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2020年10月の記事一覧

錦高日記10月23日(金)Ⅱ ~1年生 思春期講座~

 本日の6・7限目に1年生を対象にして思春期講座が開催されました。講師の立中由加理氏をお迎えし「生まれてきて良かったと言えるように」という演題で行われました。

 男性と女性とでは、思春期における感じ方が違うこと、違いがあるからこそ相手を思い遣り大切にしなければならないこと、自分たちで場面づくりなど工夫をすることなど、とても具体的なお話しがありました。セルフコントロールするためには、人生の夢や希望・目標が必要で「この目的を達成するには、今どうすべきか」を考え、「今を大切に生きて欲しい」と生徒たちに語り掛けていらっしゃいました。お話しの中には、お母さん、お父さんの子どもへの想いも語られ、普段は思いもしなかった側面に気付いた生徒もいたのではないでしょうか。

 ストレートな語り口と気持ちがまっすぐに届く立中氏の言葉に、心動いた生徒もいたと思います。思春期真っ只中の生徒たちですが、この講演をきっかけにして、人との関わり方や人への思い遣りについて考える時間を持って欲しいと思いました。

   

 

錦高日記10月23日(金)Ⅰ ~24H研究授業~

 本日の4限目、24Hで原田先生による保健の研究授業がありました。

 この授業の目的は「自分の生活のなかで、自然環境を守るためにできることは何かを考える」ことでした。

 生徒たちは、「自分たちができることは何か」を考えるグループと、小泉環境大臣になったつもりで「国民の環境意識を高めるための取組は何か」を考えるグループとに分かれ、メンバーと意見を交わしました。生徒からは、洗剤を必要以上に使わない、マイバッグの徹底、といった意見の他に、環境に優しい商品を購入するとポイントがつく、アイドルが環境保護CMをする、(ゴミのポイ捨てなどに)罰金・罰則を設けて国民の意識を上げるなど、とても具体的なアイディアも発表されました。この子たちが、地球の未来を守らなければならないのは確かなことです。今日のこの授業で抱いた気持ちを持ち続け、または発展させて、明るい未来を築いて欲しいと思いました。

   

錦高日記10月22日(木)Ⅱ~1年生ワックスがけ~

 本日の放課後に、1年生全クラスがワックスがけをしました。

 教室の中の全ての机、椅子、棚を廊下に出して、すみずみまできれいに掃きます。

 

 次に床を水拭きします。雑巾を濡らして拭くわけですが、その風景がどこか懐かしく、微笑ましかったです。掃除している生徒たちも笑顔でいっぱいで、みんな生き生きしています。あるクラスでは水拭きの競争をしていました。以下にその一部始終を並べてみました。(やはり先生は1番にはなれませんでした。若者、強し。)

   位置についてー        よ~い          ドン!

   

がんばれ!ブルーのシャツがO先生です   ゴ~ル!!

 

 水拭きの次はいよいよワックスを床に塗る作業です。先生から説明を受けて、ジョウロでワックスを床に流して、丁寧に均一になるようにモップで伸ばします。初めて行う生徒もいると思いますが、みんな上手に上手に手際よく塗っていました。

  

 明日はピカピカの床の上に机を並べて、きれいになった教室で授業となります。きっと気持ちよく学習できることでしょう。みなさん、ご苦労様でした。

錦高日記10月22日(木)Ⅰ ~競技かるた同好会 積み重ねの先にあるものは・・~

 廊下を歩いていると聞こえる優雅な和歌・・・。2Fの講義室では、今日も競技かるた同好会の皆さんが練習をしています。夏前にお邪魔したときには、本を読んで和歌を一生懸命に覚えていた部員たちが、今日は対戦形式で練習している姿をみて、その成長ぶりに感動して帰ってきました。読まれた札をとるときの手つきはまだまだ控えめな感じがする(映画の見過ぎか??)のですが、札に手が伸びる直前の緊張感は見ているものにも十分伝わってくるレベルとなっていました。きっと暑い夏にも地道に練習してきたのだろうなと思える瞬間でした。本当によく頑張っていますね!

