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2020年9月の記事一覧

錦高日記9月30日(水) ~9月の花々~

 本校の中央階段の踊り場には、華道部の活動日に素敵な生け花が展示されます。今日は、9月中に飾られた花々をご紹介します。筆者は、時々足を止めては花々を眺め、心の安らぎをもらっています。小さな花でもその中をのぞいてみると、微妙に色が変化していたり、なんとも不思議な形状をしていたりと、自然の「魔法」を感じる時があります。どうぞご鑑賞下さい。

   

 

錦高日記9月29日(火) ~1年生課題探究「防災・減災研究」学習会~

 1年生の中間試験は明日からです。

 本日の1年生の6,7限目は課題探究の時間となり、陸上自衛隊の方を招いて、防災・減災の具体策を考えるために必要な知識・事例等について学びました。生徒たちは、2クラス交代で視聴覚室に集まり、陸上自衛隊が近年対応してきた様々な災害現場の写真を見ながら、防災・減災について学んでいきました。災害現場の大変さや隊員の方々の活動・活躍に緊張感や敬意を感じながら、ときおり、現場に出られた自衛隊員の方の生の「心の声」なども紹介されることもあり、非日常におかれた人間心理等も学べる有意義な時間となりました。今後、「防災・減災プロジェクト」に取り組むグループの生徒たちは今回の学びを活かした研究を進めていくことになります。また、「商店街活性化プロジェクト」に取り組むグループの生徒たちには、自身の防災意識を高める良い機会としてほしいと願っています。

   

錦高日記9月28日(月) ~2学期中間試験!~

 9月も最終週となりました。2・3年生は明日から、1年生はあさってから、中間試験が始まります。

 放課後、進路室前の廊下や渡り廊下などでは、たくさんの生徒たちが試験勉強に取り組んでいました。本校の特徴であるマルチメディア(図書館)5Fに設けられた自習用のブース、さらには購買前に設置されたテーブルや隣接するテラスでも多くの生徒が勉強していました。夕刻ともなると秋の風は肌寒いくらいですが、それにも気付かぬくらい集中している様子でした。一方、職員室や進路室などでは、先生に質問する生徒の姿が目立ちました。

 定期試験はこれまでに学習したことをもう一度学び直して、より深く理解するチャンスです。わからない部分は積極的に質問して、「自分のもの」にして欲しいと思います。

      

錦高日記9月25日(金) ~創立記念日ですが・・・~

 本日は、本校の創立記念日にあたり、生徒たちはお休みでした。このようななか、多くの3年生が勉強をしに、また2年生の有志たちが駿台外部模試を受験しに学校に来ていました。

 さて、昨日の放課後に、講義室の一室を「勉強カフェ」と称して開放する取組(2年生課題研究のある研究テーマの検証実験です)が行われました。研究グループのメンバーによって、講義室の中にはコロナ感染防止対策まできちんと考慮した、工夫した空間が創られていました。2年生を中心とした生徒らが集まり、落ち着いた音楽のかかる室内で、静かに学習に取り組んでいました。この取組は10月中旬にも行われる予定で、次回は定期試験前でない時期の開催となるため、また違った目的の生徒も参加してくることになると思います。

    

錦高日記9月24日(木)Ⅱ ~錦丘グッドマナーキャンペーン~

 昨日より秋のグッドマナーキャンペーンが行われています。コロナ禍のために今年度初めての実施で、中学校・高等学校の生徒、保護者、教員等約120名(2日間の合計)が参加しています。活動の内容は、生徒玄関前や学校近辺の交差点に立ち、あいさつ運動や自転車の交通安全指導等を行うものです。本日は特に、”誉れや”前横門付近での自転車の走行マナー等について意識させる指導が行われていました。高校からは生活・交通安全委員が参加し、玄関前で登校する生徒へ挨拶をしていました。スタート時(7:40)からさわやかな天気にも恵まれ、少しひんやりした空気のなか、生徒や保護者の方々の元気なあいさつが続けられ、気分よくまた新たな一日をスタートさせることができるよう感じられました。ご参加いただきました中高PTAの皆様方、本当にありがとうございました。

     

ほりほりの部屋Vol.29「3 tops & 1 bottom~the unforgettable 4 boys<my proud students>~Part1」

 皆さん、こんにちは。堀です。4連休、2日間がんばって、また、(生徒諸君は)3連休!ところが来週、中間テスト!!自由時間にこそ、どれくらい「自律」できるかが問われます。「自立」した錦生となるため、社会の求める人材となるため、錦丘高校は、「自立」のための「自律」の機会をこれからも与え続けます。耐えて咲こう!GAT!

