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2021年9月の記事一覧

ほりほりの部屋Vol.75 「『なりたい自分』の再確認~『夢』を微調整すること~」

  皆さん、こんにちは。堀です。中間テストの約1週間前、本日より50分授業。たかが5分、普段より長いだけ。されど5分、授業の中身はかなり濃厚。生徒諸君!さあ、今月いっぱい、知識・技術の確認作業、しっかり全集中で!GAT!!

 3年生諸君!受験勉強も佳境に入りつつありますが、“My error book”プロジェクト、順調に進んでますか?受験勉強といえど、全ては「なりたい自分」になるための「手段」にすぎないこと、くれぐれも忘れないで!人は苦しくなると、「手段」だったはずのものが、「目的」化してしまう、ということがよく起こります。目的達成のために自分で決めた「ルール」そのもの、それを守ること自体が「目的」に陥ってしまって、自己嫌悪・・・なんてこと頻発。行き詰まったとき、予定より遅れているとき、そういうときこそ、自問するのです。そもそも、「なりたい自分」なんやったっけ?

 2018年8月15日、日本を代表するある漫画家が、若くしてこの世を去りました。享年53歳。その人の名前は、さくらももこ。その代表作で、自身の少女時代をモデルにした「ちびまる子ちゃん」は、コミックのみならず、テレビアニメとしても大ヒットし、いまだにコマーシャル出演中!しかし、彼女の描く漫画は、最初からあの独特の作風だったわけではありません。漫画家になることを夢見ていた最初の頃は、いわゆる、純粋な少女漫画でした。登場人物の瞳はあくまで大きく、そして、その瞳の中には星が光輝く、そんなキャラクターばかりで、ストーリーも恋愛ものでした。当時大人気だった少女向け雑誌「りぼん」に毎月のように投稿し、入選後のプロの漫画家としてのデビューを目指していました。しかし、結果は入選漏れの連続。心折れかけていたある日、転機が訪れます。それは、高校3年生の夏のこと。彼女が書いた作文が高校の先生に高く評価されるということが起こります。このことがきっかけで、非日常を題材にした典型的な少女漫画ではなく、身の回りで起こっている事を題材にしたエッセイのような漫画を描こうと決意するに至ります。これがあの「ちびまる子ちゃん」誕生につながっていくのです。

 彼女の漫画はもちろん面白いのですが、実は、エッセイ自体も心引きつけるものをたくさん残してくれています。堀と同じ価値観を表現する言葉遣いも極めて多く、その中の1冊、「ひとりずもう」の中に、「夢」について書かれた一節があります。彼女の文体に寄り添いながら、諸君への堀の思いを織り交ぜつつ、以下に言葉を紡いでみます。

 『錦の諸君へ

 もし夢が見つかった場合、まず、その夢を叶えるためにどういう手順を踏むべきなのかを考えることが必要です。オーディションなのか投稿なのか、弟子入りなのか大学受験なのか、夢のルートを見つけることが大事です。実力も含めて冷静に判断する事も必要だと思います。とにもかくにもそれになりたいとか、それ以外は考えられないという情熱だけではどうにもならない場合も多いのです。

 そこで、自分には少し無理があるかもとか、合ってないかもと感じたら、微調整を考えてみることも大事です。彼女の場合、正統な少女漫画というのが自分に合っていなかったので、ちびまる子ちゃんの作風にするという微調整を行ったのです。ひとつのスタイルをずっと追い続けて、うまくいかなかったら、もしかしたら、人生の莫大な時間を無駄にしてしまうかもしれません。

 自分のできることと自分のレベルを冷静に自覚し、それなりの手応えを感じれば、まっしぐらに挑戦する時期があることは素晴らしいと思います。しかし、状況に応じて対応できる柔軟な心というのも非常に大切です。

 さらに言えば、一般的には、「夢が叶った」というのは、例えば、デビューしたとか、何かの目的の職業に就けた、という段階であり、単にスタートする機会を得ただけなのです。本番はそこからです。本当に夢が叶ったのかどうかなんて、死ぬ寸前になるまでわからないのです。』(2年前、「錦丘図書官報」に掲載した文章より、一部改変)

