校長室より

<授業拝見>おはなし会 2年2組

11月12日(火)2限目 

  今日は、2年生のおはなし会を参観しました。おはなしの会「がらがらどん」の方々が学校に来てくださり、図書館司書の岸本先生といっしょに、絵本の「読み聞かせ」や「手遊び」、「おはなし」をしてくださいました。

 まずは、岸本先生の読み聞かせから、会は始まりました。2年生は目をキラキラさせお話の世界に浸っているようでした。その後のがらがらどんさんの、絵本「ほねはおれます くだけます」「王様と九人のきょうだい」の読み聞かせでは、ほねの役わりについて知らなかったことがたくさんあったようで、興味津々の様子。また、「王様と九人のきょうだい」に出てくる兄弟の名前が面白くて、盛り上がっていました。詩の音読や手遊びも楽しみ、会の最後は、おはなし「ねずみ経」です。繰り返し出てくるお経が面白くて、こちらも大盛り上がりでした。素直にまっすぐにお話の面白さをつかみ、自然に反応できる2年生の様子は、見ていて本当にほっこりとさせられる光景でした。
        

<授業拝見>5年1組 

10月30日(水)4限目 理科

  今日は、5年1組の理科の授業を参観しました。4年生以上の理科は、教務主任の城崎先生が担当しています。城崎先生は、教務として学校運営を推進するとともに、授業についても「分かりやすい理科」を目指して熱心に取り組んでいます。

 今日の授業は「流れる水のはたらき」で、課題は<流れる場所によって、川や川岸のようすが違うのはどうしてか>でした。子ども達は、川の傾きと流れの強さや速さ、水の量や川幅などに目を付けて、流れる水の3つの働き(しん食・運ぱん・たい積)について、考えていました。理科の授業は、予想して仮説を立て、実験して検証することが多いのですが、川の上流から下流までを実際に目で見て確かめるのは、授業の中では難しいことです。そこで城崎先生は、学校の畑に山を作りじょうろで水を流して、その様子を観察する方法をとりました。おかげで児童は、流れる水の働きがより明確にイメージできたと思います。

 この度の台風19号による河川の氾濫では、多くの方が犠牲となりました。川の形状や水の量などに「流れる水のはたらき」は大きく左右されます。今回の学びは、今後の生活にも大いに役立つものだと思っています。
               

<授業拝見>4年2組 

10月21日(月)4限目 国語 

  今日は、4年1組の国語の授業を参観しました。担任は、4年目の白澤先生です。研究授業だったので、先生方も参観しこれからの国語の授業について互いに学び合いました。

 今日の授業は物語「ごんぎつね」で、自分の心にグッときたところについて交流する時間でした。「ごんぎつね」は新見南吉の名作で、その悲しい結末に涙し心にグッときた人が多くいるのではないかと思われます。しかし、子ども達が選んだ心にグッとくる場面は、ここだけではありませんでした。子ども達は自分なりの感性で読み進め、「兵十に何度も何度もつぐないをする場面」や、「あんないたずらしなければよかったと後悔する場面」等を選んでいました。そして、互いに選んだ場面について交流するうちに、自分がそこを選んだ理由がはっきりし、最後には「グッときたシート」に読み取った内容を書き込むことができていました。

だれとでも積極的に交流し学び合う姿はとても4年生らしく、頼もしさを感じました。人数は少なくても、学び合いは確実に行えていました。
   

<授業拝見>3年1組 英語活動

10月17日(木)4限目 英語活動 ローワン先生と

 今日は、3年1組の英語活動の授業を参観しました。3年生は、週に1回の英語活動を町のALTのローワン先生といっしょに行っています。

 今日の授業は、「色と形を英語で言う」という活動でした。色と形の両方を組み合わせて言うので、どちらも覚えていないとうまく言えません。例えば「Red Square」(赤い四角)「Pink heart」(ピンクのハート型)のように言うのですが、色は英語で言えても形が思い浮かばない子がいて、ローワン先生のお手本に続いて何度も声に出していっしょうけんめい練習していました。先生と会話したり、ペアで聞き合ったりといろいろな活動を通して、初めは言えなかった子もだんだんと言えるようになっていきます。カラフルな色と形は目にも楽しく、外国人の先生との触れ合いも日常の風景になってきたと感じます。
  


