2021年12月の記事一覧
ほりほりの部屋Vol.91 「紺碧の空・コバルトブルーの海Part3~珊瑚礁と軽石~」
皆さん、こんにちは。堀です。本日、錦中も終業式。明日からは部活動や自習のための生徒のみの登校風景となります。クリスマス・お正月とリフレッシュする時間もまた貴重です。緩める時間と締める時間、サメに、あっ、ちがう、上手に使い分けてぇ~、GAT!
今朝の金沢、ピーカンのお天気(死語?)で、冷えましたねえ。先週の今日、沖縄もピーカンでした。ただし、最低気温17℃最高気温25℃!!半袖短パンの世界です。北陸の寒さを吹き飛ばす、亜熱帯の(?)日本の写真を、ほんの一部ですがご覧ください。(バナナボート中心の他の映像データについては、村井先生に預けてあります。見てみたい2年生A隊マリンスポーツ体験隊の諸君は村井先生に頼んでくださいませ。ただ・・・あまりサメには、ちご、ジョーズには撮れていないので期待しないでください・・・とほほ)
これぞ沖縄!紺碧の空!コバルトブルーの海!真っ白な砂!
シュノーケリン・グ~!浅瀬で練習。ドラえもん??
限りなくクリアな海水!この後、足ビレも装着して白砂の途切れる、沖合に見えている黒っぽい海域まで泳いでいきます。この黒っぽい海域こそが、珊瑚礁!亜熱帯のお魚さんたちとごたいめ~ん!そのためのシュノーケリング体験なのです。エサやりも体験!目の前まで「ニモ」たちがやってくる様子は「かわいくてかわいくて、たまりません!」だそうです。
ちなみに、沖縄の砂が白いのは、岩石が砕けた砂ではなく、珊瑚礁が細かくなったものだから、とのこと。水が透き通っているのも、プランクトンの死骸などの不純物を含んでいないためだとか。なので、風は強かったのですが、いわゆる「磯のにおい」も全くしない海でした。体験した鈴木先生談「さらっとした海です!海水浴後のべたつき感がないんです。体験後のシャワーもほとんど不要なくらいですよ。」ふむふむ。見てるだけじゃ分からない、だからこそ、実経験に優るものなし!ですね。
いざ!バナナボート出航!ぐいぐい行くよ、どこまでも!?けっこう沖まで!ここでぐんぐん加速!からの~バウンド!蛇行!そして歓声!!「キャ~~~!」「うお~~~!」マリンレジャー満喫の若者たち(+2名)でした。
こんな生徒たちの様子を、ビーチの大きな日傘の下で温かく見守ってくれていた、同行した沖縄の看護師さん談「あーんな日向で、きゃっきゃっ、きゃっきゃっ・・・なーにが楽しいだろ?って、正直、毎回、思ってますよ(笑)。沖縄の人は皆そう思ってるんじゃないですかねぇ。日陰で風に当たっているのが一番です。だって、日焼けするじゃないですかぁ(笑)。」
そんな沖縄の人は、大人でも、冬の金沢の雪見たら、大喜びで、傘も差さずに飛び出して、空に向かって大口開けて雪を食べたり、雪合戦始めたり、大の字で積雪の上に寝そべったりするんでしょうな、きっと。そして我々は言うのです。「あーんな雪の中、きゃっきゃっ、きゃっきゃっ・・・なーにが楽しいだろ?って、正直、毎回、思ってますよ(笑)。金沢の人は皆そう思ってるんじゃないですかねぇ。家でこたつに入っているのが一番です。だって、風邪ひくじゃないですかぁ(笑)。」なんてね。
狭い日本の中ですらこんなにも環境・価値観、異なります。諸君!世界は広いぞ-!卒業後、ぜーったいに「トビタテ」!!自らの価値観を大いに疑え!いろんな意味でキャパの大きい人を目指しなさい!期待しています。大きくなった諸君らとの再会を楽しみにしています。ではでは。今日はこの辺で。CU ASAP!
P.S.
このビーチに隣接する小さな湾の光景。一面、例の「軽石」だらけ。こちらではもうニュースで流れていなかったので、解決済みだとばかり思い込んでいました。ところが・・・見ての通りで、沖縄の至る所で、特に観光業者・漁師さんたちにとっては、いまだに死活問題となっているのです。浜にあがっているのは、比較的大物ですが、船を操る職業の方々にとっては、海上に浮かんで見えている、細かーい砂状の軽石の方が致命的だとのこと。出航できないこと自体が問題ですが、航行中にこれをエンジンが吸い込んだりすると、たちどころに動かなくなり、その位置によっては、仲間が助けにも行けず、孤立してとんでもない事態になる、とのこと。「記念に、少しもらっていっていいですか?」と尋ねると「おー、何キロでも持ってってくださーい!」との元気なお返事。いただきます。
25H前に実物を置いておきます。1・3年生諸君も、直接手にとって見てみてください。きっとこう言うでしょうね:「軽石、軽いし(金沢弁ギャグ)。」また、PART1でお伝えしたホテルからの感謝のお手紙(実物)と、堀が国際通りの裏の裏の裏通り、かなりdeepな所にある、小さな鄙びた画廊(らしきお店)にて買い求めた、4枚の絵(複製品)とともに飾っておきます。部活や勉強に疲れたら、覗いてみてください。古き良き時代の琉球の爽やかな風、感謝を行動にできる錦生の温かい心、沖縄の人たちが直面している現実の一端、そういうものを少しでも感じてくれたら、と念じています。
女子バスケットボール部 活動報告!
