範塾では、同じ目標を持った仲間とともに学び合い、高め合うことができた。」「講座や模擬授業で得た学びを土台として、児童の思いに寄り添い全力でサポートできる教師になりたい。」という言葉が綴られていました。
閉講式では、新村塾頭から「実践的な指導力や困難にも積極的に立ち向かう資質・力量を身に付け、総合的な人間力を備えた教員を目指して学び続けてほしい」と励ましの言葉があり、第5期塾生代表からは感謝と「教師としての使命と責任を自覚し、師範塾で学んだことを今後に生かしていきたい。」という力強い決意の言葉がありました。
塾生の皆さんは、師範塾での実践的な講座を通し、この1年間で大きく成長しました。
教員採用試験まであと一か月足らず…。教職を目指して人生を賭けた挑戦が始まります。
ご健闘を心よりお祈りします。 (指導員一同より)
(塾頭の挨拶) 講座「師範塾の先輩と語ろう」
オープンスクール(大学生・大学院生対象)
6月2日 平成30年度いしかわ師範塾オープンスクール(大学生・大学院生対象)
6月2日(土)午後、石川県の教員を志望する大学生(1~3年)・大学院生(1年)対象に、いしかわ師範塾オープンスクールを開催しました。
今年は、県外の大学を含め8大学38名の皆さんが参加してくださいました。
開講式では、野川師範から歓迎と期待を込めた挨拶があり、引き続き、「授業づくりの基礎・基本」講座を体験しました。その後、現在の塾生である第5期生の模擬授業を参観し、いしかわ師範塾の紹介DVDを視聴しました。
参加した皆さんからは、「模擬授業のレベルが高く驚いた。」「オープンスクールに参加して教員になりたい、師範塾に通いたいという思いが強くなりました。」という声が聞かれました。
【日程】
1 講座体験「授業づくりの基礎・基本」
2 学生クラス「模擬授業」参観
3 「いしかわ師範塾紹介DVD」視聴
(開講式) (授業づくり講座) (模擬授業参観)
6月2日 平成30年度 いしかわ師範塾 学生クラス講座公開・教育懇談会
6月2日 平成30年度 いしかわ師範塾 学生クラス講座公開・教育懇談会
6月2日(土)午後、県内7大学から18名の関係者の出席をいただき、「平成30年度 いしかわ師範塾 学生クラス講座公開・教育懇談会」を開催しました。
いしかわ師範塾及び県教員総合研修センターの取組について理解を深めていただくとともに、貴重なご意見をいただくよい機会となりました。
教育懇談会では、「小グループの模擬授業は力がつく。指導員はまず長所をほめてから改善点を指摘していて、大学の実習指導の参考にしたい」、「大学の枠を超えて、互いに学び合うことは貴重な経験である」や「集合型研修を削減し校内研修の充実を図ることは評価したい。学校現場でも個人の到達度に応じた研修が必要である」、「若手とベテランが組んで指導することで教育効果が上がる」等、多岐にわたり貴重なご意見をいただきました。
【日程】
1 「いしかわ師範塾紹介DVD」視聴
2 学生クラス「模擬授業」参観
3 教育懇談会
(1)学生クラスについて
(2)若手教員の育成について
( 教育懇談会の様子 )
金大養護教諭特別別科学生を聴講生として受け入れ!
