トップページ

学校日誌

錦高日記10月13 日(火) ~1年生 探究活動~

 本校の時間割では、毎週火曜日と金曜日の7限目に、探究活動またはLHが入っています。それぞれの学年がどのような活動をしているのか、のぞいてみました。

 まず、1年生です。最近の1年生の探究活動は、10月20日(火)に行われる予定の『フィールドワーク②』に向かって、質問事項や場所の確認などを行っています。グループによっては、地図を見たり、訪れる店舗の情報を得たりするためにスマホも活用していました。メンバーと話し合いながら、必要な情報をワークシートに書き込んでいました。入念な準備が、充実した体験活動に繋がります。

    

錦高日記10月12日(月) ~身体計測の実施~

 本日の午後に「身体計測」が実施されました。例年4月に行っている年に一度の、生徒たちの大事な成長記録会は、コロナ禍によって大幅に延期されており、ようやく今日行うことができました。視力、身長、体重、聴力、視力の4項目の計測は、密を避けるため、各検査会場に入れる人数を制限して行うなど工夫して行ったため、例年よりもかなり時間がかかっておりました。さて、昨年の記録と比較し、自分がどれくらい成長できたのかが大変楽しみですね。(是非、夕食時にでもお子様の話を聞いてあげてください。)

 気温が下がり体調管理が難しい季節となってきましたが、今後もしっかと食事を取り、良質の睡眠、適切な運動を行うことなどで、新型コロナウイルス感染症の予防とともに、健康な心身を保っていってほしいと願っています。

     

錦高日記10月9日(金)Ⅱ ~2年生 修学旅行の活動選び~

 本日の7限目、2年生の教室ではきれいな色合いのパワポが目立ちました。内容は沖縄修学旅行。今日は一人一人が選べる沖縄での活動の紹介でした。自然体験コース、文化体験コース、世界遺産コースと分かれ、生徒たちはキラキラした目で、食い入るように画面を見つめ、先生の話を聞いていました。コロナ禍ではありますが、このような生徒の姿を見ていると「行かせてあげたいな~」と思います。想いが強ければ願いは叶う!? みんなの想いで、一生の思い出を手に入れよう!!

    

錦高日記10月9日(金) Ⅰ~次の目標に向けてⅡ・・・~

 本日の放課後の化学実験室では、10月17日(土)に行われる「いしかわ高校科学グランプリ」に向けて、実験競技に対する学習会を行っている2年生有志の姿をみることができました。彼らは、”シクロヘキサン”という油を気化させ、その際の測定データからこの化合物の分子量を求めることに挑戦していました。コロナ禍では授業で多人数になる実験がなかなかできない状況があるのですが、学校として彼らの挑戦をできるだけバックアップしていこうとしております。

 また、教室では大学進学を志す全国の3年生ほぼ全員が受験する記述型模試を受ける真剣な面持ちの3年生たちをみることができました。本日の受験科目は数学、高校3年間のなかでは最も難しく、かつ最も広い範囲からの出題となっていたはずです。彼ら彼女らが、落ち着いて自分の力をすべて発揮できたことを期待してやみません。試験は明日まで行われます。3年生気張れ!!

 ※10月5日(月)の記事で、「いしかわ高校科学グランプリ」の開催日が10月24日(土)となっておりましたが、10月17日(土)が開催日となります。誠に申し訳ありません。

   

ほりほりの部屋Vol.30「3 tops & 1 bottom~the unforgettable 4 boys<my proud students>~Part2」

 皆さん、こんにちは。堀です。先週今週とやたら忙しく、朝の挨拶運動やら、「ほり部屋」になかなか手が回りませんでした・・・朝晩の冷え込み、激しいけれども~GAT!

