10日目が終わろうとしています
さっきから不気味な余震が続いています
今日も、受験生が学校にやって来て
大坪教頭先生の英語リスニング対策講座を
受けました
少しでも力をつけるよう
教員全員でバックアップしていきます
本校だけではなく
石川県の多くの教員のみなさんが
学校の垣根を越えて応援してくださっています
噂では金沢地区の若い先生方が
能登の受験生のために文房具やおやつを
準備してくださっているのだとか
中心となっているのは
金沢泉丘高校の山越康裕先生と塩田高基先生
おふたりとも飯田高校が初任校で
この現状に心を痛めているのだそうです
お昼には自衛隊の方による
温かいご飯と味噌汁の配給です
震災後初めての温かい白米です
これから被災後の報告書やらなんやらで
きっと必要になるんだろうなと
写真の整理を始めました
10日間でかなりの数になりました
すると
被災前にSNSで見つけて思わずスクショした
心に残る言葉があったので紹介します
「流されて辿り着いた先で
めちゃくちゃ頑張ればいいのよ
それが
自分の居場所じゃないかもしれない
と思ったとしても
与えられたことを必死にやるのよ
そうすると知らない扉が開くの
そこに新しい出会いがあって
どんどん違うステージに行く
その繰り返しよ」
自分が尊敬する
マツコ・デラックスさんの言葉です
なんだか今を暗示しているようです
今、いろんなところへ流されて
知らない場所に辿り着いた生徒がおおぜいいます
他地区に移り住んで転校を希望する生徒もいます
反面、道路が寸断されて未だ身動きさえできない生徒もいます
高校受験先を再考し始めた中三生も
それぞれの生徒がそれぞれの場所で
自分の学びたいことを
思う存分学べるようなシステム作りが
今与えられた使命です
受験生の学びはもちろん
1、2年生の今後の学びの保障についても
現在、教育委員会と連携をとりながら
急ピッチで進めています
明日の朝は氷点下になるそうです
どうか暖かくしておやすみください
生徒のみなさん
多くの方がみんなのことを見守ってくださって
応援してくださっています
愛知県でフリーランス・ライターをしていらっしゃる
福永文子さんからメッセージが届きましたので
シェアしますね
3年生の皆さんは週末からの共通テスト、そして大学受験と、未来を決める大事な時期だと思います。
皆さんは目の前やご家族、家の大変さでなかなか受験に集中できるような心境ではないかもしれません。
でも、だからこそ、皆さんの未来に視線をぐっと、広げてください。
受験に真摯に臨むことで、必ず皆さんの未来が切り開かれます。
あの地震を生き残った皆さんならば、やりたいこと、できることを必ず実現できます。
もちろん、もう進路が決まっている皆さんも同じです。
ご自分の命と周りの人たちの命を大切にして、進むべき道をしっかりとかき分けて歩んでください。
10日目の朝です
本校には市内の全ての避難所から
体調不良の方を一カ所にまとめ
集中的にケアする棟を設けています
DMATを中心とした
専門医、看護師、保健師など
専門スタッフが協力しあって運営しています
罹患していないの被災者の方や
ボランティアの方々とは
一切接触しない完璧な動線を確保しています
現在の収容者数は
コロナ16名
インフルエンザ1名
胃腸炎(ノロではない)3名
この劣悪な環境の中
これだけの人数で収まっているのは
奇跡といっていいと思います
昨晩も2名の看護師さんが
泊まり込みで看護にあたってくださっています
一睡もできていないみたいで
疲れもピークにきているようですが
「みなさん大変だから・・・」と
笑顔で対応してくださっています
このブログ
多くの方が読んでくださっているみたいで
たくさんの激励のお言葉をいただいています
本当に大きな力となります
やすらぎ小松にお勤めの桐生裕三先生が
石川県出身の哲学者である
西田幾多郎先生の言葉を送ってくださいました
「非常時なればなるほど
我々は一面において落ち着いて
深く遠く考えねばならぬと思う」
桐生先生とは昔、甲子園を賭けて戦った仲です
当時、後にドラフト1位でプロに入団する投手を擁するうちのチームを
1回戦で0-1で破った監督です
勝負師、桐生監督らしいお言葉です
今日は本来なら始業式の日
本当は来れる生徒がひとりでもふたりでも
始業式を決行するつもりではいたのですが
校舎の安全が保証できない限り
やはり生徒を集めるのはためらわれます
でも、ひとりで頑張っている受験生に
友達の顔を見て安心してもらいたくて
ひとりじゃないって思ってもらいたくて
顔を合わせる場面を設定しました
本校から今年共通テストを受けるのは38名
このうち、
住むところを失い親戚を頼って輪島を離れた生徒や
今だに道路が分断されていて出てこれない生徒がいたりして
今日集まったのは13名でした
2週間ぶりに逢う生徒を前にして
あれも言おうこれも言おうと
たくさん準備していたのですが
顔を見た瞬間、結局出た言葉は
「よう生きとったな!」
それだけ…
でも生徒の目は輝いていました
きっと大丈夫
確信しました
みんなで「愛は勝つ」を歌いました
昨年暮れ、惜しくも亡くなった
KANさんが遺したこの曲は
東日本大震災の際に
チャリティソングとして
多くの人の心を打ちました
そしてなんと、本校進路指導主事の
矢知先生が受験生の時の曲なのです
これを歌おうと思いたったのは昨夜
今朝早く、件の「奇跡の一軒家」に忍び込んで
タンスの下敷きになっていた
思い出のギターを引っ張り出して来ました
それから共通テストについての話をしました
聞いてみると
文房具もない生徒がほとんどだったので
職員室や進路指導室の瓦礫の下から
ありったけの鉛筆や消しゴムを拾い集めました
輪島高校は
共通テストの会場がある金沢市まで
車で2時間
毎年バスをチャーターし
ホテルもみんなで予約して
団体受験をしています
こんな状況ではありますが
今年も予定通り行きます
道路状況が悪く
普段の2〜3倍の時間がかかりますが
「緊急車両用通行許可証」を
県教育委員会がもらってくれました
これでスムーズに通れます
いろんな方が応援してくださっています
ありがたい限りです
力を発揮することが
全ての人への恩返しです
8日目も終わろうとしています
バタバタしていた割に
何をしたかと考えると???
