校長室より「おこらいえ」

杉原千畝 命のビザ

92日目

 

杉原 千畝は

第二次世界大戦中のリトアニアに赴任していた

日本領事館領事代理で

 

ナチスドイツに迫害されていた

ユダヤ人を救うため

大量のビザを発行したことで知られます

 

ユダヤ人が脱出するルートは

日本を経由して第三国に航るしかない状況下でしたが

日本政府はそれを認めていませんでした

 

助けを求めて押しかける大量のユダヤ人

千畝は自らのクビをかけて

独断で6,000通ものビザを書き続けたのでした

 

今日は発災からちょうど3ヶ月

そして新年度の始まりの日です

 

現時点でおよそ30名の生徒が

転学の手続きを提出しています

全校生徒のおよそ15%にあたります

住む場所を失い

転学を余儀なくされた生徒たち

 

教務主任の橋場将之先生を中心に

1月からずっとその書類作成に追われていました

 

今回は震災という特殊な状況下のもと

本来ならば認められにくい公立高校どうしの転学について

柔軟な対応を迫られています

 

高校を転学するには

(1)在籍校に転学希望を申し出る

(2)高校は教委に打診する

(3)教委は転学先の高校について定員やカリキュラムを調べ

   条件がそろっていれば

(4)転学先高校と在籍校に話を進めるよう指示する

(5)当該校の校長同士で協議し

(6)在籍校は成績等の資料を転学先へ送付する

(7)転学先は成績やこれまでの履修科目を調べ

   卒業の可能性があるか判断する

   特に未履修にならないか慎重に調べ上げる

(8)転学試験を課す場合もある

(9)転学が認められたらさまざまな書類作成

(10)健康診断票や制服や体操服の手配なども

 

このような手順で一人ひとり丁寧に手続きをします

多くの生徒は4月1日付けで転学します

 

現在 そろそろ日をまたごうとしています

 

一人ひとりの書類に

最後のはんこを

たった今捺し終えました

「新しい学校でうまくやっていけるかな?」

「友達できるかな?」

「みんなに受け入れてもらえるかな?」

一人ひとりの顔を思い浮かべながら

一枚捺すごとにさみしさがこみ上げます

 

杉原千畝もきっと

ユダヤ人の避難先での幸せを祈りながら

一枚一枚ビザを書き続けたのだろうな

そんなことふと考えました

部活道の3つのA

90日目

 

輪島高校では部活を部活道といいます

単に技術やスキルを身につけるだけでなく

人として大切なことを身につける場所

を目指しています

元校長先生である赤田英明先生の命名です

 

「3つのA」

 あいさつのできる

 あきらめない

 あいされる

をモットーに日々自分磨きです

 

できることからひとつずつ

始めています

そしていろんな方々から

支援の手を差し伸べていただいています

 

サッカー部は

金沢医科大学高松球技場で

卒業生の引退試合を行いました

結果は5ー0で現役チームの勝ち

サッカーを続ける卒業生もいます

思い出に残る一日となりました

 

 

 

 

 

 

 

バドミントン部は

県立工業高校で

能登地区の被災した学校が集まり

合同練習会です

県高体連バドミントン専門部が企画

筑波大学バドミントン部のみなさんが

来てくださいました

竹原慧監督はじめ

アクアバドミントンの漆崎真子コーチ

一流の方々から直接ご指導をしていただきました

 

 

 

 

 

 

 

野球部は

仙台育英高校さんが

本校と飯田高校を招待してくださり

27日〜29日の日程で

ホームステイしながら

合同練習や練習試合をしました

ほんとうにありがとうございます

 

道具がない 場所がない 集まれない

でもあきらめない

男子バレーボール部は

クラウドファンディングで

資金集めを始めました

支援されるのを待つだけでなく

自分たちで行動を起こしました

おばあちゃんと一緒に

倒壊した家の下敷きになった部員が

自力でノコギリで脱出する一部始終を撮影した

生々しい動画もアップされています 

https://camp-fire.jp/projects/view/749046

 

第二体育館の照明の修繕も始まりました

4月から部活動で活用できます

実はありがたいこと

89日目

 

春の嵐です

春先には突然こんな日が訪れます

被災地にとって

この世の終わりかと思うくらい

こたえます

 

