校長室より

<授業拝見>5年2組 日数谷先生と

11月20日(水)5限目 保健(こころの勉強)日数谷先生と

今日は、5年2組の保健の授業を参観しました。大根布小学校には、心理の専門家であるスクールカウンセラーの日数谷(ひかずや)先生が、毎週水曜日にいらっしゃっています。相談だけでなく授業もしていただけるということで、今日は、5・6限目に5年生の2クラスで保健の授業をしていただきました。さすが心理の専門家とあって、声の表情が穏やかで、聞いていると心にしっとりと先生のお話が入ってきて、思わず見ていた私も授業を受けている気分になりました。

 今日のテーマは「自分のことをすきになる」で、授業の冒頭では子ども達が自分なりに自己を見つめ、自分の好きなところを書き出していました。私も書き出してみると、意外に自分ががんばっていることが自覚でき、「えらいえらい」と自分で自分をほめました。その後、イラストの顔の表情からその時の気持ちを想像したり、自分が嬉しくなる時や嫌な気持ちになる時について考えたりもしました。普段、自分のこころの動きを客観的に見つめることなどないので、子ども達なりに自分自身と向き合う時間になったと思います。

 人を好きになる時は、まずは自分自身が好きでなくてはなりません。人を大切にできる人は自分自身を大切にできる人です。子ども達は、ただ今成長の真っただ中です。今日の授業は、一人一人の成長の小さな一歩を後押しした貴重な1時間だったと感じました。
   


<授業拝見>2年2組

11月19日(火)1限目 国語

  今日は、2年2組の国語の授業を参観しました。2学期から担任が岡井先生になり、早いもので3か月がたとうとしています。子ども達と岡井先生の息もぴったりで、毎日教室では元気な声が響き渡り、学び合いの中で生まれる笑顔や歓声であふれています。

 今、取り組んでいるのは「あったらいいな こんなもの」という学習で、それぞれがドラえもんのポケットから出てくるような「便利な道具」を考え、セールスマンになってその道具を紹介するというものです。セールスマンですから、相手に「いいなあ。その道具ほしいなあ。」と思ってもらわなければなりません。子ども達は、道具の名前やはたらき、形や色や大きさ等を、どの順番で紹介したら相手によく伝わるか、一生懸命考えていました。

順番を考える時に便利なのは、付箋です。付箋に話す内容を書き、並び替えすることで、さまざまなパターンをイメージしながら話す順を考えることができていました。どの子も自分が考えたアイデアいっぱいの道具に愛着を持っているので、どうしてもその良さを伝えたいという気持ちがあり、そのことが学習への意欲となっています。今日の授業を見ていて、子どもの意欲を引き出すことが、教師の役割であることを改めて感じました。
       

 

 

<授業拝見>6年2組

11月14日(木)3限目 英語 能村先生と

 今日は、6年2組の英語の授業を参観しました。6年生は、町英語指導員の能村朝子先生と、週に2時間、英語の学習をしています。6年生ともなると、英語のヒアリング能力もかなりついてきていて、今日の授業でも「自分の住む町(my home town)の良いところ」という内容のヒアリングに挑戦していました。私もいっしょに聞いていて、1つの問につき5~6文はあったと思います。その5~6文に合致した絵を見つけて選ぶという問が全部で4問ありました。

 ヒアリングは、教科書に合わせて作成されたDVDを聴きながら行います。もちろんネイティブな発音であるため、なかなか聞き取りにくい単語もあるのですが、文脈の中でたぶんこういう意味かな・・・と想像しながら聞き取る様子も見られました。能村先生は、ここ数年大根布小学校に来てくださっているので、ねぶっ子一人一人のことがよく分かって、いつもにこやかに授業してくださいます。今日も、教室には担任の板井先生と能村先生の笑顔があり、その中で懸命に耳を傾け学習する児童の姿がありました。今日の学習は、今後「自分たちの住む内灘のよいところ」を紹介する活動へと発展していきます。
         

 


<授業拝見>3年2組

11月13日(水)2限目 国語

  今日は、3年2組の国語の授業を参観しました。今日の授業は、教室ではなく学校図書館で行われました。国語の授業は教室でするものというイメージがありますが、最近は本や図鑑で調べたことをもとに文章を書くという学習も増えています。今日の学習も、担任の廣田先生が、調べたいことが出てきたらすぐに本を手に取り調べられるようにと考え、図書館で行われました。

