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2020年10月の記事一覧

錦高日記号外 ~全学年 校外模擬試験を実施~

 2,3年生は昨日の放課後から、1年生は本日10/31(土)に校外模試を受けています。2年生の模試ではこれまではなかった”理科”と”地歴”の科目が入ってきており、3年生の模試では出題範囲と難易度がMaxとなった”理科”と”地歴”の科目が待ち受けています。はてさて?!生徒たちは、冷静に自分の力を発揮してくれたでしょうか??

  

錦高日記10月30日(金)Ⅱ ~1年生探究活動 最終発表に向けてstart!~

 本日の7限目、1年生は総合的な探究の時間でした。先週行ったフィールドワークの調査結果を受けて、今日から12月の最終発表会に向けて資料作りなどの準備を進めていきます。本時間は、「防災・減災プロジェクト」のグループは”防災対策用チラシ”づくりを、「商店街活性化プロジェクト」のグループは”商店街ガイド”づくりをスタートしました。多くの人に自分たちが作ったチラシやガイドに興味を持って見てもらうためには、フィールドワーク時に撮影した写真等の活用も鍵になります。各グループは、A4サイズの指定用紙に伝えなければならないことをどうレイアウトして入れ込むかなど知恵をしぼっていました。

 今後、発表用のポスターも作成して、当日はクラスメイトや他クラスの生徒にポスターセッション形式で発表することになっています。準備のための時間はあまり長くとれないのですが、残りの時間を使って、皆でよりよいものになるよう仕上げてほしいと願っています。

  

錦高日記10月30日(金)Ⅰ~3年生 体育で柔軟測定~

 本日の5限目、ふと思い立って体育館を訪れてみました。

 体育館への渡り廊下を歩いていると、マイク越しの先生の声に混じって、キャー、ワーという生徒の声が聞こえてきました。覗いてみると、みどり色のジャージをはいた3年生がフロアーに座って体の柔軟性の測定をしていました。検査項目は全部で15項目、前屈、開脚といった馴染みのあるものから、バンザイ、正座寝、尻蹴りといった「・・・?」となるものまで並んでいました。生徒たちは1項目ずつ友人と一緒にテストし合い、プリントに結果を書き込みます。さすが、若者、ほとんどの項目が合格となっていました。

 柔軟性が高くなると、血行もよくなり、受験生の肩こりも緩和されるかもしれません。「お風呂上がりにやってください」という先生の指導のとおり、ぜひ柔軟体操を行って、受験期を健やかに過ごして欲しいと思いました。

    

 

錦高日記10月29日(木)Ⅱ~28H 研究授業が行われました~

 本日の5限目、28Hで国語科の本多先生が研究授業を行いました。「古典」の授業で、内容は「『大鏡』と『栄花物語』を読み比べてそれぞれのテーマの違いをとらえよう」というものでした。大変興味深かったのは、その手法。本多先生は、内容を把握させるために「大鏡~○×△○~」といったようにサブタイトルを付けさせました。

 サブタイトルとは何かを知らせるために、「Star Wars~帝国の逆襲」とか「It~『それ』が見えたら、終わり~」など生徒が知っていそうな映画のタイトルを紹介し、グッと生徒の興味を引き付けます。それから、グループになってみんなで知恵を絞り、できあがったサブタイトルを紙に書いて黒板に並べて貼りました。若い感性の作品はどれもおもしろく、教室は笑顔で溢れました。「おもしろい」「楽しい」という生徒の気持ちが伝わる、とても生き生きとした授業でした。

 たくさんの先生方が参観

  自分たちの作品を貼って・・・・・・・・・・・どんどん貼って・・・・・・・・・・最後は黒板いっぱいに

    

なぜ、そのようにつけたのかを説明

 

 

錦高日記10月29日(木) Ⅰ~図書委員会 校内読書会~

 本日の放課後、マルチメディアセンター(4F)にて校内読書会が行われました。

 今回のテーマは「アインシュタインの相対性理論に触れよう」で、コンセプトは”普段あまり触れたことのない文章に触れ、新発見や驚きを得る”ということでした。予め本を読んできた生徒たちに、理科の田嶋先生が解説を行いました。30分程度の短い時間ではありましたが、「相対性理論」は、私たちの生活を便利にしたGPSやネオジム磁石だけでなく、原子力発電などの開発にもつながったこと、さらには重力波天文学や宇宙論などの現代物理学にとっても不可欠なものであることを知りました。この読書会で、「相対性理論」を少しでも身近なものとして感じることができれば、本当に素晴らしいことだと思います。