 これは、堀が小学校6年生(富山県高岡市立成美小学校)のときの卒業文集です。当時は、「ガリ版印刷(正式名:謄写版)」といって、和紙に薄いパラフィン(蝋でコーティング)を貼った原紙に、「鉄筆」という先っちょが鉄できたペンで、字や絵を削るように描いたものを印刷していました(詳しくはググってね)。その中の1ページに「20年後のぼく」というタイトルで、リトル堀が当時の「なりたい自分」を語っています。ガリ版は、いったん描いたものを修正するのは難しく、よって、下手で読みづらい文字や絵はそのまま印刷されてしまいます・・・読めるように、縦書きを横書きにしつつ、再現してみます。ホンモノは25H前の机上に置いておきます。手にとってみてください。

『二十年後のぼく   堀 義明

二十年後のぼくたちはいったい何になっているだろう。

今、考えてもわからないが、僕のゆめは、谷内先生や佐野先生、氷見先生、菅沢先生たちの、好きなところを、みんな兼ね備えた、小学校の先生になりたい、ということである。

生徒に好かれながら、生徒に勉強を教え、生徒といっしょに遊ぶ、そんな先生になりたい。

谷内先生のような、けじめのついた、先生になりたい。

佐野先生のように、本当の勉強を生徒たちに教えたい。

氷見先生、菅沢先生のように、楽しいふんいきに、教室をとけこませ、知らず知らずのうちに、勉強を進めていく、そんな、先生になりたい。』

小学校・高校、校種はちがえど、「なりたい教師像」は12才の頃に完成していたようです。堀にとって、「普遍」の部分でしょうか。

 金沢大学教育学部の合格通知書です。あれ?小学校じゃないじゃん?と思った人も多いでしょう。そうです。この時点での堀の「なりたい自分」は、中学校の英語の先生でした。「微調整」していたのです。(何があったのか?ひ・み・つ?!)小学校の先生は、この時点では、中学校の先生とほぼ同じくらいの第2希望、プランBくらい。AでもBでも悔い無し、の希望でした。

 実は、この4年後、石川県の教員採用試験を受けた、37年前も、「高校」の教員になりたいという意思表示は、志願書にも、面接試験時も、一言も伝えていません(小中高の教員免許、全て取得済みではありましたが・・・)。そして、なぜか、初任校は、小松商業という高校・・・いまだに謎・・・なぜに高校??でも、最後の年、諸君に会えたのだから、これでいいのだ(バカボンのパパ風に)!!!本人の意志通りにいかないのも、また、人生。Let it be.(全てはあるがまま・流れのままに)の精神もまた一興?!大きな大きな根っこの部分がブレなければいいのだ!どんな強風にも倒れない、竹のようにしなやかに!!ではでは。今日はこの辺で。CU ASAP!

 

錦高日記9月17日(金)~祝優勝!男子テニス部~

 16日(木)から、テニス部と陸上競技部の新人大会が行われています。城北市民テニスコートでは、男子団体戦が行われ、2回戦・・・VS星稜高校 5-0、3回戦・・・VS金沢泉丘高校 3-0、準決勝・・・VS金沢二水高校 3ー0と決勝戦まで、危なげなくコマを進めました。全員が勝つつもりで試合に臨んだ金沢高校との決勝戦はシングルス、ダブルスの5試合が同時に始まり、3-1で優勝を収めることができました。

 顧問の北先生は、「コロナ禍の中、少ない練習時間でしたが、どの生徒も伸び伸びと試合に臨んていたこと、ダブルスの息があっていたことなどが勝因だと感じています。」とうれしそうに語ってくださいました。

 明日以降も個人戦が行われます。さらに、10月の終わりには北信越の大会も控えています。男子テニス部の快進撃が楽しみです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ほりほりの部屋Vol.74 「親・子~遠きにありて~」

 皆さん、こんにちは。堀です。本県におけるコロナ禍・第5波も、下げ止まっているカンジですねぇ。なかなか終息が見えません。「アフター(after)コロナ」を待つと言うより、「ウィズ(with)コロナ」の生き方を模索する日々が、もうしばらく続くようです。さあ、今日はいよいよ週末!もうひとがんばり!コロナになんか、負けんよ!GAT!!!