 3年生が、今取り組んでいるのは、「食べ物のひみつブック」を作るという「書く」力をつけるための学習です。「書く」力をつけると言っても、自分で調べたい食べ物を見つけ、調べたことをもとに文章を書くので、「読む」力なしには進みません。「書く」と同時に「読む」力も付けているというわけです。今日の授業では、子ども達は、これまでの時間に調べたことをまとめた3枚のカードをグループで見合い、書く順番や、内容について互いにアドバイスし合っていました。アドバイスをもらって、さらに調べたらよいことが分かり、興味を高めて次の調べ活動を行っている児童もいました。

 この「食べ物のひみつブック」は出来上がったら、お家の方に読んでいただくことになっています。「へぇ~そうだったんだ!」という驚きがいっぱいのひみつブックになっていると思いますので、お子さんが持ち帰るのをどうぞ楽しみに待っていてください。
    

 


<授業拝見>おはなし会 2年2組

11月12日(火)2限目 

  今日は、2年生のおはなし会を参観しました。おはなしの会「がらがらどん」の方々が学校に来てくださり、図書館司書の岸本先生といっしょに、絵本の「読み聞かせ」や「手遊び」、「おはなし」をしてくださいました。

 まずは、岸本先生の読み聞かせから、会は始まりました。2年生は目をキラキラさせお話の世界に浸っているようでした。その後のがらがらどんさんの、絵本「ほねはおれます くだけます」「王様と九人のきょうだい」の読み聞かせでは、ほねの役わりについて知らなかったことがたくさんあったようで、興味津々の様子。また、「王様と九人のきょうだい」に出てくる兄弟の名前が面白くて、盛り上がっていました。詩の音読や手遊びも楽しみ、会の最後は、おはなし「ねずみ経」です。繰り返し出てくるお経が面白くて、こちらも大盛り上がりでした。素直にまっすぐにお話の面白さをつかみ、自然に反応できる2年生の様子は、見ていて本当にほっこりとさせられる光景でした。
        

<授業拝見>5年1組 

10月30日(水)4限目 理科

  今日は、5年1組の理科の授業を参観しました。4年生以上の理科は、教務主任の城崎先生が担当しています。城崎先生は、教務として学校運営を推進するとともに、授業についても「分かりやすい理科」を目指して熱心に取り組んでいます。

 今日の授業は「流れる水のはたらき」で、課題は<流れる場所によって、川や川岸のようすが違うのはどうしてか>でした。子ども達は、川の傾きと流れの強さや速さ、水の量や川幅などに目を付けて、流れる水の3つの働き(しん食・運ぱん・たい積)について、考えていました。理科の授業は、予想して仮説を立て、実験して検証することが多いのですが、川の上流から下流までを実際に目で見て確かめるのは、授業の中では難しいことです。そこで城崎先生は、学校の畑に山を作りじょうろで水を流して、その様子を観察する方法をとりました。おかげで児童は、流れる水の働きがより明確にイメージできたと思います。

 この度の台風19号による河川の氾濫では、多くの方が犠牲となりました。川の形状や水の量などに「流れる水のはたらき」は大きく左右されます。今回の学びは、今後の生活にも大いに役立つものだと思っています。
               

<授業拝見>4年2組 

10月21日(月)4限目 国語 

  今日は、4年1組の国語の授業を参観しました。担任は、4年目の白澤先生です。研究授業だったので、先生方も参観しこれからの国語の授業について互いに学び合いました。

 今日の授業は物語「ごんぎつね」で、自分の心にグッときたところについて交流する時間でした。「ごんぎつね」は新見南吉の名作で、その悲しい結末に涙し心にグッときた人が多くいるのではないかと思われます。しかし、子ども達が選んだ心にグッとくる場面は、ここだけではありませんでした。子ども達は自分なりの感性で読み進め、「兵十に何度も何度もつぐないをする場面」や、「あんないたずらしなければよかったと後悔する場面」等を選んでいました。そして、互いに選んだ場面について交流するうちに、自分がそこを選んだ理由がはっきりし、最後には「グッときたシート」に読み取った内容を書き込むことができていました。

だれとでも積極的に交流し学び合う姿はとても4年生らしく、頼もしさを感じました。人数は少なくても、学び合いは確実に行えていました。
   

<授業拝見>3年1組 英語活動

10月17日(木)4限目 英語活動 ローワン先生と

 今日は、3年1組の英語活動の授業を参観しました。3年生は、週に1回の英語活動を町のALTのローワン先生といっしょに行っています。

 今日の授業は、「色と形を英語で言う」という活動でした。色と形の両方を組み合わせて言うので、どちらも覚えていないとうまく言えません。例えば「Red Square」(赤い四角)「Pink heart」(ピンクのハート型)のように言うのですが、色は英語で言えても形が思い浮かばない子がいて、ローワン先生のお手本に続いて何度も声に出していっしょうけんめい練習していました。先生と会話したり、ペアで聞き合ったりといろいろな活動を通して、初めは言えなかった子もだんだんと言えるようになっていきます。カラフルな色と形は目にも楽しく、外国人の先生との触れ合いも日常の風景になってきたと感じます。
  