<授業拝見>2年2組 英語活動

10月16日(水)3限目 英語活動 ベンジャミン先生と

 今日は、2年2組の英語活動の授業を参観しました。2年2組は、8月より担任が平林先生から岡井先生に交代しています。

2年生は、月1回程度、町の英語指導員のベンジャミン先生といっしょに英語活動を行っています。今日の授業は、「動物とその色を英語で言う」という活動でした。初めに、「かるたとり」次に「動物の絵が描かれた紙をまるめて中をのぞき、その動物を当てる」という活動を行っていました。どちらも楽しくて楽しくて、いつも元気でパワフルな2年生が、ますますパワーアップして活動に取り組んでいました。教えてくださるベンジャミン先生もにこにこ顔です。教室が笑顔にあふれ、英語で話すことへの抵抗感は全くなくなっていました。

内灘町では、今週金曜日に西荒屋小学校、清湖小学校、内灘中学校で英語の研究発表会があります。本校の教職員も参加し、英語教育の充実に向けてしっかりと学び、今後の指導に生かしていきたいと考えています。
      


<授業拝見>1年生英語活動

10月8日(火)3限目 英語活動  ケリン先生と
 後期に入り、1年生もすっかり学校に慣れて、毎日元気に学習に取り組んでいます。今日は、1の1の英語活動の授業を参観しました。1年生は、ほぼ月に1回のペースで、英語指導員のケリン・バウリング先生と英語活動に取り組んでいます。1年生なので、まだまだ活動が中心ですが、ケリン先生のお手本をまねての発音は、なかなかのものです。
 今日は、<くだものをえいごでいおう>という課題で、活動していました。ケリンさんの授業はいつも活動に工夫があって、子ども達はのりのりで声を出し学習しています。今日の活動はくだもののパズルで、「パズルが完成したらケリン先生に英語でくだもののなまえを伝える」というものでした。大好きなパズルがあり、できあがったくだもののなまえを言ったら、ケリン先生にほめてもらえるというシナリオに、どの子もうきうきでした。こうして英語が好きになり、将来大人になった時に、町で外国人に話しかけられても、物おじすることなく会話ができるようになることが、内灘町の英語教育の目標の一つです。
      

運動会練習参観(その2)

9月11日(水)
 今日は、高学年の組体操と児童会種目の練習を参観しました。高学年の組体操は、今年も「絆」を大切にしています。「全力」でやりきることを目標に練習を重ねており、完成まであと少しと言ったところです。仕上げに向けて、先生方の指導にも熱が入っていますが、その声に応えようと頑張る姿があります。どうか、ご家庭でも励ましの言葉かけをお願いします。  
 児童会種目は、今年は全校で「玉入れ」をします。青玉を入れると、点数が2点入りますが、青球を投げられるのは1・2年生だけです。それぞれのチームで作戦を立てて、青球を高学年が拾って低学年に渡すなど、工夫していました。本番はどちらが勝つのでしょうか。楽しみです。
  

運動会練習参観その1(中学年)

9月10日(火)
 連日、暑い日が続いていますが、子ども達は14日(土)の本番に向けて運動会練習に取り組んでいます。中学年は、今年も「よさこい」に挑戦しています。今年は、これまでに比べて少し人数が少ないので、できるだけ運動場を広く大きく使おうと工夫し、間奏で全速力で走る子ども達の姿が見られました。本番の「大根布ソーラン2019」を、どうぞお楽しみに!