こんにちは、女子バスケットボール部です!
先の県高校新人バスケットボール大会では、ウィンターカップ予選に続いてベスト8に入ることができました!
1/22~23に七尾市で行われる県高校バスケットボール七尾大会に出場できることになりました!
2年生の修学旅行が終わり、長い冬場が始まります。
チームで目的をもって練習に取り組んだ後、毎日の紅白戦で個々人のチーム貢献度を競い合っています!
得点だけでなくアシストやリバウンド、ターンオーバーなども、数字にして『視える化』すると、わかりやすくてモチベーションにつながります!
記録・集計は敏腕マネージャー3人のおかげです、感謝っ!!!
錦高日記12月22日(水)~写真集「MINAMATA」を紹介します~
今年の秋、映画MINAMATAが公開されました。主人公は、ジョニー・ディップが演じる写真家ユージン・スミス。水俣病 の惨状を取材し、美しく悲しい写真を世界に配信しました。その闘いを描いた映画です。
そして長年絶版になっていた彼の写真集「MINAMATA」が新版として発行され、錦丘の図書館にも入りました。年月を経ても、その写真は圧倒的であり、写真の間に綴られる文章は胸を打ちます。また、巻末に添えられた「水俣病 歴史と解説」(斎藤靖史)は分かりやすく、水俣病について学ぶことができます。
ところで、かつて公害で苦しんだ水俣は現在、市民の努力で環境先進都市として知られています。私は一度視察のため水俣を訪れたことがありますが、全市民あげて環境保全に取り組んでいる姿に感動したことを覚えています。
(文:三津野真澄)
錦丘のマルチメディアセンターは年内、明日23日(木)の16時30分まで開館しています。12月は1人10冊まで借りることができます。市中の図書館では、順番まちで借りることができない人気の新刊図書もありますので、「MINAMATA」とともに、閲覧しに来てください。
ほりほりの部屋Vol.90 「紺碧の空・コバルトブルーの海Part2~終戦から美ら海へ~」
皆さん、こんにちは。堀です。今日は冬至、英語でthe shortest day。1年で昼時間が最も短い日。さすがに寒いっ!先週の今頃は夏日やったんに・・・老いた身にはこたえます・・・カボチャ食べてぇ~、ゆず湯入ってぇ~、暖か~くしてぇ~、GAT!
沖縄を修学旅行先に選んだ理由の1つとして、現在の我が国の領土内における、唯一地上戦が行われた場所、という事実は外せません。終戦間際に沖縄で起こった数々の悲劇は語り部がいなくなっても引き継いでいかなければなりません。「負の遺産」かもしれませんが、若く感受性がみずみずしい頃に、「その場」に実際に身を置くことは何事にも代えがたい、まさにpricelessなことだと思います。
壕の跡と平和への祈りを捧げる錦生
ひめゆり会館での昼食(ソーキそばや「じゅーしー<炊き込みごはん>」など)も、全員同じ方向を向いて、感染症対策
他にも若いうちに、是非とも、直接出向いて欲しい場所がいくつかあります。高齢の語り部さんたちが健在なうちに・・・早く早く・・・長崎・広島・鹿児島の知覧・韓国の独立記念館(どこからの独立?)、さらにはニューヨークのグラウンドゼロなんかも。(息子が大学卒業旅行にどこがオススメか?と尋ねてきたので、当時、「グラウンドゼロ、ニューヨーク」と即答しましたっけ。1人旅に40万、貸したな・・・就職1年目のボーナスで返してもらったのも、いい思い出です。「過去に思いを馳せる瞬間」と「今を楽しむ瞬間」とが上手く混在する旅ってよくないですか?)美ら海水族館はまさに「今を楽しむ瞬間」でしたね。
煌めく小魚たち ちんあなごからの~ じんた君!
おさかなとチュ 「サメしてください!」に応えるの図
ホテルからの夕暮れ
翌朝、ホテルのベランダから。この日も快晴!
マリンスポーツ体験に同行。サングラス装着!SPF50塗りまくり!全艦紫外線防御態勢をとれ~!ではでは。今日はこの辺で。CU ASAP & TO BE CONTINUED!
錦高日記12月21日(火)~石川県立大学研修会~
12/18(土)に1年生の希望者を募って石川県立大学での研修会に参加してきました。石川県立大学生物資源工学研究所ゲノム情報利用技術教育センターの中谷内修先生のご厚意により今回の研修会が実現しました。リアルタイムPCR法によるDNAの定量の実験により環境DNAの検出にチャレンジしました。
実験を前に中谷内先生からは「科学では、見えない現象、見たことがない現象がどのように起きているのかを想像することがとても大切です。正しい想像をする事は目的ではありません。間違っていて良いので、自分なりのイメージを持つ習慣を身につけてください。この手間を省き、正解を効率よく覚える習慣は、合理的な試験対策にはなりますが、未知の現象を解明する力を育てることにはなりません。」というお言葉をいただきました。
実験は高校では目にしないような精密な実験器具や装置を使って行いました。臆せずに実験操作を進めることができ、先生からお褒めの言葉もいただきました。生徒たちは「高校では体験できないような実験で楽しかった。」や「大学での研究が楽しみになった。」と話していました。
みなさんの進路選択の手助けとなる良い経験ができました。
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