校長先生ブログ

校長室より

3つのG【自信 自律 自立】の育み!

          3つのG【自信 自律 自立】の育み!
                                  ~自分への挑戦と自己成長~
                                                                                           2月1日(月)

  突然の大雪が降り、自然災害の怖さを痛感しています。3学期もあと2か月となりました。子どもたちは各方面で自分に挑戦し、自己成長をうながしています。町英語スピーチコンテストと町子連卓球大会の練習と本番、町学力実態調査の5年生の成績など、精一杯の頑張りがうかがえます。どんどん、勉強の学力・心の学力・運動や体の学力を伸ばして下さい。

 
    ところで、ラグビーワールドカップ2015で日本代表が優勝経験のある南アフリカ代表に劇的な勝利を収め、世界的な話題になったことは記憶に新しいと思います。日本代表のエディー・ジョーンズ監督が、どのようにチームや選手を育てたのでしょうか。
 まず、目標(ゴール)設定をし、ゴールまでの計画(プラン)を立てました。日本人の体型にあったラグビーを行うために、スポーツ科学に沿って、徹底した指導を行いました。規律を重視すること、前向きな考え方(メンタル)へ切り替える(マインドセット)ことを進めました。勝利を収めるようになり、選手の姿勢と体つきが変わり、自信を持つようになってきました。南アフリカ戦での最後のスクラムトライは、勝利のために自分たちで判断しました。最終的に、自主的に選手が取り組むようになったのです。

 
   まさに、勉強や運動、生活面において、3つのG【自信 自律 自立】が大切ということです。自信とは、何かができるから自信といいますが、何事にも挑戦することで少しずつ自信がつくものです。自信のエネルギーをもとに、自分で決めた方向に進み(自律)、自分でやっていく(自立)姿勢をどんどん育て、今よりも高いレベルへ向かわせたいです。
 
    昨日の町子連卓球大会では、決めた目標に向かい、練習を重ね、瞬間的場面構成力のもと対応力を発揮し、個人優勝など素晴らしい成績を収めました。軽快なフットワーク、独特なカットサーブ、鋭いスマッシュなど、みんな自信満々な姿を見せてくれました。お世話された保護者の皆さまのおかげです。ありがとうございました。

 
    ベル学(チャイムがなったら学習のスタート)も徹底し、落ち着いた雰囲気が学校全体に漂っています。12月の学力調査をもとに、5年生は1年間の範囲で第2回町学力調査が2月下旬に行われます。他の学年も1年間の学習内容の定着をしっかり図って下さい。また、学校関係者評価委員会が開催されます。後期学校評価アンケートの学校での分析、検討をもとに、貴重なご意見や示唆を頂き、学校運営に反映し、教育の質的向上を図りたいと考えています。
 
 今後とも、子どもたちのよりよい成長を願った学校教育活動へのご理解、ご協力をよろしくお願いします。

積み重ねたことを成熟させる時です!

                     積み重ねたことを成熟させる時です!
                                           ~3学期の始業式~
                                                 1月8日(金)
 
  「おはようございます。」「明けましておめでとうございます。」という子どもたちの朝のすがすがしいあいさつから2016年が始まりました。子どもたちの心の育ちが、言葉の力となっています。
  いよいよ3学期が始まりました。冬休み中に大きな事故やケガもなく、みなさん元気で登校してきたことをたいへんうれしく思います。
 
  1学期のはじめの3日間は、「黄金の3日間」金はゴールドです。2学期のはじめの3日間は、「シルバーの3日間」シルバーは銀です。だから、3学期のはじめの3日間は、金・銀とくれば、次は銅です。「ブロンズの3日間」となります。
 学期はじめの取り組み次第では、せっかく築き上げたものが壊れてしまう可能性のある怖い3日間です。そうならないために、もう一度、クラスの目標、学習のきまり、集団生活の約束を確認して、学校の生活リズムを取り戻して下さい。

 
    申年の「申」とは、草木が成長し、果実が成熟していく状態を表しています。カレーにも「熟カレー」というのがあります。20種類の食材で500時間熟成して時間をかけてうまみを出しています。
  3学期は、1年間の頑張ってきたことを熟する学期です。1学期はスタート。2学期は実りの秋。3学期は成熟です。勉強を成熟させる【熟勉強】の3学期にして下さい。

 
    特に、学校は、みんなと仲良く勉強する所です。勉強が分かったり、できたり、身につかないと意味がありません。
 
   「落ち着いた雰囲気」:ベル学で1時間のはじまりをしっかりさせます。
 「授業への集中」:手おもちゃや勝手なおしゃべりはしません。
 「学習マナーの徹底」:学習マナー表は全部花◎にします。
 「家庭学習の定着」:自学ノートをします。
 「温かなかかわり合い」:温かな言葉で伝えます。

   
        積み重ねてきたことを成熟させ、今年度をしめくくっていきましょう!!

誠実な心が志をかなえる!