 最近、諸君の中にも、些細なことでイライラしたり、ちょっとしたきっかけで、言ってはいけないことをつい口走ったりすること、増えてませんか?ガマンばかりで、ストレスをはき出すことができないので、おとなもこどもも、心の余裕を失っている人が相当増えているような気が・・・諸君!悩み事やら、愚痴やら、はき出せるところが見つからない人は、校長室へCOME!COME!WELCOME!!待ってます。お話ししよう!ちょっこし寄ってかんか?ガス抜き、ガス抜き。英語の質問・添削も絶賛受付中。

 さて、今年に入って、能登半島の先端、珠洲市辺りで地震が頻発。昨日の「震度5弱」の緊急地震速報の直後、ほんの数分で、スマホから「ライン!」「ライン!」のオンパレード。あっという間に10件。曰く「ばあちゃん(輪島在住)大丈夫?」「大丈夫でほんまよかった!」「父さん母さんだいじょうぶ?」「震度5はやばいな」「無事ならよかった~」「こっちはかすも揺れてないわ!」県外に暮らす3人のこどもたちからの一斉LINE。反応の速さにびっくりしつつも、そのありがたさをひしひし感じました。

 広島・滋賀・東京に暮らすこどもたち。各地のコロナの感染状況はもちろん、天気予報やら、星座占いまで、全員分、気にする毎日。「東京、なかなか状況、良くならんなぁ。産まれたばかりの孫に会えるのはいつやろか?」「広島、雨、降り続いとるけど、バイク、大丈夫やろか。事故らんといてや~」「一昨年の運動会、向こうのじいちゃんばあちゃんといっしょに応援して、みんなでお弁当つついて・・・楽しかったなぁ。今年も人数制限あるみたいやし、県外ナンバーで行ったら、噂になるかも・・・」「おっ、今日のあいつ、運勢最悪や。でも、カルボナーラ食ったら、運気回復やて。」などなどなど。ついつい、心の中でつぶやく日々です。

 こどもの自立は、親の耐える力があって成り立っているのだな、とつくづく感じます。諸君らも、近い将来、親元を離れ、自立する時を迎えます。平穏無事なら音沙汰無しでOKです。もし、万一の時、お互いを心配し、いたわる気持ちは忘れないでください。物理的に離れていても、「心はそばにいるわー(ZARD:『負けないで』より)」です。LINEの一言で十分です。いつも気にかけ、案じている親がいるということを心に留めておいてください。

 最後のこどもが巣立って行ってから、今年で10年目。「18になったら、ここから出て行くんやぞ!」この言葉を小さい頃から言い続けました。この言葉をどうとらえたのか、それはまさに、三者三様だったのでしょう。幼き時、「父さんは私たちのことが嫌いなの?」と泣きじゃくって問いただしたヤツもいました・・・「厳しく育ててくれて、ほんとうにありがとう。」なんて言ったヤツもいます・・・「優しさ」の本質って何なんでしょう??伝わっていることもあれば、伝わっていないこともある・・・うーん、ちょっとつらい・・・かな。やっぱ、こどもの自立は、親の耐える力があって成り立っていると思います。いつか、きっと、諸君もわかります。Surely, someday.

 諸君!最近、親に「ありがとう」って言ってる?コロナのせいで「とげとげコトバ」が蔓延してる、今日この頃。特に3年生諸君!受験勉強がはかどらず、親につらくあたってない??そんな時こそ、おうちの中の雰囲気を良くする、魔法のコトバ、「ありがとう!」をどんどん使ってみて!ステイホームの今だからこそ、おうち時間を楽しいものにしませんか?明日からの3連休、部活も原則禁止、中間試験の時間割も発表され・・・うん、おうち時間快適化計画発動!ではでは。今日はこの辺で。CU ASAP!