  

<授業拝見>5年2組

7月10日(水)2限目 国語

 今日は、5年2組の国語の授業を参観しました。担任は、今年度4月に大根布小学校に赴任したうね林先生です。6年目の若手の先生ですが学級経営がしっかりしており、赴任して早々に子ども達とのよい関係を築きあげました。5年生はとてもエネルギッシュな学年で、何をしても勢いを感じます。うね林先生はそのエネルギーがよい方向に向かうように、うまく導いてくれています。

 今日の学習では、子ども達は、説明文「生き物は円柱形」で筆者の言いたいこと(要旨)について、事例をもとに「なるほど」と思うところを交流し合っていました。大人が読むとただ単に「ふう~ん。」と思うだけの文章ですが、子ども達はそのやわらかい頭で、見事に自分の経験と結びつけながら読んでいました。さすがです。自分の考えを交流する姿はほほえましく、まさに「主体的・対話的で深い学び」となっていました。ねぶっ子達は、基本的に相手に対してとても共感的です。ですから、逆に言うと「それって本当かな?」と疑問を持って読む子は少ないとも言えます。今後は、「なるほど」「その通り」と相手を受け入れるだけではなく、「ちょっと待って」「それって本当かな」と、立ち止まって議論することができれば更に次元の高いところで話し合いができるのではないかと思いました。今の5年生ならきっとできると思います。

                        

<授業拝見>6年1組

7月3日(水)5限目 国語

 今日は、6年1組の国語の授業を参観しました。この日は、先生方全員が参観する「全体研究授業」で、子ども達はほどよい緊張感をもって学習に臨んでいました。担任は、3年目の河内先生で、日頃から子ども達ととてもよい関係ができており、若いけれど規律のある学級作りを土台として、児童の意見をうまく引き出し、思考させる授業を展開することができています。

 今日の学習でも、子ども達は緊張感の中、しっかりと自分の考えを出し合い、友達と学び合ったことで得た新しい発見について、全体交流していました。説明文の学習では、段落毎に書かれた内容を詳細に読んでいく方法が主流だった時代もありましたが、これからの時代は、文章をまるごと読んでそこから自分はどう考えたか、また、どう生かしていくのか、意見をもつことが大切とされています。昨日の学習は正に、新学習指導要領に沿った授業となっていました。これまでの積み上げで、児童は確実に協働で学ぶ方法を身につけ、しかも共感的に相手の考えを受け入れる人間関係もできています。今後も相手の立場や意見を尊重しつつ、自分の考えも主体的に主張していける「やさしさとたくましさを合わせもったねぶっ子」に成長することを、大いに期待しています。

    
    

<授業拝見>2年1組

6月14日(金)4限目 国語

 今日は、2年1組の国語の授業を参観しました。先日の2年2組と同様、「スイミー」の授業を行っていました。担任は、2年目の松井先生です。背が高くて、サッカーが得意で、若い先生らしくいつも大きな声ではっきりとお話をされます。背が高いので、子ども達と目線を合わせるときは、腰をかがめしゃがんでお話をされ、子ども達もうれしそうに先生とお話ししています。

 今日の学習は、「あらすじ」を捉えた後の、1・2場面のスイミーの気持ちを考えるところでした。自分の考えをノートに書いた後の発表では、子ども達同士で発表をつなげることができていました。「〇ページを見て下さい」「~と書いてありますね」「つまり~です」という言い方で話したり、手を挙げるときも「ほかに」「自分の言葉で」「つまりまとめると」のように自分の立場をはっきりさせて手を挙げていました。2年生でこれができるというのは、すごいことです。毎日の積み重ねで、もっともっと上手に話せるようになりますね。1・2年生でこの学び方ができれば、3年生からの勉強もみんなで協働的に積み上げることができます。

          

<授業拝見>2年2組

6月12日(水)2限目 国語  

 今日は、2年2組の国語の授業を参観しました。2年生は、進級して2か月がたち、1年生の頃のかわいらしさを残しつつ、しっかりとした小学生に成長した姿で毎日を過ごしています。挨拶や無言清掃、授業での話し方や聞き方もすっかりねぶっ子らしくなり、見ていて誇らしい気持ちになります。