調理室に忍び込み
奇跡的に無傷の電子レンジを数台発掘しました
少しでも温かいものを食べていただこうと
さっそく各フロアに設置しました
なんだかとってもいいことをした気分
と、ひとり悦に入っていると突然バチッ
一斉に使用したため
ブレーカーが落ちたようです
泣く泣く引き上げました
みんなを期待させてごめんなさい
ブレーカーを入れ直すため
自衛隊が駐屯している体育館に潜入
目の前に映画のような光景が広がります
グラウンドにも多くの重機が…
自分が高校生時代野球の練習をしていた
グラウンドがこんな姿になるとは…
震災前はこんな感じでした
グラウンド全体にうっすらと
氷が張った早朝のグラウンドです
今日も炊き出しをしていただきました
うっすら雪化粧の中
あったかいご馳走が嬉しいです
昨日お世話になった「Japan 元気塾」さん
今日は帰途についていたのですが
途中積雪のための倒木による通行止めで
ふたたび戻って来て
今日もうどんをご馳走してくださいました
よくよく見ると
味付けがちゃんと関西風
やはり地方によって
変えていらっしゃるのでしょう
細やかな心配りに感心しきりです
同じく昨日からお世話になっている
「Humanity First」さん
パキスタンやモンゴルの連合軍です
今日はキーマカレーをご馳走してくださいました
今日新たに加わったのは
大宮で天ぷら屋を営む「周平」さん
天丼をこしらえてくださいました
初めて炊き出しを行ったそうで
15時間もかけてお越しくださったんだとか
深夜になると
感染症病棟に段ボールベッドが
運び込まれます
市の職員や保健師さんたちで
必死の組み立てです
とにかく今日も一日が終わります
いろいろ走り回ってクタクタです
今日という日は自分にとっては
ただの一日だったけど
瓦礫の下で亡くなった方にとっては
どうしても生きたいと願った
一日だったんだろうなと思うと
この疲れこそが生きている証で
なんだか尊く感じます
明日は久しぶりに生徒に逢えます
8日目の朝です
外はすっぽり雪に覆われています
除雪が必要なほどの積雪はなく
ひとまずほっとしています
生徒を元気づけようと続けているこのコラム
他にも多くの方に見ていただいているようで
温かい励ましのメールなんかもいただいています
本当にありがとうございます
タイトルの「おこらいえ」について
どこかフランス語の響きにも似たこの言葉
これは輪島の「あまさん」の言葉です
意味は第1回のコラムを見てください
輪島の「あま」は
前田のお殿様(利家公?)から
特別に武士の称号を与えられた特権階級です
ですので多くの「あまさん」が住む町は
「海女町」ではなく「海士町」と書きます
現在避難所にも多くの方が身を寄せています
「じょー、おこらいえ」
「なだ、なにか」
など「海士町」の言葉が飛び交っています
輪島の「海士町」はとてもパワフルな町です
「おどらんな、じしんぐれえ、なしたちゃか!」
(てやんでえ、地震ぐらい、くそくらえだ…みたいな意)
とっても元気をもらいます
震災から7日目
全国から続々支援の手が
今日、本校に来てくださったのは
宇都宮からの「Japan 元気塾」さん
愛知からの「Humanity First」さんです
「Japan 元気塾」さんは
子どもたちの未来を創るための
社会貢献活動をしていらっしゃる団体で
今回は被災者の皆さんに
温かいうどんとおいしいお漬物を
振る舞ってくださいました
「Humanity First」さんは
英国に本部がある国際NGOで
東日本大震災など多くの支援を続けておられ
今回は温かいチャイ(紅茶)と
スパイシーな豆カレーを
ご馳走してくださいました
本来明後日から学校が始まるはずでしたが
校舎の安全が確保されないので
生徒を登校させる訳には行かず
学校再開の目処が立っていません
本校校舎は
1、2年生が学ぶ1号棟と
3年生が学ぶ3号棟があり
それを職員室のある2号棟が繋いでいます
今回の地震で2号棟が他の2つの棟から断裂し
斜めになり倒壊の恐れがあります
(避難民は1号棟に、感染対策棟は3号等にあり安全です)
生徒には次のようにメールで呼びかけました
避難所の様子をしっかり観察してください
誰がどのように動いているのか?
そしてしっかり考えてください
自分は誰かのために何ができるのか?
机の上で学ぶことだけが勉強ではありません
ボロボロになった自分の生まれた街から
決して目を逸らさないでください
大谷翔平選手が今回の震災に対して
100万ドルの寄付をしてくださいました
大谷選手は16歳の時に
東日本大震災で被災しています
当時一緒にプレイしていたチームメイトの中には
大切な家族を失った方もいるそうです
昨年全国の小学生に配られたグローブ
自分の記憶では
石川県の分は確かまだ各校には配られてないはず
だとすれば県のファインプレイ
これから被災した小学生に配られるグローブは
大きな勇気を与えてくれることでしょう
昨年3月11日に
WBCでチェコ戦に登板した佐々木朗希選手は
小学校3年生の時に同じく東日本日本大震災で
大切なお父さま、おじいさん、おばあさんを亡くしています
「つらさや悲しみは消えないけれど
たくさんの人たちに支えられて野球に打ち込めた」
と語っています
羽生結弦選手も
16歳の時に東日本大震災を経験し
避難所生活を余儀なくされています
自叙伝『蒼い炎』の中で
「今でも目を閉じるとたくさんのことを思い出す」
と語っています
つらい思いをしたからこそ
そしてそれを乗り越えたからこその
世界に羽ばたく強さと
そして優しさを兼ね備えた
素晴らしい3人のトップアスリートです
こんなに素晴らしい先輩たちがいるのだから
君たちにもきっとできる
そう信じています
今日
これまで連絡の取れなかった
最後の一人の女生徒が
学校に顔を見せてくれました
お正月を祖父母の家で過ごし
そのまま被災、道路の分断により
電波の届かない場所に
取り残されていたのだそうです
今日は5キロ以上の道を
瓦礫の山を越えて
歩いて脱出してきました
残してきた祖父母に
ヘリコプターで物資を届けて欲しいと
語っていました
これを書いている今、夜中の10時
不気味な余震が何度となく襲ってきます
自宅にいるのが怖くなって
新たに避難所に来るお年寄りを迎えます
遠くで叫び声が聞こえます
幻聴か?でも確かに…
亡くなった方の心の叫びか?