錦高日記9月16日(木)~スポーツの秋~

 秋晴れの気持ちの良い日になりました。校舎の窓からは、心地よい風が入ってきます。

 本校には「錦丘体操」という準備運動があります。今日も、みんなのかけ声とともに授業の最初に「錦丘体操」が行われていました。その後、グラウンドやテニスコート、体育館では、ソフトボール、テニス、バレーボールなどに活躍するみんなの姿が・・・。教室とは、また違った表情を見ることができました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

錦高日記9月15日(水)~1年生・現代文の授業~

 1年生の国語・現代文の授業を見せてもらいました。取り扱っていた題材は、内山節さんの評論『時間と自由の関係について』です。時間の自由には、「ある程度の自由な時間量を持ちたい」ということと、「自由に時間世界をつくりだしていきたい」という2種類のものがあります。

 今日は5人のグループで、文中からこの2種類にあてはまるものを探し出す内容でした。机をよせてのグループ学習が制限されているため、Chromebookを活用して、メンバーとやり取りをしています。あてはまるものを探す中で、わからないことが出てくると付箋に書いてメンバーに質問します。紙面上ではありますが、活発な意見が飛び交っていました。明日以降も「時間」と「自由」の関係について考えを深めていきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

錦高日記9月14日(火)~後期クラス役員選出~

 今日の7限目、10月から始まる後期を前に、1年生と3年生はクラス役員を決めました。委員長や書記、保健委員など、生徒1人1人がクラスでの役割を担います。各教室で司会の声に、立候補するみんなの姿がありました。係が決まるたびに拍手がわき上がっていたクラスも!

 人は社会の中で何らかの役割を担っていると思えると、自己有用感が高まります。他者のためにしたことが、自分のためになることも多々あります。「クラスでの1人1役」が、みんなが心地よく毎日を過ごすことにつながるのです。

 

 

 

 

 

 

錦高日記9月13日(月)~1年生2学期の課題研究が始まりました~

 2学期に入り、1年生は「総合的な探究の時間」に「防災・減災研究」または「地域活性化」のどちらかのプロジェクトに取り組みます。

 テーマは「地域」を探究する。錦丘高校周辺の地域の状況をフィールドワークで調査することを通して、自分たちの暮らす地域の課題を探します。さらに、グループで課題を考察し、発表することを通して協働力を身に付けます。今回は自分たちだけでなく、(NPO)石川県防災士協会、(NPO)広域地盤災害研究所、伏見台商店街の方々のお力をお借りながらプロジェクトを進めていきます。

 10日(金)に金沢工業大学の川村教授の講演「自然災害から自らを守る!」~自らの命は自らで守る(自助の徹底)~において、私たちが理解しておく必要がある自然災害に関するキーワードや心構えなどを学びました。加えて、2011年の東日本大震災の日本列島全体の揺れや2018年の西日本豪雨災害、錦丘高校周辺地域で地震や豪雨の際、土砂災害が発生するとどうなるかのシミュレーションなどたくさんの映像を見ることができました。錦丘周辺の自然災害のシミュレーションから、土石流がかなり広範囲に流れることや伏見川の氾濫の様子がわかりました。災害が起こった時、私たちはどう対応して、自らの命を守るか、これから探究していきたいと思います。

 川村先生、貴重な映像とお話、ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

女子バスケットボール部 準々決勝進出!(ベスト8)

女子バスケットボール部です!

 9月4日,5日,11日,12日に行われた石川県高等学校バスケットボール選手権大会(ウィンターカップ予選)第1ラウンドで、女子バスケットボール部がベスト8に進出しました! 

 すべての試合に部員全員が出場し、チーム一丸で勝ち取った結果です!

9/5  金沢錦丘82 ー 44小松    9/11  金沢錦丘101 ー 35松任    9/12  金沢錦丘80 ー 56星稜

              1Q   26       5                                         22       8                                                20      11

              2Q   15     12                                         19     12                                                20      11

              3Q   28     13                                         30       9                                                21      15

              4Q   13     14                                         30       6                                                17      19

 第2ラウンドは、10月23日に県ベスト4の金沢高校と対戦します!このような状況ですが、今、できることを考えて、その時が来るまでじっと耐えて力を蓄えます!応援よろしくお願いします!!

ほりほりの部屋Vol.73 「ある日のぼっちめし in September②~北の国からうまいもん!~」

 皆さん、こんにちは。堀です。一昨日、昨日と「鬼滅の刃」見入ってしまったぁ!泣いてもぅた、ふたたび・・・家族の関係が突然、ぶちっと途切れ、己で己を問い詰める主人公の姿・・・ストーリー展開、わかっていても、感極まります。今週末も、来週の祝日も楽しみにしつつ、今週5日間、乗り切ろうではないか、諸君!GATだ~!(フジテレビに踊らされても、それはそれで、いいではないか?!ufotable万歳!)