   

錦高日記10月21日(水) ~気持ちいい青空と出来事~

 秋の空は本当に高いですね。とてもきれいな青色です。さらに、校庭の木々が赤や黄色に色づき始め、季節の変化を知らせてくれます。こんな日には、外で思い切り体を動かすのは気持ちのいいことですよね。校庭いっぱいに生徒たちが広がって、体育の授業を行っていました。

   

    昨日のフィールドワーク②の続編です。放課後の職員室の片隅で、昨日の活動に使った様々な用品をきれいに片付けている生徒たちがいました。聞くとボランティアでやってくれているそうです。このような陰で支えてくれる人たちがいるから、物事がスムーズに運んでいるのだと感じました。ありがとうございます。

ほりほりの部屋Vol.32「3 tops & 1 bottom~the unforgettable 4 boys<my proud students>~Part3」

 皆さん、こんにちは。堀です。今年もあと2ヶ月半足らず、10週余り。なんだか、あっちゅうま、ですね。今年の冬はエルニーニョ現象の影響で年末、大雪になる予報だとか・・・それより何より、インフルとコロナの両方に予防対策しんなん・・・とりあえずは!来週月曜日からインフルの予防接種、諸君らも(先生方も)ようやく受けられそうですね。報道によれば、県内には、昨年の2.4倍ものワクチンを確保済みとのこと。まずは予約にトライしてみては?ご家族みんなで、がんがんいこう?!注射1本でGAT!

 滋賀県長浜に嫁いでいる娘から敬老の日に(!)贈られた、その名も「ムラサキシキブ」。英語では、‘Japanese beauty-berry’くらいで説明しなければならない、日本固有の植物。苔玉の上で、丸くてかわいい紫色の実をつけてます。錦のスクールカラー、「紫色」の実が成る植物って珍しくありませんか(あけび以外で・・・)?ミニだけど一応、盆栽で、苔玉に張り付く細長い石は「滝」を、その下の小さいブルーの小石は滝壺ではじける「水しぶき」を表してます。玄関に置いて、行き帰りに霧吹きで水をたっぷりかけてかわいがってます。癒やされます。I love purple & moss-green!!

 さて、今回紹介する‘my proud student’3人目は、泉で文系の担任をしていた頃のtop。この生徒は前述の2人にさらに輪を掛けて、口数は少なく人見知りで恥ずかしがり屋さん。しかし、いったんゾーンに入ったときの集中力と行動力は群を抜いていました。まさに、‘a man of will’「意志の人」でした。言葉よりも行動で示すタイプ。背中で周囲を納得させるタイプです。堀の口癖、“Actions speak louder than words!”(「言葉よりも行動の方がより大きな声で語りかける。<口だけの人間にはなるな。>」)を体現している生徒でした。4月の個人面談では「国際協力機構にはいって、世界中の困っている人を助けたいです。」「ふむ。それってJICA(ジャイカ)のことやね。青年海外協力隊に加わるってこと?」「学生のうちはそれでもいいんですが、それでは一生の仕事としては食っていけないんで。行政法人の正式職員として、予算取りや企画から全てに関わりたいんです。途上国の発展に、日本という国を代表して、関わりたいんです。ボランティアという無償奉仕ではなく、一生をかける仕事として。それで食っていけたら、しかも、その国の人々に感謝されたら、やりがい、最高ですよね?」当時、彼なりに調べ、「なりたい自分」になるべく、最も確率が高い、最良の踏み台大学としてターゲットに設定したのが、東大と早大でした。途中の模試判定自体はCが最高で、努力の結果がなかなかデータに現れず、やきもきしました。結果は・・・東大文Ⅲも早大法も早大政経も全勝という快挙でした。当時の進路指導室にて、「あいつが東大・・・奇跡やっ!」と他の教員が異口同音でした。学費が安いという理由で東大に行きましたっけ。卒業後も律儀に年賀状での現状報告を欠かさず寄越してくれています。そして、今年の賀状がこれです。