<授業拝見>2年2組 英語活動

10月16日(水)3限目 英語活動 ベンジャミン先生と

 今日は、2年2組の英語活動の授業を参観しました。2年2組は、8月より担任が平林先生から岡井先生に交代しています。

2年生は、月1回程度、町の英語指導員のベンジャミン先生といっしょに英語活動を行っています。今日の授業は、「動物とその色を英語で言う」という活動でした。初めに、「かるたとり」次に「動物の絵が描かれた紙をまるめて中をのぞき、その動物を当てる」という活動を行っていました。どちらも楽しくて楽しくて、いつも元気でパワフルな2年生が、ますますパワーアップして活動に取り組んでいました。教えてくださるベンジャミン先生もにこにこ顔です。教室が笑顔にあふれ、英語で話すことへの抵抗感は全くなくなっていました。

内灘町では、今週金曜日に西荒屋小学校、清湖小学校、内灘中学校で英語の研究発表会があります。本校の教職員も参加し、英語教育の充実に向けてしっかりと学び、今後の指導に生かしていきたいと考えています。
      


<授業拝見>1年生英語活動

10月8日(火)3限目 英語活動  ケリン先生と
 後期に入り、1年生もすっかり学校に慣れて、毎日元気に学習に取り組んでいます。今日は、1の1の英語活動の授業を参観しました。1年生は、ほぼ月に1回のペースで、英語指導員のケリン・バウリング先生と英語活動に取り組んでいます。1年生なので、まだまだ活動が中心ですが、ケリン先生のお手本をまねての発音は、なかなかのものです。
 今日は、<くだものをえいごでいおう>という課題で、活動していました。ケリンさんの授業はいつも活動に工夫があって、子ども達はのりのりで声を出し学習しています。今日の活動はくだもののパズルで、「パズルが完成したらケリン先生に英語でくだもののなまえを伝える」というものでした。大好きなパズルがあり、できあがったくだもののなまえを言ったら、ケリン先生にほめてもらえるというシナリオに、どの子もうきうきでした。こうして英語が好きになり、将来大人になった時に、町で外国人に話しかけられても、物おじすることなく会話ができるようになることが、内灘町の英語教育の目標の一つです。
      

運動会練習参観(その2)

9月11日(水)
 今日は、高学年の組体操と児童会種目の練習を参観しました。高学年の組体操は、今年も「絆」を大切にしています。「全力」でやりきることを目標に練習を重ねており、完成まであと少しと言ったところです。仕上げに向けて、先生方の指導にも熱が入っていますが、その声に応えようと頑張る姿があります。どうか、ご家庭でも励ましの言葉かけをお願いします。  
 児童会種目は、今年は全校で「玉入れ」をします。青玉を入れると、点数が2点入りますが、青球を投げられるのは1・2年生だけです。それぞれのチームで作戦を立てて、青球を高学年が拾って低学年に渡すなど、工夫していました。本番はどちらが勝つのでしょうか。楽しみです。
  

運動会練習参観その1(中学年)

9月10日(火)
 連日、暑い日が続いていますが、子ども達は14日(土)の本番に向けて運動会練習に取り組んでいます。中学年は、今年も「よさこい」に挑戦しています。今年は、これまでに比べて少し人数が少ないので、できるだけ運動場を広く大きく使おうと工夫し、間奏で全速力で走る子ども達の姿が見られました。本番の「大根布ソーラン2019」を、どうぞお楽しみに!

  

<授業拝見>5年2組

7月10日(水)2限目 国語

 今日は、5年2組の国語の授業を参観しました。担任は、今年度4月に大根布小学校に赴任したうね林先生です。6年目の若手の先生ですが学級経営がしっかりしており、赴任して早々に子ども達とのよい関係を築きあげました。5年生はとてもエネルギッシュな学年で、何をしても勢いを感じます。うね林先生はそのエネルギーがよい方向に向かうように、うまく導いてくれています。