  

錦高日記10月28日(水) ~放送部 MROラジオ出演!~

 本日、MROのアナウンサーである石橋弘崇氏が来校されて、本校の放送部2名に取材活動をされました。放送室に入っていくと、ガラス越しの奥のスタジオに、21H清水乃歩さん(放送部部長)と28H野上木乃香さんとの3人が打ち合わせを行っていました。数分のうちに早くも収録開始。ラジオなので音声のみですが、大きめのレコーダーと大きなマイク(テレビなどで見るようなフワフワカバー?のついたようなもの)が用意されました。ガラス越しにマイクが動き、楽しそうに笑ったり、真剣な顔つきになる生徒の様子が見られました。

  いただいた番組案内には「県内の高校生とトークし、高校生の”素顔”に迫っていき、最後に夢を語っていただくもの」となっています。彼女たちがどんな夢を語ったのか、オンエアが楽しみです。もしかしたら、この経験が心に残って、本校放送部の中から将来マイクを向ける側の人がでるのかもしれませんね。

 収録されたものは 第1回が、11月8日(日)17:15~17:25 『石橋弘崇のハイスクール Now!!』で放送されます。(この日より4回に分けて本校が登場する予定だそうです)

 皆さん、ぜひ聴いてください。

 P.S  第64回石川県高等学校放送作品コンクールにおいて、本校放送部の作品のビデオメッセージ『時代を彩る伝統』が優良賞に入賞しています。おめでとうございます。

    

ほりほりの部屋Vol.33「3 tops & 1 bottom~the unforgettable 4 boys<my proud students>~Part4」

 皆さん、こんにちは。堀です。諸君はインフルの予防接種、済みましたか?堀は来月の予約取れました。妻は今週月曜日、仕事からの帰宅途中に、予約も無しで、ふと立ち寄った町医者さんで1本打ってきました?!えっ、そんなカンタンに??「がらがらやったわ。3000円ぽっきりやった。」とのこと。どうしよ~、その病院行こうか、でも、せっかく取れた予約断るのもな~、などとウダウダ悩み中。はよ決めよ。ワクチンでGAT!