 今日の学習は物語の「スイミー」で、お話の「あらすじ」を捉える学習でした。担任の平林先生が、「あらすじ」を捉えるために場面ごとの「できごと」を問うと、子ども達は、挿絵や文章から、起こった事件や登場人物のしたこと、主人公のスイミーの気持ちなどを想像豊かに読んでいました。美しい挿絵が、子ども達をお話の世界に誘い、スイミーにふりかかる様々な事件を自分事のようにして読んでいたのが、とても印象的でした。

 「スイミー」は絵本にもなっており、大きな挿絵でさらに想像の世界が広がります。レオレオニさんのシリーズ本もたくさん出ていますので、ぜひ図書館に行って探してみてください。そして、お子さんといっしょに絵本の世界を楽しんでみてはいかがでしょうか
<あらすじをとらえるためにできごとを読む>
      

<授業拝見>1年2組 

5月17日(金)5限目 国語

  今日は、1年2組の国語の授業を参観しました。授業は、15日(水)に参観した1組と同じ「はなのみち」の、最後の場面です。この場面では、季節が冬から春へとうつり変わり、くまさんが落としたはなのたねから芽が出て、はながさき、くまさんの家からりすさんの家まで、はなの一本道ができるという場面です。春になった喜びを、動物達の表情から読み取ることができます。

 5限目ということで、昼休みにたっぷり外で遊んだ子ども達は額に汗をかきながら、それでも元気いっぱい学習に取り組んでいました。2組は、エネルギッシュな子ども達が多くいつも教室から、ぴんぴんした声が聞こえています。今日も、はながさいてうれしくなったくまさんと、周りの動物達の気持ちを上手に想像してセリフにしていました。黒板の挿絵を使って説明する子もいて、どんどん話す力をつけていることが分かりました。担任の松本先生も若くて元気いっぱいです。先生も子ども達も伸び伸びと成長していってくれることを願っています。

<挿絵を使って説明する>

<気持ちをふき出しに書く>
           

<授業拝見>1年1組

5月15日(水)1限目 国語

 今日は、1年1組の国語の授業を参観しました。10連休も終わり、子ども達は毎日元気に学校に登校しています。1年生は、入学して1か月余りですが、上級生に助けられ周囲のみんなに愛されながら、日に日にねぶっ子らしく成長しています。今日の授業も、すっかりお兄さん、お姉さんの姿で学習していました。

 今日の学習は「はなのみち」で、くまさんがふくろをあけると、入っていたはずのたねがなくなっていた場面です。子ども達は、登場人物のくまさんとりすさんになりきって、動作をしながら学習を進めていました。担任の山本先生はベテランの先生で、子ども達とお話の世界に入り、絶妙なタイミングで発問し授業を展開させます。子ども達はいつの間にか、くまさんになりきり、ふくろに穴があいていて、たねを全部落としてしまったくまさんの気持ちをセリフにしていました。

 今年度、大根布小学校では子ども達に「読む力」をつけるために、国語科に力を入れて授業研究を進めることとなりました。今後も、各クラスに訪問し授業拝見のコーナーに掲載していく予定です。どうぞ、よろしくお願いします。

<登場人物になりきって、動作化しながら、気持ちを想像する>
<2人ペアで相談しながら、自分の考えをもつ>
<しっかりと学習のまとめをする>    全てりっぱにできました
      

 

<校長による道徳授業>(6の1・6の2)

3月7日・8日<校長による道徳授業>(6の1・6の2)

 卒業間近の6年生と道徳の授業を行いました。思春期が近づき友達関係に悩みやすいこの時期は、たわいないことでけんかをしたり、仲間外れを作ったりと、友達との関係性の中で自分の思いとは違う行動をしてしまうことがあります。後で振り返れば、つまらないことをしたと気づくのですが、これも成長段階における通過点と言えます。

 そこで、今回の授業では「友情」をテーマに、「真の友人」について考えることにしました。読み物資料として、平昌オリンピック(2018年2月)での小平奈緒と李相花の物語を使用しました。ライバルでありながら友人である二人の関係性には、同じ志をもつライバル同士だからこそ生まれる友情があります。そこには、互いを高め合い、尊敬し合うという、これまで子ども達が経験したことのない友人関係が描かれており、この資料から「真の友人」について新しい発見があるものと思いました。