 今日の学習では、子ども達は、説明文「生き物は円柱形」で筆者の言いたいこと(要旨)について、事例をもとに「なるほど」と思うところを交流し合っていました。大人が読むとただ単に「ふう~ん。」と思うだけの文章ですが、子ども達はそのやわらかい頭で、見事に自分の経験と結びつけながら読んでいました。さすがです。自分の考えを交流する姿はほほえましく、まさに「主体的・対話的で深い学び」となっていました。ねぶっ子達は、基本的に相手に対してとても共感的です。ですから、逆に言うと「それって本当かな?」と疑問を持って読む子は少ないとも言えます。今後は、「なるほど」「その通り」と相手を受け入れるだけではなく、「ちょっと待って」「それって本当かな」と、立ち止まって議論することができれば更に次元の高いところで話し合いができるのではないかと思いました。今の5年生ならきっとできると思います。

                        

<授業拝見>6年1組

7月3日(水)5限目 国語

 今日は、6年1組の国語の授業を参観しました。この日は、先生方全員が参観する「全体研究授業」で、子ども達はほどよい緊張感をもって学習に臨んでいました。担任は、3年目の河内先生で、日頃から子ども達ととてもよい関係ができており、若いけれど規律のある学級作りを土台として、児童の意見をうまく引き出し、思考させる授業を展開することができています。

 今日の学習でも、子ども達は緊張感の中、しっかりと自分の考えを出し合い、友達と学び合ったことで得た新しい発見について、全体交流していました。説明文の学習では、段落毎に書かれた内容を詳細に読んでいく方法が主流だった時代もありましたが、これからの時代は、文章をまるごと読んでそこから自分はどう考えたか、また、どう生かしていくのか、意見をもつことが大切とされています。昨日の学習は正に、新学習指導要領に沿った授業となっていました。これまでの積み上げで、児童は確実に協働で学ぶ方法を身につけ、しかも共感的に相手の考えを受け入れる人間関係もできています。今後も相手の立場や意見を尊重しつつ、自分の考えも主体的に主張していける「やさしさとたくましさを合わせもったねぶっ子」に成長することを、大いに期待しています。

    
    

<授業拝見>2年1組

6月14日(金)4限目 国語

 今日は、2年1組の国語の授業を参観しました。先日の2年2組と同様、「スイミー」の授業を行っていました。担任は、2年目の松井先生です。背が高くて、サッカーが得意で、若い先生らしくいつも大きな声ではっきりとお話をされます。背が高いので、子ども達と目線を合わせるときは、腰をかがめしゃがんでお話をされ、子ども達もうれしそうに先生とお話ししています。

 今日の学習は、「あらすじ」を捉えた後の、1・2場面のスイミーの気持ちを考えるところでした。自分の考えをノートに書いた後の発表では、子ども達同士で発表をつなげることができていました。「〇ページを見て下さい」「~と書いてありますね」「つまり~です」という言い方で話したり、手を挙げるときも「ほかに」「自分の言葉で」「つまりまとめると」のように自分の立場をはっきりさせて手を挙げていました。2年生でこれができるというのは、すごいことです。毎日の積み重ねで、もっともっと上手に話せるようになりますね。1・2年生でこの学び方ができれば、3年生からの勉強もみんなで協働的に積み上げることができます。

          

<授業拝見>2年2組

6月12日(水)2限目 国語  

 今日は、2年2組の国語の授業を参観しました。2年生は、進級して2か月がたち、1年生の頃のかわいらしさを残しつつ、しっかりとした小学生に成長した姿で毎日を過ごしています。挨拶や無言清掃、授業での話し方や聞き方もすっかりねぶっ子らしくなり、見ていて誇らしい気持ちになります。

 今日の学習は物語の「スイミー」で、お話の「あらすじ」を捉える学習でした。担任の平林先生が、「あらすじ」を捉えるために場面ごとの「できごと」を問うと、子ども達は、挿絵や文章から、起こった事件や登場人物のしたこと、主人公のスイミーの気持ちなどを想像豊かに読んでいました。美しい挿絵が、子ども達をお話の世界に誘い、スイミーにふりかかる様々な事件を自分事のようにして読んでいたのが、とても印象的でした。

 「スイミー」は絵本にもなっており、大きな挿絵でさらに想像の世界が広がります。レオレオニさんのシリーズ本もたくさん出ていますので、ぜひ図書館に行って探してみてください。そして、お子さんといっしょに絵本の世界を楽しんでみてはいかがでしょうか
<あらすじをとらえるためにできごとを読む>
      

<授業拝見>1年2組 

5月17日(金)5限目 国語

  今日は、1年2組の国語の授業を参観しました。授業は、15日(水)に参観した1組と同じ「はなのみち」の、最後の場面です。この場面では、季節が冬から春へとうつり変わり、くまさんが落としたはなのたねから芽が出て、はながさき、くまさんの家からりすさんの家まで、はなの一本道ができるという場面です。春になった喜びを、動物達の表情から読み取ることができます。