怖くなります
おそらくこの時間になっても
捜索を続けている方の声なのでしょう
今朝、124時間ぶりに救出された方の
新聞記事がありました
普通72時間が限界と言われているのに
一人でも多くの方の命を助け出そうと
諦めずに頑張っている捜索隊の方々に
感謝の思いでいっぱいです
地震から6日目
まだまだ震度5クラスの余震が襲ってきます
地震の前には不気味な地鳴りも
一睡もできなかった今朝も
トイレの水漏れ騒動から始まりました
懸命に雑巾で拭いていると
一緒に拭いてくださる方が…
見ると昔の教え子や
今の生徒のおかあさん
人の緣を感じます
人の緣といえば
支援の輪もどんどん大きくなってきています
直接持って来られる方や
メールで何が欲しいか聞いてくださる方
その方々には
ブログでおねだりしますと答えたので
震災後に欲しくなるものリストです
第1〜2日目
「水と毛布と懐中電灯、あればモバイルバッテリー」
空腹は感じません とにかく水
あと寒さがこたえました
夜の暗闇は異常に怖いです
配給が届くまでの2日間
最低これがあれば生き延びれる
これらは自分で準備すべきものですね
あとコンタクトの洗浄液がなくて
困っている人に貸してあげたら
ほとんどなくなってしまいました
第3〜4日目
「パンとラジオとゴミ袋、簡易トイレと甘い飲み物」
ようやくお腹が空きはじめます
何かを口に入れるとその結果として…
あと嬉しかったのが
NHKさんがくださったラジオでした
生活によるゴミが溜まり始めるのがこの頃
第5〜6日目
「パンツ靴下おせんべい、水の要らないシャンプー」
着の身着のまま逃げ出して
ずっと同じ服と下着
特に靴下を変えたいです
衣料が欲しくなるこの時期
せめて衣類の消臭剤があれば…
自分の身の回りでは
おせんべいがあっという間に
なくなりました
塩分を欲する頃なのでしょうか
今回うちの避難所に限っていえば
食料が圧倒的に不足しています
以上、あくまで個人的なランキングです
日によって必要なものは変わってきます
今でも瓦礫の下敷きになっている方も
いらっしゃる中贅沢は言えません
夕方から慌ただしい動きが
感染症対策室が設置されました
そういえば感染症が広がるのが
この時期なんですね
マスクも必要になってきます
地震から5日目
ついに電気が灯りました
本当は3日に点くはずだったのですが
北陸電力さん
電気保安協会さん
電気商会さん
それぞれの持ち場全てで
不具合があったそうです
順番に直してようやく本日復旧
本当にたくさんの人のおかげで
普通の生活が守られているんだなと
改めて感激です
電気ってこんなに明るかったんだ
まったりしていると
突然生物実験室からガス検知器の音が…
駆けつけてみると
異臭とともに目に飛び込んできたのは
倒壊した棚と散乱した生物標本
保存びんが割れてホルマリンが床一面に
復旧した検知器が一斉に反応したのでしょう
ホルマリンとはホルムアルデヒドの水溶液で
シックハウス症候群の原因となる
発がん性のある危険物質
ホルムアルデヒドは
メチルアルコールから水素が奪われてできます
アルコールから
水素(ヒドロゲン)が出ていくからアルデヒド
(ちょっと違うけど…)
輪高受験生のみんな
読んでるか?共通テストに出るかも
(私は化学の教員です)
ともあれ
これから入って来る避難民を
シックハウス症候群にする訳にはいきません
さっそく除染作業の開始です
水で薄めながら雑巾に吸い取らせます
手につくと手がホルマリン標本になるので
慎重に慎重に
ガラス瓶の破片を除けると
大の苦手のヒキガエル!
突然蘇ったらどうしようと
恐る恐るつまみ出します
次亜塩素酸で消毒して完了
検知器の警報音も鳴り止み一安心
午後3時過ぎから
避難民の受け入れが始まります
避難先は1、2年生教室と格技場
避難生活の疲れからかかなりイライラした方も
受付係はお医者さんと看護師さん
本来業務外に駆り出されているのに
クレーム対応までしなければならないなんて
なんだか教員の働き方みたい
協力してなんとかイライラをおさめます
中には「ご苦労様」と
優しい言葉をかけてくださる方も
なんやかんやで受け入れ完了が午前0時
長い一日だったな
毛布にくるまりこのコラムを書きながら
ウトウト…
「火事です!」突然火災報知器が…
数日前の恐怖が頭をよぎります
慌てて飛び起きて確認すると
火元は格技場
駆けつけてみると
みなさん何事もなかったかのようにスヤスヤ???
それでも報知器が鳴り止みません
消防署に通報して来て見てもらいました
原因は
ジェットヒーターによる格技場の温まりすぎ
外気温との差によって作動する報知器が
どうやら誤作動したようです
どうりで小さいお子さんが
毛布を蹴散らして寝ている訳です
一酸化炭素中毒も心配です
換気もすませて午前3時
キャー
今度は仮設トイレで悲鳴が…
駆けつけてみると
便器の外にでっかい「う◯こ」
ホルマリンの次は「う◯こ」の除染です
除染完了午前4時
少しでも休もうと横になっても眠れません
コラムでも書いていれば
そのうち眠くなるかなと思い
このコラムを書いていると
空が明るくなってきました
おはようございます
避難生活6日目の朝です
輪島高校を避難所として開設するため
教頭先生と2日から泊まり込みで
準備を進めています
昼間には何人もの先生やOB、OGが
手伝いをしてくれています
いろんな方に助けていただいています
各地の自衛隊の方々が
続々グラウンドに集まって来ます
頼もしい限りです
背景の傾いたビルが
震災の激しさを物語っています
なんでも終戦の翌日には
もう郵便が届いていたそうで
日本って国は本当に素晴らしい
街を歩いてみると
トルコから炊き出しのボランティアが
日本だけじゃなく
世界から支援の手が差し伸べられています
オンラインで生徒の安否を確認していますが
電波事情が悪いようで
3分の1しか回答が得られません
そこで教頭先生に避難所を回ってもらいました
すると前期の生徒会会長が
ほとんどの生徒の安否を把握していて
その実行力と生きる力に感心しました
彼は昨年、本校の100周年記念式典で
生徒代表挨拶を務めた生徒です
あまりに堂々とした挨拶に感動した校長は
「虎の涙」という限定販売の焼酎を
「二十歳になったら呑めよ」と
阪神ファンの彼に送ったのでした
その焼酎、震災で割れていないといいけど
昼になると「先生食べてー」と
生徒が食パンを持って来てくれました
スーパーで配ってくれるものを集めて
いろんな人に
配って歩いているんだそうです
本当は自分たちだって
お腹すいてるんだろうけど
ありがたくいただきました
ほとんど飲まず食わずだったので
心にしみました
ハクにもらったおむすびを頬張る
千尋の気持ちがわかるような
陽が沈むとあたりは真っ暗です
余震が起こるたびに怖くなるけど
その代わり星がとても綺麗です
「星が綺麗ですね」と語りかけたときの
最も悲しくなる返事は「星は綺麗ですね」
最もときめくのは「今なら手が届くかもしれませんよ」
これって何のオマージュかわかりますか?
