日誌

学校日記

5月30日 令和6年度 高校総体 バレーボール競技

【大接戦!!】

我々、門前高校バレーボール部(女子部員2名)は、金沢向陽高校、小松市立高校との3校合同で、高校総体に参加してまいりました。対寺井高校戦となった第一回戦は、近年まれにみる大接戦となり、20対25、25対22、23対25のセットカウント1対2で、手に汗握る大健闘むなしく、惜敗を喫しました。5月19日、26日の日曜日、たった2回の合同練習で、チームとしての絆を大いに強め、初戦ということで固さも見られましたが、1年間着実に実力をつけてきた寺井高校に粘り強く食らいつきました。敗者復活戦では、大聖寺高校と対戦し、実力の差こそ感じましたが、こちらも拾いまくる?捨て身のプレーで、大いに会場を沸かせました。大会に参加できたことを両校と対戦校に感謝しつつ、チームプレーを体感し実力以上のプレーをすることができました。バレーボールのすばらしさを噛み締めることができたことでしょう。

みんなで力を合わせるチームプレー

 

 

 みんなの力を借りて全力プレー

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5月11日(土) 令和6年度 PTA総会・教育振興会・学年PTA

5月11日(土)午後より、令和6年度PTA総会・教育振興会・学年PTAを執り行い、多数の保護者の皆様のご参加を賜りました。まことにありがとうございます。

【1.ご挨拶】

 PTA会長の山岸英昭様より、「コロナ禍から始まり、大変な震災の影響もありましたが、生徒のためにPTAの役員として、精一杯活動してまいりました。本日は、この1年のご報告を申し上げます。よろしくお願いします。」とご挨拶をいただきました。

 

 教育振興会会長宮下正博様はご都合によりご出席いただけませんでした。

 中澤校長より、本校の学習活動の特色として、スタディサプリの導入や「総合的な探究の時間」への取り組みを通して、震災の影響下にあっても、自ら主体的に学習する態度を身につけ、そうした生徒が進路実現を叶えることができた成果をご報告するとともに、本日は多くのご報告やPTA総会の議案内容について関心をもってご参加下されたことに感謝し、ご挨拶を申し上げました。

 

【2.議事:①事業報告】

 事業報告では、昨年のPTAの行事として、門校祭における門高ライスの提供を8月の常任委員会で話し合ったこと、2月の常任委員会が地震のため中止になったことなどを報告いたしました。また、教育振興会の表彰式が2月(3年生)、3月(1,2年生)に行われ、受賞者についても報告いたしました。北信越地区、並びに全国高P連研究大会の実施についてもご報告申し上げました。

 

【②決算報告】

 廣澤事務長よりPTA会計、教育振興会会計、ならびに体育・文化振興会の決算報告がなされ、それぞれ、繰越金などのご報告も致しました。体育・文化振興会会計については、地震発災以降、支出の未完了があるため、決算額が予算額よりかなり減った額となっておりますが、繰り越し額の範囲内で対応していく旨のご了承をお願い申し上げました。

なお、事業報告、決算報告それぞれに疑義はございませんでした。

 

【③監査報告】

 監査報告においても、適正に処理されていることを2名の監査委員よりご報告があり、出席者の皆様に、拍手でご承認いただきました。

 

 

【④役員退任挨拶】 

 昨年度1年間PTA会長を務められた山岸様より、今年度も1年生にご入学されたご子息もいらっしゃるため、引き続き何かしら関わってくださるとのことですが、これまで学校や生徒のため一生懸命取り組んだことを、役員退任の代表としてご挨拶をいただき、拍手で送られました。

 

【⑤令和6年度 役員選出】

令和6年度新役員選出について、選出方法の確認後、PTA役員ならびに教育振興会役員案が提示され、滞りなく、拍手多数にてご承認いただきました。

 

【⑥役員就任挨拶】

新たに会長に選出された野中淳也様より、「発災以来、役所のお仕事に携われ、避難所から学校として機能し始めた学びの場に喜びと安堵を感じる。震災と復興を教材として生きる力を育み、子どもたちがのびのびと生活できる場として我々PTA役員も保護者のご協力を得ながら、頑張っていきたい。」とご挨拶頂きました。

 

 