 5限目ということで、昼休みにたっぷり外で遊んだ子ども達は額に汗をかきながら、それでも元気いっぱい学習に取り組んでいました。2組は、エネルギッシュな子ども達が多くいつも教室から、ぴんぴんした声が聞こえています。今日も、はながさいてうれしくなったくまさんと、周りの動物達の気持ちを上手に想像してセリフにしていました。黒板の挿絵を使って説明する子もいて、どんどん話す力をつけていることが分かりました。担任の松本先生も若くて元気いっぱいです。先生も子ども達も伸び伸びと成長していってくれることを願っています。

<挿絵を使って説明する>

<気持ちをふき出しに書く>
           

<授業拝見>1年1組

5月15日(水)1限目 国語

 今日は、1年1組の国語の授業を参観しました。10連休も終わり、子ども達は毎日元気に学校に登校しています。1年生は、入学して1か月余りですが、上級生に助けられ周囲のみんなに愛されながら、日に日にねぶっ子らしく成長しています。今日の授業も、すっかりお兄さん、お姉さんの姿で学習していました。

 今日の学習は「はなのみち」で、くまさんがふくろをあけると、入っていたはずのたねがなくなっていた場面です。子ども達は、登場人物のくまさんとりすさんになりきって、動作をしながら学習を進めていました。担任の山本先生はベテランの先生で、子ども達とお話の世界に入り、絶妙なタイミングで発問し授業を展開させます。子ども達はいつの間にか、くまさんになりきり、ふくろに穴があいていて、たねを全部落としてしまったくまさんの気持ちをセリフにしていました。

 今年度、大根布小学校では子ども達に「読む力」をつけるために、国語科に力を入れて授業研究を進めることとなりました。今後も、各クラスに訪問し授業拝見のコーナーに掲載していく予定です。どうぞ、よろしくお願いします。

<登場人物になりきって、動作化しながら、気持ちを想像する>
<2人ペアで相談しながら、自分の考えをもつ>
<しっかりと学習のまとめをする>    全てりっぱにできました
      

 

<校長による道徳授業>(6の1・6の2)

3月7日・8日<校長による道徳授業>(6の1・6の2)

 卒業間近の6年生と道徳の授業を行いました。思春期が近づき友達関係に悩みやすいこの時期は、たわいないことでけんかをしたり、仲間外れを作ったりと、友達との関係性の中で自分の思いとは違う行動をしてしまうことがあります。後で振り返れば、つまらないことをしたと気づくのですが、これも成長段階における通過点と言えます。

 そこで、今回の授業では「友情」をテーマに、「真の友人」について考えることにしました。読み物資料として、平昌オリンピック(2018年2月)での小平奈緒と李相花の物語を使用しました。ライバルでありながら友人である二人の関係性には、同じ志をもつライバル同士だからこそ生まれる友情があります。そこには、互いを高め合い、尊敬し合うという、これまで子ども達が経験したことのない友人関係が描かれており、この資料から「真の友人」について新しい発見があるものと思いました。

 学習前、子ども達は「真の友人」について、「信頼できる」「困っているとき助ける」などの考えを持っていました。しかし、学習後は、「互いに高め合う」「認め合う」「友人であることを誇りに思う」など、それぞれが新しい発見をしていました。久しぶりの授業でしたが、素直な心で、いっしょうけんめい考える6年生との授業は、本当に楽しいものでした。6年生の皆さん、ありがとう。

      

<異学年授業相互参観>(2年2組)(5年1組)

2月14日・15日<異学年授業相互参観>(2年2組)(5年1組) 

 大根布小学校では、毎年3学期に異学年相互授業参観を実施しています。この参観は先生の参観ではなく、児童が自分たちより一つ上の学年の授業を参観するというもので、来年に向けて目指す姿を自分の目で見て学ぶ機会となっています。

 2月14日・15日と、2年2組には1年2組の児童が、5年1組には4年1組の児童が、授業参観に訪れていました。どちらのクラスも国語の物語の授業で、課題解決に向かって読み取ったことを話し合っていました。見ている1年生と4年生には、1学年上の教科書に載っている物語文が、難しい文章に思えただろうし、話し合っている内容もよく分からなかったかもしれません。しかし、授業の引き締まった雰囲気やグループで解決しようと懸命になっている様子などを、体感することはできたと思います。実際、見ている児童も緊張の面持ちで、参観していました。 

こうして、学び合い、成長し合うことは学校でしかできないことです。上級生への憧れや尊敬の念もこうして育っていくのだと感じました。

<2の2では1の2の児童が参観>
  

<5の1では4の1の児童が参観>