国語が好きな人ならわかりますね
大好きな国語の授業を受けれる日が
一日でも早く訪れますように
輪島高校への進学を希望している
中学生のみなさん
大変な今だからこそ
未来をしっかりと見据えて
希望を失わずできることから
一歩ずつ着実にやっていきましょう
本日は高校入試の志願者心得を
お届けする日だったのですが
学校にはまだ電気が届いていないので
どうすることもできません
そこでとりあえず写真で見ていただきます
見にくくてごめんなさい
電気が復旧次第正式なもの
および定時制のものをアップしますね
4月にみなさんをお迎えできるよう
全力で準備していきますね
みなさんも負けずに頑張りましょう
焼け野原となった街を見に行きました
あちこちでまだ煙がくすぶっています
一面燃え尽くされた隅っこに
我が家だけポツンと残っていました
東日本大震災の時の
「奇跡の一本松」を思い出します
新聞等で報道されている写真には
写ることのない本当の端っこです
でも焼け残ったのは
実は奇跡でもなんでもないのです
こんな大火災になった時は
街区の端っこの家に
とにかく水をかけて
なんとかそこで延焼を
食い止めるのだそうです
確かに道を隔てた先には
炎が燃え広がった跡が
見られませんでした
街の全滅から守ってくださった
消防の方々のお力に
心から感謝申し上げます
我が家は
水浸しになりながら
なんとかここで炎を食い止めようと
必死で持ちこたえていました
そう思うと
自分もしっかりしないと
生徒のために何ができるか考えないと
力が湧いてきます
家の中に入ってみました
水をたっぷり吸った床を踏むと
ふにゃふにゃでした
到底住むことはできないので
いずれ取り壊されます
「本当によくやった」
褒めてやりたいです
新婚旅行の思い出の
コアラのぬいぐるみだけ
持ち出して来ました
1月9日に始業式を行うことができるのか
できたとしても全員揃うのは
難しいだろうから
始業式で話そうと思っていたこと
ここに記します
今日はたしか箱根駅伝の復路の日
それどころではない輪島市では
どこの第六走がトップで箱根の山を下るのか
確認しようもありませんが…
箱根駅伝は1920年に始まって
今年で第100回
1923年に創立した本校も
今年創立100周年
あれあれ?
3年のずれが?
そう
箱根駅伝には
途中3回の中止の歴史があるのです
日本が中国に戦争を仕掛けた昭和14年
東京師範学校(現在の筑波大学)の選手のもとに
召集令状いわゆる赤紙が届きます
召集令状とは
戦士として戦場に赴けという命令であり
受け取った方の中には
君たちとそう年の変わらない方も…
多くの若者が特攻隊として
「靖国で逢おう」を合言葉に
敵艦に体当たりして
若い命を散らしました
靖国神社とは
坂本龍馬や西郷隆盛
この国を作るために
命を落とした方々を祀った神社で
戦争で亡くなったら英霊として
その神に招かれると
信じられていたのです
山下りを得意としていた彼は
第六走つまり2日目の第一走を
走ることになっていました
ところが召集令状の命令は
まさにその2日目までに
熊本まで来いというもの
自分の夢であった箱根は走りたい
でも軍の命令は絶対
箱根を走るのは不可能に思えますが
ある工夫によって
夢であった箱根を走り切ります
その工夫とは…
どうしても箱根を走りたかった彼は
急きょ第一走と交代し
襷を渡したあとそのまま
熊本行きの列車に飛び乗り
戦地へと赴いていったのだそうです
その出来事の翌昭和15年
箱根駅伝の中止が軍部から申し渡されます
ここは戦争に必要な物資を運ぶ重要な道である
兵隊さんがお国のために戦っているときに
そこを走るとは何事か
結局昭和17年までの3年間
箱根駅伝は開催されませんでした
ところが箱根を走りたいという選手の熱意が
昭和18 年ついに軍部を動かします
戦禍が激しくなって来ている中
そんなことは不可能に思えますが
大会の運営方法に工夫を加えることで
箱根駅伝が復活します
その工夫とは
スタート地点とゴール地点を
靖国神社に変更したのです
我々はお国のために走るのです
靖国を飛び立ち
そして靖国へと帰って行くのです
そう軍部を説き伏せたそうです
どんなに困難な場面であっても
工夫次第で道は拓ける
箱根駅伝にまつわるふたつの話は
このことを教えてくれています
今輪島市は復興に向けて歩き始めました
道のりは遥か遠いけれど
工夫を重ね歩んでいきましょう
今、石川県は大変な状況になっています
とりわけ輪島市は地震による倒壊に加え
大火災によって
住む場所を失った生徒がほとんどです
1月2日(火)震災後初めて学校に入りました
あまりの酷さに絶句
私は教師として真の教育とは何か
常に問い続けて来ました
ある時ある先生の教育実践に出会い
その時から
これが真の教育であり
教育の原点だと思うようになりました
それ以来そうありたいと思い
これまでの教員生活を送って来ました
これは心の中に思い続けるものであり
決して退職するまで
他人に話すことはないだろうと
思っていたものなのですが
その先生の教育実践とは
お名前までは覚えていませんが
戦後の焼け野原で子供達を集め
何にもない広場で
教科書もノートも使わずに
どんな時も学ぶことを止めてはならない
そう語りかけ
子供たちに希望を与え続けた先生の
エピソードです
教師がチョーク一本で
語りながら板書し続けて
生徒はひたすらそれを書き写す
そんな授業スタイルを
「チョーク&トーク」といって
昭和を代表する時代遅れな教育と
最近では揶揄されることも多いのですが
ICT機器など最新の教育機器が
使えないような状況になったとしても
チョーク一本で
どれだけ子供達を惹きつけ
希望を持たせる授業ができるのか
これこそが
「チョーク&トーク」の真髄だと思います
このことを常に考えて
自分の授業を磨き続けてきたつもりです
輪島市は今
ウクライナの戦場の様相を呈しています
でもそんな中でも
決して学ぶことを止めてはならない
それを生徒たちに伝えたい
強く強く心の底からそう思います
一日も早い学校の再開を目指します
どんな状況からでも
輪高は立ち上がります
生徒のみなさんは
学校再開のその日まで
自分で学び続けていてください
2年生が取り組んできた探究活動
「WAJI活」の発表会です
予選を経て選ばれた5組が発表です
寺下さんは
「輪島の防犯対策」
防犯に関するWEBサイトを
作成中だそうです
村田さんは
「冬にアイスが食べたくなる理由」
日本が世界に誇る
バラエティー豊かなアイスを紹介しました
簏さん、坂下さん、升井さん、干場さんは
「輪島でイベントしよう」
場所探しのため実際に交渉した様子や
イベントのアイデアを紹介してくれました
新本さん、浅見さん、石山さんは
「輪島で昆虫食」
コオロギ食のメリットデメリット
コオロギ食を実際に作って試食するそうです
橋本さんは
「味の感じ方の違い」
苦手な食べ物を克服する方法を
科学的に考察しました
輪島市高校魅力化スタッフの皆さんにも
お越しいただき質問や助言をいただきました
それぞれに工夫を凝らした研究と
堂々とした発表でした
2学期の保護者懇談が始まります
その際、成績表をお渡しします
