スイセイダイアリー
「課題研究」の授業で挿し芽を行いました‼
おはようございます。
昨日は、松任総合運動公園陸上競技場にて「スポーツテスト」が行われました。
晴天にも恵まれ、笑顔いっぱい競技に取り組む生徒の姿がありました。
近日、ご紹介いたします。
さて、今日は植物の繁殖方法のお話です。
動物では、「子を産み子孫を残すもの」と「分裂によって増殖を繰り返しながら子孫を残していくもの」とがあります。
植物も同様で、「種をつけることで子孫を残すもの」と「株を大きくしながら分かれて増えていくもの」に大別されます。
いわゆる「種子繁殖」と「栄養繁殖」と言われます。
植物は種子で増えるものというのが思い描かれますが、球根のように子球が作られるものやキクのように挿し芽によって簡単に繁殖できるものとがあります。
今回の授業では、「挿し芽」による栄養繁殖を学びました。
まず、挿し床を準備します。
「バーミキュライト」という蛭石を高温で焼いた人工の用土を利用します。
バーミキュライトは、石の粒を高温で焼くことによって体積を膨張させ、水分や空気をしっかりと含んでくれるようにしたものです。
このような性質から、挿し芽では、よく使われます。
ところで、「挿し芽」って何でしょう。
植物の茎や枝を適当な大きさに切り、土に挿しておくと、しばらくすると根の発生が見られます。
これは、植物が生き残っていくための「知恵」のひとつでこのような力を身に着けています。
「分化全能性」と言われていますが、切り口などに「カルス」と呼ばれる細胞ができ、これが根に進化することで発根が見られます。
トマトなどを栽培していると、茎が倒れこんだ時に、茎の途中からたくさんの根が生えてくるのを目にした方もいらっしゃると思います。あれです。実は、トマトの脇芽を摘心したものをコップに挿しておくと簡単に発根します。これをプランターに植えて栽培することもできます‼
また、サツマイモも伸びてきたツルを切り取り、水に差しておくだけで、1週間ほどで発根してきますので、どんどん株を増やしていくことができます!挑戦してみてください‼
さて、本題に戻ります。
どのようにしたかというと・・・。
容器に新聞を敷き、バーミキュライトを入れます。
これに、植物の茎を2~3節ごとに切り、「挿し穂」をどんどん準備していきます。
フクシアの例
サツマイモの例
トマトの例
この挿し穂を挿し床に挿していきます。
ブライダルベール、ポトス、フクシア、グリーンネックレス、ドラセナ、ヘデラ(アイビー)、オリヅルラン、金の成る木などを行ってみました。