やがてあれから3ヶ月

新しい仕事に就くと

3日 3ヶ月 3年目に

辞めたい時期が来る

なんて言われますが

 

このブログ

できるだけ暗い話はやめて

明るい未来を語るようにしてきた

つもりではいるのですが

正直…

 

なんてこと考えているうちに

TikTok で素敵な投稿を見つけました

 

実はありがたいこと

①ご飯が食べられること

②帰る場所があること

③体が元気に動いてくれること

④仕事ができる状態があること

⑤愛してくれる人がいること

⑥選べる選択肢があること

⑦生活できるお金があること

⑧安心して暮らせる場所があること

⑨今生きていること

 

ありがたいこと

 

有り難いこと

 

こうして見てみると

発災当時は

⑤と⑨しか無かったな

 

それに比べたら

①や③や④

ほんとは有り難いことが

今は有り易い

 

教育委員会のお力で

4月から②も解消されます

 

登山の途中

ふと来た山道を振り返ると

雄大な景色が目の前に現れ

もうこんなに登ったんだ

そんな思いになることがあります

 

このことをふと思い出させてくれる

TikTok あさひさんの投稿でした 

僕らの街は僕らが創る「街プロ」

88日目

 

金沢地区へ2次避難しているみなさん

学習環境の確保ができました

かほく・津幡~野々市・白山地区に

避難している生徒は

4月以降当面の間 内灘高校へ通うことになります

詳しい内容につきましては

一斉メールでお伝えしますのでご確認ください

 

高校魅力化プロジェクトの皆さんが来校し

次年度の探究学習の目玉

未来の向けて輪島を創造しよう

輪高生による街づくりプロジェクト

『街プロ』について

作戦会議を行いました

 

 

 

 

 

 

プロジェクトメンバー 教員それぞれにとっても

生徒同様探究活動です

 

まずNPO法人「じっくらーと」代表小浦様より

先日生徒が参加した

「マイプロジェクト」全国サミットの

報告がありました

優れた発表に触れて

生徒の心に火がついたようです

 

新年度に入ったら

福祉 交通 教育 …

それぞれ自分がやってみたい

カテゴリーに分かれ

興味関心のある街づくりに取り組みます

 

仲のいい友達同士だとすぐ行き詰まるので

学年をまたいで交流したり

他校の生徒とオンラインで繋いだりします

さまざまなコンテストへの出場や

大学入試総合型選抜も視野に入れます

アイデアがどんどん膨らみます

未来のことを考えると

なんだかワクワクしてきます

 

自分のこれまでの経験からの知見を以下に

 

(1)似たものが3人寄っても文殊の知恵にはならない

 「3人寄れば文殊の知恵」といいますが

  3人いれば誰かがアイデアを出すだろう

  という人任せな態度ではダメだし

  3人いるからといって

  1人が何かを思いつく確率が上がるわけでもない

  誰かの考えに2人が無批判に追従するだけでは

  単なる1人の思いつきに過ぎず…

  特に本校生徒は

  幼小中と固定された人間関係の中で育っており

  仲良しグループの中では

  意見を言う者と追従する者の関係が

  できあがってしまっています

  そんな中で話し合いをしたところで

  インブリーディングを繰り返して

  衰退していったメディチ家のようになるだけ

  敢えてこれまで話したことのないメンバー同士の

  グルーピングが求められます

 

(2)最初に会議ありきでは必ず失敗する

  自分は昔から

  長い会議 長い挨拶 長い説明

  が大嫌いで

  若い頃 職員会議を無くそうとして

  立ち上がったことがあります

  多くの賛同者を得てこれからというとき

 「会議をなくすためにどうしたらいいか

  会議をしますので…」

  と言ったら全員離れていきました

  絵に描いたようなバカですね

  まずは走り出すこと

 

(3)「夢」を「志」へ

  自分の「夢」のためだけに動いているとき

  困難な場面で多くは簡単に辞めてしまいます

 「夢」に

  他者に対する役立ちや

  社会貢献の要素が加わると

  ちょっとやそっとでは諦めない

 「志」に変わります

花は咲く

87日目

 

今日は一日お休みをもらい

輪島吹奏楽団に加えていただいて

クラリネットを抱え

避難所を廻って演奏活動をしてきました

輪島中学校

河井小学校

大屋小学校

穴水彩光苑の4カ所です

 