   ‘my proud students’、つまり、「私の自慢の教え子たち」は、医療界・教育界のみならず、様々な、ありとあらゆる職業分野に散らばっています。これからも、諸君の進路(「なりたい自分」)決定プロセスの参考、あるいは、励みになれば、との思いで紹介していきます。今回は、3年生の担任になった当初、学年の偏差値トップだった3人(3 tops)と最下位だった1人(1 bottom)についての第1回。4人とも、1・2年時は全くno touchでした。3年時、4月8日の始業式前の教室で初めて出会った生徒でした。たった1年の関係が、生涯「忘れることができない<unforgettable>生徒」となりました。

 35年半、教員を続けてきて、「本物の天才」と言える生徒は、ただ1人。泉の文系の担任の頃、4月最初の個人面談で、「なりたい自分」は何?と問うた時の、「社会派の弁護士です。弱い者の味方になります。なので、京大法学部を志望しています。」柔らかい表情で、しかし、毅然と答えてくれた凜々しい姿は、今でも脳裏に鮮明に蘇ってきます。「ん?社会派の弁護士って、京大出身者ばかりじゃないのでは?東大出身者にもたくさんいるのでは?」「ん~、東大出身者は検事や私利私欲に走る弁護士になってるイメージなんです、僕にとっては。悪徳弁護士みたいな・・・」「それはさすがに偏見じゃないかな~。数字的な根拠でもあるんけ?京大出身者にも悪徳弁護士みたいになってる人、いるんじゃない?」「(キッパリと)いえ。確固たるデータはありません。京大の自由な学風に憧れているんです。あーゆー風土からは利己的な人は生まれないと思います。暖かみがあるというか・・・情け深いというか・・・東大は冷たい感じがして・・・僕には合わないと思います。」面談での進路関係のお話しは大体、こんな感じでした。客観的なreason(根拠)よりも主観的なfeeling(感性)が優先しているような「なりたい自分」への未来予定図、という第一印象でした。

 この生徒、家庭学習時間が他を圧倒してダントツに少ない生徒でした。3年生後半になっても1日平均1時間あるかなしか・・・その代わり、読書量が半端なく膨大で広範囲、特に「先生、スタンダールってすごいと思いませんか?」みたいなフランス文学に関する知識が特に豊富でした。なのに!全ての模試での合格判定、京都大学法学部ずっとA判定、しかも、志望者成績全国順位の分子がほとんど「1」!わかりますか?ほとんどの模試において、志願者最高点をたたき出していたのです!塾にも行かず、読書習慣を継続しつつ、1日1時間程度の家庭学習と授業のみで。夏の補習期間も、「先生、母が今度の夏休み、いっしょにイタリア旅行に行かないか、って言ってるんで、補習には出られません。あ、でも野外劇の練習には間に合うように帰国します。大丈夫です。クラスのみんなには迷惑かけませんから。」「は?そこ?」さすがにお口、あんぐり・・・実際、イタリア、行っちゃいました。帰国直後に受けた8月実施の「京大模試」(全国の京大志願者が必ず受けるやつ)、結果は分子「5」。でも、もちろん、A判定。成績表手渡したときの第一声「あ~、やっちゃった~。調子悪かったんです。スミマセン。」は、は。京大模試全国第5位ですよ、ばんばんのA判定ですよ、他の生徒に知れたら「嫌みか!」って言われちゃいますよ、って心の中でつぶやいてました・・・でも、彼にとってはその程度なんです。本音なんです。謙虚な姿勢は4月当初からずっと変わりません。今も同じでしょう。本当に「デキる人」は、常に上には上がいることが本当にわかっているから、偉ぶったりしないものです。弱い奴ほどよく吠える・・・