 ここ最近、よくリクエストするもののひとつ、「ハムたまごサンド」。ゆで卵は挟めるだけ挟み、ボリューミーに。ハムはパンとたまごの接触を避ければいいので、限りなく薄く。パンは泉丘高校前のパン屋さん「ファンファーレ」の6枚切り食パン(+端っこのミミ入りをチョイスして購入)。サンドイッチ用のパンではないのですが、ミミまでふんわり柔らかく、風味もお気に入りで、何も付けずに食しても、ごっつうおいしい食パン。堀はここの食パン(&塩パン!)をできるだけ切らさぬよう、購入し続けています。「ファンファーレ」は総菜パンの種類も味も魅惑的なので、入店前に何を買うか、あらかじめ決めておき、時計回りに一回転して、瞬足でレジへと向かい、PayPayで速攻支払うのが、堀のルーティン。そうしないと、あれもこれもトレイにのっけて、1回の入店で、総菜パンだけで、3000円超えなんてこともありましたっけ・・・危険なパン屋さんなりねぇ:様々なピザやら、タンドリチキン入りやら、カレーやら、ジャガやら、いろんなクロワッサンに、きなこボールも・・・季節限定ものも!思い出しただけでも、「鬼滅」のオニのように、滴(したた)りまする・・・オススメ!

 前回に続き、イオンモール白山で見つけた、堀にとっては「懐かしいもん」(諸君にとっては「新しいもん」)を2つ紹介:「函館こがね」と「ぎんねこ・やきとりのたれ」。40年近く前、大学3年生の頃、1ヶ月以上、放浪した北海道一人旅。行く先々で、ほんとうに数々の「うまいもん」に出会いました。イオンで今回見つけたのは、函館と旭川で出会った、忘れられない味。生き残っていたかっ、と驚き、同時に感動した次第です。

 「函館こがね」は、その独特の「固さ」、噛んでるとじわ~っとしみ出てくる固有のお出汁のような味わいが特徴的。これぞ、さきいかの皇帝。同名の異なる商品も見かけた記憶がありますが、このパッケージの、この色合いがホンモノ。できうれば、函館まで行って、専用のさきいか製造器(いかを裂く機械)で、裂いた直後の「こがね」を食らいたし!かほりが一段とゴージャス!でも、この袋入り商品で十分、他のさきいかとの違いはわかります。お試しあれ~。

 「ぎんねこ・やきとりのたれ」自体は、堀にとっても、新商品!でも、ほんとうに旭川の焼き鳥の名店、「ぎんねこ」の味!もちろん、使用する鶏肉の部位・鮮度や炭火の焼き加減などは適うはずもありません。家庭での完全再現は不可能です。特に、お店の名物料理「新子焼き」(ググってね)は、旭川でしか味わうことができない、絶品です!香辛料の下味も秘伝です。「ぎんねこ」でしか食せません。ただ、普段のやきとりを、一段レベルアップさせる「たれ」であることは間違いありません。週一でやきとりを家庭で食す堀にとって、今回見つけた、このスーパー変化球(剛速球?)は心強い味方です。(今、通販サイトで、とあるメーカーの冷凍の塩だれやきとりにハマってます。堀家の冷凍庫で切らすことなし!魚焼き器で完全再現可能。もちろん、福井発祥の「秋吉」もきっちりローテーション入りしてます。ホットプレートでおいしく再現。)この「ぎんねこ」は、スーパー醤油だれ登場、というカンジでしょうか。諸君!このたれ、気に入ったら、今度は北海道・旭川へGO!あのお店の狭さ(当時はカウンター席のみ)、「ぎんねこ」の世界を、女将さん(もう代替わりしてるか・・・)との心温まる会話を、堪能してきてください。焼き鳥フリークの堀が自信を持ってオススメ!うまし!!

