校長先生ブログ

校長室より

通知表は子どもをはげますきっかけです

   
 通知表は子どもを励ますきっかけです

 萩野台小学校の教育目標は,「自ら学ぶ意欲をもち,他とのかかわりを大切にし,心豊かにたくましく生きる子の育成」です。この目標達成に向けて,学校の全教育活動を通して日々様々な取組を進めています。
 1学期の子ども達の様子を見ていると,どのクラスでも一生懸命に学習に取り組んでいますし,縦割り班活動を協力して行っている姿が増えてきました。

 学校教育法(第30条2項)には,小学校教育で特に指導しなければならないこととして,学力の3つの要素が示されています。それは,①基礎的な知識・技能の習得,②知識・技能を活用して課題を解決するために必要な思考力・判断力・表現力等の能力,③学習意欲(主体的に取り組む態度)です。
 今日,お渡しした通知表には,これら①②③の学力の視点から見た,お子さんの状況を記載してあります。「Aがいくつあった。良かった,悪かった。」とだけ見るのではなく,どの教科のどんな点で子どもの力が発揮されたのか,どんな成果が上がったのかなど,子どもの努力の様子をご確認ください。
 また,行動の記録では,挨拶,後始末などの基本的生活習慣,約束やきまりを守っているか,係活動への取組などの面から評価し記載しています。行動の状況は,学習面での意欲や成果につながる大切な要素です。

 たくさん褒められた子どもは,人の良さにも気づき,人を認める子どもに育っていくものではないでしょうか。通知表をひとつのきっかけとして,学校生活について子どもと会話を交わす機会とし,学習面,生活面の良さを認め励ます機会にしていただきたいと考えています。

家庭学習の習慣づくり

 
  
家庭学習の習慣づくりを


 本校では,学校で学んだ基礎的・基本的な学習をしっかり定着させるため,「宿題」はとても大切なものであると考えています。そこで,全学級で毎日宿題をだしています。宿題を含めた家庭学習習慣をしっかり身につけさせるため,学年×10分程度の家庭学習を提案しています。

 4月に実施された6年生対象の全国学力・学習状況調査の質問紙から,「家で学校の宿題をしている」,「家で計画を立てて勉強している」の本校児童の肯定的回答は,大変高い割合
でした。
 
 さて,家庭学習に取り組む際の大事な要素として,環境(時間・場所・大人)があります。

 時間は,できれば夕食までに終わらせることが望ましいのですが,塾や習い事なども考えて,各家庭毎に時間を決めておくと良いのではないでしょうか


 場所は,どこで学習するのが良いと言うことは一概には言えません。親の目の届く所,静かで集中出来る所といった条件を考慮したうえで,場所を決めて行うことが家庭学習の習慣化には大切だと考えています。

 また,学習でわからないところが必ず出てきます。宿題のやり方がまだ身についていない低学年は,特に積極的に大人がかかわってあげる必要があります。丁寧にかかわればかかわるほど,子どもは伸びます。学年があがるに従って,少しずつ自分でできるようになるといいですね。

 そして,集中して学習に取り組むには,テレビを消して落ち着いた静かな環境をつくってあげることも大切です。学校も,子ども達が安心し落ち着いた環境のもとで学習できるように心がけてまいります。ご協力いただきますようお願いいたします。

萩野台っ子62人が輝く学校に


萩野台っ子62人が輝く学校に

 
新学年・新学期がスタートして1ヶ月が過ぎました。子ども達は,新しい教室,新しい先生にも慣れ,勉強に遊びに元気いっぱいです。

 4月27日に「1年生を迎える会~みんなうきうきスマイル集会」がありました。各学年がこの日のために準備をしてきました。2年生は1年生の紹介,3年生はプレゼントづくり,4年生は招待状づくり,5年生は体育館掲示,そして6年生は会の企画・運営です。当日は上級生が下級生のお世話をする姿が随所に見られました。どの子もうれしそうな笑顔いっぱいの時間となりました。

 5月になって体育館に鉄棒を設置しました。6月1日に行われる町器械運動交歓会に向けて,4年生が練習するためです。鉄棒・マット・跳び箱で自分が納得できる演技ができるように,たくさん練習し自分を鍛える機会にしてほしいです。

 5月から,詩の暗唱がはじまりました。詩を暗唱することで,はっきりした声で相手に言葉を届ける力をつけてほしいと思っています。さっそく6年生が全員合格しました。さすがですね。
 自学ノートの取組も進めています。

 これからも,全校62人,一人ひとりが輝く学校にしていきたいと思っています。地域の皆さま,保護者の皆さまのご協力,ご支援をお願いいたします。
 

自分の殻を破り、新しい世界へ進んでいこう!