 4月後半、ゴールデンウィーク前に京大の過去問(いわゆる赤本)を解いてみたから、採点して欲しい旨、申し出てきました。ちなみに、日本の大学入試において、英語に関して、最も難しい英文解釈と英作文を要求するのが、京大です。英語に関しては、東大はむしろ基本を徹底的に押さえておけばなんとかなる場合が多いのです。他教科にも同様のことが当てはまるので、東大は高校の通常授業ベースで対応できますが、京大は早期から個人添削等で鍛えないと合格ラインに届かない、というのが通説です。よって、東大の現役合格占有率は80%を超えることもありますが、京大は50%いくかどうか、つまり、合格者の半数が浪人経験者という特殊な大学でもあります。その京大の過去問添削1回目。真っ赤かにペンを入れ、渡すときに「英作文では、まず、日本語の意味をわかりやすい日本語に咀嚼してから、英語に転換するように。その際、エッセンスを上手く抽出すること。」とのみ言い添えました。その翌日、2回目を持参し、「指示されたようにやってみました。見てください。」とのこと。驚きました!全く赤ペンが入らない!ペンが動かない・・・ふむ・・・結局、ルーズリーフに大きく赤丸をつけ、Very good!!と書かざるを得ませんでした。泉で、京大阪大外大の英語添削、9年間担当しましたが、2回目、しかも、4月段階でパーフェクトな答案を仕上げてきた生徒はただ1人です。「すごいねえ。文句なし。日本語の解釈が絶妙に伝わってくるわ。」「ありがとうございます。今すぐ、京大の入試があれば良いですね。」アナタ!今、まだ、4月!本番は翌年2月25日ですよっ。「他の教科はどう?順調?世界史とか大丈夫?」「先生、暗記物は大丈夫です。僕、昔から、1度見たら、忘れないんです。なんか、写真を撮るみたいに山川の教科書や用語辞典、英語の単語帳なんかも、パシャって、一瞬で頭に入るんです。でも、これ、あんまり、人には言わないようにしてるんです。気味悪がられるんで。」「今度入学してくる弟は、私なんかより、数段上です。我が家の最終兵器です。」とは、これもまた教え子で、金大医学部医学科に現役合格した彼の姉のコトバ。その当時はにわかには信じられませんでした。だって、彼女だって、金大医学部医学科、将来のお医者さんで、成績も極めて優秀だったから。彼女より数段上って、本人が認めているって・・・でも、その言葉通りでした。模試の志望校の欄に「東大文Ⅰ」を試しに書いてもらいましたが、案の定、A判定。進路課長さんやら学年主任さんやら、「堀さーん、あのこ、京大から東大に志望変更させてまー。たのーん。東大の数、欲しいんやー。」「一応、言ってみますけど・・・たぶん、ムリです。なんなら、直接、面談されたらいかがですか?」お二方、たびたび、直接、アタックされましたけど、答えは常に同じ。「東大には興味ないんで。弱い物の味方になるんで。京大一本で。」

 そして迎えた京大入試。結果は・・・もちろん合格。しかも、文系全学部を通じてトップ合格!当時、京大だけが、出身高校の校長宛に、各受験者の得点および、合格最高点と最低点を書類で伝えてくれていました。彼の得点と合格最高点がぴたり一致してました。さらに卒業式の日。いよいよ学校を去る際、3年職員室にあいさつに寄ってくれました。「先生。本当にすみませんでした。高校時代、僕は本当にダメな生徒でした。勉強に全力で取り組むということをしませんでした。先生。今日、僕は誓います。大学に行ったら、本気で勉強します。在学中に司法試験を突破します。そして、社会派の弁護士になって、弱い人を助けます!今日までお世話になりました。ありがとうございました!」実際、大学3年時(!)、司法試験を突破し、卒業後、弁護料を払えないような社会的弱者を擁護することで有名な、京都市内ど真ん中の大規模事務所に所属。見事!「なりたい自分」になっています。30才目前にして、当時の日本中で問題になっていた、英会話教材をめぐる詐欺事件での全国弁護団代表としてTVでインタビューを受けている姿は、最初の個人面談でのまさにあの凜々しさで溢れていました。就職のためには英会話が必要、という触れ込みで10万~20万円の英会話教材を契約させられ、実際には教材が送られてこない、というような事件でした。被害者の大部分が大学生をはじめとする若い年代層で、裁判で訴えようにも、費用や手続きがわからず、泣き寝入りするしかなかったところへ、手をさしのべたのが彼を代表とする弁護士たちだったのです。