4月14日(土)、教員志望者を養成する「いしかわ師範塾」学生クラス標準コースに、金沢大学養護教諭特別別科(1年制)に入学した女性7名が聴講生として入塾しました。入塾に当たり、新村塾頭から「養護教諭の基礎が身につくようきめ細やかに指導する。心構えや使命感を深める良い機会にしてほしい」と励ましの挨拶がありました。
同科からの学生受け入れは初めで、学生7名は7月に実施される来年度の教員採用試験で合格することを目標に短期間で実践的な指導力を身に着けることを誓いました。7名は6月まで4回の講義・演習で授業の進め方などを学び、「保健室の先生」をめざします。
◇受講生の感想より
・「個に応じた支援」の講座では、個々に違う特性を理解することや子どもたちの良さ、得意なことをどれだけ見つけられるかが重要であることを再認識した。
・模擬授業では、対象(児童生徒)に合わせた話し方、板書の仕方、授業のねらいを焦点化することの大切さを学んだ。2回目の授業に反映させたい。
・模擬授業では、授業づくりの基礎、ポイントを教えていただいた。今日学んだことを次回に生かしていきたい。
平成30年4月17日(火) 平成30年度 「第1回再任用教員研修」
(新村塾頭の開会挨拶) (研修の様子:野田講師)
4月17日(火)、「第1回再任用教員研修」に、129名の再任用教員の皆さんが参加されました。開会に当たり、新村塾頭から「教育現場で培った豊富な経験や知識を、引き続き石川県の教育のために活かすと共に、教育現場で増えている若手教員にも指導技術などをお伝え願いたい」と期待とねぎらいの挨拶がありました。
株式会社インソースの野田泰正氏が講師を務め、「再任用職員に求められる役割」、「あらためて『働く理由』を考える」、「知識・ノウハウを伝承する」という内容で研修が行われました。
◇参加者の感想より
・再任用という立場を踏まえて、職場での良い相談相手になれればよい。
・新たなステージにあたり、人間関係を再考し、「今さら」を「今こそ」の思いで頑張りたい。
・教員としての義務や責任などの研修と思って参加したが、これからの生き方とか、ベテラン教員として求められる役割などについて理解を深める有意義な研修であった。
第5期学生クラス標準コース
3月17日 第5期学生クラス標準コース「教育実践課題への理解」
3月17日(土)、標準コースにおいて「教育実践課題への理解」の講座を実施しました。小学校では金沢教育事務所大塚あかね指導主事を講師に、「道徳」の学習指導要領改訂のポイントや具体的な授業の展開、指導法について学びました。中・高等学校では石川県立輪島高等学校教頭平野敏先生を講師に、「アクティブ・ラーニング」の有効な技法や授業に活かすポイントなどについて学びました。
<受講生の感想から>
・道徳教育についてのイメージを明確に持つことができました。子どもに何を学ばせたいのかを考え、子ども達が「考えたい」と思えるような授業づくりが大切なのだと思いました。私は大塚先生の模擬授業を受けて「何でだろう」と考えたいという気持ちが生れました。子どもが「考えたい」と思えるような授業づくりを考えていきたいです。
・道徳が教科化になって、どのように評価するのかと疑問に思っていましたが、今日の話を聞いて教科化の意図が分かりました。
・アクティブラーニングについての講座を実践しながら受けてみて、とても楽しくて、時間の経つのが早かったです。今回教えていただいたことを活かして、授業をつくっていきたいと思いました。
・アクティブ・ラーニングはやはり参加できるので楽しいと感じましたが、同時に気をつけなければいけない点も多いと思いました。教員になったときには、授業に取り入れる際の配慮をしっかりしながら、積極的に実践していきたいと思います。
学生クラス標準コース「企業体験研修」
3月16日(金)午後、学生クラス標準コースの塾生77名が、本年度から始まった「企業体験研修」に参加しました。
訪問企業は、中村留精密機械工業株式会社、株式会社アクトリー、津田駒工業株式会社、コマツ粟津工場の4企業で、各企業とも、「企業に求められる人材」についての講話、工場見学、若手職員との交流という形で研修が進みました。
