日誌

学校日記

3月22日(金) 12H「地域産業学」大根お渡し会

令和6年3月22日(金)、地域産業学の授業の一環で10月から心を込めて育ててきた大根を避難所の炊き出し担当の方にお渡ししました。炊き出しの支援調整をしてくださった皆様、おいしく調理してくださった炊き出し担当の皆様に心より感謝申し上げます。

大雪を乗り越え、大地震を乗り越え、立派に育った大根ですが、水が出ないため調理もできず、登校する生徒も少ないため配ることもできず……クラスで話し合った結果「炊き出しで使ってもらおう」ということになりました。11Hの協力もあり、大根は前日にすべて収穫し、1本ずつ新聞紙に包むことができました。天が味方をしてくれたのか、収穫の時間だけ雪は止み晴れ間がのぞきまし3た。

 

 

門前地区の7ヶ所の避難所の方が門前高校まで大根を取りに来てくださいました。「ありがとね」「おでんにする予定なの」と優しく声をかけてくださいました。

 

大根お渡し会の様子

 

大根の種をまいた10月12日のHPでは、「種をまいた後は『収穫した大根で何を作るか』という話が出ていました。とらぬ狸の皮算用にならぬよう、丁寧に育てていきます!」とお伝えしていました。自分たちで調理することは叶いませんでしたが、誰かの役に立てたという実感を得られたことや地域の方との繋がりを強められたことは、生徒にとって大きな「収穫」となったことでしょう。

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3月21日より2階トイレが復活!!!

奥能登は断水が徐々に解消しつつありますが、門前高校でもやっと2階の2つのトイレが通常通りに使用できるようになりました!トイレ内の手洗い場だけでなく、トイレの横にある手洗い場も使用できます。

配管を応急処置で校舎の外に通すなどして水の流れを確保していますが、3月21日現在水質検査の目処が立たないため、飲料水としては使えません(手洗い後も消毒をしてください)。ただ、少々不便だった仮設トイレから、普通のトイレになります。やっと、そして少しずつ元の学校生活に戻ってきています。

 

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南加賀の10校から義援金贈呈

 能登半島地震からの復興を願って、小松高校生徒会が中心となって能美市以南の9つの高校と合同で多大な義援金を集めて下さり、その受渡会が3月10日(日)に金沢市の石川県文教会館で行われました。募金活動は2月中旬から3月上旬にかけて各校やそれぞれの駅前で行われ、集まった義援金は能登の8つの高校に贈られました。

 本校からは2年生の登 稜真さんが代表として目録を受け取り、その後、南加賀の高校生と地震や学校の様子などを話し合って交流を深めました。

 南加賀の10校の皆さんへ感謝すると共に、助け合いが非常にありがたく大切なものだということを深く学ぶ機会となりました。

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3月1日(金) 第62回卒業式証書授与式

 令和6年3月1日(金)、本校体育館にて第62回卒業証書授与式が行われました。ご来賓の皆様、保護者の皆様、地域の皆様、学校まで駆けつけた在校生、オンラインで参加した在校生、教職員に温かく見守られながら、第62期生12名の卒業生がこの学び舎を巣立っていきました。このような状況下でも、多くの方々にご臨席賜り、卒業生が3年間学んだ思い出深い校舎で卒業式を挙行できたことは大変光栄であり、心より感謝申し上げます。

 

卒業証書授与では、卒業生が一人ずつ壇上に上がり、卒業証書を手渡されました。


式辞 中澤 賢 校長

「常識を疑え(常識をクリティカルに捉え、イノベーションに繋げよ)」「知行合一(身に付けた知識は実践に移し、叡智とせよ)」とこれからの社会を生きる卒業生に覚えていてほしい二つの言葉を贈りました。

 

祝辞 PTA会長 山岸 英昭 様

「一難去ってまた一難」と難が続くなかでも、地域の方々のために走り回り、明るく振舞う門高生をねぎらい、卒業生の今後の素晴らしい人生を願いました。

 

祝辞 同窓会会長 西 恵 様

「どんな経験も人生の肥やしになります。つらい経験は、人の痛みがわかるようになります。失敗は、人の失敗に寛容になれます。人生に無駄なことなど一つもありません。これからの人生いろいろな経験をし、大いに生き、そして幸せになってください」とエールを送りました。