今回、2年生の「公共」で赤点続出です
そこに込められた学校の意図を説明します
「公共」とは
現代の諸課題を
追及したり解決したりする活動を通して
平和で民主的な社会の形成者としての資質を
育成することを目指す科目です
いわば、未来を生きる若者にとって
今回の教育改革の内容を
最も踏まえるべき科目なのです
① 最初のメッセージ
「定期テストだけで成績は決まらない」
今年度より中間テストをなくしました
1学期の期末テストで得点できなくても
普段の提出物や小テストなどを加味し
ほとんど赤点をつけませんでした
ただ、提出物の内容を見ると
他者の考えをコピーしただけのものが多く
課題を残しました
② 続くメッセージ
「授業で学んだことをもとに考察する力」
2学期の期末テストでは
パソコンと授業プリント持ち込み可とし
紛争やコロナ対策など
現実に起こっている問題に対して
解決に向けた取り組みを考察させました
ただそれでは
生成型AIに回答させる恐れもあるため
授業で学んだことを踏まえないと
AIに質問できない工夫をしました
普段の授業に対する取り組みも
同時に評価できるテストにしたため
2学期はテストの比重を高く評価しました
その結果、赤点の生徒が多くなっています
今回のテストの前後で
生徒の授業に対する取り組みに
変化が見られるようになりました
これまでノートをとらなかった生徒が
ノートをとるようになりました
ノートをとっていた生徒も
ただ書くだけでなく
重要な視点や考え方のポイントなど
自らの考えを記述するようになりました
輪島高校では
成績表を
生徒に優劣をつけるツールではなく
生徒が自らの立ち位置を確認し
次の成長に向けた指針となるもの
と捉えています
今回赤点がつかなかった生徒は
新しい時代に求められる学力が
身についてきていると
ぜひ自信を持ってください
今回の赤点は
あくまでプロセスを評価したものです
評価の観点が変わったことも
改めて生徒に説明し指導してまいります
保護者のみなさまには
以上の点をご理解いただき
見守りくださいますよう
お願いいたします
12月21日(木)
1年生の家庭科の授業で
SMBCコンシューマーファイナンス株式会社より
岡元慶介氏をお招きし
「投資」に関する特別授業を実施しました
株式体験ゲームでは
ひとり10万円を元手に
ゲーム会社の株式を売買しました
株価の上下に生徒は一喜一憂し
歓声を上げる生徒もいました
中には4年後に20万円以上に
資産を増やした生徒もいました
投資は決してギャンブルではなく
情報と予測でリスクを下げることができること
そのためには社会の動きに
目を配ることが必要であることを学びました
女子高校生と理系女性企業人が
オンラインで進路について語り合う
「理系ブロッサム」が
三菱みらい育成財団主催で
12月16日(土)に行われ
本校から1年生女子3名が参加しました
全国から200人近くが参加したこのセミナーでは
理系女性企業人の実際の仕事や働き方について話を聴き
理系の価値や魅力を再発見し
進路選択や将来に役立つ情報を得ることができました
女子は文系、男子は理系というイメージを持ちがちで
実際に理系科目の成績を比較すると
確かに日本では男子の方が高いです
ただしこれは男女の脳の性差によるものではないことが
最近の研究でわかってきています
実際に女子の方が理科数学の成績が良い国があります
フィンランド、スイス、デンマーク、スウェーデンなど
これらの国にある特徴があるのに気づきますか?
女子カーリングのランキングとほぼ一致するのです
カーリングといえば氷上のチェスと呼ばれるように
理系の頭脳が求められる競技です
とすれば
国際ランキング上位の日本女性は
充分に優秀な理系センスを持ち合わせているはずです
世界に羽ばたく女性研究者が育ってくれることを願います
学びウィークの3日目
学びの心に火をつけるさまざまな取り組みを実施しています
1年生全員を対象に
がん教育に関する授業です
実際に早期発見により白血病を克服された
和田真由美さんを能美市からお招きし
その体験と
がん検診受診の大切さをお話していただきました
輪島市のがん罹患率の高さと
がん検診受診率の低さを学びました
その上で
大切な人にガン検診を知ってもらうには
どうすればいいか
グループ内でアイデアの交換を行いました
ぜひご家庭でもがん検診の重要性について
話し合ってみてください
学びウィークの3日目
学びの心に火をつけるさまざまな取り組みを実施しています
大学入試共通テストにおける教科「情報」対策です
現在の高校2年生より
共通テストに教科「情報」が課せられます
初めての経験で全てが手探りの中
講師としてMAZDA Incredible Laboの
松田孝氏をお招きし特別講座を実施しました
講座では特に差がつくと予想される
プログラミングの領域について
実際の問題に挑戦してみました
学びウィークの1日目
学びの心に火をつけるさまざまな取り組みを実施しています
司書の山下先生による読み聞かせと
読書の大切さを伝える講座です
ビジネスコースの1年生が対象です
進路ガイダンスです
大学、短大、専門学校29校を招きました
普通コースの1、2年生は
希望する学校3校のブースを周って
説明を受けました
ビジネスコースの1、2年生は
働き方に関するワークショップです
大学教授を招いてのハイレベル数学講座です
微分積分がどのように実社会に結びついているのか
発電との関係を中心に学びました
1、2年生の希望者を対象に行いました
予想を上回る29人の生徒が参加しました
外部からの一般参加者も4名加わりました
明日より今年度3回目の「学びウィーク」が始まります
これは今年度より実施している学び方を学ぶための取り組みで
学びの心に火をつけるようなさまざまなしかけをしています
これまでに実施した2回では
「学びウィーク」後の家庭学習時間が伸びている
という結果が出ています
今回の初日である12日(火)は
3~4限に、1・2年生全員を対象に進路ガイダンスを行います
北陸地方の大学、短大、専門学校29校を招き
学校説明と質疑応答を行います
保護者のみなさまも参加できますのでぜひお越しください
詳しくはこちらをごらん下さい
午後には
ビジネスコース1、2年生には検定合格に向けた特別講座を
普通コース1年生には、英語のパフォーマンステストを
また、普通コース1、2年生の希望者を対象に
大学教授を招いて微分積分特別講義を行います
3年生は
大学入学共通テストを受験する生徒へはマーク演習
その他の生徒は放課となりますので
自動車学校へ行くこともできます
輪島市高校魅力化プロジェクトでは
地域課題探究×国際交流プログラム
に取り組んでいます
オンラインを利用し
問題を発見する力
問題を解決する力
を高める取り組みです
3回目の今日は
地域の課題を解決するアイディア出し
3人の1年生が参加しました
「四則演算アイディア発送法」
を学びました
機能を追加すると?(足し算)
機能を減らすと?(引き算)
別の何かと掛け合わせると?(掛け算)
何かの機能を取り除くと?(割り算)
高校生が使えるワーキングスペースが欲しい!