                                 誠実な心が志をかなえる!
                                      【成熟の3学期がスタート】
                                                                                         1月8日(金)

 新年、明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
 今年は、申年です。「申」は、草木が成長し、果実が成熟していく状態を表しています。後に、動物の「猿」の字があてはめられました。呼び名にちなんで「魔去る」「勝る」「優る」とも言われ、猿はラッキーアニマルで万福の守り神です。子どもへの愛着の強さなどから、家門繁栄の象徴ともされています。そのために、互いへの感謝、助け合い、励まし合いを大切にしていきましょう。
  また、新年にあたり、「とき遅きたがひはあれど つらぬかぬ ことなきものは 誠なりけり」の大御心を頂きました。誠実は成功のもとです。物事を成し遂げるまでには、人によって早い遅いの違いはあるが、どんな時も誠実な心があれば、その志を貫き通すことができるということです。

 
    1年間の成果を発揮し、平成28年度へ引き継ぐ大事な3学期がスタートしました。「子どもの成長が見える、変化が実感できる学校づくり」に向け、学ぶ・鍛える・競うの教育活動に重点を置き、子どもたちの可能性への積極的な指導を行ってきました。
 
    喫緊の課題は、子どもたちの「学力向上」です。12月に全学年対象に1、2学期の範囲の学力調査(町・県調査を含む)を行いました。3学期は、その結果をもとに定着が弱い領域を分析・確認し、再指導を行い、学習内容の定着に努めていきます。落ち着いた雰囲気をもとに「わかる・できる授業の工夫」「学習マナーの徹底」「家庭学習の定着」「温かなかかわり合い」を重点とた指導を行い、成果を上げたいと考えています。

 
   子どもたちは、2016年に向け、新たな目標を胸に刻んでいることでしょう。その思い受け止め、よりよい成長を目指し、教職員一体となって積極的な教育活動を展開していきますので、保護者の皆さまのご理解、ご協力を今後ともよろしくお願いします。
             
                   2016年もよろしくお願いします。

「一の肥やしは、主の足跡」の姿勢で!

                                「一の肥やしは主の足跡」の姿勢で!
               ~子どもたちのよりよい成長を願った学校・家庭・地域連携~
                                                                                              12月24日(水)

    先日、河北郡市学校保健研究協議会が行われ、子どもたちの健康課題に学校、家庭と地域が連携した取り組みが紹介されました。開会のあいさつで、津幡町教育委員会・早川尚之教育長が、教育・子育ての心得を植物を育てることにたとえ「一の肥やしは主の足跡」と諺を紹介されました。良い肥料をあげることも必要ですが、一番大切なのは、どれだけ愛情をもって育ち具合を見取り、働きかけるかということです。その働きかけの主を増やしていくこと(学校・家庭・地域連携)も大切だと話されました。

 
    学校・家庭教育は、子どもたちの成長の土台となる重要なものです。将来、社会で活躍していく能力や社会性が身につくことを願っています。シカゴ大学のヘックマン教授は、「幼児教育の経済学」の中で、「子どもたちが社会的に成功するには、認知能力と非認知能力の二つが同程度重要である」と提唱しています。認知能力とは「IQや学力テストなど測定可能な知的な能力」、非認知能力とは「忍耐力、協調性、やる気などの社会性」のことです。
     学校や家庭教育を通し、毎時間の勉強や家庭学習などで認知能力を高め、道徳教育や躾などで非認知能力を育んでいます。愛情に触れることで、こどもたちは、人を信頼したり、素直に接することの土台となり、注意や助言を素直に受け止め、忍耐力や協調性などの社会性が育っていきます。褒められることで、子どもたちはやる気が出てきて、よりよい方向へ進むエネルギーが貯えられます。

 
    第2回学校の教育活動等に関するアンケートのご協力頂き、ありがとうございました。子どもたちの様子、保護者の皆さまの率直なご要望をきちんと受け止め、教育活動を進めていきたいと考えています。

 
    最後になりますが、子どもたちのよりよい成長を願った学校教育活動のご理解、ご協力をありがとうございました。来年も萩野台小学校が素晴らしい学校となるよう教職員が一体となって努力していきますので、よろしくお願いします。 


 

「自ら考えを持ち、進んで学ぼうとする姿」を目指して!

      「自ら考えを持ち、進んで学ぼうとする姿」を目指して!
                                               【後期学校課題】
                                                                                  12月 2日(水)

  11月5日に、石川県教育委員会・金沢教育事務所、津幡町教育委員会の後期学校訪問がありました。学校運営、授業実践、子ども達の学校生活の様子をみて行かれました。落ち着いた雰囲気で学校生活が送られていること、読書活動が充実していること、異学年での遊び、だまってもくもくとしている清掃、意欲的な授業、公的な言葉を使った発表など講評として頂きました。
  さらに、子ども達の成長のために、学校評価(学校・保護者・児童アンケート)、学力実態調査などから現状を分析し、後期学校課題【めざす姿-現状=課題】を掲げました。児童の「自ら考えを持ち、進んで学ぼうとする姿」を目指して、学力、授業指導力、心力向上にむけた以下の5点です。

 
         ①授業の「わかる・できる」感覚と学習意欲の向上
       ②柔軟な思考を大切にし、学びの主体が児童の授業設計
       ③言語活動を充実させ、表現力を高める取り組み
       ④組織的な学びをめざした分業体制の充実
       ⑤温かいかかわり合い 
 
  学校は、集団であり組織です。組織の中でこそ、個人の能力が発揮され、自己の実現が可能なのです。だから、学校全体で足並みをそろえて一つのことをやることによって、その成果が望めます。小さなことでもみんなで取り組み、成果を出すことです。
 
   例えば、
     12月8日の学力実態調査に向けた弱点補強や定着の学習活動
     新幹線読書萩野台号の2学期目標・高崎駅到着を目指した読書活動
     昼の歯みがき強化週間の取り組み
     お互いを認め合う温かい学級内の関係
     身なりや身の回りを整えた学校生活         など 
 
   他にもいろいろありますが、「そろえる」ことをエネルギッシュにやり遂げていく指導と姿勢がキーワードです。子ども達の健やかな成長を願って頑張っていきます。
 今後も、萩野台小学校の教育活動が、ますます充実するよう保護者の皆さまのご理解ご協力をよろしくお願いいたします。

     
       行動をそろえよう! 声をそろえよう!すると 心がそろい みんなの笑顔がそろう!