ほとんどの学生にとって初めて体験する研修であり、
・企業が求めるのは、専門的知識はもとより、「挨拶」「協調性」等の「人間性」を有し ている人材であること
・機械づくりの要の工程では、熟練工の匠の技が必要であること
・若手の職員が「学び続けることの大切さ」を口を揃えて力説したこと
等、今後の教員生活に活かすことのできる多くの示唆をいただきました。研修後のアンケートでは、この事業のねらいである「視野を広め、教員としての資質の向上を図る」ことが十分に達成できたことがうかがえました。
第5期学生クラス短期コースB,C日程
(閉講式での受講生代表挨拶) (講座の様子)
2月22日(木)に開講した第5期学生クラス短期コースB,C日程は、それぞれに5日間の全日程を終了し、3月6日(火)に閉講しました。指導の4本柱「教師としての心構え」「実践的指導力の養成」「コミュニケーション力の育成」「教育体験の充実」に基づいた講座を実施し、受講生は意欲的に取り組みました。閉講式では、新村塾頭から「苦労や困難があっても教職は生涯かけてやり甲斐のある職業である。学び続けながら子どもとともに成長してほしい。」との言葉があり、受講生代表からは「いしかわ師範塾で学んだ多くのことを活かし、挑戦することを忘れず、子ども達に生きる力を育める教師になりたい。」との力強い言葉がありました。
-----<受講生の感想から>-----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
・私が師範塾を初めて知ったのは高校生の時でした。進路を決めて教員になりたいと思い母に相談したところ「師範塾っていうのが石川県にあるから行っておいで。」と言われたのが受講するきかっけでした。師範塾に参加して教員の在り方、授業の流れ、障害のある生徒にはどう対応するかなど、学校で学ばなかったことを学ぶことができて、参加してとてもよかったです。
・正直「とりあえず行っておこう。」という甘い考えで申し込みをした。しかし、師範塾で私のまだまだ至らない所、考えの甘さを思い知らされるとともに、私の良い点や大学で既習した大切なポイント等を改めて認識するよい機会となった。同じ教師をめざす仲間かつライバルになる人達と刺激し合うこの5日間は、私の向上心、学びの意欲の大きな糧となるだろう。
学生クラス短期コースB,C日程
第5期学生クラス短期コースB日程 開講式
2月22日(木)、第5期学生クラス短期コースB日程は、79名の受講生を迎え開講しました。開講式では新村塾頭から「子どもをひきつける確かな指導力と深い愛情をもち、人間性を磨き、教養と社会性を身に付けてほしい。」と期待を込めた挨拶がありました。そして、平畠県教員総合研修センター所長、島村県教育委員会教員確保・指導力向上推進室次長、才鴈センター次長からも激励の言葉がありました。5日間で受講生は、児童・生徒の接し方や学級づくり、授業づくりなどについて、講義や演習等を通して学びます。毎回行う模擬授業では、指導員19名と招聘指導員が指導にあたり、実践的な指導力を養います。初日を終えた受講生からは「この短期日程で、確実に自分のスキルをレベルアップできると感じています。子どもたちのために、わかりやすい授業を情熱をもって取り組みたいと、改めて火がついた気がします。自分の成長をこれからもっと実感するため、一生懸命頑張りたいです。」との意欲あふれる感想がありました。
C日程は、3月1日(木)に開講します。
(開講式) (指導員紹介)
第5期学生クラス標準コース
2月17日(土) 第5期学生クラス標準コース「教具・機器を使ってみよう」
2月17日(土)、学生クラス標準コースにおいて、「教具・機器を使ってみよう」の講座を実施しました。中・高等学校では、国立教育政策研究所教育課程調査官 鹿野利春氏を講師に迎え、これからの授業の中でどのようにICTを活用していくかを、一人一台タブレットを使い演習しました。小学校では、金沢市立新竪町小学校長 山田菊代氏と金沢市立大野町小学校長 村田万里子氏を講師に迎え、電気や燃焼、水溶液の性質などについて、観察・実験を通して学びました。