【⑦令和6年度 事業計画案】

学校・能登地区・県・北信越・全国それぞれのPTAに関する行事の予定をお知らせし、詳細は新役員により検討され、各保護者の所属委員会についても後日ご報告申し上げる旨、お知らせ致しました。

 

【⑧令和⑥年度 予算案】

今年度のPTA会計予算案、教育振興会予算案、並びに体育文化振興会会計予算案がそれぞれ提示され、昨年度の繰越金や実績を勘案されたものとして、また前年度分の未支出分については、昨年度の繰越金内で処理し、本年度会計予算にはそれぞれ影響しないものとして説明され、疑義もなく、拍手を持って承認されました。

 

【3.①進路講話】

スタディサプリと進路実績について進路指導課より、活用方法について教務課よりご説明申し上げました。

 スタディサプリとはリクルート社から提供されたテスト教材、講義動画のことで、個別最適な学習環境を確保し、予習・復習、家庭学習、反転学習(家庭での学びを踏まえて学校でアクティブラーニングを通して学びを深める)、朝学習、放課後補習など、様々な機会に利用可能な教材です。震災の際にも学校が再開した4月まで、オンラインの教材として活用されたケースもありました。

 進路実績としては、直近3年間の国公立大学の合格者数、私立大学および短期大学、各種専門学校の合格者数をもお示ししました。スタディサプリの学習時間と合格者数の相関関係と、震災以降の1,2年生の学習時間の増加も、その活用状況を如実に表しています。課題として、1,2年生の夏季休業中の利用状況の改善が必要と捉えています。低学年時からの基礎学力の定着と、二次試験における応用力強化への移行が受験対策としては大切と捉えています。

  
 キャリアコースにおける直近3年間の就職実績と活用状況についてもお伝えしました。昨年度は就職希望者がなく、すべて進学希望でありましたが、キャリアコースにおいては特に、資格取得に、講座を活用して取り組んでいます。

 

【3.②輪島市学習センターからのお知らせ】

輪島市高校魅力化プロジェクト学習部屋の説明会として、魅力化スタッフの中川さんにご来校頂き以下の点のご説明を頂きました。

活動目的:輪島市の生徒が、この輪島で、自己実現、夢に向かっていくことの可能性を高めること。

スタッフの紹介:志半ばで震災で亡くなられたスタッフにも言及され、新体制で取り組んでいく新たな意気込みをお示しされました。

学習部屋でできること:勉強の仕方はもちろん、学習相談、進路相談、小論文・面接の解説、年間学習計画の作成など

活動実績:夏期セミナーなど、工夫をこらしたイベントを準備している旨のご説明を頂き、今後の活用・ご参加を呼びかけられました。

保護者からの問い合わせとして、自習の際の補充的な教材としての利用状況を尋ねられ、教科内での利用状況についてもお答えしました。

                         

【4.本年度の重点目標とその取り組み】

総務課:危機管理マニュアルの見直しと、非常時の適切な行動ができるよう、減災という視点からも取り組む。学校評価アンケートでも肯定的な評価90%以上を目指す。

教務課:GIGAスクール構想をとおして、低学年時より個別最適な学びに取り組ませ、多様な進路実現につなげる。1人1台端末の利用により、緊急時のオンラインにも対応して双方向の授業を試みたり、スタディサプリなどの教材の利用も含めた、平生の授業展開や家庭学習習慣づけでの活用も大いに工夫している。新しい成績評価の三つの観点(知識・技能、思考・判断・表現、主体的に学習に取り組む態度)について、3:3:4の評価の割合についても説明し、考査だけに頼らない評価方法を実施していく。

進路指導課:進路実績、進路指導の方針、本年度の取り組みの3点に付いて説明。

 ・令和5年度の実績 国公立大学4名、私立大学、短期大学、専門学校への進路

 ・令和6年度は就職も選択肢として含む進路指導を実施予定。

 ・進路指導方針 ①より良い生き方を考える進路指導

         ②保護者、社会の期待に応える進路指導 地域社会に貢献、誇りを持つ意識

 ・今年度の目標と取り組み:個別最適な学びの充実による進路実現、進路意識の醸成と早期確立

         成果の指標を学校評価の中で生徒の「自分の適性を十分に把握して、将来の職業について話すことができる」と答える生徒の割合を90%と見据える。また、模試の分析と進路ガイダンスの活用にも力を入れていく。震災後のため規模を縮小した形ではあるが、インターンシップの取り組みを模索していく。