 さて、今回は、29年前の教え子から、16年ぶりに届いた、13年前のお便りをネタに。大切に取ってあるんです。まずは、じっくり読んでみてください。

 今回紹介するこの<my proud student>は辰巳丘勤務時、3年生時のみ担任をした生徒。1・2年時は全くNo Touchでした。これまでの3人と違って、4月8日に出会った頃の成績は the bottom、正真正銘「どん底、びりっけつ、最下位」、辰巳丘で。5教科偏差値32.3。3年生へ進級できたこと自体が奇跡で、単位不認定科目も数知れず・・・生徒指導歴・補導歴も極めて華麗?!婦女暴行以外の不良行為ほぼほぼコンプリート・・・この手書きの丁寧な文字からは、当時の彼の服装・態度・暴言等、想像もつかないでしょう。そんな彼と、「好きなミュージシャン」(一例がサザン)やら、入部早々に監督とモメてあっさり退部したけど大好きなスポーツ「野球」ネタ(堀は黒とオレンジのチームを応援し、彼は黒と黄色のチームに熱狂、つまり「虎キチ」)やら、雑談を交わしつつ、その頑なな心をしなやかに解放していくことは、とても楽しい作業でした(こういうの、堀の得意ワザかも)。そして、ある日の面談で、ふと漏らした「ホンネ」を聞き逃さず、「それや、それや!あきらめんな!最後まで!最後までやりきるんや!がんばるなんて言うな!『やってみます』と言え!『やってみます』と!」とけしかけたことが全ての始まりでした。その「ホンネ」というのが、「先生。俺、今まで誰にも言ったことないげんけど、なりたいもん、あるんや。」「うん?なんや?『なりたい自分』あったんかい。」「ゆったら、絶対馬鹿にされると思とったから。笑われると思とったから。おまえなんか、なれるわけない、むりむり、って言われると思とったから。親にも先生にも、今までゆったことなかったんや。」「ほーほー。で、なんや?なんや??」「記者。新聞記者になりたいんや。なんかかっこいいがいね。社会正義っていうんけ?社会の悪もんをあばく、みたいな。」このやりとりの後、さきほどの「それや、それや!」に繋がっていくことになります。「ほんなら、東京行こまいけ。東京の大学。この際、わしらの神、桑田佳祐の出身大学、青学やな。青学、いい女ぞろいやといや。(←差別的表現でスミマセン。当時の言葉使いを忠実に再現してみました。悪意はありません、まさお。)いいな~、夢のキャンパスライフ到来やん。ファッション雑誌の世界らしいで~。いいな~。おまえの志望大学は、あ・お・が・く。」「なれっかな?新聞記者?なれると思うけ?」「やってみなわからんがいや。なーんでも、まずは、『やってみます』って宣言することからなんや。ほーやろ?ほれ、ゆうてみ。『やってみます』って。」「やってみます・・・」「声が小さーい!もういっぺん!大きな声で!覚悟を決めて!はい!」「やってみます!って、先生、何をやってみるん?」「おう、よう聞いた!青学のねーちゃんら(←差別的表現でスミマセン。当時の言葉使いを忠実に再現してみました。悪意はありません、の風にのって。)は、まずは英語やっとるんやと。できるんやと。桑田がなんかのインタビューで言うとった(←ウソ。彼はまだ信じてるかも・・・)。やし、まずは、英語からや。」この後、具体的な学習方法を指示。受験までの超ハードな学習スケジュールを自ら組み、忠実に実行し、平均睡眠時間3時間という日々を持ち前の強靱な体力で乗り切りました。最後の模試では、3教科偏差値は55にまで到達。残念ながら現役では青学に届きませんでしたが、浪人してからは6月模試あたりですでに青学国際政経A判定が出るまでになり、ついには夢のキャンパスライフへと突入していったのです。

 そんな彼なので、青学進学は通過点にすぎないので、英語を中心とした自己研鑽継続。卒業後、全国紙の本社採用、記者職で!しかも担当は政治、国政!国会議事堂記者クラブに入り浸って、泊まりがけの取材活動がお仕事となりました。その快進撃はとどまることを知らず、多忙を極める政治記者としてのお仕事の合間に、あの「9.11」テロを素材に膨大な論文を英語で書き上げ(読ませてもらいましたが・・・すごかった!分量も内容も!そして、面白かった!)、ついには、世界中で毎年数名しか選出されない、いわゆる「フルブライター」として、アメリカから巨額の留学費用が支給されるに至ります。ワシントンD.C.にある、アメリカの軍事に関する最高機密満載の施設「ペンタゴン」(一般人は、入場はおろか近づくことも規制されている施設)内部に日々通いつつ、名門ジョージタウン大学の大学院で思う存分、自己の研究にのみ集中でき、全く働かずとも夫婦2人の生活に支障のない資金と環境を与えられたのです。さらにこの留学のあと、「フルブライター」人脈をフル活用して、アイルランドの基幹大学ダブリン大でテロの研究および国家・企業の危機管理研究に邁進することになります。フランス・パリでの生活を経て、帰国。大企業の経営コンサルタント、主に危機管理・人事管理(不正行為摘発)業務に携わることになります。諸君が知っているであろう最近の大仕事は、日産のカルロス・ゴーン社長の不正を摘発した経営企画チーム・法制部門担当の一員でもありました。現在は独立系の経営コンサルとして、世界をまたに、超高収入を得て活躍中です。彼もまた、都心のタワマンに住み、親子3人で優雅な生活を送ってます。先日、金沢に帰省した際も、駅直結の真新しいホテル「セントリック・ハイアット」で宿泊してましたっけ・・・おマネ持ちなりね~(コロ助風に~『キテレツ大百科』より~)。いかがです?この大逆転人生!今これだけ裕福な人生送ってる彼の同年代、附属や泉出身者でもそうそうおらんよ。諸君の人生もまだまだこれからなんよ。「なりたい自分」のために、こだわり続ける心、最後までやり抜く決意、そういうものが将来を豊かにするのだと思います。走り出すきっかけはなんだっていいんです。彼の場合、堀との出会いがきっかけだったというだけのことなのです。諸君!悩んでる人がいるなら、ほりほりの部屋へどーぞ。ちょっと、お話ししませんか?ドアはいつでも開けてますから。(最近寒くて閉まってるかも。Knock knock!)