 さて、言うまでもなく、「イオン」は日本だけでなく、世界規模で、食品を中心に、様々な「もの」を扱う、流通業界のトップランナーです。今回の新店は、既存の「イオン」の様々なノウハウが凝縮された、いわば、最新形態の「イオン」なのです。なので、今までにない新店舗や、従来の店舗の進化形などを上手く配した作りとなっています。店舗群の配置やエスカレーターの位置、生鮮食品の配列に至るまで、新型「イオン」の「意図」が感じられるのです。経済学・経営学・商学やマーケティングなどに興味がある諸君!諸君はイオンモール白山の「意図」や「トラップ(あくまで経営学的視点からの)」が見えますか?感じられますか??「人の購買意欲をいかに誘うか」、この心理学的観点こそ、マクロ、ミクロを問わず、経済活動を支える根本なのです。そんな「意図」を想像しながら、現時点での最新鋭イオンを見回るのも楽しいですよ。何も買わなくとも。

 先ほど紹介した北海道ならではの商品を扱う新店舗は、「北海道うまいもの館」といって、今回が石川県初出店のお店です。そんなに広くはありませんが、金沢では手に入らない、北海道ならでは、の商品が所狭しと並べられています。常時、1000種類以上とのこと。ひとつひとつ、見てるだけでも楽しい!いわゆる、「アンテナショップ」に分類され、全国で30店舗展開。経営母体となっているのは、「北海道フードフロンティア」という株式会社。ご当地おみやげ用として製造されたものの、コロナ禍において、観光地では供給過剰になったものを、こういう流通経路を活用して、生産者達を応援する、という意味もあるのでは?と推測。ならば!といろいろ買っちゃいました。まだ、試してないけど、期待しているのが、「なめこ」シリーズ!様々な味付けの「なめこ」がパウチパックで売られてます。どれもこれもおいしそう~!まずは、プレーンからか??「ごはんのお供に」なんてキャッチコピー。新米の季節に、ふつうに、そそられます。諸君!試した人がいれば、レポートしてくださ~い。美味しく食べて、生産者さんたちを応援しよう!コロナになんか負けんよ!

 ちなみに、堀は、福島や宮城の農産物・海産物を扱う通販会社にも投資しています。これは、「もうけ」やら、投資効率を求めての投資ではありません。目先の損得ではないのです。こんな経済活動もあるのです。こんな「復興援助」もあるんですよ。この株は、もうしばらく、持ったまま放っておきます。息子は震災直後から東北の復興花火大会に出資してます。娘は就職直後からユニセフへ給与引き去りで寄付行動を継続しています。諸君は将来、どんな「援助」するの?将来、復興のためになにか、行動を起こす予定、あるいは、「寄付」する意欲持ってますか??人の役に立つ行動って、お金がある程度、必要なんですね。経済の勉強って、儲けることだけではないのです。諸君が思っているより、相当、心の問題が大きいのです。「やりがい」のある仕事って、結局、心の問題っていうことではないでしょうか?いろいろ考えてみてね。ではでは。今日はこの辺で。CU ASAP!

錦高日記9月10日~ふるさとに学ぶクリエイティブ人材育成事業

 本日7限目に、2年生は「ふるさとに学ぶクリエイティブ人材育成事業」としてパネルディスカッションを聴講しました。お二人ともに、ふるさとで活躍する本校の卒業生です。

  倉 さくらさん(白山市立松任中学校教諭)

  高井 萌絵さん(野々市市役所)

 高校時代のことから現在のキャリアに至るまで、どのような経験が今につながっているのかをお話いただいた中で、おふたりに共通していたのは、高校時代に一生懸命取り組んでいたことが、気づけば今の自分の仕事につながっていたということです。

 倉さんは「好きなことを続けてほしい。いろんな世界に挑戦してほしい」と、自らが英語や国際社会に興味を持ち続けたことが紆余曲折がありながらも今の仕事につながっていったことを紹介しながら語ってくれました。

 高井さんは、「まだやりたいことが決まっていない人も、高校のときに勉強していることが役に立つことがある」と、やはり自らの現在の仕事につながる高校の勉強の大切さをお話してくださいました。

 今やっていることが、この先どのようにつながっていくのかわからない。点と点をつないで「なりたい自分」を実現していく未来に向けて、高校時代にたくさんの”点”を大切に育ててほしいものです。時間を超えた「つながり」が未来の自分をつくります。

 講師のお二人が講演後、当時の恩師でもある堀校長と懇談をして、あらためて「つながり」を温めていた姿が印象的でした。ここにも「つながり」、人と人の「つながり」です。