校長先生ブログ

校長室より

明日をつくる わたしたち!

                     明日をつくる わたしたち!
                                            【11月の全校集会】
                                                                              11月 2日(月)

  
  校長室に5年生が国語の「提案文を書く」という勉強で来ていきました。みんなのすごしやすい学校になるようにと「遊び場のこと」「整理整頓のこと」、住みやすい地域になるようにと「ゴミの始末のこと」のお願いと相談でした。それは、明日をつくるわたしたちの姿でした。「明日」と言えば、本当の明日、遠い将来をさすのかも知れません。

  
    ところで、萩野台小学校の校歌の2題目に「高くそびえる学び舎は、みんなの明日のみなもとだ。遠くまたたく星かげを、目ざしてはげむ6ヶ年」という歌詞があります。将来の夢や希望に向かうため、社会に出た時に活躍できる土台作りの大切さを歌っています。今、社会の求めている人材は、どうなんでしょうか?

 
    学校は、集団で勉強をし、心の教育をする場です。勉強で学力をつけます。心の教育で、「生きる力」(忍耐力、活動意欲、自尊心、社会性など)をつけます。スポーツ・文化活動や地域・社会貢献活動でも培われます。

   社会に向けて、学校の外に一歩、出た時に、基本的な学力を身につけることは、もちろんですが、心の力が育っているかも問われます。社会の急速な変化や発展に伴い、社会が求める人材も変わり、教育課題も変わってきます。2011年のデューク大学のキャッシー・デビットソン博士が「2011年に入学した小学生が大学を卒業する2027年に、65%は現在存在しない職業に就くだろう」と答えています。

  
    最近、講習会、研修会で話題になったり、新聞記事に載っていたり、その大切さが呼びかけられています。
  
    ①自ら新しいアイディアや発想を生み出す力
   ・知っていることを組み合わせて、あたらしいことを生み出していく。
  ②考え続ける忍耐力
   ・簡単に正解にたどり着くことはできません。辛抱強く取り組むのです。  
   ③困った時に考え直す力
   ・勉強は、だんだん難しくなります。どうすればいいか考えて下さい。
   ・いろいろな考えを受け入れることです。
   ・自分の持たない考えを持つ人と協力していくことです。

  東京大学の総長さんが、大学生に話していたことです。小学生も、今のうちから身につけていくようにと言うことになります。
  
 
社会の求める「学び方や学ぶ姿勢、考え方」「自制心ややり抜く力、しなやかな心など」を身につけて、「明日のみなもと」を築いていって下さい。