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学校日誌

錦高日記5月6日(木)~English Festivalに向けて~

 今日の放課後、講義室Dをのぞくと・・・。電子辞書を片手に、英訳をしている生徒たちの姿がありました。何の勉強をしているの?と聞いてみると、英語部のみなさんがEnglish Festivalで演じる劇の台詞を英訳していたのです。「この台詞はどの表現がいい?」と相談し合う様子も・・・。劇の最後は「We're All In This Together. 」をみんなで歌って。

 部員が自作した劇の詳細は秘密ですが、等身大の彼ら、彼女らの心の機微が表現されていました。6月4日(金)の発表に向けて、英語部の活動が始まっています。

 

 

 

 

 

 

ほりほりの部屋Vol.56「GWのはざまでPart 2~“I like work.”~」

 皆さん、こんにちは。堀です。今年も「ゴールデン」のGじゃなくて「ガマン」のG。ガマン・ウィークのGWでしたねぇ。でも、もう1日なんとかのりきれば、週末だぁ~、ふんばろう~~~GAT!

 さて、先週発表された今年のアカデミー賞。「ノマドランド」3冠取りましたね~。しかも!作品・監督・主演女優という主要部門3冠。出演しているプロの俳優は、主演女優のフランシス・マクドーマンドを始め、ほんの数名。他の大多数は実際の「ノマド(現代米語では『車上生活者』の意)」の人たち。いろいろ考えさせられる映画です。社会の第一線から退く瞬間が近づきつつある我が身と照らし合わせても、人生って?時間って?名誉って?お金って?そして、仕事って?今一度、原点に還って振り返りつつ、これからの身の振り方に思いをはせる、そんな思いにさせる、限りなく生々しい、ドキュメンタリーに近いロードムービーでした、堀にとっては。まだ、上映中かな??強くオススメ。

 先週の授賞式でのフランシス・マクドーマンドのスピーチがこれまた、すごかった!インパクト強烈!彼女自身、主演女優賞は「スリー・ビルボード」(こっれもオススメ映画!)に引き続き3度目の大女優。しかし、メディア露出ほとんどゼロであるがゆえ、ひとたびコトバを発した際のメッセージはシンプルなコトバなのに、極めてパワフル!

 作品賞受賞の際、有色人種女性として史上初の監督賞受賞のクロエ・ジャオ監督らスタッフたちともに登壇。“We give this one・・・ to OUR WOLF!”<私たちはこれを『私たちのウルフ(オオカミ)』に捧げます!>(ここでのthis oneは目前にある作品賞のオスカー像)という前フリの直後「ワウゥゥー!アウアウアウ、アウーーーッ!!」とまさにオオカミの遠吠え炸裂!!えっ?!どうした??と驚いている間に、その様子を見守っていた背後のジャオ監督始めスタッフら登壇者は感極まりナミダナミダ。会場は拍手喝采の嵐。ますます、えーっ何?何?どーゆーこと??状態になっていた堀でした。

 後の記者会見でジャオ監督がこのフランシス・マクドーマンドの言動の真意を説明。遠吠えを捧げた“WOLF”(オオカミ)とは、3月に亡くなっていた「ノマドランド」のサウンドミキサー<音響・録音担当>、マイケル・「ウルフ」・スナイダーのことだとのこと。「彼は私たちファミリーの一員。あの遠吠えはマイケルへの追悼なのです。」それは・・・泣ける・・・そして、その裏話を知っていれば、拍手喝采になるよね。「ウルフ」はdouble meaningってこと。個人名とオオカミと。スタッフからは「ウルフ」と呼ばれ、長年うつ病と闘っており、この度のコロナ禍で仕事も激減。こもりきりの孤独な生活から自死に至ったらしい・・・天国の仲間に捧げた遠吠え・・・か。

 授賞式の最後、フランシス・マクドーマンドは全世界のmovie freakに向けて、大きく手を広げ訴えかけました。「どうかみなさん、私たちの映画をできるだけ大きなスクリーンで観てください。そしていつか、きっともうすぐ、知り合いみんなを連れて劇場へ行き、あの暗闇で肩を並べて、今夜紹介された全ての作品を観てください。