 学習前、子ども達は「真の友人」について、「信頼できる」「困っているとき助ける」などの考えを持っていました。しかし、学習後は、「互いに高め合う」「認め合う」「友人であることを誇りに思う」など、それぞれが新しい発見をしていました。久しぶりの授業でしたが、素直な心で、いっしょうけんめい考える6年生との授業は、本当に楽しいものでした。6年生の皆さん、ありがとう。

      

<異学年授業相互参観>(2年2組)(5年1組)

2月14日・15日<異学年授業相互参観>(2年2組)(5年1組) 

 大根布小学校では、毎年3学期に異学年相互授業参観を実施しています。この参観は先生の参観ではなく、児童が自分たちより一つ上の学年の授業を参観するというもので、来年に向けて目指す姿を自分の目で見て学ぶ機会となっています。

 2月14日・15日と、2年2組には1年2組の児童が、5年1組には4年1組の児童が、授業参観に訪れていました。どちらのクラスも国語の物語の授業で、課題解決に向かって読み取ったことを話し合っていました。見ている1年生と4年生には、1学年上の教科書に載っている物語文が、難しい文章に思えただろうし、話し合っている内容もよく分からなかったかもしれません。しかし、授業の引き締まった雰囲気やグループで解決しようと懸命になっている様子などを、体感することはできたと思います。実際、見ている児童も緊張の面持ちで、参観していました。 

こうして、学び合い、成長し合うことは学校でしかできないことです。上級生への憧れや尊敬の念もこうして育っていくのだと感じました。

<2の2では1の2の児童が参観>
  

<5の1では4の1の児童が参観>
  


<朝学習参観>読みチャレ(3年2組)

1月16日(水)朝学習 読みチャレ

 今日は、3年2組の朝学習の様子を教員全員で参観しました。この日の朝学習は、読む力を付けるために全校で取り組んでいる学習、通称「読みチャレ」(読む力を付けることにチャレンジ)です。本校もそうですが内灘町の子ども達は、文章を「読む力」がやや弱いそうです。そこで、始めたのが週2回の「読みチャレ」。題材は、子ども向けの新聞記事なので、読む力が付くだけでなくいろいろな話題に触れるよい機会にもなっています。

 3年2組の子ども達はこの学習によく慣れている様子で、プリントをもらったらすぐに黙々と読み始めました。文中の大切な言葉や文にマーカーを引いたり、問題文のキーワードにしるしを付けたりしながら解答していくと、すかさず担任の平林先生が赤ペンで評価します。つまずいている児童にはヒントを出して、できるだけ自分の力で読み、自分で解答するように支援していました。今日は、この指導法を学ぼうと全教員で朝学習を参観しました。今後も全校で、読む力をつけるためのチャレンジを続けていきます。


<集中して読み進める>            <すぐに赤ペンで評価・ヒントも出す>
  


<マーカーでしるしをつける>         <終わったら、文章をノートに視写>

  

<授業拝見>社会(4年2組)

12月12日(水)5限目 社会

今日は、4年2組の社会の授業を参観しました。4の2の社会は副担任の河村先生が担当しています。担任の松井先生は、今年度新採用の先生ということで、研修等の際には、主に副担任の河村先生が授業をしています。社会だけでなく図工や書写も担当し、担任と協同で児童の教育にあたっています。今日は、社会の研究授業で「ごみの処理と利用」について学習していました。課題は、<現在のごみ処理にはどんな問題があるかな>で、子ども達は、出された4つの資料から問題点を見つけていました。ここで、河村先生は、「4つの資料から5つの問題点を見つけてください」と子ども達に注文を出しました。4つの資料から4つならすぐに見つけられるところを、河村先生が「5つ見つけよう」と言ったため、このことが、結果的に児童の考える意欲に火を付けることとなりました。さらに、ペアでの話し合いを取り入れることで、思考が進み、①ルール違反が多い②処理にかかる費用が高すぎる③処理しにくいものが捨てられる④処理場があと20年でいっぱいになる の4つに加え、5つ目の環境問題へと思考を発展させることができました。

