2021年12月の記事一覧

外部講師による先端技術講義を実施しました(オンライン講義)

 

「渋滞学」でおなじみの東京大学の西成活裕教授による先端技術講義を実施しました。

1.ね ら い

 最先端の科学技術研究に触れることにより、先端科学技術への興味・関心を高める。

2.講  師

 東京大学先端科学技術研究センター 数理創発システム分野 教授 西成活裕 氏 

3.実施日時

 令和3年12月17日(金)3、4限

4.対  象

 電気科、電子情報科の1年生 (80名)

5.講義概要

 テーマ:「応用数学による社会課題の解決」

 現代は、先行きが不透明で将来の予測が困難な時代(VUCA(ブーカ)時代)と言われるが、時代が変わっても変わらないものが数学である。数学は論理であり、不確実な中でもよりどころ(根拠)となり、社会課題の解決につながる。

「セルオートマトン(注)」という数学のモデルを使っての渋滞の説明は、とても分かりやすく、生徒はみな講義に引き込まれていきました。また、「成功の裏には多くの失敗がある。信念を持ってやり続けることが大切」、「研究はうまくいかないときがチャンス」、「皆が否定することに挑戦せよ」など、西成先生のお言葉から刺激をいただき、多くを学ぶことができました。

 (注)セルオートマトンとは、格子状のセルと単純な規則による、離散的計算モデル(ウィキペディアより)

6.生徒の感想(原文のまま)

 今日の西成先生の講義を聞いて、渋滞学の仕組みを理解することができました。また、先行き不透明で将来の予測が困難な「VUCAの時代」に、「数学」の「変わらないもの」の存在が背骨となって我々を支えてくれると知り、改めて数学の大切さがわかりました。それから、研究は勉強と大きく違っていて、「自分が世界に向かって主張する」ということが研究であり、「うまくいかない時がチャンス」という言葉に、僕はとても共感しました。僕は悲観的すぎるところがあるので、時には楽観的に考えてみようと思います。

 

 

 

 

 

 

令和3年度デュアル地区部会

12月14日(火)にて第2回のデュアルシステム(長期企業研修)地区部会が行われました。

今回の地区部会では、デュアルシステムに参加した生徒らが体験させていただいた職場での経験や自らが感じ取ったことをパワーポイントにまとめて

企業の方々に向けて発表を行いました。

その後、企業の方々との懇談を行い、今回のデュアルシステムの反省やこれからのデュアルシステムの在り方や方針について話し合うことができました。

デュアルシステムとは、企業と高校が連携して、協同で人材を育成する教育システムです。

企業で実際に現場に立ち実践的な実習に参加することで、即戦力となるような技術・社会人としてのマナー・日本経済の発展を担うものづくりの

技術技能を継承する人材を育成することを目的として、石川県では平成19年度より開始されました。

第12回高校生溶接コンテスト

令和3年12月9日(木)に石川県立小松産業技術専門校にて開催された、標記の大会において機械システム科2年今井希実(いまいのぞみ)さんが優勝、濱島桃花(はまじまももか)さんが第2位となりました。

昨年度はコロナウイルス感染症のために中止であったために、2年ぶりの開催ではありますが、県工機械システム科として平成28年度より5年連続の優勝となりました。

                    写真右が今井さん、写真左が濱島さん

大会は新型コロナウィルス感染症の感染予防対策を十分に行ったうえでの開催となりました。

大会開催にあたりご協力いただいた皆様に感謝申し上げます。

 

令和3年度ものづくり講演会

12月9日(木)にて講師として 株式会社旭ウェルテック 代表取締役 山田 裕樹 様をお招きし、

本校機械システム科2年生を対象に講演会を執り行いました。

講演会では、「株式会社旭ウェルテックの会社概要。会社・社会が求めるこれからの人財。これから就職するうえで今しておいてほしいこと。」

についてお話をしていただきました。

実際に社会で働く、さらに会社のトップとして働かれている方の熱意や想いを間近に感じとり、

来年度に就職試験や進学試験を控えた2年生が、将来について考える貴重なきっかけをいただきました。

最後にホーム委員長が「これから求められる人財像や今やっておくべきことをしっかりと心にとめ、来年に控えた自分自身の進路選択に活かそうと思った。」と

会を締めくくってくれました。