 金沢のこの季節、街中で、この香りが充満!ステキな街です。うちの庭でも小さなキンモクセイですが楽しませてくれています。昔、日本史の同僚からいただいた、模型の埴輪5体(堀家の象徴?)も苔むして庭と同化してます。いいカンジ。錦の正門を出て右手に歩いてすぐ、右側の大きなお屋敷の道路に面したところにも立派なモクセイが!すっごく香ってる!ハンドボールコート横の満天星(読み方、覚えてます??「ほり部屋」Vol.7参照)も徐々に紅葉してきてますね。季節の移ろい、いとおかし。まっかかになる日が楽しみ。夜な夜な鳴く虫の声も日に日にボリュームアップ!嗅覚・視覚・聴覚総動員で秋の深まりが感じられる今日この頃です。(味覚は言うに及ばず!)

 さて、今回紹介する‘my proud student’は、二水の理系の担任をしていた頃のtop。この生徒も日頃は物静かで謙虚、そしてひとかたならぬ熱いハートの持ち主、という点で前回の弁護士さんと共通してました。ただ、この生徒はものすごい努力家でした。本人曰く「僕は能力がないので、時間をかけるしかないんです。」とのこと。4月の個人面談での「なりたい自分」は「地球の砂漠化を食い止めたいです。研究者になりたいです。」「ふむ。環境保護活動ってこと?」「実は、モンゴル砂漠を緑地化したいんです。春先、金沢によく黄砂が降ってくるじゃないですか。最初、不思議だったんです。あんな砂、どっから来るんやろうって。調べたら、遠く大陸のモンゴルから、春先の強い偏西風に乗って来るんやって。もっと調べたら、砂漠はものすごいスピードで拡大してるって。人間のエゴのせいやって。で、なんとかできないかなって。」「ふむ。だからこういう第1・第2志望のセットなんやね。」「先生。砂漠化、半端なく速いんです。一刻を争うんです。少しでも早く研究チームに加わりたいです。浪人はしません。」第1志望(前期)は京都大学、第2志望(後期)は鳥取大学というセットパターンは4月から翌年3月まで微動だにしませんでした。農学分野で、いわゆる偏差値ランキング(入りにくいランキング)では、1番上と1番下・・・この時も進路課長さんや学年主任さんから「堀さーん、第2志望なんとかならんが~。せめて阪大か神戸くらいじゃないけ~。1番のオススメは第1志望を貫いて、前後期とも京大。今年ダメなら、1年浪人して再チャレンジでもいいがんないけ~。説得してま~。東大京大、最近、でとらんし~。」「ん~。でも、本人の『なりたい自分』固まってるんで。僕には説得ムリです。よろしければ、直接、説得されたらいかがです?」(いつものやりとり・・・ウンザリでしたっけ・・・)実は、日本における砂漠研究の中心地が、日本最大の砂丘、鳥取砂丘のほど近く、国立の「鳥取大学乾燥地研究センター」というところで、京大出身の研究者も、国内なら最終的に集う場所でもあるんです。本人の夢がそこでの研究者だったわけで、「踏み台」としての経由地は、京大でも鳥取大でも構わなかったのです。実際、模試結果は年間通して京大はほとんどB判定で、センター試験の自己採点結果でも十分届くところにいたのですが・・・結果は後期出願した鳥取大のみ合格でした。ボーダーラインを200点近く超えてのトップ合格。京大には届かなかったけど、ニッコニッコで合格の報告に春休み、来てくれました。今頃はきっと、砂にまみれて、研究に没頭していることでしょう。ひょっとするとモンゴル砂漠にいるのかも。彼と出会ってからは、黄砂が降ってくると、彼のことを思い出すようになりました。

 生きているうちに、金沢で「黄砂でクルマが汚れること、なくなったねえ。」なんて言える日が来ればスバラシイ!ウチらの生活にとってはその程度のことだけど、本当に実現すれば、地球規模の環境保全に一役買ったってことですよね。次の世代に繋がる仕事って夢があっていいね。使命感、やりがい、てんこ盛り!応援せずにはいられません!(cannot help ~ing!)ではでは。今日はこの辺で。CU ASAP!

<次回、Part3へ。To be continued.>