総合学科ニュース

【2年総合学科農業系列】「作物」

収量調査② 一穂もみ(・・)数の計測(2023/12/12  総合学科農業系列)

2年生「作物」 

 バケツで育てた稲の収量調査です。前回までに1株当たりの茎の数を計測し、今回は1本の穂についているもみの数を計測しました。

  穂の長さが長いと思われるもの3本を選び、一本ずつもみの数を数えます。まず、穂からもみを外します。飛び散らないよう慎重に扱わなければなりません。そして、外したもみを数えます。事前の予想では「30~50粒ぐらい」と答えた生徒が一番多かったですが、実際に調べてみるとほとんどが100粒を超えていました。「想像以上にたくさんあって驚いた」と感想に記していました。

 計測を終えたもみは、もみすりをします。もみの周りについている頴(えい)と呼ばれる殻を外す作業です。これはすり鉢とソフトボールを使って行いました、もみをすり鉢に入れてソフトボールで上からゴリゴリすると…あら不思議、殻が外れて玄米が出てくるのでした。その玄米を集め、玄米の重さを測って今回の実習は終わりです。

千歯こきを使った脱穀作業も体験しました。いかに効率よくたくさんもみを外すことができるか―

作業の工夫や道具の進化についても学ぶことができました。

3年総合学科農業系列「ハウス内の野菜の収穫」

3年生「野菜」 

 12月に入り寒さも増してきましたが、ハウス内のトマトやブロッコリーはまだまだ元気です。

期末考査が明け授業が再開し、早速「野菜」の実習では、出荷にむけた収穫と袋詰めを行いました。

 水耕のハウスではトマトが植わっています。大玉・中玉・ミニトマトで合計7種類。3年生は繰り返し実習をしてきたので、“大玉やミニトマトはハサミを使う”“種類ごとに分ける”など収穫にも慣れてきました。

 ブロッコリーは、側花蕾(そっからい 脇芽)を収穫します。蕾のしっかり膨らんだものを選びハサミで切り取ります。大きな葉に隠れている場合もあるので、取り残しがないように注意深く探す必要があります。

 収穫したものは規定量を測って、袋詰めをします。その際、傷や虫食い、色の薄いものなどが入らないようによく見なければなりません。

 

 
 
 
 
 

 

今日袋詰めしたものは、JAの直売所に出荷しました。

【1年生総合学科】農業と環境

■ダイコンの収穫

1年生2学期の栽培課題、ダイコンが収穫の時期を迎えました。

9月4日に種を播き、発芽率を調べ、間引き・追肥・除草などを経て、11月18日は播種から76日目にあたります。前の週にお試し収穫をしたので、残りの2本を畑から引き抜きました。

 

しっかりと生育しているダイコンは収穫も一苦労。「なかなか、抜けん」と引き抜くのに苦労する生徒が見受けられました。中には「人の足みたい」に又割れしたもの(岐根 きこん)やタテに亀裂の入ったもの(裂根 れっこん)もあり、驚く生徒もいました。これらの原因についても学習するとともに、最後の生育調査として、葉の長さ、葉の枚数、全体の重量、ダイコンの重量、ダイコンの太さを1本1本計測し、お店に売っているような大根を作るには、時間と労力、技術が必要であることを学びました。

 今回、葉を付けた状態で家に持ち帰りました。調理して味わうまでが農業の学習です。「おでんにして食べた。おいしかった」「葉はお味噌汁に入れたり、浅漬けにした」「(葉は)刻んでチヂミの具にした」などと報告や感想が聞かれました。

【総合学科農業系列】3年生「野菜」

夏野菜から秋冬野菜へ、ビニールハウスの中の様子も変わってきました。ピーマンの栽培・出荷を終え、その後に葉菜類を定植し始めました。

10月中にセル箱に播種し、苗を育てていました。畝幅に合わせて15㎝間隔で印をつけた補助具を使って定植していきます。

今回植えたのは、コマツナ、チンゲンサイ、ミズナ、カブ、カツオナです。すべてアブラナ科で、小さな苗の段階では形態が似ていて見分けがつきにくいです。2~3か月後の収穫を目指します。

【2年総合学科】「食品製造」味噌の包装を行いました

 科目「食品製造」の実習で味噌の包装を行いました。昨年度の1月に仕込んだ味噌の包装も佳境を迎えてきました。

 今回は4kg樽に味噌を充填して容器を紐で縛り、ラベルを貼って完成です。今年度からは4kg樽を赤色に変えてより目立つ、高級感のあるようにしました。男子は4kg樽に200kgほど入った大きい樽から移す作業をしました。実習が終わると腕が疲れるぐらいの体力仕事です。女子は樽を紐で縛る作業をしました。お客さんが持った時にバランスを崩して不安定にならないように中心に気を配って、きつく縛ることに苦戦していました。

 今年度の味噌もJA直売所に並ぶのもあとわずかとなりました。商品を見た際は一度お試しください。