県工NEWS
外部講師による「炭素繊維複合材料についての講義」を実施しました
専門高校等における産学連携人材育成事業の取組の一環として「炭素繊維複合材料についての講義」を実施しました。
1.ね ら い:
炭素繊維複合材料の特徴や応用技術について理解を深め、産業の動向や素材としての可能性を知ることにより、炭素繊維複合材料について興味・関心を高める。
2.講 師:
金沢工業大学 革新複合材料研究開発センター 教授・所長 鵜澤 潔 氏
研究員 植村 公彦 氏
主任技師 乾 伸晃 氏
3.日 時:
令和3年9月22日(水)5、6限
4.対 象:
テキスタイル工学科の1年生(多目的ホールにて受講)
材料化学科の1年生(教室にてリモートで受講)
5.講義内容:
テーマ:「炭素繊維複合材料(CFRP)で社会がかわる?」
炭素繊維複合材料(CFRP)は炭素繊維とプラスチックの複合体であり、それらが組み合わさると2倍以上の特性を発揮する材料になる。CFRPは、さびない・腐らない、軽くて強い、自由な形を連続的に一体で作れる等の特徴があり、誕生してまだ50年の新しい材料であるが、将来、構造材として社会を変える可能性を持った優れた材料である。そのような新しい材料をどう使うかを新しく自由な発想、前向きな姿勢で考え続けてほしい。
また、講義の中で、CFRPを成形する実演や試験片を手に取り強度や曲がりにくさを確認するなど、実物に触れることで、炭素繊維複合材料について一層、興味・関心を深めることができました。
講義の様子(左) 成形の実演(中) リモートでの受講(右)