河村先生は、学校全体の教務の仕事もしていますが、やはり、教師の原点は授業です。いつでも全力の河村先生の授業に、子ども達はもちろん参観に来ていた若手の先生方にも多くの学びがあった1時間でした。

 

 <前時をふり返る>                   <資料から読み取った問題点を出し合う>
 


<5つ目の問題点についてペアで話し合う>
 


 

 


<授業拝見>3年2組 

12月7日(金)5限目 算数
 今日は、3年2組の算数の授業を参観しました。今日の学習のめあては、「1Lより少ないはしたのかさ」を分数で表すことです。算数の学習は、既習がとても大切で、これまでの学習が考える時のもとになります。今日の学習も、前の時間に「4つに分けた2つ分は4分の2」という学習があり、そのことをもとに考えを出し合っていました。

問題を読んだ児童は、まず自分で解決のための図をかきました。教科書にも、図はあるのですが、担任の平林先生は、あえてその図を見せず自分で書かせることで、考える力をつけようとしていました。3の2の子ども達はこうして普段から鍛えられているので、説明力もしっかりとついています。「きのうのことを使って~」「~さんに分かりやすく言います」「きのうは~でしたね」「つまり~ということです」「みなさん、いっしょに数えてみましょう」といった具合に、聞き手を巻き込んでの説明がとても上手にできます。このような説明力は新学習指導要領で謳われている「協働的な学び」の場で必ず必要となります。

今日の学習は、自分達でかいた図を使って説明し合い考える中で、答えにたどり着き最終的に全員の理解が進みました。ベテランの指導技術でどんどん鍛えられていく子ども達は、どの子も生き生きと学習していました。
<図も説明もしっかりとかけます>          <黒板に2種類の図をかき説明し合います>
 

<図を使って説明します>              <分かったことを伝え合い教え合います>

   

<授業拝見>2年1組

11月22日(木)5限目 算数

今日は、2年1組の算数の授業を参観しました。今日の学習のめあては、3の段の九九を使って問題を解決することです。

 担任の白澤先生は、3年目の若い先生ですが、いつも授業の流れをしっかりと考え、子ども達と向き合っています。今日も、まずは簡単な問題から入りこれまでの学習を想起させてから、本題に入っていました。本題は、「植木鉢が6個あり、1個の植木鉢に3個ずつきゅうこんを植えるには、きゅうこんは何個いるか」というもので、子ども達は、<6×3なのか3×6なのか>について、図を使って話し合っていました。話し合いの中で自分の間違いに気づいた児童もおり、かけ算の式が「1つ分の数×いくつ分」であることを再確認していました。

「かけ算」は、小学校の算数の中でも特に重要な学習です。今後、九九を使った学習はずっと続いていくので、ここでしっかりと習得しておかなければなりません。また、九九をすらすら言えることに加え、式の意味を確実に理解しておくことも大切です。今日の授業は、その意味を深く理解させる内容となっていました。

<式と図を対応させます>                  <ノートを見せながらペアで説明し合います>
  
<黒板で説明できる人がたくさんいます>        <聞き手を意識して話しています>
  

<授業拝見>2年2組

11月21日(水)2限目 国語

  今日は、2年2組の国語の授業を参観しました。今日の学習は、説明文の「しかけカードの作り方」で、課題は<しっぱいしないために、どんなせつめいわざをつかっているか>でした。題名を見ると、まるで図工の「作り方説明書」のようですが、この学習では「分かりやすく説明するための工夫を知ること」が、めあてとなっています。説明文なので、説明している内容を読み取ることはもちろんですが、同時に、説明の工夫もつかむことで、次に自分が説明文を書くときにその技を生かすことができるというわけです。

