SSH活動記録

2年生普通科理系 課題研究ポスター発表会

 1月17日(月)半年間の研究の集大成として、2年生普通科理系の課題研究のポスター発表会が行われました。数学、物理、化学、生物、体育の5分野の研究について、自分たちが設定したテーマに関するポスター発表を行いました。みんな自信を持って堂々と発表し、他のポスターに対しても熱心に質問をしていました。

 この日は科学技術振興機構(JST)の主任調査員 桒原爾先生と、石川県教育委員会学校指導課 寺岸俊哉先生が、物理・数学の授業と、ポスター発表会を参観しに来てくださいました。桒原先生から「生徒のみなさんの一生懸命さが伝わってきた。内容を伝えようという強い思いを感じました。」という励ましの言葉を頂きました。この経験を生かして、大学で行う研究につながる日々の学習に対しての頑張りを期待したいです。

【物理の授業の様子】

 

 

 

 

 

 

【ポスター発表の様子】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

サイエンス・フェスタ2021 in サイエンスヒルズこまつ

 12月12日(日)にサイエンスヒルズこまつで開催された「サイエンス・フェスタ2021」に、本校の生物部、理化部の生徒19名が参加し、3つの実験講座(「携帯カイロを自作してみよう!」「DNAストラップをつくろう!」「カオスを体験しよう!」)を行いました。会場では、小松高校のブースに100人を超える子供たちが来てくれました!参加した小学生たちは、新型コロナウイルスの感染防止対策をしっかりとりながら、とても熱心に、また楽しそうに実験に取り組んでいました。

 

【携帯カイロを自作してみよう!】【DNAストラップをつくろう!】  【カオスを体験しよう!】 

 

 

 

 

 

 

 

 

WPI サイエンスシンポジウム・石川県SSH生徒研究発表会 合同開催

 12月18日(土)石川県立音楽堂で、石川県のSSH指定校3校(金沢泉丘高校、七尾高校、小松高校)とNSH(ニュースーパーハイスクール)指定校の金沢二水高校、そして金沢大学付属高校が参加して、WPI サイエンスシンポジウム・石川県SSH生徒研究発表会が合同開催されました。

 SSH指定3校による口頭発表が行われ、本校からは、11月の校内選考会で選ばれた理数科2年生の課題研究2グループ「 瓶から液体を注ぐときに出る音の性質について」と「フィボナッチ数列による面積のパラドックスの考察」が代表として発表を行いました。その後、参加校5校のすべての課題研究のポスター発表が行われました。ここで、理数科2年生の生徒達は、他校の生徒達や先生方とのポスターセッションを行うことで、今後の研究の参考にすることができました。

 また、審査の結果、「 瓶から液体を注ぐときに出る音の性質について」が口頭発表・ポスター発表共に最優秀賞を受賞し、来年3月に京都大学で行われる「京都大学サイエンスフェスティバル2021」への石川県代表に選ばれました!さらに「フィボナッチ数列による面積のパラドックスの考察」がポスター発表の奨励賞を受賞しました!

【とくとく音 口頭発表の様子】

 【とくとく音 最優秀賞W受賞!】

   

 

 

 

 

 

 

 

 

 【フィボナッチ数列 口頭発表の様子】

 【フィボナッチ数列 奨励賞受賞!】 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【ポスター発表の様子】

SSH研究発表会

 12月15日(水)SSH研究発表会を開催し、大学の先生方及び県内の高校の先生方など多数ご来場いただきました。午前は公開授業(「理数数学Ⅱ」・「課題探究Ⅰ」)、午後はポスター発表会を行いました。なお、公開授業の様子はYouTubeでライブ配信され、事前に申し込んだ沢山の方が見てくださいました。

<午前:公開授業>
(1) 「理数数学Ⅱ」(2,3限;理数科2年生対象)では数学と物理の融合授業が行われました。最短距離や、つりあい問題について、微分を用いた最小作用の原理から考察しました。
(2) 「課題探究Ⅰ」(3限;理数科1年生対象)では物理の探究授業が行われました。アクリル板に光の減衰実験に取り組み、得られた実験結果について物理的に考察しました。
 生徒たちからは、「習っていない内容を、実験を通して自分で考えて発見し、結果を考察できたのが良かった」、「解いたことのある問題を新しい方法で解くというのがとても面白かった」という感想が聞かれました。