という地域課題について
3人でアイデアを出し合いました
1年生普通コース集会で
次の話をしました
模擬試験の結果が返ってきました
上位層の生徒が頑張ってさらに上がりました
ただ中位層の生徒が下がっています
国数英の基礎学力が必要です
冬休みから1ヶ月間
学年を上げて学力強化月間とします
課題をしっかりこなしましょう
数学では二次関数と三角比を
英語では長文読解を強化します
来週から今年3回目の学びウイークが始まります
個人の頑張りが学年の雰囲気を作ります
高校生になれているかチェックをしました
⬜︎Chromebookでは隙あらばゲームをする
⬜︎考査の復習はしない
⬜︎歯磨きは集団で10分以上かけて行う
など7項目
1つでも当てはまれば
まだ高校生にはなれていません
高校卒業後の進路は一人ひとりです
今大学進学を考えていない人もいるでしょう
でも3年生で突然進学したくなる人
今まで何人もいました
あなたは行きたくないかもしれないけれど
行きたい人も確実にいるのです
その人たちに気を配った
生活態度が求められます
昭和の大学入試と
令和の大学入試は大きく違います
キーワードは
探究力
読解力
文章力
これらを身につけるのは
3年生になってからでは遅いです
多くの大学入試では小論文が課されます
理由は簡単
これからの時代に求められる力だから
自分の言葉で考えを伝えるを
身につけましょう
今日は輪島中学校で
3年生とその保護者の皆さんを対象に
高校説明会をしてきました
高校を卒業した後に必要となる力をテーマに
輪島高校がどのようにその力をつけているのか
1年生の泉豪さんによる発表をメインに
聞いていただきました
泉さんが今年取り組んだテーマは
名探偵コナンくんの映画のシーンを題材に
そのパワーを科学的に考察するものでした
授業で得た知識をもとにして
探究し思考を深めていく過程を見てもらいました
若手の教員が自主的に研修です
生徒が期末テストで頑張っているこの時期
先生も積極的に学びます
石川県の公立学校では
若手教員養成プロジェクト
通称「若プロ」を各校で行っています
今日は養護教諭の栃木先生から
カウンセリングの基本について学んでいます
生徒に話しやすさを感じてもらう受容
生徒に理解してもらえてると感じさせる共感
生徒一人ひとりに寄り添える教員目指して
真剣に学びました
今日から期末テストが始まりました
2年生の公共の授業では
思考力を評価するため
ひとり1台パソコンを用いてのテストです
授業で身につけた知識に加え
検索能力も含め
実際の判例をもとに
自らの考えをまとめるなど
様々な応用力を測るテストです
基本的な知識については
普段の授業で行っている単元テストで
評価しています
11月30日から期末テストが始まります
落ち着いて授業に取り組んでいます
家庭でも主体的に学習しているようです
家庭学習時間が伸びてきています
それぞれの学年のトップ20の
1日の平均家庭学習時間は
1年生4時間40分
2年生4時間30分
3年生5時間40分です
また今年から考査を年3回だけにして
授業中の単元テスト等も成績に加えるため
1回のテストへの重圧が減ることで
心身の不安を訴えて欠席する生徒が激減しています
本校では
「総合的な探究の時間」の授業などで
WAJIMAの活性化をテーマに
探究活動を行っています
これまで行ってきた
英語での朝市ボランティアガイドや
輪島塗のデザインと即売会
フランス研修などもそれらの一環です
今回、先生方が集まり
この活動をすることによって
生徒にどんな力をつけてほしいのか
再確認のための研修を行いました
11月26日(日)
休日を返上して
ビジネスコースの生徒たちが
ビジネス文書実務検定に挑戦です
1年生は全員3級取得を目指し
2年生は2級または1級に向けて
就職が決まった3年生の中にも
更なる高みを目指して
自主的に受験する生徒がいます
社会に出て役にたつスキルを身につけるべく
みんな真剣です
今日は11月11日
ポッキーの日です
他にも箸の日や
いい獣医の日など
この日は1年で2番目に
記念日の多い日で
50近くの記念日が登録されています
11人と11人で戦うことから
サッカーの日でもあります
予選リーグで2勝した
サッカー部は
決勝トーナメントで
鵬学園と対戦し
惜しくも敗れました
十一と十一の対称性から
鏡の日ともされています
毎日鏡の前で練習している
ダンス部は
健康の森での「林業まつり」
マリンタウンでの「里山里海まつり」
でパフォーマンスを見せました
顧問の川端先生曰く
ダイナミックなダンスを
見せてくれるようになったとのこと
ちなみに
1年で最も記念日が多いのは
10月10日だそうです
今日はあいにくの雨
昨日勝ち進んだ
サッカー部をはじめ
各地で熱戦を繰り広げています
和太鼓部は
金沢市文化ホールで
演奏会と講習会です
男子バレーボール部は
今日も1勝し
ベスト8をかけて
大聖寺高校と対戦しましたが
敗れてしまいました
初心者からスタートしたチームですが
日々の練習で着実に力がついています
先輩後輩の繋がりもしっかりしていて
今日も応援に駆けつけてくれています
輪島市高校魅力化プロジェクトでは
昨年に引き続き
地域課題探究×国際交流プログラム
を行っています
2回目の今日は
北海道、東京、愛知
そして宮崎の高校生と
オンラインで交流です
本校からは5人の1年生が参加
前回出された宿題
「地域にどんな課題があるか?」
について
具体的な解決方法を考えました
アメリカの空港で実際にあった
「手荷物引渡し所の待ち時間が長い」
というクレームに対する
課題解決の例を聞きました
その解決方法とは
搭乗口から引渡し場までの通路を
わざと遠回りさせるというものでした
搭乗客への聞き取りの結果
時間がないという苦情ではなく
何もせず待たされるのが苦痛である
ということに原因があることが
わかったからです
まず「課題の解像度を上げる」
ことの重要性を学びました
気持ちのいい秋晴れの日
各地で新人大会が行われています
男子バレーボール部は
若宮体育館で
星稜高校と
卓球部は
いしかわ総合スポーツセンターで
穴水高校と
サッカー部は
金沢市民球技場で
羽咋工業・志賀合同チームと
バドミントン部は
金沢市総合体育館で
男子は小松工業と
女子は田鶴浜高校と
それぞれ対戦しました
吹奏楽部は
国立のと青少年交流の家で
研修会に参加です
今日はハロウィン
この日になると思い出すことがあります
1992年のこの日
アメリカに留学していた日本人が
大切な命を落としました
パーティーに招かれた彼は
仮装をして訪問先を訪れます
ところが訪問先を間違えてしまうのです
訪れられた家主は
怪しい者が入って来ようとしているので
銃をかまえ
「Freeze!(動くな)」
ところが彼は
「Prease!(どうぞ)」
と聞き間違えそのままドアを開き
銃の犠牲となってしまったのです
彼のご両親はその後
アメリカの銃規制に向けて立ち上がり
日米で集めた182万人の署名の一部を
大統領に手渡し
銃規制の法律の成立に寄与しました
ご両親は
「アメリカを憎んでも何も生まれない
むしろ銃のない日本の社会の姿を
アメリカの若者に伝えたい」
とアメリカから高校生を日本に招く活動を
続けていらっしゃるのだそうです
輪島高校では教員が
「ここだけは誰にも負けないという授業を
まずはひとつ作ろう」
を合言葉に授業力日本一を目指しています
今日は、21Hの保健(冨水先生)へおじゃましました
テーマは「どうすれば幸せになれるか」
授業ライブ風にお伝えします
「あなたは、自分のクラスと番号言えますか?
