子どもたちのようす

4年生 共に生きるために

4年生は、総合的な学習の時間に、障がいのある人のくらしについて、学習しています。

11月21日(火)には、障がい者支援事業所「グローブル」などを運営していらっしゃる「ケアパーク金沢」の方をお招きしてお話を伺いました。

子ども達は初め、支援事業所についてほとんど知らなかったのですが、お話を聞くうちに、障がいのある方の働く場所や生活する場所だということがわかり、さらに、見たことのあるカフェ「ハスネテラス」の看板を見ると、「あー!」と思わず声をあげる子も。「ハスネテラス」で食事をしたことがあるけれど、そこが障がい者支援の施設の一つだということは知らなかった、という子もいました。

また、ビデオの中には、障がいのある方たちが作業所でおまんじゅうやクッキーを作る様子もあり、子ども達の目は釘付けに。子ども達の様子を見ると、「障がいのある人達がお菓子を作っている」ということを忘れてしまっていたように見えました。「障がいの人も、そうでない人も、その人らしく、地域で生活し、働く」ということを大切にしていらっしゃる、その思いを、子ども達が受け止めていたからこその反応なのかもしれません。

授業後の感想でも、

「少し他とちがう人も自立して社会に出ることはとても大切だと思う。自己肯定感をもって働いているのがすごい。」

「障がいのあり、なしかかわらず、みんながやりたいことを優先して実現させているハスネテラスやグローブル千木はすごい。相手の立場を考えられる社会づくりに協力したい。」

など、深く考え、受け止めているふりかえりがいくつも見られました。