SSH活動記録
【SSH】関東サイエンスツアー (理数科1年生)
9月20日(火)21日(水)に、理数科1年生が関東サイエンスツアーに行きました。
お忙しい中、またコロナ禍で大変な状況の中、ご協力くださった東京大学・東京工業大学・理化学研究所の皆様に心より感謝申し上げます。
また、理数科OBのみなさんも、後輩のために駆けつけて貴重なお話をしていただき、本当にありがとうございました。
<1日目>
午後;東京大学(本郷キャンパス) 宇宙物理学・天文学(戸谷 友則先生)
素粒子実験(浅井 祥仁先生)
化学生命工学(鈴木 勉先生)
ナノバイオマテリアル(宮田 完二郎先生)
夜;OBのみなさんとの懇談会
<<東大 戸谷研究室>> <<東大 浅井研究室>> <<東大 鈴木研究室>>
<<東大 宮田研究室>> <<東大キャンパスツアー>>
<<東大安田講堂前 集合写真>> <<東大赤門前 集合写真>>
<<OBのみなさんとの懇談会>>
<2日目>
午前; ◎東京工業大学大岡山キャンパス
◎理化学研究所横浜キャンパス
2グループに分かれて研修
<<東京工業大学>> <<理化学研究所>>
<<東工大 集合写真>>
<生徒の感想より>
・ 大学の先生方の講義が面白く、大学ではこのような素晴らしい環境で研究をしたいという気持ちが湧いたのですごくいい機会だったと思う。
・ 先生・学生の両方から、どんなことをしているのか、生活・学習はどんなふうなのかについて聞けたのは、進路学習だけでなく意欲の面でもすごく良かった。
・研究者の視点などから、今までとは違う刺激を得ることができた。研究職と聞くとあまりどんなものかわからなかったが、今回で研究職の楽しさや探究心などを感じることができた。
【SSH】科学探究・課題探究Ⅲ特別講義(理数科・普通科理系3年生)
9月21日(水)5,6限目、名古屋大学大学院理学研究科理学専攻 物理科学領域 内橋貴之教授をお招きして、理数科・普通科理系3年生を対象に、科学探究・課題探究Ⅲ特別講義が行われました。
内橋先生は「見て触って理解するタンパク質の働きー分子生物学の最前線」という題目で、「生物物理学」という領域融合分野の最先端の研究に関する講義をしてくださいました。生徒達は、ナノレベルの極小の世界で分子のダイナミックな動きを、直接観察したり触れたりできるまで科学が進歩しているということに感嘆し、研究はさまざまな分野から広い視野で考えることが大切であるということを学びました。
生徒達からは、「今ある技術や実験器具を使って、色々な人が工夫を凝らして、人の目には見えない世界を観察していることに驚いたし、想像以上に地道な実験を積み重ね、様々な実験方法を発想していて、研究というのは発想や努力の世界なのだと感じ、大学での勉強が楽しみになった。」「仮説に対して実証するために、同じ実験対象に対して異なる研究者が異なる操作を行い、工夫したり足りないものを作ったりと型にはまらないクリエイティブな方法で結果を残していたのが面白かった。」という声が聞かれ、学問や大学での研究に対する視野を広げることができました。
【SSH】課題探究Ⅰ・ものづくりの現場を知る(理数科1年生)
8月4日(木)理数科1年生が、石川樹脂工業株式会社を訪問し、工場において透明度の高い樹脂製グラス類や食器などの製造過程を見学させていただきました。
生徒達は、熟練の職人のみなさんの技を見せていただくとともに、コンピュータ化が進んだものづくりの現場で、品質の高い均一な製品が安全にできあがる様子に大変感銘を受けていました。
受け入れていただいた石川樹脂工業株式会社の皆様、本当にありがとうございました。
なお、午後から株式会社 ヤマト醤油味噌を訪問させていただく予定で、生徒達も大変楽しみにしていたのですが、この日の大雨により中止になりました。株式会社 ヤマト醤油味噌の皆様にも、受け入れのご準備をいただき、本当にありがとうございました。
【SSH】マスフェスタ(理数科2年生)
8月27日(土)大阪府立大手前高等学校において、「マスフェスタ」が開催され、理数科2年生数学班9人が参加しました。生徒達は、これまでの研究成果をポスター発表し、活発な質疑応答を行いました。
生徒達からは、「質疑応答を通して、自分たちの研究に向き合い、研究に対する考えを整理できたので、とても良かった」「自分たちの研究と似たような研究をしている学校の生徒や先生と交流でき、お互いの研究について意見を交わす中で、自分たちの研究をより深められた」「今後は初めて見た人でも、自分たちの研究の内容が理解できるような説明の構成を考えたい。また、資料についても、見る人が一目で分かるように工夫したい」という声が聞かれました。
【SSH】地学野外実習(理数科1年生)
8月18日(木)午後から、理数科1年生の「地学野外実習」が行われました。
参加した生徒達は石川県立自然史資料館で展示物を見学した後、和気の里で巨大流紋岩を見学しました。