卒業記念品贈呈 代表 小谷 恵斗 さん

卒業記念品として「希望桜」を戴きました。中澤 賢 校長は「桜の花が咲く頃に、皆さんの夢が叶っていることを願っています」とお礼とともに温かな言葉を贈りました。写真2枚目は卒業式前日に行った植樹後の記念写真です。

 


送辞 在校生代表 下口 隼汰 さん 

先輩の背中を見ながら走ってきた者としての想いを語りました。また、在校生が門前町に再び笑顔と希望が戻るよう力を尽くすことを誓いました。

 

 答辞 卒業生一人ひとりが自分の想いを自分の言葉で語りました。答辞の場面を多くのメディアが取り上げてくれております。ぜひそちらをご覧ください。「門前高校 卒業式」で検索!

 
 
卒業式後、最後のロングホームの様子です。

 

 

 
本校の校木である「あての木」、別名「あすなろ」に込められた先人の想いにあるように、卒業生12名の皆さんが、将来、イノベーションを生み出す人物に成長し、ふるさと輪島市そして門前町の復興に貢献する人材として活躍する事を期待しています。Glory to your future! あなたの未来に栄光あれ(校長式辞より)

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2月29日(木) 教育振興会表彰式(3年生)

令和6年2月29日(木)、明日卒業を迎える3年生を対象に教育振興会表彰式を行いました。教育振興会表彰式では、模範篤行者・出席状況優秀者・学業成績向上者・教科外活動努力者がその努力と成果を讃えられ、表彰されました。教育振興会副会長 西 恵 様は「順風満帆にはいかない高校生活だったかもしれないが、皆さんのこれからの明るい未来を祈念している」と力強く優しい言葉を3年生に向けて送りました。

努力を重ね、どんな課題も一つひとつ乗り越え、結果を出してきた皆さんなら大丈夫。教職員一同、3年生の皆さんのこれからの活躍を期待しています。

 

模範篤行者 代表 大岩 紅葉 さん

 

 

1ヶ年精勤者 代表 中角 春香 さん

 

1ヶ年皆勤者・3ヶ年皆勤者 代表 正角 一颯 さん ・ 白藤 晶拡 さん

 

学業成績向上者 代表 丸山 孔太郎 さん

 

教科外活動努力者 代表 山岸 直暉 さん

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2月20日(火) 12H地産サツマイモの行方

門前高校ホームページをご覧の皆さん。12Hが昨年10月にさつまいもを収穫していたことを覚えていらっしゃるでしょうか?収穫したさつまいもは、さつまいもスティックやエモ唐に変身し、残った分は毎年3月に門前町で開催される雪割草まつりで活用できないかとクラスで話し合っていました。そのため、さつまいもは大地震後も倉庫に眠ったままでした。

オンライン授業の日々が続き、12H教室に登校できている生徒は毎日3人程。さつまいもは3月まで持たないだろう、というわけで……

 

事務の山本さんが焼き芋にしてくださいました。

ST時に「自分たちが育てた作物を避難所の方に食べてもらえたらいいな」というお話も出ていたので、焼き芋は門前高校に避難されている方にお渡ししました。焼き芋でほっくりほっこり心温まる時間を過ごせていただければと思います。

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1月29日(月) 3学期始業式

 1月1日16時10分に発生した能登半島地震では、想像を絶する被害が出ました。亡くなられた方々に対して、心からお悔やみを申し上げますとともに、被災された方々にも心よりお見舞いを申し上げます。

 

 令和5年1月29日(月)、3学期始業式を行いました。生徒は様々な地域で避難生活を送っているため、対面に加えオンラインを活用して開催しました。

 始業式冒頭では、令和6年能登半島地震で犠牲になられた方々に哀悼の意を表し、黙祷を捧げました。

 式辞では、中澤校長が「隠忍自重(いんにんじちょう)」「諦めない、前へ」をキーワードとして取り上げ、「みなさんの頑張る姿が、被災した自分の住む地域の人たちや家族のみなさんを必ず元気にすると信じています」と呼びかけました。