4桁以上の数字を覚えることができる人は
脳の構造上、東大生と変わりません
勉強が面白いと思えたかどうかの違いです」
人生は思い込みの差
「自分で頑固な人は手を挙げて」
何人かが手を挙げます
「あなたたちは素直です
なぜなら素直に手を挙げたからです」
「ネガティブな人手を挙げて」
何人かが手を挙げます
「この中にネガティブな人はいません
なぜなら今歩けているからです
自分が赤ちゃんの時に
歩いている他の人を見て
自分にもできるはずだと
ポジティブに挑戦したからです」
「人の思い込みは85%は6歳までに作られます
自分でできないと思っている人は
その時までに出会った大人に作られているだけです
できないという思い込みは
自分で変えることができます」
人間が幸福を最も感じる瞬間は?
「それは、ありがとうと言われた瞬間です
人を喜ばせることのできる人は
自分自身幸せになれる人です」
生徒は目を輝かせて聴いていました
これからの時代を生き抜く力をつけるため
3年間を見据えた計画的な探究学習を進めています
1年生でこれまで取り組んできたのが
「不自由研究」
テーマは教員が準備したもの
なので「不自由研究」
その枠組みの中で
探究の型を身につけるため
研究の一連の流れを経験します
10月26日(木)発表会を行いました
それぞれのグループの代表者による
プレゼンテーションが行われました
「猫島」について調べた稲木茉那さんは
「海」と「猫」のコラボの魅力に気づき
思いがけないものどうしのマリアージュによる
観光資源の発掘の可能性を提案しました
「輪島カルタ」の製作に取り組んだ上平遥さんは
日常のあらゆる場面に潜む楽しいことに気づき
前向きな高校生活へのヒントをくださいました
「絶滅した動物」について調べた大畑瞬星さんは
単なる調べ学習にとどまらず
現代ならこの動物は生き残れたか
様々な視点から自分なりの
結論を導き出しているのが素晴らしかったです
「輪島の魅力」動画を制作した久保穂乃佳さんは
女性観光客が何を求めているのか
そのマーケティングを踏まえ
顧客ターゲットを絞った
魅力たっぷりの動画を披露しました
白崎萌々子さんと宮崎葵衣さんは
英語と韓国語で
「朝市」の魅力を伝えました
コロナが収まり
インバウンドをどう捉え直すか
これからの輪島市の課題です
「名探偵コナン」を研究した泉豪さんは
動画解析の結果から
コナンくんの垂直跳び能力や
蹴ったボールの速度とそのエネルギー
物理法則に則って計算しました
さらにはその能力を発電に転化した場合の
経済効果にも言及しました
そのほか書ききれませんが
ほかの皆さんも魅力ある発表でした
輪島高校では教員が
「ここだけは誰にも負けないという授業を
まずはひとつ作ろう」
を合言葉に授業力日本一を目指しています
今日は山下友子先生の保健の授業にお邪魔しました
クラスは1年3組
感染症に関する単元でした
「新型コロナウイルスは江戸時代の日本で流行するか?」
という問いにみんなで考えを深めました
まずひとり1台端末を用いて
感染症流行の歴史と背景を調べます
エボラウイルス
コレラ
マラリア
鳥インフルエンザなど
様々な感染症について分担して調べた後
グループ内で得られた知識を共有します
グループで話し合うと
感染症ごとの
地域、原因、年代、感染源などの
共通点や違いが明らかになってきました
地理や歴史などの授業と組み合わせると
教科横断的な深い学びに発展する
まさに日本一の授業に近づく可能性のある授業でした
10月22日(日)
朝市で観光ガイドのボランティアをしました
参加したのは
3年生、佐渡さん
2年生、田端さん
1年生、白崎さん、久保さん、森谷さんの5名です
秋晴れに恵まれ多くの観光客で
賑わっていました
海外からのお客様に
積極的に英語で案内をしました
秋もすっかり深まって来た
10月21日(土)
美川スポーツセンターで
「いしかわ高校科学グランプリ」が開催され
本校からも1チーム出場しました
出場したのは
2年生の精鋭8名
午前中は
数学、理科、情報の筆記試験に
午後は
被災地に物資を届けることを想定した
実技問題に挑戦です
出場選手はこれまで
昼休みや休日を活用した
「コア輪島チームサイエンス」で
特訓してきました
校長も化学を担当しました
ちょうど先週の土曜日に対策をしたところが出題されたけど
解けたかな?