 担任の山本先生の授業は、いつも考えることが焦点化されていて、今、何を、どのように考えればいいのかがはっきりしています。今日の授業も「先生が説明をよく読まずに作ったら、失敗してしまった」という場面設定の中で、子ども達は、どこをよく読めばよかったのかを考えていました。まず、先生のした(という設定)失敗をつかみ、その失敗をしないための方法が書かれている文を見つけます。最後に、その文のキーワードから書き方のポイントを見つけるという流れです。子ども達は、先生を助けようと懸命に文章を読み、いつの間にか説明の工夫まで見つけることができていました。先生の巧みな指導技術で、子ども達は最後まで意欲的に学習していました。

<飾りがはみ出したり、飾りの台が見えたりしている・・・どこを読めばいいかな>
  

<読めばいいところに、線をひき、どうしてそこを読めばいいか説明する>
  

<授業拝見>音楽(3年2組)

11月15日(木)2限目 音楽 

今日は、3年2組の音楽の授業を参観しました。3の2の音楽担当は、中村先生です。音楽の授業というと、歌ったりリコーダーを吹いたりという活動ばかりがイメージされがちですが、音楽の授業でも他教科と同じように学習課題があります。今日の学習課題は、<きれいになめらかにふくにはどうすればいいかな>で、児童は課題曲の「山のポルカ」をただ単にリコーダーで演奏するのではなく、なめらかな演奏にするための方法を探りながら、演奏に取り組んでいました。

 児童が話し合った結果、なめらかな演奏にする方法は、「のばす所に気をつける」「音符の長さを守る」の2つでした。この考えが出たところで、中村先生が、3つの音符(4分音符・2分音符・8分音符)の長さを確認。児童は、伸ばす音や音符の長さに気をつけながら何度も練習し、最後に全体で合わせ、演奏を完成させていました。いっしょに合わせた時に、どうしても音の長さが合わずずれてしまう場面もありましたが、何度も挑戦しよい音楽を追究する中で、それぞれの感性が磨かれていくのだと感じました。

<今月の歌を歌う>                   <のびのびとした歌声で>
  

<リコーダー演奏のポイントを確認>          <なめらかな演奏に挑戦>
   

<授業拝見>1年1組

10月22日(月)5限目 算数
  今日は、1年1組の算数の授業を参観しました。今日の学習は、「繰り上がりのあるたしざん」です。担任の高倉先生は、1年1組の児童一人一人のことがよく分かり、いつも、どの子にも活躍のチャンスを作っているので、子ども達は毎日の授業が楽しくてたまらない様子です。今日の算数もいつも通り、楽しさの中にしっかりと学びがある授業となっていました。

 今日の課題は、<(3+9のように)まえのかずが小さいたしざんは、どうするかな>でした。子ども達は、前の時間に「9+〇」「8+〇」のような前の数が大きい計算について学習しています。今日は、その時の学習をもとに、3つの方法(ブロック・図・式)で計算し答えを出していました。算数は既習がとても大切です。前に習ったことをもとに考え、どうしたら答えを導き出せるか思考します。最終的に、繰り上がりのある計算は、答えを暗記してしまわなければなりませんが、どうやって答えを出すか考えることが、今後、学年が上がった時に自分の考えを生み出す力となっていくのです。

 児童は、3つの方法を使った答えの出し方について、実に上手に説明していました。隣の子とペアで説明する場もあり、全員が発言する機会となっていました。ペアでも全体でも全員が生き生きと説明する姿は、もうすっかり成長したお兄さんお姉さんでした。
<体を向けて友達の話をきく>          <ブロックと図と式>

 
<ノートにも図と式で考えを書く>       <2人で考えを聞き合う>
  

<授業拝見>1年2組

10月2日(火)2限目 算数 

 今日は、1年2組の算数の授業を参観しました。入学式から半年がたち、運動会も経験して大きく成長した1年生は、授業でも学習のルールがしっかりと身に付き、担任の柚木先生や友達の話をしっかりと聞くことができます。今日は、「水のかさ」の勉強で、2つのペットボトルの水の量について考え合っていました。