(理科実験講座①) (理科実験講座②) (ICT活用講座)
<受講生の感想から>
・理科の実験にはワクワクする部分が多い分、留意する点も非常に多いことがわかった。安全面に配慮した上で、児童に何を学ばせたいかを明確にしていく必要があるので、教師側の事前準備が大切だと感じた。
・中学校を卒業してから、実験器具に触れる機会が少なく忘れているものもあったので、一度見直すことができてよい機会になった。実験では危険が伴うので、事前の注意や約束をきちんとおさえることが大切だと学んだ。
【中・高等学校】
・機械があまり得意ではないのでとても不安に思っていたが、実際に使ってみて、それほど難しい操作はなくわかりやすかったので、積極的にICTを活用していきたいと思う。
・実際にタブレットを用いて、生徒の立場になってどんな活用方法があるのかを体験できたため、ICTの便利さを改めて実感した。大学ではなかなか体験できないことを、師範塾で体験できるのはよいことなので、今後もICT活用の講座は続けてほしいと思う。
平成30年度石川県公立学校教員採用内定者研修
「ふるさと石川(石川の歴史)」の講演 「著作権と情報モラル」の講義及び演習
1月20日(土)、「平成30年度石川県公立学校教員採用内定者研修『ウォームアップセミナー』」を開催しました。目的は、採用内定者が教育公務員としての使命を自覚し、情熱をもって教育活動に取り組むことができるよう、必要な知識や技能を身に付けることです。
午前中には、「著作権と情報モラル」(講義及び演習)、続いて「職場に生きるコミュニケーション」(講義及び演習)、そして午後には、「ふるさと石川(石川の歴史)」の講話を、石川県金沢城調査研究所長 木越 隆三 氏にしていただきました。受講者にとって、学校現場で必要な知識を得たりふるさと石川を再認識したりする格好の研修となりました。
◇受講者の感想より
・石川県で生まれましたが、石川県の文化遺産で知らないものがたくさんあり、勉強になりました。石川県を誇りに思う子ども達を育てるためには、自分自身もっと知識がないといけないと感じました。
・著作権や情報モラルについては、人並みには知っている気でいましたが、具体例など出されて考えてみると、案外初めて知ることばかりでした。
・同僚・保護者・児童との関係をつくるために大切なコミュニケーションの力は、真摯な態度で迅速に対応したり、相手の話を傾聴し、誠意をもって話を聴いたり、一人で抱え込まず、チームとして対応したりすることであると改めて感じました。
学生クラス標準コース 「学校実習」
学生クラス標準コース 「学校実習」
学生クラス標準コースでは、10月~翌年6月に、90時間を目安として学校実習を実施しています。学校実習では、学校現場で実際の教育活動に参加し、子どもたちとふれあったり、教育実践を見学・体験したりして、教師になろうとする意欲や、コミュニケーション力、実践的指導力を高めています。
◆学校実習の様子から
(小学校:算数 指導補助) (小学校:体育 指導補助)
校長先生をはじめ、教頭先生や担当の先生方から、子ども達への接し方など、きめ細かな指導をいただきながら、塾生達は子どもたちに励ましの言葉をかけたり、ともに活動したりして、意欲的に実習しています。
「たくさんのことを学んでいます。」「毎回、とても楽しいです。」と、笑顔で話す塾生達です。
平成29年度 高校生対象オープンスクール
平成29年度 高校生対象オープンスクール
12月9日(土)、高校生対象のいしかわ師範塾オープンスクールを開催しました。
11校30名の高校生の皆さんが参加してくださいました。
開講式では、新村塾頭から歓迎と期待を込めた挨拶があり、引き続き、いしかわ師範塾の紹介DVDを視聴していただきました。
講座は「仲間づくりゲームの体験」からスタートし、「〈ほめ方〉ロールプレイの体験」「模 擬授業の参観」と続きました。
参加した高校生からは、一様に「将来の進路を考えるうえで、とても参考になった。」という声が聞かれました。
◆仲間づくりゲームの体験