生徒相談課:

・震災後の子どもたちのこころのケアを中心に据えて、子どもたちの様子を注意深く見ていく。

・月1回のいじめ調査により、いじめを見逃さないとする教員の総意を生徒に伝えるとともに、悩みを汲み取るよう、組織的な対応をします。相互理解を大切にコミュニケーションを取って寄り添っていく。

・スクールカウンセラーによる個別面談の機会

・スマートフォンの取り扱いについての指導(トラブル未然防止の指導、学校内で正しく使用する指導)

・挨拶運動の重視

以上、ご家庭と協力しながら、生徒との関わりに取り組んでまいります。

総務課

教務課

進路指導課

生徒相談課

 

【5.挨拶】

昨年度より引き続き新副会長に選出された下口十吾様より、以下のような挨拶をいただきました。

 「できないことをコツコツと努力していくことで、できるようになる。震災後の取り組みの中でも、人数が少ないといえども、だからこそできる決めの細かい対応に感謝している。PTA、保護者、教職員と一緒に活動していくという点で、ご理解、ご協力をお願いしたい。総会にご参加いただきありがとうございました。」

 

【学年PTA】

各学年ごとに保護者と教員との間で、短い時間ではございましたが、懇談の場を設けさせて頂きました。遠方、広域から来校されている生徒の保護者さんからも、学校からの案内を速やかに受けたいという、より良い協力体制へのご要望なども聞かれました。

 

 

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3年生進路ガイダンス~就職活動の理解のために~

 令和6年6月3日(月)の7限に、3年生全員を対象とした進路ガイダンスが開催されました。輪島公共職業安定所 所長 疋島 信也 様を講師としてお招きし、就職活動に関する講演を賜りました。お忙しいなか貴重なお時間を頂きまして、誠にありがとうございました。

 ガイダンスでは、企業を選ぶ際に必要となる求人票の見方や、志望理由書の書き方、面接の仕方などについて教えていただきました。また、社会に出て働くにあたって、自分に詳しくなる=「自分の棚卸し」が大切なのだと学ぶことができました。生徒たちはメモをとりながら、就職活動の理解に努めていました。総体や総文期間が終わったタイミングで、進路実現に向けて気持ちを切り替えて動いていくための有意義な機会になったと感じます。

 

 

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交通安全推進隊結成式・防犯教室

 5月の27日(月)に、交通安全推進隊結成式が行われました。門前中学校の生徒会執行部、門前高校生徒会執行部、クラス代表からなる交通安全推進隊を代表し、門前高校生徒会長の下口隼汰くんが「正しい交通ルールとマナーを守り、交通事故防止に貢献します」と力強く宣誓を行いました。

 交通安全推進隊は毎月1日・15日に街頭で生徒を対象にした交通安全に関する推進活動を行います。

 また、その後には防犯教室が開かれ、危険なことに巻き込まれないために注意すべきことや、万が一危険な目に合ったときの護身術について学びました。

 

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中高合同体力テスト

きれいに晴れ渡った5月21日(火)に、門前中学校、七尾特別支援学校輪島分校と合同で、「中高合同体力テスト」が行われました。

測定した項目は、上体起こし、反復横跳び、50m走など。少しでも記録を伸ばそうと頑張ったり、校種の垣根を越えてお互いに応援し合ったりしていました。

 

   まずは全員で準備体操       長座体前屈

 

 

     立ち幅跳び          ハンドボール投げ

 

 

      50m走             持久走(1500m)

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総体・総文 壮行式

 5月20日(月)に、同月下旬から始まる「総合体育大会」と「総合文化祭」の壮行式が行われました。

 1月の甚大な震災後、生徒達が登校する本来の学校の姿に戻ったのが4月になってから。その間、部活動もまともに練習や活動ができない状況でした。

 各部の代表者がそれぞれの決意を表明した中には、再び自分達の活動ができるようになった喜びや周りの人達がいろいろとサポートしてくれた事への感謝の気持ちも入っていました。校長先生の激励の言葉には、 震災のみならず感染症などの困難を乗り越えてきたことへの敬意を表すと共に、「体験した試練を言い訳にせず、努力の成果を発揮・表現する場があることを喜び合い、仲間と力を合わせて、最大限のパフォーマンスを、応援してくれる方々へ見せてください。」というお願いもありました。

 選手達や参加する生徒達は、体調面はもちろん精神面もしっかりと整えて、持てる力を全て出し切ることを期待しています!