 話変わって・・・彼および彼の取り巻きが、男子も女子も相当数集中在籍する「309ホーム」の担任を誰が担当するのか、前年度3月から注目の的でした。今振り返っても、いろんな意味で、本当に「やりがいのあるクラス」でした。でも、誰一人、脱落させることなく、全員、卒業させることができました。いまだに年賀状のやりとりやミニ同窓会をずっと継続しているのもこのクラスの子たちです。たった1年のつきあいが、否、10ヶ月のつきあいが、一生のおつきあいになってます。「サザンのチケット、3枚余ってるけど、ほりさん、いる?」(注:当時から、「学校にいるときは『堀先生』と呼ぶ!でも、学校外の場所で出会ったり、卒業したら、ただの人と人との関係だから、『ほりさん』と呼ぶ!なんて指示してました。ちなみに、堀が20代の頃の教え子たちはいまだに『ほりほり』と呼び、錦中1期生たちは『ほーりー』と呼びます。呼び方の由来は、いつかまた。)「おー!いるいるう!プラチナチケットやん。定価で買う~。」かくして、サザン伝説のライブ、「雨の日産スタジアム」も、当時、横国に通ってた息子と夫婦の3人で、めっちゃ良い席で観ることができました。若き日に、生徒たちと、時に厳しく格闘し、時に優しく寄り添う、そんな時間を過ごしてきたことへのご褒美が、おこぼれが、年月を超えて突然やってくる。これこそが教師の醍醐味です。諸君!!「なりたい自分」候補に「教師」はいかが?人づくりはなかなかやりがいのあるお仕事です。爆発的おマネ持ちにはなれませんけど・・・ではでは。今日はこの辺で。CU ASAP!

 

錦高日記10月27日(火)Ⅱ ~2年生 本日の探究活動~

 本日の7限目、2年生は総合的な探究の時間でした。それぞれの班の様子を見ていると、ずいぶん調査が進み、それぞれの仮説に対する考察も深まってきているようでした。

 

 あるグループは人間の視線の研究をしています。人は何に注意を傾けて視線を向けるのかを、コンピュータを用いてデータを集めていました。コンピュータの画面上には、正面に座っている人(被験者)の視線の動きが赤い軌跡となって表示させます(アイトラッキング)。画面には様々に種類分けされた画像が現れます。例えば、人の顔が描かれている3つの画像のうちどれが一番印象が良いのかを選ぶわけですが、それは画像のどこが気に入ったからなのかが、被験者の視線をたどると分かる、という具合です。どのような結果を導き出すのか、大変興味深いと思いました。

 

 また、あるグループは、錦生がセンター試験(共通テスト)の数学で高得点を取るにはどうしたらよいのかを研究しています。朝学習の時間を利用して、学年の生徒たちに自分たちが作った数学の問題を解いてもらい、何が原因でその問題が解けないのかを解き明かそうとしています。数学が苦手な生徒には大きなヒントとなるかもしれません。結果が楽しみです。

錦高日記10月27日(火)Ⅰ ~1年生 クラス編成説明会~

 本日のLHにおいて、1年生を対象とした来年度(2年次)のクラス編成に関する説明会がありました。

 本校では、2学年より標準クラスと発展クラスが編成されます。教務の沖野先生がそれぞれのクラスの特徴を説明し、生徒たちは真剣に耳を傾けていました。文理選択に続き、自分の進路に向き合って決めなけらばならないことが、また1つ投げかけられたことになります。こうやって「なりたい自分」に少しずつ近づいていくのですね。

  

 

錦高日記10月26日(月) ~がんばる3年生とその応援団~

 大分寒くなってきました。筆者の家ではすでに暖房が動いています。朝晩は手足が冷たくなってきました。

 学校の廊下も、放課後は特に寒くなってきましたが、寒くても3年生は廊下で勉強をします。膝掛けを足に巻き付けるようにして勉強する生徒もいます。「なんでわざわざ寒い所でやるの?」と聞くと「寒いと集中できます」という答えが返って来ました。受験生たちは時間を最大限に活かすために様々な工夫をして、目標に向けて毎日がんばっています。進路室周辺の廊下の自習スペースはいつも生徒でいっぱいですが、進路室の中では質問をする生徒と答える先生の熱気でいっぱいです。