      自分の殻を破り、新しい世界へ進んでいこう!
                          ~平成27年度 ありがとうございました~
                                                                                   3月29日(火)


    春の訪れを感じると共に、お世話になった6年生が中学校へと羽ばたきました。卒業式では、将来の夢や希望を話してくれました。とてもすばらしい決意ばかりでした。その希望に努力という心を乗せて行動に移し、「もう一伸び」と「自分の殻を破る」ことに頑張ってほしいです。この成長の願いは、1~5年生も同じです。

 
    卒業生は、温かなかかわり合い、落ち着いたクラスの雰囲気を基盤とした前向きな学習活動をしていました。授業を見て回っていても、個人や集団の学びの充実を感じました。全国学力・学習状況調査でも県内で好成績を収めています。科学研究の取り組みでは、課題発見力、解決力、それを支える忍耐力がうかがえました。町子連大会や各種スポーツ活動においても自己に挑戦する姿が見られました。自分を乗り越えて自己ベストの記録や最高のパフォーマンスを発揮していました。また、リーダーシップを発揮したなかよし班活動、縦割り清掃、委員会活動なども充実していました。
  子どもたちの成長・変化の手応えが「卒業生のこの姿が、これからの萩野台小学校の姿だ!」と新しい校風の確信に変わりました。

 
    アメリカの大リーグで活躍しているイチロー選手も言っています。「何事も前向きに行動することが可能性を生む」「自分の持っているものを活かすことで可能性が広がる」そして、「高い所にいくには下から積み上げていかなければなりません」「小さいことを積み重ねるのが、とんでもないところへ行くただひとつの道だ」と。キーワードは「前向き」「自分見つけ」「自分磨き」です。

 
    子どもたちのやる気や意欲が高まっても、いつも主体的に進められるとは限りません。困難や壁が待ち受けています。子どもたちが解決の助けを求めている時、タイミングを逃さない先生や保護者の声かけや手立てが、壁を越えるきっかけになります。「卒啄(そったく)同時」の阿吽の呼吸を逃がしてはいけません。卒啄(そったく)同時とは、ひなが卵の殻から出る時、卵の中のひなが内側から殻をつつくのと同時に、親鳥が卵の外側からつつくそのタイミングを逃さないと言うことわざです。子どもたちが、自分の殻を破り、新しい世界へ進めるようよろしくお願いします。

 
     終わりになりましたが、保護者やご家族、地域の皆さまには、平成27年度の1年間、萩野台小学校の教育活動への深いご理解と温かいご協力に対し、厚く御礼申し上げます。 今後も、萩野台小学校と子どもたちの健全な成長へ向け、誠心誠意頑張りますので、ご支援ご指導を末永くよろしくお願い申し上げます。

                 ありがとうございました! 

思いやり算で魔法の実を実らせよう!

                     思いやり算で魔法の実を実らせよう!
                                               ~3月全校集会~
                                                                                        3月1日(火)

  先月、みんなの心を元気にしようと考え「魔法の言葉の木に魔法の実を実らせよう!」の取り組みをしました。全校児童から魔法の言葉を募集し、魔法の木を掲示し、その言葉で働きかけたらシールをはりました。ふわふわ言葉を交わし、魔法の実をたくさん実らせることができました。
 「ありがとう」がシール120個で特に多く、「いいね!ナイス!」は46個、「大丈夫?」は40個と多かったです。学年では、3年生がシールの数が120個と一番でした。

  
   全校で取り組んだ詩の暗唱が2月で終わりました。1年間全員合格100%でした。今、2.3年生は、かけ算九九の暗唱をしています。1年生も繰り上がりや繰り下がりの暗算を計画しています。どちらも、小学校の算数の勉強に絶対必要な計算です。
 
  では、人と人との関係をうまくやっていく計算を知っていますか。人を笑顔にする算数です。それは「思いやり算」です。困っていたり、悩んでいたりしていたら使います。
   
    計算には、「たし算・ひき算・かけ算・わり算」の4つがあります。

  ・たし算は「たす」ので、たすけ合うです。助け合うと大きな力になります。
  ・ひき算は「ひく」ので、ひきうけるです。引き受けると喜びが生まれます。
  ・かけ算は「かける」で、声をかけるです。声をかけ合うとひとつになれます。
  ・わり算は「わる」で、いたわるです。いたわると笑顔が返ってきます。


     魔法の実を実らす「思いやり算」で元気に、笑顔で学校生活を送って下さい。