 

 

 

 

 

みなさん暖かく迎えてくださいました

 

最初の曲は「希空〜まれぞら」

土屋太鳳さんでお馴染みの

NHKテレビ小説「まれ」の主題歌です

 

今日は三寒四温でいう温の一日目

春の足音がきこえます

2曲目は「春の童謡メドレー」

♩春が来た春が来たどこに来た

♫春の小川はさらさらゆくよ

♬春のうららの隅田川

 

東日本大震災の復興支援ソング 

3曲目は「花は咲く」

あのときは東北の復興を願って

よく演奏しましたが

今回は自分たちの復興を祈りながら

 

夜 被災した街に立つと

灯りもなく漆黒の闇に吸い込まれます

そのかわり上を向くと

満天の星空に包まれます

最後の曲は「上を向いて歩こう」

 

会場のひとつ河井小学校は被害が激しく

現在学校活動を行うことができません

その惨状を目の当たりにしました

 

 

 

 

 

 

校舎は裂けそして傾き

 

 

 

 

 

 

 

教室の床がこんもりと

 

 

 

 

 

 

 

運動場では仮設校舎の建設が始まっています

 

 

 

 

 

 

 

そんな中 被災前に植えたという

チューリップの球根が

花を咲かせる準備をしていました

 

以前に炊き出しで

焼き芋を振る舞ってくださった

横浜の有限会社カイトさんが

先日再び来てくださいました

首都圏では

「ほとんど放送されなくなったので

 復旧が進んでいるのかと思ったけど

 全く進んでいないんですね」

とのお言葉

 

そうか

現地以外では

もう過去のことになっているのか

空に風 桜もようと 能登の風

86日目

 

新学期の学校の運営について

石川県教育委員会と

奥能登5高校で会議が持たれました

 

 

 

 

 

 

生徒 保護者の皆さんは不安でしょうから

だいたいの内容について速報します

 

基本的には対面とオンラインの

ハイブリッドで授業を展開します

金沢近辺に避難している生徒が集合して

オンライン授業を受ける仮校舎を

確保できる見込みです

またそこまでの交通機関も

確保できそうです

 

金沢へ通うことも難しい生徒は

基本的には避難所で

オンライン授業を受けてもらいますが

近くの高校へ通える生徒が

複数いる場合は

その高校に場所提供をお願いしてみます

ただし現時点での確約はできません

 

輪島高校及び仮校舎では

体育の授業もできる見込みです

 

さまざまな制約の中での

高校生活のスタートとなりそうですが

その中で真の学力

本当の強さを身につけてほしいと思います

 

できない言い訳を考えることは

誰にでもできます

どうやったらできるかを

みんなで追求しましょう

 

今年の3年生は

どん底ともいえる学習環境の中

しっかりと現実と向き合い

奇跡の逆転合格を勝ち取った生徒が

何人もいます 

 

きっとできる

信じています

 

北海道で

通訳をしながら学生をしていらっしゃる

信岡 晴美さまより

「論文とエッセーの中間」

を送っていただきました

 

 

 

 

 

 

通訳なるものは

英語を日本語に

日本語を英語

翻訳する事だけでなく

「さっぽろ雪まつりについて説明してください」

と外国人に言われて

外国語で説明できる人の事

とのこと

 

自分も普段同じようなことを考えていて

英語でケンカができて

英語で仲直りできる

そんな力が欲しいなと

 

詩人の伊藤比呂美さんは

インタビューの中で

自ら実践された興味深い授業について

お話をされています

中原中也の詩を英訳する課題です

お題は「サーカス」

〈ゆあーん ゆよーん ゆやゆよーん〉

をどう訳すか?