【SSH】全国総文自然科学部門(理数科3年生)
8月2日、3日、4日、理数科3年5名(化学3名、物理2名)が全国総文自然科学部門に参加しました。
化学3名は「平面展開による銅樹の成長過程における経時変化(白化・緑化)の研究」という題で口頭発表を行い、物理2名は「瓶から液体を注ぐときに出る音の性質について」という題でポスター発表を行いました。
また最終日の4日には生徒交流会に参加し、全国の生徒たちと交流する会もありました。
生徒からは「県内だけでなく全国の場で発表する貴重な体験ができた」「ポスター発表は大変だったが自分たちの研究の面白さを分かってもらえて嬉しかった」という声が聞かれました。
大雨の影響で帰りは5日になりましたが、実りの多い体験ができました。
【SSH】SSH生徒研究発表会(理数科3年生)
8月3日(水)4日(木)、理数科3年生2名が学校を代表してSSH生徒研究発表会に参加しました。この発表会は、全国のSSH指定校が集まり、課題研究の成果を発表する場として毎年神戸で開催されています。
本校の代表生徒は「物理・工学分野」において「瓶から液体を注ぐときに出る音の性質について」という題でポスター発表を行いました。
生徒からは、「全国から集まった生徒や先生と研究について議論する中で、新たな発見があった。」「どの学校の発表もレベルが高く、多くの刺激が得られた。」という声が聞かれました。
4日に小松に帰る予定が、大雨の影響で5日まで神戸に滞在するというトラブルもありましたが、無事に帰ってくることができました。
【SSH】金沢大学「理学の広場」(理数科1年生)
8月8日(月)金沢大学において「理学の広場」が開催され、理数科1年生が、数学・物理・化学・生物・計算情報の5つの分野で行われたセミナーに参加しました。生徒達からは、「高度で複雑な内容であったが、大学に進学してからの学びをイメージすることができた」「他校の人達とも話し合いながら、学ぶことができ興味を持って臨むことができた」という声が聞かれました。
【SSH】第2,3,4回高校生と究める探究教室(美川中学校・中海中学校・松東みどり学園)
SSH4期目の探究活動の普及の一環として、理数科1年生が7月29日(金)美川中学校、8月1日(月)午前に中海中学校、午後に松東みどり学園を訪れ、「高校生と究める探究教室」を開催しました。
参加した生徒達からは「普段の学習では行わない実験で興味深かった」「自分たちが教えるつもりで行ったが、教えられることばかりだった」「中学生がみんな熱心に考えていて圧倒された」「自分たちが試作した実験装置で中学生に勝つことができると思っていたが、負けてしまった。中学生のアイデアがよく練られており、とても勉強になった」という声が聞かれ、大変充実した時間となりました。
【美川中学校】第2回高校生と究める探究教室
【中海中学校】第3回高校生と究める探究教室
【松東みどり学園】第4回高校生と究める探究教室
【SSH】大学実験セミナー(理数科2年生)
7月25日(月)26日(火)、理数科2年生が参加し、石川県立大学で「大学実験セミナー」が行われました。コロナ感染予防対策として、1クラスを2つの班に分けて、1日目は1班がセミナーB、2班がセミナーAに参加、2日目は1班がセミナーA、2班がセミナーBに参加することで、全員がAとBの両方のセミナーに参加することができました。
セミナーAでは食品科学科准教授小柳喬先生が、「食品に含まれる微生物についての講義と実験」の指導してくださいました。食品生物学者になることを目標に、培養してある7種類の菌を加熱固定して、グラム染色をしてから顕微鏡で観察し、菌の持つ性質を調べて、結果についてディスカッションし、同定しました。生徒からは、「実際に菌の同定をするプロセスが興味深かった。」「もともと食品分野に興味があり、セミナーを通してさらに学びたくなった。」「普段見ることのできない菌や酵母などを顕微鏡で観察し、その特徴から種まで推定できて楽しかった。」という声が聞かれました。
セミナーBでは生物資源工学研究所助教中谷内修先生が「電気泳動法によるmRNAの分離、検出についての講義と実験」の指導をしてくださいました。mRNAからを逆転写酵素によってcDNAを作製し、PCRによって増幅させ、電気泳動により分離後、ゲル内のDNAを切断し、染色して、観察しました。生徒からは「昨年度のサイエンスツアーでの実験内容とつながりを感じながら、セミナーを受講することができた。」「RNAの抽出という高度な実験ができて嬉しかった。」「セミナーを通して自分がまだまだ知識不足であることを認識し、これからの学習への意欲が高まった。」という声が聞かれました。
コロナ禍で大変な状況の中、ご協力くださった石川県立大学の先生方、TAの方々、関係者の方々に感謝申し上げます。
【セミナーAの様子】
【セミナーBの様子】