  

 そんな3年生のある教室に”小さな応援団”を見つけました。教室前の一角に、かわいらしいメダカと、これまたかわいらしい(一世風靡した!)色白のウーパールーパーが2匹もいます。なぜメダカとウーパールーパーなのかは分かりませんが、きっと生徒たちの癒やしとなっているのでしょう。その教室前の廊下にはあの”堀大明神”が鎮座しています。校長先生のメッセージが伝わってきます。みんなが3年生の応援団です。

    

錦高日記10月23日(金)Ⅱ ~1年生 思春期講座~

 本日の6・7限目に1年生を対象にして思春期講座が開催されました。講師の立中由加理氏をお迎えし「生まれてきて良かったと言えるように」という演題で行われました。

 男性と女性とでは、思春期における感じ方が違うこと、違いがあるからこそ相手を思い遣り大切にしなければならないこと、自分たちで場面づくりなど工夫をすることなど、とても具体的なお話しがありました。セルフコントロールするためには、人生の夢や希望・目標が必要で「この目的を達成するには、今どうすべきか」を考え、「今を大切に生きて欲しい」と生徒たちに語り掛けていらっしゃいました。お話しの中には、お母さん、お父さんの子どもへの想いも語られ、普段は思いもしなかった側面に気付いた生徒もいたのではないでしょうか。

 ストレートな語り口と気持ちがまっすぐに届く立中氏の言葉に、心動いた生徒もいたと思います。思春期真っ只中の生徒たちですが、この講演をきっかけにして、人との関わり方や人への思い遣りについて考える時間を持って欲しいと思いました。

   

 

錦高日記10月23日(金)Ⅰ ~24H研究授業~

 本日の4限目、24Hで原田先生による保健の研究授業がありました。

 この授業の目的は「自分の生活のなかで、自然環境を守るためにできることは何かを考える」ことでした。

 生徒たちは、「自分たちができることは何か」を考えるグループと、小泉環境大臣になったつもりで「国民の環境意識を高めるための取組は何か」を考えるグループとに分かれ、メンバーと意見を交わしました。生徒からは、洗剤を必要以上に使わない、マイバッグの徹底、といった意見の他に、環境に優しい商品を購入するとポイントがつく、アイドルが環境保護CMをする、(ゴミのポイ捨てなどに)罰金・罰則を設けて国民の意識を上げるなど、とても具体的なアイディアも発表されました。この子たちが、地球の未来を守らなければならないのは確かなことです。今日のこの授業で抱いた気持ちを持ち続け、または発展させて、明るい未来を築いて欲しいと思いました。

   

錦高日記10月22日(木)Ⅱ~1年生ワックスがけ~

 本日の放課後に、1年生全クラスがワックスがけをしました。

 教室の中の全ての机、椅子、棚を廊下に出して、すみずみまできれいに掃きます。

 

 次に床を水拭きします。雑巾を濡らして拭くわけですが、その風景がどこか懐かしく、微笑ましかったです。掃除している生徒たちも笑顔でいっぱいで、みんな生き生きしています。あるクラスでは水拭きの競争をしていました。以下にその一部始終を並べてみました。(やはり先生は1番にはなれませんでした。若者、強し。)

   位置についてー        よ~い          ドン!

   

がんばれ!ブルーのシャツがO先生です   ゴ~ル!!