 偏差値ベースの価値観でのみ進路指導して、「伸びきったゴム」にして大学に送り込むことが、高校の進路指導ではありません。教員として、個人的に最も大切にしてきた価値観の一つです。昨年、本校に赴任してから、諸君にも納得してもらえるよう、いろんな場面で言葉を尽くしてきているつもりです。「キャリア教育」をベースに、「なりたい自分」を主体的に追いかける、必要なら大学を目指す、教員はその手助けをするのみ。のどが渇いていない馬を、首に縄を掛けて無理矢理水辺に連れて行っても、詮無いこと。願わくば、のどの渇きを訴えて下さい!水辺への道順を尋ねてください!本校の先生方は、待っています。ではでは。今日はこの辺で。CU ASAP!

<次回、Part2へ。To be continued.>

今回、写真がなくて、ごめんなさい・・・

「分母」「分子」書き間違えてました・・・スミマセン・・・<修正日時:9月28日(月)7:10>

錦高日記9月24日(木)Ⅰ ~後期生徒会役員決定!~

 昨日9月23日に後期生徒会役員選挙が校内放送にて行われ、即日開票の結果が、今朝掲示されました。

 今回の立候補者は3名で、会長に石川裟紅良さん、副会長に宮野湧斗君、書記会計に伴遼介君が信任されました。石川さんは2期連続の会長です。後期役員の主な仕事として生徒会誌「錦路」の編集・発行がありますが、スマホの校内使用をどうするのかという大きな課題もあります。生徒の意見をまとめながら、本校の進むべき道を創っていってくれると期待しています。

   

錦高日記9月23日(水)Ⅱ ~2年生課題研究実践レポート②~

 2学期中間試験の1週間前になっていますが、中央階段踊り場の掲示板に1枚の案内ポスターが・・・・どうやら、2年生のある研究グループが、研究仮説を検証するデータをとるために、校内で”勉強カフェ”を開設してみるようです。今年度の2年生の課題研究では、他者へのアンケートや聞き取り調査だけではなく、大がかりな行動実践を行ってみようとするグループが出てきています。

 はてさて、どのようなデータがとれるのか??とても楽しみにしています。

錦高日記9月23日(水)Ⅰ ~The pride of purple 2020 Ⅲ テニス部・陸上部~

 先週末に行われたテニス部および陸上部の前期新人大会の結果報告です。

 男子テニス部は、団体戦においてベスト8となりました。ベスト8をかけた相手校との対戦では、かなりの劣勢から粘りを発揮し大逆転で勝利をつかんだとのことです。女子テニス部も、団体戦においてベスト8となりました。また、男子個人戦シングルスにおいて13Hの高崎昊大さんが第3位となりました。おめでとうございます。

 陸上部では、22H天池祐大くんが男子3000ms.cで第3位、同1500mで第4位、同5000mで第7位に入賞(ともに北信越大会に出場決定です)しています。本当におめでとう。上位大会でも是非頑張ってください。

 皆さんお疲れさまでした!よく頑張った!!

   

錦高日記9月18日(金)Ⅳ ~学べ、挑め、がんばれ!~

 雨の日の部活動に続き、2年生と3年生の放課後の教室の風景もご紹介します。

 まずは2年生。ある教室では約25名の生徒が集まり、田賀先生の英語の補習を受けていました。筆者が訪れたときは名詞の後置修飾の説明でした。長文の中でその部分を見つけ、意味の取り方等を学んでいました。

 そして3年生。本日マーク型模試が実施され、1教科2科目が行われました。教室はしーんと静まり、生徒たちは皆、前傾姿勢で、集中して問題に取り組んでいました。模擬試験は明日も行われます。終了は夕方5時頃。長い1日となりそうです。最後までがんばれ!