 ホントはとってもステキな家族写真なのに・・・犯罪者家族みたいになってしまって・・・sorry・・・彼のbetter halfもまた、同じような経歴のJICA職員さんです!2人の出会いは共通の赴任地、アフリカ。同じ志で、未開の奥地へ分け入り、ボランティアの方々と協力しながら、アフリカ諸国を転々としているそうです。時には清潔な水を確保すべく井戸を掘削したり、時には衛生教育を施したり、そのお仕事は多岐にわたるそうです。賀状の書面から、「アフリカ開発会議」で重要なポジションに着いていたことがうかがえますし、人事異動でもアフリカのスペシャリストとして他の国へ渡ることもほのめかされています。しかし・・・このコロナ禍でどうなっているのか・・・ちょっと心配です・・・

 賀状の年少さんが生まれた年、「この子の生まれたての1年っていうのは、生涯、このたった1年だけだから。悔いのない子育てがしたくて。」との理由で、彼、父親として、1年間の育児休暇(!さすがです、JICA!認められるんだあ、って当時思ってた)を取得し、金沢に戻っていたことがありました。その際、彼と何度か杯を重ね、いろんな話をしました。日本の力でもって、世界の途上国の発展に関わること、特に、そういう国々の未来を担うこどもたちの教育に関与することに由来する、「やりがい」、「充実感」半端ないレベルだということがよくよくわかりました。人としての「使命感」たるや、すさまじい!!

 その全ての活動には、人件費を中心に莫大な財力、つまり、おマネーが必要で、世界の真のおマネ持ちはこういうところに「寄付」することは売名でも何でもなく、世界の常識とのこと。日本人は、こういう活動は、ボランティアを中心とした無償奉仕活動で成り立っていると思っているけど、それは世界の非常識なんです、とのこと。本当の意味で国際貢献したければ、まず、おマネ持ちになること!そのおマネーを信頼のおける法人団体に寄付すること、これこそが真の国際貢献なんです、きれい事ではありません、とのこと。僕の重要な任務の一つは、JICAのスポンサー探しなんです、とも言ってました。今すぐ、諸君らができることではないけれど、将来、JICAに寄付できるくらい、稼ごう!とか、スポンサーになってくださいって、打診されることが夢ですっ!なんて、そんなのもアリですよね?それもまた、「なりたい自分」ですよね?世の中の本質を見極めることができる、そんな大人に成長してください!(ちなみに、諸君の先輩で、船乗りの娘は、大学3年時、JICAの国際派遣ボランティアの試験に合格して、インドネシアの水道事情視察研修に10日間行ったことがあります、ほぼタダで。ということは、その必要経費はどこかからの寄付金等で賄われていたことになるんですよね?たとえば、そういうことです。彼女は就職して以来ずっと、JICAではないけど、ユニセフに毎月一定額を給料引き去りして寄付してます。「マンスリーサポート」っていうシステムです。おマネーは、それに伴う「恩」とともに、直接「恩」を受けた相手に返さずとも、第三者に先送りして、こんな風に、次々と未来へつなぐものなのです。つまり、「JICAのスポンサーの善意」→「JICA」→「船乗り大学生時」→「ユニセフ」→「世界の修学困難児童支援」という風な循環が生じたのです。このような経済の好循環のことを英語で何と表現するか、ご存じ??‘pay forward’と言い、「恩送り」とか「恩の先払い」と訳されています。<同名の映画あり。ちょっと古いけど、まちがいなく名画の一本。DVDでどーぞ、オススメ。泣けます。ただし、ハッピーエンド、というわけではありませんので、一応ご忠告。>この「ペイ・フォワード」については、12月発行予定の『錦丘高PTAだより』にも投稿済みです。合わせて読んでいただければ幸いです。)「ペイ・フォワード」できる錦丘人材を育てることが堀の究極の夢です。ではでは。今日はこの辺で。CU ASAP!