       出場選手と参加生徒への校長先生の激励

            応援団による激励

            全校生徒による激励

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図書整理ボランティア

 震災から5ヶ月が経ち、本校も少しずつ少しずつ復旧しています。本校図書室の様子を一緒に見ていきましょう。

 「図書室、震災後から困っています。図書整理のために猫の手も借りたい。」という言葉で始まった図書整理ボランティア。参加生徒の尽力もあり、図書室の本たちが定位置に戻りつつあります。

 

1月4日の図書室

 

5月31日の図書室 

倒れた棚は元に戻し、壊れた棚は処分しました。


本の並びをよく見ると、五十音順に並んでいない棚、正しい分類番号の棚に収まっていない本などがまだまだたくさんあります。そのため生徒の皆さんが目的の本を探すには困難な状況です。

図書整理ボランティアは毎週月曜日・火曜日、昼休みの終わりの15分に図書整理作業を行います。図書委員さんをはじめ、早く昼食を食べ終わったから図書室に来たという生徒、本を借りるついでに図書整理もしていく生徒など人によって参加理由は様々。有志が集まってくれています。参加してくれた生徒には「復旧・復興に向けて自分にもできることがあったんだ」と実感してもらえればと思います。

  

こちらは、積み上げられた本を棚に戻す作業をしている様子です。中学校時代にはまった本や映画化された今話題の本などを見つけるたび、お宝を発掘したような声をあげながら図書整理を進めてくれました。普段の本とのふれあい方とは違い、表表紙の絵が目に飛び込んでくる作業が続きます。作業をとおして読みたい本を発見し、借出の手続きをする生徒もちらほら。図書整理ボランティアが本に興味をもつよい機会にもなっているようです。

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3年生ボランティア班の活動記録①(総合的な探究の時間)

 本校は、総合的な探究の時間に力を注いでいます。今年度は特に「門前町・總持寺通り商店街の復興」をテーマとして、各学年でさまざまな活動に取り組んでいるところです。今回は、3年生で新たにボランティア班として動き出したグループについてお伝えします。

 

 5月23日(木)、じりじりと照りつける太陽に夏の陽気を感じた日

でした。震災から5カ月が経とうとしていますが、気候の変化に戸惑ってしまうくらい、変わり果てたままの門前町・總持寺通り商店街が目に映ります。

 生徒たちは、自身の被災状況にも思いを馳せつつ、できることから挑戦しています。ボランティア班として、まずは本校の前にある側溝の掃除から行うことにしました。水の流れていない溝には瓦が散らばっており、1時間かけて綺麗にしました。汗を流しながらきびきびと動く生徒たちにたくましさを感じました。

 

以下、生徒からのコメントです。

 

学校の前の溝の清掃を行った。溝には地震の影響で崩れていた瓦が散乱していた。短い時間の中での活動のため、範囲や活動に限りはあったが、できることから進めていくことが復興へとつながるのではないかと感じた。今、町の復興のためにできることは少ないが、私たちなりに思考し実行していくことが町への感謝であり、門前高校の生徒としての使命ではないかと思う。

 

街の中で手伝えることを探しながら、これからもボランティアに励んでいきます。見守っていただけますと幸いです。

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令和6年5月20日(月)金沢雇用推進協議会様より義援金の寄贈

令和6年5月17日(金)に、金沢雇用推進協議会の方々が本校に来校され、令和6年能登半島地震被災の義援金が中澤 賢 校長に贈呈されました。心より感謝申し上げます。生徒達が充実した学校生活が送れるように、大切に使わせていただきたいと思います。

 

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5月10日(金)思春期講座(1年生)

令和6年5月10日(金)に、1年生を対象とした思春期講座を行いました。講師として、NPO法人じっくらあと 代表、ごちゃまるクリニック 医師の小浦 詩 様にお越しいただきました。

思春期講座では、「性・生について考えよう」という題材を通して、自分や他者を尊重することの大切さを教えていただき、性に関する問題を自身と関係あることとして捉える貴重な機会となりました。生徒は皆、真剣に聞き入っており、講座後の感想からも、「他人事とは捉えずに、自分のこととして捉えていきたい」「学んでおいて良かった。今日の講座を無駄にしないようにしたい」など、今回の講座で得られた学びを今後の生活や人との関わりの中で活かしていこうという思いが伝わってきました。

これからの社会を生きる生徒の皆さんにとって、とても貴重なお話が聞けたかと思います。小浦先生、誠にありがとうございました。

 

 

 

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勝ち星を拾え!