ブランコの揺れる様子をイメージして

「Swing Swung Swinging」

素敵なのは

「You Your Yours」

(あなた あなたの あなたのもの)

 

沖縄の古倉小学校の皆川志保先生より

素敵なお便りをいただきました

 

 

 

 

 

 

「輪島の方々は春に桜が見たいだろうな」

と桜を散りばめた

子どもたちと一つひとつ

心を込めて作ってくださったカードです

先日志賀町へ支援に行かれた際に

ご自身で作られた曲を

みんなで歌ったそうです

志賀町防災ボランティアセンターの

Facebook をご覧ください

 

今日のタイトルは

皆川先生が送ってくださった

封筒に書かれていたものです  

若鮎跳ねて甲子園

85日目

 

とにかく新年度に向けてスタートです

時は待ってはくれません

 

これまで小中学校に利用していた校舎を

高校用に復元です

 

先生だけではどうしようもないので

生徒のみなさんに声をかけて

ボランティアに来てもらいました

 

30人くらいが集まってくれました

自分たちの学ぶ環境を

自分たちで整えます

 

昔野球部の顧問をしていた頃に

和歌山県の日高中津分校へ

練習試合にお邪魔したことがあります

唯一分校で甲子園を果たした学校です

 

和歌山県は日高川のほとりにある

小さな分校の

甲子園までの道のりを記した

「若鮎跳ねて甲子園」

という冊子をその時いただきました

 

そこには

赴任されたばかりの垣内監督が

何にもない環境の中

河原の石拾いから始めて

グラウンドを創り上げたことが

記されていました

 

まさに今の自分たちは

そんな感じです

ゼロどころかマイナスからのスタートですが

みんなで力を合わせて「一歩前進」です

 

まずは生徒玄関の整頓です

ロッカーが倒れ中の履き物が散乱です

ひとり分ずつ袋に入れてあげました

まるで神経衰弱か貝合わせでもしているよう

 ペアが見つかると「あったー!」

3か月ぶりにペアとなった靴たちも嬉しそう

 

 

 

 

 

 

 

それから体育館に駐屯している自衛隊さんに

少し空けていただき

入学式に使う椅子などを運び出しました

 

 

 

 

 

 

入学式は4月8日(月)

本校の第二体育館で行います

電灯が落ちかかっていますが

3月28日(木)修繕を入れます

床はホコリで真っ白

こすってもこすってもとれませんが

1年生を気持ちよくお迎えするために

みんなで力を合わせて綺麗にしています

 

お昼には

「ラトリエ・ドゥ・ノト」さんらの

支援者用炊き出しを

振る舞ってあげました

これは被災者に遠慮して

満足に食事をとることのできない

ボランティアの方々のために

ワンコインで美味しい料理を提供しようと

始められたものです

「少しばかりのお金を払っているのだから

 支援の方も遠慮なく食べてくださいね」

という発想が素晴らしいですね

今日はカキフライ

終業式の日を迎えました

82日目

 

今年度最後の日を迎えました

 

【終業式】

卒業式を終えたあとで

こんなこと言ってくれた卒業生がいます

「誰も経験できないような辛い思いをしたけど

 一生逢うこともなかっただろう人に

 逢うことができた』

 

昨日の本田圭佑選手もそのひとりです

「誰よりも辛い思いをしたみんなは

 きっと誰よりも強くなれる」

そうおっしゃってくださいました

 

一歩ずつ一歩ずつ進もう

走り疲れたら歩けばいいし

歩き疲れたら休めばいい

やがて休み疲れたら

どうせまた走りたくなる

 

だから

昨日よりも一歩でも進んだら

自分を褒めてあげよう

 

【生徒指導より】

「地震にあったことは不運だったけど

 決して不幸じゃない!

 自分の生き方は自分で決めろ!」

力強いエールが送られました

 

【離任式】

被災直後から

自分の生活もありながら

学校のために

尽くしてくださっている先生のうち

8名の先生が転勤されることとなりました

4分の1の先生が変わることとなります

今回の石川県立高校の

特に能登地区の人事は

災害復興と職員の通勤の確保

が最優先課題となっています

 

発災直後から

自分と一緒に学校に寝泊まりして

陣頭指揮をとってくださっていた

大坪克哉教頭先生も

家から通える学校へ

「夜明けの来ない夜はない」

生徒へ語りかけてくださいました

 

【小中学校もさようなら】

高校校舎での最後の授業が終わりました

元気いっぱいの声を

学校中に響かせてくれてありがとう

先生と輪島市の方が一緒に

ちっちゃな机と椅子を運び出しました

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

春が来て君はきれいになった

 81日目

 

季節外れの雪が降っています

 

 

 

 

 

 