「隠忍自重」とは「怒りや苦しみなどをじっとこらえて、軽々しい行いをしないこと。また、そうするべきであるとする戒めのことば」です。私たちは今、未曾有の事態に直面しています。普段以上に相手の感情や状況を考慮し、「隠忍自重」の精神と「他者への思いやり・感謝の心」をもち、互いに支え合いながら前へ進んでいかなければなりません。そのために「私たちは何をすればよいのか」。ここで発揮されるのが、総合的な探究の時間で培った「答えのない答えを導き出す」探究力です。門高生一人ひとりが今いる場所で、できることは何かを考え、実行することが大切です。中澤校長が紹介した、新潟県中越地震で被災された星野寿樹さんのエピソードには、そのヒントが隠されています。星野さんが実感した「自分が頑張る姿が家族や周囲の励みになる」という想いは、きっと現在でも共通するでしょう。

 今、北陸、石川、そして門前高校に、多くの方々が支援の手を差し伸べてくださっています。みなさまから届けられる優しさや温かさに心から感謝し、それを力にして、日常に戻ることを諦めず、前へ進んでまいります。

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1月23日(火) 12Hハイブリッド型ST

令和6年1月23日(火)、12Hハイブリッド型ST2日目を行いました。地震の影響で登校できない生徒が多いため、ハイブリッド型(対面とオンラインの組み合わせ)で行っています。「運動不足の生徒もいるのでは?」というわけで、みんなで一緒にラジオ体操第一をしました。

カメラをオンにして体操する姿を見せてくれる生徒もちらほら。元気そうな姿を見ることができ、体も心もほっこりしました。

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1月18日(木) 1年生現代の国語オンラインクイズ大会

令和6年1月18日(木)、1年生現代の国語オンラインクイズ大会を行いました。2日前の呼びかけにもかかわらず、1/3程の生徒が参加してくれました。

臨時休校決定後、Googleクラスルームから練習問題を配信していました。教材は「イースター島になぜ森がないのか」。今回は比較教材として使用予定の「モアイは語る」からクイズを出題しました。

中学校時代にコロナ禍を乗り越えた現在の高校1年生、オンラインでの学習はお手のもの。特に不具合なくオンラインクイズ大会を開催することができました。

ちなみに、宮城県三陸町には震災復興のシンボル(かつチリ共和国との友好の証)のモアイ像があります。門前高校も震災復興に向けて歩みを進めてまいります。

 

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12月28日(木) 門前高校先輩と語る会(大学生編)

この会は、本校の卒業生である先輩の経験に基づく生の声を直接聞くことで、「大学進学」ということを具体的にイメージし、卒業後の進路選択の参考にすることを目的として開催されました。今回は「大学生編」ということで、対象は1年生30名、2年生18名です。4年制大学で日々、勉学に励んでいる2名の先輩を講師としてお招きしました。

お忙しい時期にも関わらず、本校生徒のために来てくださった講師の先輩方に感謝申し上げます。

 会では、まずそれぞれの方から「高校時代の話と現在何を学んでいるか」についてお話をいただきました。続いて、対話形式で「高校生活を振り返って、在校生に伝えたいこと」を共有し、最後に在校生からの質問という構成で進みました。

 

 以下は1、2年生からの感想です。

・今回の門前高校先輩と語る会で、卒業後の進路についてのヒントを得る事ができたと思いました。小幡さんと畑山さんの大学を決めるまでの過程や大学に入学してからの生活について教えていただき、これからの進路について深く考えることができたので良かったです。また、私は、明確ではないかもしれないけれど、目標を立てているので、その目標を達成できるように検定を受けたり勉強の仕方を工夫したりして、進路を考えたいと思いました。

 

・今回は大学生の講話ということで、自分の進路にあった話が聞けてとても参考になった。話の中で受験するまでの期間は勉強がたいへんだったりするけど大学の生活は自分の時間が多くて楽しいとのことだったので自分も大学に進みたいと思った。まだ大学や学部が決まっていないので興味のあることやなにか譲れない条件を決めて、それを下に大学選びをしようと思った。一日の中で勉強をしない日をなくそうと感じた。

 

・大学生の先輩方のお話を聞いて、自分の進路を考えるときに役立てたいと思いました。授業でなるべく内容を理解し、1,2年生のときからコツコツ勉強をすることが大事だと知れたので、頑張りたいと思いました。また、英検など取れるものは取っておいたほうがいいということを聞いたので、チャンスがあるときにはしっかり取ろうと思いました。

 

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