 

 水拭きの次はいよいよワックスを床に塗る作業です。先生から説明を受けて、ジョウロでワックスを床に流して、丁寧に均一になるようにモップで伸ばします。初めて行う生徒もいると思いますが、みんな上手に上手に手際よく塗っていました。

  

 明日はピカピカの床の上に机を並べて、きれいになった教室で授業となります。きっと気持ちよく学習できることでしょう。みなさん、ご苦労様でした。

錦高日記10月22日(木)Ⅰ ~競技かるた同好会 積み重ねの先にあるものは・・~

 廊下を歩いていると聞こえる優雅な和歌・・・。2Fの講義室では、今日も競技かるた同好会の皆さんが練習をしています。夏前にお邪魔したときには、本を読んで和歌を一生懸命に覚えていた部員たちが、今日は対戦形式で練習している姿をみて、その成長ぶりに感動して帰ってきました。読まれた札をとるときの手つきはまだまだ控えめな感じがする(映画の見過ぎか??)のですが、札に手が伸びる直前の緊張感は見ているものにも十分伝わってくるレベルとなっていました。きっと暑い夏にも地道に練習してきたのだろうなと思える瞬間でした。本当によく頑張っていますね!

   

錦高日記10月21日(水) ~気持ちいい青空と出来事~

 秋の空は本当に高いですね。とてもきれいな青色です。さらに、校庭の木々が赤や黄色に色づき始め、季節の変化を知らせてくれます。こんな日には、外で思い切り体を動かすのは気持ちのいいことですよね。校庭いっぱいに生徒たちが広がって、体育の授業を行っていました。

   

    昨日のフィールドワーク②の続編です。放課後の職員室の片隅で、昨日の活動に使った様々な用品をきれいに片付けている生徒たちがいました。聞くとボランティアでやってくれているそうです。このような陰で支えてくれる人たちがいるから、物事がスムーズに運んでいるのだと感じました。ありがとうございます。

ほりほりの部屋Vol.32「3 tops & 1 bottom~the unforgettable 4 boys<my proud students>~Part3」

 皆さん、こんにちは。堀です。今年もあと2ヶ月半足らず、10週余り。なんだか、あっちゅうま、ですね。今年の冬はエルニーニョ現象の影響で年末、大雪になる予報だとか・・・それより何より、インフルとコロナの両方に予防対策しんなん・・・とりあえずは!来週月曜日からインフルの予防接種、諸君らも(先生方も)ようやく受けられそうですね。報道によれば、県内には、昨年の2.4倍ものワクチンを確保済みとのこと。まずは予約にトライしてみては?ご家族みんなで、がんがんいこう?!注射1本でGAT!

 滋賀県長浜に嫁いでいる娘から敬老の日に(!)贈られた、その名も「ムラサキシキブ」。英語では、‘Japanese beauty-berry’くらいで説明しなければならない、日本固有の植物。苔玉の上で、丸くてかわいい紫色の実をつけてます。錦のスクールカラー、「紫色」の実が成る植物って珍しくありませんか(あけび以外で・・・)?ミニだけど一応、盆栽で、苔玉に張り付く細長い石は「滝」を、その下の小さいブルーの小石は滝壺ではじける「水しぶき」を表してます。玄関に置いて、行き帰りに霧吹きで水をたっぷりかけてかわいがってます。癒やされます。I love purple & moss-green!!

 さて、今回紹介する‘my proud student’3人目は、泉で文系の担任をしていた頃のtop。この生徒は前述の2人にさらに輪を掛けて、口数は少なく人見知りで恥ずかしがり屋さん。しかし、いったんゾーンに入ったときの集中力と行動力は群を抜いていました。まさに、‘a man of will’「意志の人」でした。言葉よりも行動で示すタイプ。背中で周囲を納得させるタイプです。堀の口癖、“Actions speak louder than words!”(「言葉よりも行動の方がより大きな声で語りかける。<口だけの人間にはなるな。>」)を体現している生徒でした。4月の個人面談では「国際協力機構にはいって、世界中の困っている人を助けたいです。」「ふむ。それってJICA(ジャイカ)のことやね。青年海外協力隊に加わるってこと?」「学生のうちはそれでもいいんですが、それでは一生の仕事としては食っていけないんで。行政法人の正式職員として、予算取りや企画から全てに関わりたいんです。途上国の発展に、日本という国を代表して、関わりたいんです。ボランティアという無償奉仕ではなく、一生をかける仕事として。それで食っていけたら、しかも、その国の人々に感謝されたら、やりがい、最高ですよね?」当時、彼なりに調べ、「なりたい自分」になるべく、最も確率が高い、最良の踏み台大学としてターゲットに設定したのが、東大と早大でした。途中の模試判定自体はCが最高で、努力の結果がなかなかデータに現れず、やきもきしました。結果は・・・東大文Ⅲも早大法も早大政経も全勝という快挙でした。当時の進路指導室にて、「あいつが東大・・・奇跡やっ!」と他の教員が異口同音でした。学費が安いという理由で東大に行きましたっけ。卒業後も律儀に年賀状での現状報告を欠かさず寄越してくれています。そして、今年の賀状がこれです。