大会が終わった後も
理科数学のハイレベルな「コア輪島」の講座は
継続していきます
輪島高校では
「ここだけは誰にも負けないという授業を
まずはひとつ作ろう」
を合言葉に授業力日本一を目指しています
今日は3年生ビジネスコースの
国語表現(川端先生)にお邪魔しました
電話応対における適切な話し方を学びます
シートに話すべき内容を
短くもれなくまとめ
それを活用しながら
実際に電話を掛けます
電話の向こうには各執務室の教員
多くの先生の協力をいただき
生徒は慣れない応対に緊張しながら
真剣に取り組んでいました
ビジネスコースでは半分近くの生徒が
卒業後すぐに就職して働きます
社会人としての基本を学ぶ
実践的な授業となりました
10月7日(土)文化会館で
創立100周年記念式典が執り行われました
時は大正の終わり
半島の先っぽにある
漆と漁業の小さな町、輪島
当時は陸の孤島であった
この地に生まれた子に
高等教育を施すには
故郷を捨てて
金沢に一家転住するしかない
そんな時代に
奥の能登で初めての県立中学校
輪島中学校が
続いて輪島高等女学校が
産声をあげました
新たな学び舎は
鳳至郡輪島町におかれました
「鳳至」の意味は
伝説の霊鳥「鳳凰」が産まれ育つ地
そしてこの「鳳凰」は好んで桐の木にとまるとされ
これに因んで本校の校章には
桐の葉があしらわれています
そして戦後の教育改革の下
輪島中学校と高等女学校がひとつとなり
新制輪島高校は生まれました
新しいことへの漠然とした不安から
男子校と女子校が一緒になることに
一部の保護者や卒業生からは
猛烈な反対があったそうです
しかし
こういったいわゆる過去への忠実が
新しい教育への妨げになってはならないと
当時の関係者は反対を押し切って
男女共学を実現しました
これらのことは
50年前に発刊された
50周年記念紙に綴られています
式典では、
生徒の皆さんの
式に臨む態度
お客様への挨拶
全てが素晴らしかったと
多くのお客様から
お褒めの言葉をいただきました
生徒玄関にラベンダーが咲いています
ところがここは
近所の野良猫のトイレになっています
追い払っても脅しても
猫が嫌う匂いを撒いても
一向に止みません
毎朝の糞掃除が校長のルーティーンでした
ところがです
ある日猫に優しく話しかけてみました
「毎日遊びに来るのはいいけど
ここは生徒が毎朝通るところ
お願いだからウンコは他のところでしてね」
するとそれ以来、
ピタっと糞害がなくなったのです
それから約2ケ月
三つ子の赤ちゃんが産まれました
「ウンコのしつけお願いね」
と頼んでおきました
10月3日(火)から6日(金)の日程で
「学びウィーク」が行われています
3日目の活動は…
(1)学びカルタ
1年生普通コースを対象に
輪島市高校魅力化プロジェクトの
お力を借りて
進路を考えるための
取り組みを行いました
世の中にはどんな学問があって
それぞれの切り口で
どのように社会の課題にアプローチできるのか
ゲームを楽しみながら学びました
学問に対する視野を広げて
大学入学後のミスマッチをなくす
有意義な活動になりました
10月3日(火)から6日(金)の日程で
「学びウィーク」が行われています
(1)英語パフォーマンステスト
中間テストを廃止した代わりに
各教科では単元テストを
小刻みに設定しています
これまでのように
わずか年間5回のテストで
成績が決まるのではなく
普段の頑張りを
丁寧に評価するようにしています
英語のパフォーマンステストも
そのひとつです
話す力、聞く力を試します
質問をよく聞き
自分の考えを
自分の言葉で表現します
(2)「コア輪島」チームS
チームSのSは Science のS
ハイレベルな数学理科を学びたい生徒向けの
選択制の講座です
対象は1、2年生
10月に行われる
「科学グランプリ」にも出場します
今日は数学と化学に分かれて
特訓しました
化学では東大入試問題を題材に
化学的なものの考え方について
実践的に学びました
来春にはサイエンスツアーで
つくば研究都市や科学未来館などのツアーも計画中です
ホンモノに触れホンモノに学ぶことがコンセプトです
10月3日(火)から6日(金)の日程で
今年度2回目の「学びウィーク」が行われます
今年度より、1、2学期の中間テストの代わりに
「学びウィーク」を設定しています
「学びウィーク」では
午前中4時間授業を行ったあと
午後は各自で必要な学習を自学します
1学期に引き続き2回目の今回は
慣れてきたのかかなり落ち着いて
真剣に取り組んでいます
大きな目的は次の2つです
(1)「やらされる勉強」からの脱却
「学びウィーク」では各自で
学習する教科をコーディネートします
あるクラスでは
やりたい教科ではなく
やらなければならない教科を選べ
と指導しています
教員に質問しに行ってもいいけど
教員は質問に直接は答えません
あくまで学ぶ方法を教えます
(2)「テストがあるから勉強する」からの脱却
1学期の「学びウィーク」の後
昨年度との家庭学習時間を比較しました
すると驚くべき結果が見られました
特に1年生において顕著で
中間テスト中(昨年度)は平均4時間
学びウィーク中(今年度)は2時間
これは致し方ありませんが
注目すべきはその後です
昨年、中間テストが終わったら1時間に激減
テストが終わったら途端に学習しなくなりました
ところが今年「学びウィーク」が終わった後は
2時間半と逆に微増しているのです
学び方が身についた
効果を実感できました
また、Benesseのスタディーサポート
(学びのためのアンケート調査)
の結果においても、
授業の予習復習および宿題以外の
学習時間が増えているとの分析がなされています
わずかずつですが
自分で学ぶ姿勢が身についてきています
「中間テストがなくなって勉強しなくなるのでは?」
「自学の制度は輪高生には時期尚早では?」
との不安の声を一部の保護者からいただきましたが
そうならないよう指導してまいりますので
ご理解をお願いします
また、ご家庭での学習状況を
お知らせいただけると改善に繋がります
よろしくお願いします
輪島市学習センターで1年生を対象に
「文理大解剖」が行われました
視覚優位、言語優位、聴覚優位
性格診断のあと
それぞれに適した参考書と学習法を教えていただきました
今日は夏休み中に行われた文化祭の代休日です
生徒のみなさんは4連休となります
コロナやインフルエンザが流行り始めていますので
しっかりと体調管理をしてください
この日を利用して輪島市学習センターで
3年生が共通テストチャレンジに取り組んでいます
時間を測って本物さながらの緊張感で頑張っています
高校野球秋の大会が始まりました
1回戦は県立球場で羽咋高校と
初回、宮下くんが外の球に上手く合わせて先制
先発は秋田くん安定の投球で初回を三者凡退に
3回、再び宮下くんのタイムリーで3点目
秋田くんは3回まで1人の出塁も許さずパーフェクトに抑えます
6回からは宮下くんが登板です
7回からは濱田くんが抑えのマウンドへ
7ー3で初戦を飾りました