 キャストのみならず、スタッフ陣の仕事まで奪われ、映画界全体が経済的にかつてないほどの苦境に立たされています。昨年公開予定の作品がいまだに公開に至っていないものが無数に存在します。飲食店を存続させるためには、その店で飲食あるいはテイクアウトすることで「お金」を落とすことが、回すことが、その店で働く人たちに「仕事」を発生させ、それに伴う報酬が生じることになるわけです。映画を存続させるためには、適切な料金で、劇場に足を向けることこそが、「お金」を回し、映画業界で働く人たちに報酬をもたらすことになるわけです。これは、今、全ての芸術関係、エンタメ業界等で起こっていることです。自分たちのできる範囲で、無理せずに、彼らに「仕事」を与えましょう。そして、しかるべき報酬を得てもらいましょう。コロナ禍における、経済的な悲劇は至る所で起きています。「ウルフ」さんのような二次被害者も生まれているのが実情です。

 それにしても、今回のように、極めてシンプルなコトバしか使ってないのに、様々なことを考えさせられたアカデミー賞受賞スピーチは初めてです。今回の「ほり部屋」のサブタイトルを“I like work.”としました。このコトバも、シンプルでしょ?「私は仕事が好きです。」今時、日本の小学生でもわかるこの3単語。でも、このコトバは「ノマドランド」の後半、フランシス・マクドーマンド演じる主人公「ファーン」がつぶやくように、なかば憂い(あきらめ?)のある口調で吐いた、とても短いセリフなのです。この極めてシンプルなコトバは、映画全体の流れの中、超弩級のインパクトで堀の胸に突き刺さりました。ダブルいやトリプル?いろんな意味が重ね合わされたコトバです。ネタバレ厳禁なのでこれ以上は控えます。各自、それぞれに感じてくれればいいことです。

 どうか諸君、映画は映画館で観てください。堀は、映画を存続させたいので、せっせと映画館に足を運びます。映画関係者に「お金」を回したいので、(微々たるものでも)仕事をあげたいので。コロナになんか負けんでくださいよ~!!!ではでは、今日はこの辺で。CU ASAP!

錦高日記4月30日(金)~1年・探究・自分の好きなことを探る~

 1年の総合的な探究の時間、「学問・職業研究」プロジェクトが始まりました。今日の課題は「自分の好きなことを探る」 自分の興味関心を探り、自分を見つめるために、イメージマップに取り組みます。

 「自分の好きなもの・こと」「自分が大切に思うもの・こと」この2つから好きなテーマを選び、紙の中央にキーワードを1つ、記入します。そして、キーワードから思い浮かんだ言葉をつないで書いていきます。イメージマップを書くことによって、自分が考えていることを可視化することができ、新たな発見もあります。近くの人とイメージマップを共有することによって、他者理解も深まります。

 次回の探究の時間は「自分の過去を振り返る」自分史を書き、自分のこれまでを振り返ります。

 

 

 

 

 

 

【お知らせ】新型コロナへの対応について

 現在、本県でも新型コロナウイルス感染症が拡大しております。そんな中、本日4月30日、本校中学の生徒が陽性と確認されました。ただし、高校の生徒との接触等がないことから、県教育委員会と協議の上、通常通りの活動をすることとなりました。本日の夜、校舎の消毒が行われますが、明日以降の部活動等も可能です。

 ただ、県教育委員会の指導により、本校でも部活動での県外遠征や合宿を禁止し、生徒へ感染対策徹底の注意を行っているところです。明日からゴールデンウィークに入りますが、ご家庭におかれましても、不要不急の外出を控えることなど感染防止対策をしていただきますようお願いいたします。

 なお、こうした感染は誰にでも起こり得ることであり、誰が感染したのかといった詮索や誹謗中傷など絶対にしないようお願いいたします。

 

校長 堀 義明

新型コロナウイルス感染症に係る出席停止について

 新型コロナウイルス感染症に係る出席停止に関しましては、令和3年度より報告書(様式はこのページ左下からダウンロードできます)の提出を必要といたします。なお、この様式は、4月23日(金)に生徒を通じて保護者の方へお渡しした様式と同様のものです。お手数をおかけしますが、よろしくお願いいたします。