 ホントはとってもステキな家族写真なのに・・・犯罪者家族みたいになってしまって・・・sorry・・・彼のbetter halfもまた、同じような経歴のJICA職員さんです!2人の出会いは共通の赴任地、アフリカ。同じ志で、未開の奥地へ分け入り、ボランティアの方々と協力しながら、アフリカ諸国を転々としているそうです。時には清潔な水を確保すべく井戸を掘削したり、時には衛生教育を施したり、そのお仕事は多岐にわたるそうです。賀状の書面から、「アフリカ開発会議」で重要なポジションに着いていたことがうかがえますし、人事異動でもアフリカのスペシャリストとして他の国へ渡ることもほのめかされています。しかし・・・このコロナ禍でどうなっているのか・・・ちょっと心配です・・・

 賀状の年少さんが生まれた年、「この子の生まれたての1年っていうのは、生涯、このたった1年だけだから。悔いのない子育てがしたくて。」との理由で、彼、父親として、1年間の育児休暇(!さすがです、JICA!認められるんだあ、って当時思ってた)を取得し、金沢に戻っていたことがありました。その際、彼と何度か杯を重ね、いろんな話をしました。日本の力でもって、世界の途上国の発展に関わること、特に、そういう国々の未来を担うこどもたちの教育に関与することに由来する、「やりがい」、「充実感」半端ないレベルだということがよくよくわかりました。人としての「使命感」たるや、すさまじい!!

 その全ての活動には、人件費を中心に莫大な財力、つまり、おマネーが必要で、世界の真のおマネ持ちはこういうところに「寄付」することは売名でも何でもなく、世界の常識とのこと。日本人は、こういう活動は、ボランティアを中心とした無償奉仕活動で成り立っていると思っているけど、それは世界の非常識なんです、とのこと。本当の意味で国際貢献したければ、まず、おマネ持ちになること!そのおマネーを信頼のおける法人団体に寄付すること、これこそが真の国際貢献なんです、きれい事ではありません、とのこと。僕の重要な任務の一つは、JICAのスポンサー探しなんです、とも言ってました。今すぐ、諸君らができることではないけれど、将来、JICAに寄付できるくらい、稼ごう!とか、スポンサーになってくださいって、打診されることが夢ですっ!なんて、そんなのもアリですよね?それもまた、「なりたい自分」ですよね?世の中の本質を見極めることができる、そんな大人に成長してください!(ちなみに、諸君の先輩で、船乗りの娘は、大学3年時、JICAの国際派遣ボランティアの試験に合格して、インドネシアの水道事情視察研修に10日間行ったことがあります、ほぼタダで。ということは、その必要経費はどこかからの寄付金等で賄われていたことになるんですよね?たとえば、そういうことです。彼女は就職して以来ずっと、JICAではないけど、ユニセフに毎月一定額を給料引き去りして寄付してます。「マンスリーサポート」っていうシステムです。おマネーは、それに伴う「恩」とともに、直接「恩」を受けた相手に返さずとも、第三者に先送りして、こんな風に、次々と未来へつなぐものなのです。つまり、「JICAのスポンサーの善意」→「JICA」→「船乗り大学生時」→「ユニセフ」→「世界の修学困難児童支援」という風な循環が生じたのです。このような経済の好循環のことを英語で何と表現するか、ご存じ??‘pay forward’と言い、「恩送り」とか「恩の先払い」と訳されています。<同名の映画あり。ちょっと古いけど、まちがいなく名画の一本。DVDでどーぞ、オススメ。泣けます。ただし、ハッピーエンド、というわけではありませんので、一応ご忠告。>この「ペイ・フォワード」については、12月発行予定の『錦丘高PTAだより』にも投稿済みです。合わせて読んでいただければ幸いです。)「ペイ・フォワード」できる錦丘人材を育てることが堀の究極の夢です。ではでは。今日はこの辺で。CU ASAP!