2か月ほど続いた小中高一緒の学校

いよいよ明日で終わりです

 

今日はみんなで体育館に集まって

最初で最後の全学校集会をしました

小中高それぞれの生徒から

お礼の言葉が述べられました

 

 

 

 

 

  

これからはそれぞれの学び舎

歩いてゆくんですね

 

そしてなんとなんと今日は

本田圭佑さんが来てくださいました‼️

 

 

 

 

 

 

「つらいことを体験したみんなだから

 日本中の誰よりも強くなれるよ」

との言葉に胸が震えました

 

質問コーナーでは小学生から

「好きな食べ物は?」

「好きな色は?」

「好きなキャラは?」

「好きなスポーツは?」

勝手に好きなもん縛りで

どんどんたたみかけてきます

関西出身の本田圭佑さんは

「輪島の子はお笑いのツボ知ってんな」

 とおっしゃっていました

 

本田圭佑さんのインスタには

全員で撮った写真がアップされています

 

宮城教育大学の

武田 真一 特任教授が

「あの時、

 子どもだった私たちから

 伝えたかったこと」

を贈ってくださいました

 

 

 

 

 

 

東日本大震災の伝承に関わる

「3.11メモリアルネットワーク」

さんによる

被災した子ども6人が

真に伝えたかったことを

まとめたものです

 

真っ暗な被災地で見上げる星空の綺麗なこと

自分が感じたのと同じだったり

今の自分でさえ想像すらできない

もっと悲惨な状況が書かれていたり

 

ありがとうございました

 

科学ツアー「ASCoT」のみんなが

夜遅くに帰ってきました

 

明日からの

「マイプロジェクト全国サミット」

に続けて参加する生徒もいます

ゆっくり休んでね

もし体調が悪いようなら

無理しないように

 

また野球部が

23日の日本航空石川と星稜の試合の応援のため

明日出発します

 

それぞれの生徒の

自分が輝くことのできる場所探しを

輪島高校は精一杯応援します

マイナス×マイナス=?

80日目

 

主に野球部が使用する本校のグラウンドは

発災時より自衛隊の基地として運用され

多くの車両が駐屯しています

 

当初は液状化を起こしてしまい

自衛隊車両であってもスタックして

身動きがとれない状態となりましたので

バラスを敷いたり改良剤を撒いたりと

全くグラウンドとしては

使い物にならなくなってしまいました

 

土の入れ替えを待つしかないのですが

いつになるか目処が立ちません

 

 

 

 

 

 

 

サッカー部はマリンタウンにある

学校から離れたコートで練習していたのですが

こちらは人工芝が剥がれてしまい

全て張り替える必要があります

剥がしてしまった人工芝の

処分にも困っています

 

マイナス×マイナス=プラス

野球部の冨水監督が知恵を絞り

とっておきのアイデアを

出してくださいました

 

剥がした人工芝を

輪島高校のグラウンドに敷き詰め

人工芝グラウンドにするのです

土はそのまま使え

人工芝の処分が要らず

体育にも使える

一石三鳥です

 

そうと決まれば善は急げ

さっそく人工芝の運び出しです

 

 

 

 

 

 

できない言い訳を考える暇があったら

どうやったらできるか考えろ

自分が日頃言っていることを

身をもって後輩に見せてくれる監督は

本当に頼りになります

 

野球部は23日(土)

同じ被災した能登から選抜に出場している

日本航空石川の応援に行きます

資金を保護者会の方が集めてくださっています

ご賛同される方はぜひご支援をお願いします

 https://www.makuake.com/project/ishikawa-baseball/

 

Astro Science Cosmo Tour 2日目

ご飯を食べて出発です

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まず訪れたのは地質標本館

今回の地震と大きく関わっていると考えられる

謎の水「深部流体」の特別展が

4月より始まるそうで

残念ながら見ることができませんでした

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

続いてはJAXAのガイドツアー

このツアーは3か月前の1日から

ネット予約が始まります

即埋まってしまうので

昨年12月1日の午前0時に

インターネットに接続して予約しました

その日の夜明けにはもう定員オーバー

去年1番の大仕事でした

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

新入生のみなさん

輪島高校ではこのような

学びの心に火をつける

さまざまなしかけを用意して

待っていますよ