学校日誌

学校日誌

キャリア講演会 -インダストリアルデザインの仕事-

生徒達の振り返りから

・普段なにげなく使用しているもの全てにデザインがあって色や形が工夫され、何度もテストされていると初めて知りました。「〇〇といったらこんな形!!」と思い浮かぶのは、はじめは誰かが考えたデザインなのだと考えると感動しました。

 ・常にデザインについて考えながら過ごし、生活をより楽しく、便利にするということがすごいことだし、かっこいい職業だと思った。道を歩く時もドアを開ける時も、何も考えていなかったけれど、これからはいろいろな視点で見て生活を豊かにしていきたいと思いました。

・安島教授は、建築家志望だったのに、インダストリアルデザイナーになろうと考え始めたのは美大生の頃ときいて、人生どうなるかわからないなあと思いました。まだ、将来の自分をなかなか描けなくて沈んだ気持ちになりますが、いつなりたいものができたり変わったりするかは分からないので、そんなに気負わずに学校生活を送ろうと思いました。

キャリア講演会 -県内の大学等の講師の先生方をお招きして-

 

2月16日(木)

今年度も県内の大学等から講師の先生をお招きし、キャリア講演会を開催しました。この会は大学の先生が中学校に出向いてくださり、13の講座を開き、様々な分野の高度な学びの一部を生徒達に伝えてくださいます。とても贅沢な講演会です。(内容の一部を紹介します)

 [講座名] 食卓から考える家族の健康~栄養学っておもしろい~

生徒達の振り返りから

・この講演を通して宇佐見先生から、健康に生きるためのヒントをたくさんもらいました。今の生活が「将来の自分」にすごく影響を与えるということを知り、自分のために気をつけていきたいと思いました。

 ・睡眠不足は血糖値が上がりやすいと初めて知ったので、これからは早く寝て規則正しい生活を送っていきたいと思いました。

 ・寿命と健康寿命との差が10年程あってびっくりしました。食事に野菜を取り入れ健康寿命をのばしていきたいと思いました。宇佐見先生の講義を聞いて、人間の寿命を長くするために、正しいこと・大切なことを教えるということは“かっこいい”ことだと思いました

作品に込めた思い

生徒たちの作品を紹介します。

ー動物で表現するー

『キリン』

キリンのように高く、自分の力だけで高いところに届く人になりたい。

『蛙』

この会を機に自分を変えていきたい。ピョンピョン乗り越えていきたい。

-時事を刻む-

『能登』

地震で、能登には大きな被害が出た。自分と同じ年齢の人達も自分の思い通りに行かない生活を送っている。いつになっても忘れることがないようにしたい。

ー漢字でー

『穏』

相手と意見や考えが対立したとき、相手の考えを否定するのではなく、違う視点からの意見として受け入れられる穏やかな人になりたい。

『煌』

大人になっても今と同じように笑顔を大切にしたい。素直な心で希望をもっていたい。そして、その中にも大人としての気品を持ちながら生きていきたい。

『謙虚』

これからたくさんの人と関わっていくと思うけれど、一人一人、誰にでも真摯に謙虚に接していきたい。自分の考えにこだわらず「他」から学ぶことを大切にしていきたい。

ーイラストでー

まだ心も体も未熟なので、このイラストのように強くたくましい人になりたい。漢字で表す「強」よりも印象に残ると思い、イラストで表した。

このデザインは「丸」です。この模様に込めた思いは、性格を丸くすることです。角張った部分に丸みを持たせれば人に優しく落ち着いた行動ができると思います。

志とその思いを作品に

「立志の集い」の式典の後は、自分の今の思いを込めて、金箔の角皿を制作しました。P T Aの2年学年委員の方々をはじめ、お手伝いとして参加してくださった皆様には、この日のために「金泊工芸田じま」様へ赴き作業工程の研修を受けられる等、お世話していただきました。生徒達にとっても、貴重な体験である金箔を使った作品制作ができる記念行事になりました。本当にありがとうございました。

出来上がった作品は、4階の渡り廊下に並べて展示してあります。角皿には、校章と並んで好きな言葉や、イラストが表現されており、どの作品からも、生徒の思いが伝わってきます。

 

 

立志の集い

2月14日(水)に、昔の元服(数え年の15歳)を祝う行事に由来した「立志の集い」が行われました。立志とは、もう子供ではないという自覚をもち、「志を立て、自分の将来の目標を掲げる」という意味があります。金沢錦丘中学校では、毎年、保護者の方々が、自分の将来について考える機会となるよう「立志のつどい」を開催してくださっています。

生徒代表として、2年 橘 凛太朗さんが、「誓いの言葉」を述べてくれました。学校生活を振り返り、格言『段取り八分仕事二分』を用いたメッセージは、「なりたい自分」に向かって努力する気持ちを、一人一人が再確認できる清々しいメッセージでした。