<次回、Part4へ。いよいよ、bottom(お尻・底・げべ)からの成り上がり大出世!>

<To be continued.>

錦高日記10月20日(火) ~1年生 探究活動フィールドワーク②~

 本日、1年生の「総合的な探究の時間」において、フィールドワーク②が実施されました。抜けるような青空のもと、生徒たちは「防災・減災」チームと「伏見台商店街」チームとに分かれ活動しました。

 「防災・減災」チームは防災士の方に付き添われ、付近の避難所や危険箇所などを見て回りました。「伏見台商店街」チームは、アポイントを取った商店を訪れ、自分たちが用意した内容のインタビューや店内外の様子の観察などを行いました。

 学校に戻ってからは、それぞれの部屋で整理会を行い、机の上に広げられたシートに自分たちの気づきを書き込んだ付箋を貼り、本日の活動の成果を分析し、記録していました。

 このような活動は、大学での学問や職場での活動には不可欠なものだと思います。友人たちと協力して、1つのプロジェクトを実行するという経験は、きっと彼らの未来の糧となると思います。

 ご協力いただいたたくさんの防災士の方々、商店街の方々には、心より感謝申しあげます。ありがとうございました。

      

錦高日記10月19日(月) ~華道部 放課後の風景~

 月曜日は華道部の活動日です。今日は華道部にお邪魔しました。

 講義室Dに向かうと、生花の香りが漂って来ました。本日のお花は、ユキヤナギ、菊、竜胆でした。ユキヤナギは春に白い小さな花をたくさんつけ、とても華やかなのでご存知の方も多いと思います。秋が深まると細かな葉を美しく赤く染めるんですね。筆者はユキヤナギの秋の姿を知らなかったので、小さな感動を覚えました。(ハイシーズンの姿ばかり見てはだめですね・・・)

 華道を教えてくださっているのは廣瀬先生です。京都の大覚寺にルーツ(という表現は使ってよいものでしょうか?)をもつ「嵯峨御流(さがごりゅう)」を学ばれたそうです。黒板には「右盛体」「左盛体」の文字が。まっすぐではない花材のときには右(または左)に45度傾けて生けるのが基本だそうです。

 部員に「生け花のおもしろいところは?」と聞くと「色合いです」と答えてくれました。お花と触れ合うことによって、彼女たちの心は色彩豊かになっていくのだろうと思いました。

    

 

錦高日記号外 ~いしかわ高校科学グランプリへの参加~

 10月17日(土)に、いしかわ総合スポーツセンターで行われた「いしかわ高校科学グランプリ」に、本校の生徒4グループ総勢27名が参加してきました。彼ら彼女らは24Hや自然科学部などの有志たちで、この日のためにしっかりと準備をしていたグループもあります。午前中は90分の筆記競技(物理・化学・生物・地学・数学・情報の6分野)を、午後は120分の実技競技(総合系)を行ってきました。

 実技競技の内容は、A4上質紙で支柱を製作し、その耐荷重を測定するとともに、そのデータを用いて、ちょうど20kgで壊れる(物理用語で”座屈する”といいます)支柱をつくるというものでした。本校選手の中には、非常に精度の高い支柱をつくることに成功して、測定後に思わずガッツポーズの出たグループも見られました。

 この日の結果は、11月中旬に発表されます。結果がわかりましたら、またお知らせいたします。また、本校参加者の半数は1年生でした。来年度も是非参加して上位成績を目指してほしいと思います。

   

錦高日記10月16日(金)Ⅱ ~1年生 ボキャブラリーコンテスト~

  1年生の毎週金曜日の朝学習(8:15~)の時間帯は「ボキャブラリーコンテスト」になります。三藤副校長先生がつくられた25題程度の英語の問題をスマホ等を用いて回答していきます。(スマホを持たない生徒のために紙でのテストも用意しております。また、本校では教室内でスマホ使用の授業を行うときは、入り口に看板が掲示されます。)本日朝も真剣な面持ちでテストにむかいあう生徒たちの姿をみることができました。さて、今回のテストの学年平均点は、21点(25点満点)になるそうです。日頃からの努力が「なりたい自分」を達成するために必要な大きな武器をつくってくれるのではないでしょうか。