<午後:学校設定科目「課題探究Ⅱ」ポスター発表会>
 5限目はこれまでの研究の集大成として、大学の先生や大学院生の方々をお招きして、ポスター発表会を行いました。みなさん大変熱心に耳を傾け、様々な専門的アドバイスをしてくださいました。自分たちが考えていなかった新しい視点からの提案をしてもらえて、より深く研究について考えることができて、生徒達はとても喜んでいました。
 また、6限目は理数科1年生を対象にポスターセッションを行いました。ここでも熱心な質疑応答が行われ、多くの理数科2年生からは「前回の口頭発表と比べてポスター発表は距離が近いので、より詳しく伝えることができて良かったし、1年生がたくさん質問をしてくれてとても嬉しかった」という声が聞かれ、参観した理数科1年生からは「2年生の工夫とまとめ方がとても参考になり、来年につなげたいと思った」いう声が多数聞かれました。その後、ポスターセッションで指摘していただいたことを今週土曜日に行われる石川県SSH生徒研究発表会(WPIサイエンスシンポジウム)に生かせるように、すぐに話し合い、ポスターの内容を再検討・手直しを行いました。
 講評者として来校してくださった大学の先生や大学院生・大学生の方々、本当にありがとうございました。

★来校してくださった先生・大学院生・大学生
北陸先端科学技術大学院大学        國藤 進   名誉教授
金沢大学 理工研究域数物科学類      佐藤 政行  教授
金沢大学 理工研究域数物科学類      阿部  聡  教授
金沢大学 理工研究域フロンティア工学類  小松﨑 俊彦 教授
金沢大学 理工研究域フロンティア工学類  樋口 理宏  准教授
金沢大学 理工研究域数物科学類      川上  裕  准教授
金沢大学 理工研究域地球社会基盤学系   森下 知晃     教授
金沢工業大学バイオ・化学部応用化学科   草野 英二  教授  
金沢工業大学バイオ・化学部応用化学科   鈴木 保任  教授
福井大学教育・人文社会系部門       遠藤 貴広     准教授
石川県立大学 生産科学科         髙原 浩之  准教授
石川県立大学 生物資源工学研究所     中谷内 修  助教

金沢大学 理工研究域数物科学類修士1年      宮崎 真悠子 氏
金沢大学 理工研究域数物科学類修士1年      山岡 弘学 氏
金沢大学 理工研究域数物科学類修士2年      南  裕也 氏
金沢大学 理工研究域数物科学類修士2年      渡邉 元嗣 氏
金沢大学 理工研究域地球社会基盤学類修士1年 石黒  歩 氏
金沢大学 理工研究域地球社会基盤学類修士1年 岡田 颯馬 氏
石川県立大学 生産科学科4年                       松山 純佳 氏
石川県立大学 生産科学科4年               日比野 隼平 氏

【公開授業の様子】

 

 

 

 

 

 

 【ポスター発表会の様子】

 

 

 

 

 

第3回韓国ZOOM交流

 11月22日(月)に28Hの11名の生徒が参加し、大田科学高校とのZOOM科学交流の最終回(2021 DSHS Komatsu International Exchange Program) が行われました。
 事前に、9月27日(月)に第1回(自己紹介と学校紹介)、10月28日(木)に第2回(発表班による研究の概要説明)を行ってきましたが、最終回では、両校の校長先生の挨拶の後、28Hの研究2班の発表(鉱脈の予想の研究、最も消臭効果のある物質の研究)、共同研究班の発表(土壌の液状化現象に関する研究、種子の発芽における水質分析の研究)が行われ、質疑応答を通して、各研究への理解を深めました。
 また、両国の文化をより深く理解するために韓国の子供の遊び、韓国の映画に見られる韓国文化、日本のスポーツ(相撲・弓道・競技かるた)、石川県の祭りに関する文化紹介発表が行われました。祭りの発表では、「山中節輪踊り」の手の動きを紹介し、全員で踊りに挑戦する場面があり、大変盛り上がりました。
 韓国の先生方からも小松高校生徒の積極的な参加に対して、賞賛の声がありました。

【2021 DSHS Komatsu International Exchange Program リーフレット】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【記念のスクリーンショット!】                                                    【山中節輪踊りの様子】         

校内SSH生徒研究発表会

 11月3日(水・祝)理数科2年生の学校設定科目「課題探究Ⅱ」における課題研究の校内発表会が行われました。なお、発表会の様子はYoutubeでライブ配信され、事前に申し込んだ沢山の方が見てくださいました。
 生徒達は10グループに分かれ、それぞれのテーマで約半年間取り組んできた課題研究の結果についてパワーポイントで、口頭発表しました。
 審査員として大学の先生方をお招きし、審査・講評をしていただきました。これらのアドバイスを今後の研究に生かして、さらに研究を深めていってほしいと思います。
 参加した理数科1年生は来年度、自分たちが実際に課題研究を行うので真剣そのものでした。とても活発な質疑応答が行われ、1年生は来年に向けて、2年生はこれからの研究に大変参考になったのではないかと思います。
 今年度も昨年度に引き続き、ゲストとして大聖寺高校、小松明峰高校が研究発表してくださいました。忙しい中研究をまとめ、発表のために来校していただき本当にありがとうございました。