「UFOランディング」の様子 ◆〈ほめ方〉ロールプレイの体験 ◆ 模擬授業の参観
参加者の感想から
・多くの高校からの参加者がいて、仲間づくりゲームを通して、同じ夢をめざす人達と交流ができました。
・全く知らない人との交流はとても緊張しましたが、「ほめ方」の講座で共感してうなずき笑顔で答えてくれて、緊張がほぐれました。
・模擬授業では、大学生がアドバイスし合うなど、自主性があり生き生きしていて素敵でした。私もさらに教師になりたいと思えたので、参加してよかったです。
・模擬授業を参観して「こうやって授業するんだ、こうやって教えるんだ」など、教員になる過程が見えた気がしました。勉強になることがたくさんありました。
・私は、絶対に石川県の教員になりたいと思っているので、今日見た大学生のキラキラした姿を忘れずに頑張りたいと思います。
採用前研修(ウォームアップセミナー)始まる
第4回 学生クラス標準コース 「ベテラン教員に学ぼう」
11月18日(土) 第4回 学生クラス標準コース 「ベテラン教員に学ぼう」
11月18日の標準コース4日目では、4名の平成28年度マスター教員の方々を講師にお招きし、「ベテラン教員に学ぼう」の講座を実施しました。
小学校は2組に、中高等学校は文系と理系に分かれ、示範授業や「学級づくり・生徒指導」についての講義をしていただきました。豊富な教育実践からの専門的・具体的な内容で、受 講生は多くのことを学ぶことができました。
◆示範授業の様子から
【小学校】
( 右近教諭の示範授業(道徳) ) ( 笠松主幹教諭の示範授業(道徳) )
【中高等学校】
( 文系:亀井教諭の示範授業(英語) ) ( 理系:堀口教諭の示範授業(理科) )
◆受講生の感想から
【小学校】
・道徳だけでなく学級経営についてもたくさん学ばせていただき、ますます教師になりたいという気持ちが強くなった。先生の教育に対する熱い気持ちがすてきで、心に響いた。
・道徳の授業で、自分の考えに変化が生まれる瞬間があるのだと思った。また、考えを持つだけでなく、その考えから普段の生活や行動を見つめなおすことも大切だと分かった。
【中高等学校】
・講義にあった「教えたい気持ちを少しおさえて、どうしたら生徒の思考を活性化することができるかを考える」ということはとても大切なことで、私も意識していきたいと思った。
・生徒が実験に引き込まれるような課題で、ワークシートもまとめやすく、最後に生徒自身が授業の振り返りができ、生徒にとって分かりやすく楽しい授業構成だと感じ、貴重な学びとなった。
8月31日(木) 第5期学生クラス短期コースの閉講
8月31日(木) 第5期学生クラス短期コース(A日程 期間8/19~8/31)の閉講
8月19日(土)に開講した第5期学生クラス短期コースA日程は、8月31日(木)に、5日間の全日程を終了し閉講しました。模擬授業は、昨年度までは4回実施していましたが、今年度からは受講者のニーズを踏まえ、全日程(5回)で実施し充実を図りました。
(閉講式) (模擬授業の様子)
--受講生の感想から--
この5日間で一番大きな影響を受けたのは、模擬授業でした。先生方や仲間達からアドバイスをもらいながらの授業はとても刺激的であり、たくさんの新しい学びが回数を重ねるごとに自分に定着していく感覚がとても嬉しかったです。理想の教師像や授業のビジョンが鮮明に見えてくる、とても濃い充実した時間を過ごすことができました。
閉講式では新村塾頭から「教職は高度な専門職であり、指導力は一朝一夕で身につくものではなく、研究と修養を重ねて身につくものです。石川県の発展のため、地元に戻って子どもためのために力を尽くしてほしい。」との言葉があり、石川県教員総合研修センター平畠所長からは労いと励ましの言葉をいただきました。受講生代表からは「いしかわ師範塾で学んだ力をいかし、子どもを理解し適切に励ますことができるような教師になりたい。石川県で教師になりたいという思いが強くなりました。」との力強い言葉がありました。
短期コースB・C日程申込みの受付は、12月11日(月)から始まります。詳細は、いしかわ師範塾のホームページをご覧ください。