 第150回北信越地区高校野球石川県大会では、連日、白熱した試合が行われています。なかでも4月27日は、門前高等学校と星稜高等学校が繰り広げるであろう注目の対決に、朝から多くの車が石川県立野球場に集まっていました。

 試合の序盤、勢いある星稜打線に苦しむ門前は、初回に1点、2回に3点を許します。それでも選手たちは「こっからや」「切り替えよう」と前向きに現状をとらえ、3回に1点を取り返しました。その後、お互いに点を取られまいと守り抜く粘りの野球がつづき、誰もがもどかしさを募らせます。7回表の門前の攻撃、2アウト1・3塁の場面でヒットを放ち、門前にもたらされた追加点が会場をどよめきで包みました。試合開始時には曇りだった空模様も、いつしか夏の甲子園かのようにまばゆい日差しとなって降り注いでいました。

 後半の勢いむなしく、2-4で門前は敗れました。しかし、星稜を上回る11安打をあげながら、最後まで戦い抜いた野球部がとても誇らしく、彼らをたたえる拍手が飛び交いました。今回の敗北を糧にこれからも門前に元気を与えられるよう、野球部一同、日々精進していきます。

 

以下、添付画像

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令和6年5月2日(木)、関西支部同窓会様より義援金の寄贈

令和6年5月2日(木)午後、関西支部同窓会 松本 秋男支部長様が、本校に来校され、令和6年能登半島地震被災の義援金(33万円)を中澤 賢校長先生に贈呈されました。関西支部の方々に心より感謝申し上げます。生徒たちが元気になれるように使わせていただきたいと思います。

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4月30日(火)令和6年度 門前高校・特支合同「防災・避難訓練」

令和6年能登半島地震を念頭に、七尾特別支援学校輪島分校と合同で「防災・避難訓練」を行いました。

 

4限目の時間を利用して、「現在でも大きな地震が発生する可能性が高いため、避難経路を確認し、迅速かつ冷静な行動ができるように」というねらいで、現実味を帯び、緊迫感を持った訓練となりました。

 

 

元旦に起きた地震では校舎に生徒はいませんでしたが、校舎内で授業中に地震・火災が発生したと仮定し、クラス毎にまとまって迅速に避難することができました。

 

 

消防署員の方による講評・講話、火災時の消火訓練も予定しておりましたが、天候不良と緊急出動とが重なったため、中澤校長先生より全体に講話をいただきました。

 

平和な時の避難訓練で、本当の災害に対応できるか。

とっさの時に行動できてこその訓練である。

緊急時の第一の優先事項として、「自分の身を守ること、命を守ること」。

そして、第二に「近くの人はどうか、高齢者、障がいのある方への配慮」に関する自助と共助についてお話しいただきました。

 

また、災害被害を「ゼロ」に近づける備え「防災」と、災害被害を最小限に抑える備え「減災」についても話が及び、より現実的・合理的な備えについて考えていく必要と、自分のできることを考える機会ととらえて、人間形成にまで踏み込んだお話でした。

 

まだ、心身においても、インフラにおいても震災の傷跡が癒えていませんが、単なる訓練として終わらせないように今後に備えましょう。

 

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初戦の相手が決まりました

 本校はもちろんのこと、門前野球場でも春の訪れが感じられます。練習に励む野球部の奥で、桜の木々がたゆたう様子をうかがうことができました。

 4月11日、第150回北信越地区高校野球石川県大会の組み合わせが決まりました。我らが門前高等学校は、なんと初戦から星稜高等学校と対戦します。誰もが予想していなかったであろう相手に、抽選結果を知った生徒たちは、万感の思いを抱えながらも部活動へ向かっていきました。

 今年度も野球指導アドバイザーを務めてくださる山下智茂さん。練習の中で「驚懼疑惑(きょうくぎわく)」という言葉を使用されていました。相手と対峙したさいに起こる心の動きを表した熟語で、驚きや懼(恐)れ、疑いや惑う気持ちを試合中にいかに制御するかということが重要だと指導されていました。27日までに心の動揺を上手くコントロールし、試合に臨めるよう祈っています。そして、本校ならびに門前の地に勝利をもたらしてくれることを期待しています。がんばれ、門前!