<次回、Part4へ。いよいよ、bottom(お尻・底・げべ)からの成り上がり大出世!>

<To be continued.>

錦高日記10月20日(火) ~1年生 探究活動フィールドワーク②~

 本日、1年生の「総合的な探究の時間」において、フィールドワーク②が実施されました。抜けるような青空のもと、生徒たちは「防災・減災」チームと「伏見台商店街」チームとに分かれ活動しました。

 「防災・減災」チームは防災士の方に付き添われ、付近の避難所や危険箇所などを見て回りました。「伏見台商店街」チームは、アポイントを取った商店を訪れ、自分たちが用意した内容のインタビューや店内外の様子の観察などを行いました。

 学校に戻ってからは、それぞれの部屋で整理会を行い、机の上に広げられたシートに自分たちの気づきを書き込んだ付箋を貼り、本日の活動の成果を分析し、記録していました。

 このような活動は、大学での学問や職場での活動には不可欠なものだと思います。友人たちと協力して、1つのプロジェクトを実行するという経験は、きっと彼らの未来の糧となると思います。

 ご協力いただいたたくさんの防災士の方々、商店街の方々には、心より感謝申しあげます。ありがとうございました。

      

錦高日記10月19日(月) ~華道部 放課後の風景~

 月曜日は華道部の活動日です。今日は華道部にお邪魔しました。

 講義室Dに向かうと、生花の香りが漂って来ました。本日のお花は、ユキヤナギ、菊、竜胆でした。ユキヤナギは春に白い小さな花をたくさんつけ、とても華やかなのでご存知の方も多いと思います。秋が深まると細かな葉を美しく赤く染めるんですね。筆者はユキヤナギの秋の姿を知らなかったので、小さな感動を覚えました。(ハイシーズンの姿ばかり見てはだめですね・・・)

 華道を教えてくださっているのは廣瀬先生です。京都の大覚寺にルーツ(という表現は使ってよいものでしょうか?)をもつ「嵯峨御流(さがごりゅう)」を学ばれたそうです。黒板には「右盛体」「左盛体」の文字が。まっすぐではない花材のときには右(または左)に45度傾けて生けるのが基本だそうです。

 部員に「生け花のおもしろいところは?」と聞くと「色合いです」と答えてくれました。お花と触れ合うことによって、彼女たちの心は色彩豊かになっていくのだろうと思いました。

    

 

錦高日記号外 ~いしかわ高校科学グランプリへの参加~

 10月17日(土)に、いしかわ総合スポーツセンターで行われた「いしかわ高校科学グランプリ」に、本校の生徒4グループ総勢27名が参加してきました。彼ら彼女らは24Hや自然科学部などの有志たちで、この日のためにしっかりと準備をしていたグループもあります。午前中は90分の筆記競技(物理・化学・生物・地学・数学・情報の6分野)を、午後は120分の実技競技(総合系)を行ってきました。

 実技競技の内容は、A4上質紙で支柱を製作し、その耐荷重を測定するとともに、そのデータを用いて、ちょうど20kgで壊れる(物理用語で”座屈する”といいます)支柱をつくるというものでした。本校選手の中には、非常に精度の高い支柱をつくることに成功して、測定後に思わずガッツポーズの出たグループも見られました。

 この日の結果は、11月中旬に発表されます。結果がわかりましたら、またお知らせいたします。また、本校参加者の半数は1年生でした。来年度も是非参加して上位成績を目指してほしいと思います。

   

錦高日記10月16日(金)Ⅱ ~1年生 ボキャブラリーコンテスト~

  1年生の毎週金曜日の朝学習(8:15~)の時間帯は「ボキャブラリーコンテスト」になります。三藤副校長先生がつくられた25題程度の英語の問題をスマホ等を用いて回答していきます。(スマホを持たない生徒のために紙でのテストも用意しております。また、本校では教室内でスマホ使用の授業を行うときは、入り口に看板が掲示されます。)本日朝も真剣な面持ちでテストにむかいあう生徒たちの姿をみることができました。さて、今回のテストの学年平均点は、21点(25点満点)になるそうです。日頃からの努力が「なりたい自分」を達成するために必要な大きな武器をつくってくれるのではないでしょうか。