★審査員の先生方
國藤  進(数学・北陸先端科学技術大学院大学 名誉教授)
伊藤 正樹(生物・金沢大学理工研究域生命理工学系 教授)
田中 忠芳(物理・金沢工業大学基礎工学部 准教授)
加賀谷重浩(化学・富山大学大学院理工学研究部 教授)
川上  裕(数学・金沢大学理工研究域数物科学系 准教授)
森下   知晃 (地学・金沢大学 理工研究域地球社会基盤学系 教授)
寺岸 俊哉(生物・石川県教育委員会学校指導課 指導主事)

★発表順
大聖寺高校   学校をよりよくするための取り組みについて 
小松明峰高校  マスクと飛沫
インクの広がりと紙の密度の関係
鉱脈の予測
瓶から液体を注ぐときに出る音の性質について
フィボナッチ数列による面積のパラドックスの考察
指スマにおけるセメントの有用性
スピルリナの増殖条件についての研究
二次元バーコードを利用した暗号の作成
平面展開による金属樹(銅樹)の成長過程における経時変化(白化・緑化)の研究
ヨーヨーのメカニズム
最も消臭効果のある物質は何か

 大聖寺高校の発表 ↓               小松明峰高校の発表 ↓

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第2回韓国ZOOM交流

10月28日(木)、韓国大田科学高校との第2回ZOOM科学交流が開催されました。
今回は科学研究の進捗状況を発表し、質疑応答を行いました。
次回(11月22日(月))は、いよいよ最終回。発表会本番です!科学研究発表と、日本文化紹介発表を行います。

 

いしかわ高校科学グランプリ(科学の甲子園 石川県予選)

 10月16日(土)いしかわ総合スポーツセンターで行われた「いしかわ高校科学グランプリ」に参加しました。
 午前は数学、物理、化学、生物、地学、情報の筆記競技が行われ、午後は実技競技(総合系)が行われました。生徒たちは出場が決まった7月から熱心に問題を解いたり、実技競技の練習を行ったりして、この日に備えてきました。実技競技では、チーム同士で応援の拍手を送りあうなど、一丸となって取り組み、大いに会場を盛り上げていました。

<参加チーム名>

28H・24H チーム名「小松高校B」
28H チーム名「小松高校A」
28H チーム名「部分分数分解のタガエッティー」
18H チーム名「松島Girls」
18H チーム名「ハンマーヘッド」
18H チーム名「アゼチーズ・タキツブテ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

    【2年生チームの集合写真】               【1年生チームの集合写真】

  

第1回韓国ZOOM交流

9月27日(月)、韓国大田科学高校との第1回ZOOM科学交流が開催されました。
今回はお互いの自己紹介、研究の概要説明、学校紹介を行いました。
生徒達は、大田科学高校の生徒の英語力とプレゼンテーション能力の高さや、学校紹介での充実した施設に非常に驚いていました。お互いの発表に対して活発に質疑応答をすることができ、充実した交流になりました。
次回(10月28日(木))は、研究をより深めて発表することになるので、その準備に向けて生徒達はやる気をみなぎらせていました。

 

 

 

 

理数科1年生「サイエンスツアー」

9月24日(金)サイエンスツアーとして、理数科1年生が金沢大学理工学域と石川県立大学を訪問しました。感染症対策をしっかり行い、2グループに分かれて、バス2台にそれぞれ分乗し訪問先へ向かいました。

石川県立大学では、中谷内先生のご指導のもと、ウィルスの1種λファージのDNAを制限酵素で切断し、電気泳動により分離後、ゲル内のDNA切断を染色して、観察しました。今回の実験は生徒にとって、全てが初めての経験で、バイオテクノロジーの一端に触れ、遺伝子を扱う細かい作業を班で協力しあいながら熱心に取り組んでいました。

金沢大学では、数物科学類、物質科学類、フロンティア工学類、機械工学類の研究室訪問を行いました。生徒達は大学生から、現在おこなっている研究の内容について説明を受け、興味をもって熱心に質問をしていました。学生の皆さんの生の声を聞くことができて、とても刺激を受けていました。また、大学の先生方は研究室や実験装置などについて丁寧に説明してくださいました。

帰りのバスの中では「沢山研究室を見せてもらうことができて、進路選択の参考になった」「工学部の巨大な研究施設を見ることができてよかった」「目に見えないものを想像することが大切だと分かった」等の声が聞かれました。お忙しい中、またコロナ禍で大変な状況の中、ご協力くださった大学の先生方、関係者の方々に感謝申し上げます。

【石川県立大学での様子】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【金沢大学での様子】