 

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4月11日(木)1年生オリエンテーション ③/3日目

  4月11日(木)、1年生オリエンテーション3日目を行いました。本日の予定は、LHR、非行防止教室、進路講演会、SOSの出し方講座、SNS使い方講座です。

 LHRでは、構成的グループエンカウンターを行いました。お互いを認め合い、安心できる環境で皆さんが過ごせるよう先生たちも精一杯努力します。

構成的グループエンカウンターの様子

 
3日間のオリエンテーションで、学校生活を円滑に送るうえで必要なお話をたくさん聴きました。学んだ知識を少しずつ学校生活に還元していってください。

 困ったときはいつでも先輩や先生に頼ってくださいね。

 

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4月10日(水)1年生オリエンテーション ②/3日目

4月10日(水)、1年生オリエンテーション2日目を行いました。本日の予定は、スタディサポート(国語・数学・英語の基礎学力の定着度と学習力を測る模試)と部活動紹介です。

 門前高校では例年、1年生のオリエンテーション時にスタディサポートを実施しています。目的は、生徒が自身の基礎学力の定着度と学習力について把握するためというのはもちろん、教員も早い段階でそれらを把握し、4月からの授業に活かしていくためです。今年度は生徒と教員でどのような化学反応が起きるのでしょうか。楽しみです。

 部活動紹介では、良い意味で先輩風を吹かせた2・3年生がそれぞれ の部活を紹介しました。HPでこれまでも述べてきたとおり、門前高校は「文武不岐」の考え方を大切にしています。部活動を慎重に選択し、皆さんがかけがえのない3年間を過ごせることを願っています。

 

部活動紹介の様子

 

    家庭部                茶道部

 

     芸術部            バスケットボール部

 

     バレーボール部         ソフトボール部

 

      卓球部             野球部

 

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1年生オリエンテーション ①/3日目

 4月9日(火)、1年生オリエンテーション1日目を行いました。本日の予定は、エンカウンター、礼法指導、校長講話、各課からのお話、歌唱指導です。

 今年度も様々な中学校からの入学生がおり、クラス内には多種多様な文化が入り混じっています。3年間クラス替えはありません。焦らずゆっくり、クラスメイトと関わっていきましょう。

 校長講話では、中澤校長が、「低反発バット」が導入された高校野球において青森山田高校の選手が木製バットを使用した話題に触れ、「自分で工夫する力が求められている」「学習や部活動を通して、知恵を身に付け頭を使う力を養って」と伝えました。世は無常です。時代に合わせて工夫を凝らしながら、変わり続けることができる人になりましょう。

 

校長講話の様子

 

 歌唱指導で学んだように、本校校歌には「誇りは高し 我らが母校」という歌詞があります。1年生の皆さん、自信をもって歌えるよう、門前高校で一緒に学んでいきましょう。

 

歌唱指導の様子

 

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4月8日(月)午後 第63回入学式

令和6年4月8日月曜日午後より、新入生を迎えて、第63回入学式を挙行いたしました。

教育振興会会長 宮下正博様、同副会長・同窓会会長 西 恵様とPTA会長 山岸英昭様の三名をご来賓に迎え、保護者の方々のご臨席の下、32名全員の新入生が中澤 賢校長より慶びの内に入学を許可されました。

創立76年を迎える伝統校として、これまで巣立っていった七千四百有余名の卒業生の、この精神を受け継ぎ発展させていただくことを強く期待します。

式辞の中で校長より、本校での生活を充実したものとするために心掛けてほしいことについて二つの点が触れられました。

一つ目は「夢・挑戦」です。松下村塾吉田松陰の言葉を紹介しました。

 

夢なき者に理想なし

理想なき者に計画なし

計画なき者に実行なし

実行なき者に成功なし

故に

夢なき者に成功なし

 

つまり、「夢のない人には成功はなくなってしまいます」という教えです。

 

二つ目は「文武不岐」です。中国の春秋時代の魯の定公が孔子に忠告された言葉だと言われています。「勉学、部活それぞれに取り組むことが一人の学習に活きる」という意味です。

「高校時代でしかできない、価値あること」に対して「理想をもち、計画し、実行する」ことに時間を使うことを強く願いました。

教職員による全力を挙げての教育活動邁進への覚悟をお示しするとともに、保護者の皆様との密接な連携と相互信頼、ご理解・ご協力、さらに関係各位におかれましても絶大なるご支援・ご協力をお願いしました。

 

PTA会長山岸英昭様からは、令和6年能登半島地震を経た新入生の高校受験について触れられ、試練を乗り越えた先の充実した高校生活と素晴らしい出会いがあることを願っていますと祝辞をいただきました。

 

生徒代表の3年生中島侑鈴さんは、歓迎の言葉の中で、慣れない環境の中で不安を共有し、「仲間」として、進路実現や「総合的な探究の時間」で培う提案・実践の力を通して、門前、能登、石川の復興・活性化に向けて様々なことに挑戦し、共に成長していこうと呼びかけました。

これを受けて、新入生代表の國守伶美香さんから、新入生宣誓の中で、新しい生活への不安と能登半島地震による将来への懸念を抱きつつも、入学許可への感謝と新たな学び、そして、新たな仲間との出会いを喜び、前に進んでいくことを誓いました。

 

この一年、学びを止めない為に、一丸となって取り組む門前高校を見守っていただけたらと存じます。

 

 

式辞の中で「夢・挑戦」、「文武不岐」を伝える校長 中澤 賢

 

PTA会長 山岸英昭様からの試練を超えた先を願う祝辞

    

歓迎の言葉で「共に成長」          新入生宣誓で代表を務める

を呼びかける                             國守伶美香さん

3年生 中島侑鈴さん

 

 新しい「仲間」32名の新入生たち

 

 

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「希望桜」の現在

 道行く先々で満開の桜が見られる時期となりました。本校でも桜の開花が始まっており、先日の入学式を華やかに演出していました。

 さて、「希望桜」とは何かをご存知でしょうか。これは、令和5年度卒業生が校庭に植樹した桜の木のことです。あれから約1カ月、蕾がほころんでいる様子をカメラに収めることができました。今年は咲かないかも、と示唆されていたのを考えると、まさかの出来事とはなりましたが、数ある桜の便りの中で何よりも喜ばしいものとなりました。

 あっという間に花びらが散っていく桜の儚げな印象とは裏腹に、みなぎる生命力を「希望桜」から感じます。この知らせを届けることで、皆さんの夢が叶い、希望に満ちた人生の再スタートとなることを期待しています。

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4月8日(午前)1学期始業式

令和6年度始業式に際し、中澤 賢校長より以下の通り、式辞がございました。

 

どんな状況下にあっても、本当に良い一年、充実した一年にしていきましょう。

新二年生:将来に向けて貯金する「チャージの時」と捉え、一日一日価値あることに取組み、後悔しないようにしましょう。

新三年生:各自の志望する進路実現に向けて「チャレンジの時」と捉えましょう。

 

学校をあげて総力戦で、後れを取り戻していくことも意識しましょう。

4月以降18歳となり、大人の仲間入りをする皆さんは、知識・情報、自覚を身につけて、行動で示してください。

新1年生を迎えるにあたり、学校として大切にすべきことを二つ示します。

その一つは「挨拶」です。

「おはようございます。」「さようなら。」「有難う。」「ごめんなさい。」当たり前の挨拶が震災をとおして出来なくなっている人もいるとの記事も読みました。

挨拶を基本としてクラス・部活動の人間関係、地域の方々へのすがすがしい挨拶が地域を元気づけると信じて取り組みましょう。

 

二つ目はタイムマネージメントです。コロナ禍や震災の影響で乱れた時間管理を改善していきましょう。

 

「生活習慣病」という言葉を世に示し、聖路加国際病院理事長も務められた日野原重明氏の言葉「命はどこにあるのか」という問いを借りて、目には見えない命と時間が「生きる」ことに凝縮しているとし、自分の為、他人の為に時間を使うということを考えていきましょうと話されました。

 

新しい学級担任が紹介され、気持ちを新たに、午後からの入学式に備えました。

式辞を述べる中澤 賢 校長

気持ちも新たに始業式に臨む2・3年生

 

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