 問題は、「どちらがどれだけおおくはいりますか」で、前の時間の「どちらがおおくはいりますか」との違いを捉えながら、学習が進みました。大人には簡単に思える問題ですが、「どれだけ」とついただけで調べる方法が大きく変わり、1年生にはかなり難しくなります。「どちらがおおいか」を調べるなら、同じ入れ物に入れ替えたり、一方の水をもう一方に入れたりすることで調べられますが、「どれだけ」となると多い分を「何のいくつ分」で表さなければなりません。子ども達は、「ながさ」の学習で「ます目」を使ったことを思い出し、「小さなコップ」を媒体に2つの量をはかって比べる方法を思いつきました。

 グループで実際に水の量をはかる活動も、協力して短時間でできました。結果をシートに書き、分かったことをノートにまとめることも上手にできます。この1時間でこれまで積み上げてきた学習の成果をたくさん見ることができました。これから1年の後半に入ります。1年生は、これまでの学びをベースに急加速で、伸びていくと思いました。
<しっかりとまっすぐ手をあげて発言>      <ひらがなもカタカナも上手に使えます>
  

<協力して水のかさをはかりました>        <記録もしっかりとできました>
  

<授業拝見>3年1組

9月21日(金)5限目 算数

  今日は、3年1組の算数の授業を参観しました。運動会が終わってまだ3日目ですが、この日の授業は「全体研究授業」でした。「全体研究授業」とは、校内の先生方全員で授業参観し、学校が目指している授業の方向性について研修・協議し合うための特設授業です。年間に3回あり、今回は3年1組の授業を参観しました。

 授業の課題は、<何十何×1けたの答えはどのようにして求めるのかな>で、子ども達は、23×3を例に答えの求め方を考えていました。どの子もしっかりと図や言葉を使って課題に対する考えを書けており、その後の話し合いでも積極的に自分の考えを友達に伝えようとする姿が見られました。

 さて、今年度、大根布小学校が目指す授業は、「協働的な学び」のある授業です。「協働的な学び」とは、「友達と協働で課題解決し合う中で、互いに考えが変容したり深まったりする」という価値ある学びです。今日の授業でも、答えの求め方を図と結びつけて説明する場面で、4人グループでの協働的な話し合いが行われました。この協働的な学びのおかげで出された求め方と図が結びつき、説明が視覚化されて全員が内容を理解することとなりました。今後も、この「協働的な学び」をテーマに授業改善を進め、全員の理解が進むよう学校研究を積み重ねてまいります。
<図を使って考えを丁寧に簡潔に書く>      <黒板に書きながら説明する>
    
<グループで協働で課題を解決する>            <図を使って説明する>   


   

<授業拝見>低・中・高 運動会の練習

9月10日(月)体育(低・中・高 運動会の練習)
 2学期がスタートして1週間がたちました。子ども達は、運動会に向けて毎日、懸命に練習に励んでいます。今年の低学年の演技は、「どどどどどどど ドラえもん」中学年は、「大根布ソーラン2018~とどけ!ねぶっ子魂!!~」高学年は、「見せよう!ぼくたち わたしたちの絆」です。

今日は、雨のため体育館で練習する、低学年・中学年・高学年の様子を参観しました。どの学年も1週間の練習が終わり、仕上げの段階に入ろうとしています。児童も、教師も、演技をよりすばらしいものにしようという熱い思いで練習に取り組んでおり、本番が楽しみになってきました。毎年、運動会の前は子ども達の真剣なまなざしと友を思う気持ち、互いの信頼を深め合う様子に触れて、幸せな気持ちになります。そして、「やっぱり学校はいいところだ」という思いを新たにしています。

当日は天候がやや心配されますが、平成最後の大運動会が成功することを祈っています。どうぞ、皆様、お子様への励ましの言葉かけをお願いいたします。

<どどどどどどど ドラえもん>  今日からポンポンを持って、練習です
  

<大根布ソーラン2018~とどけ!ねぶっ子魂!!~> かけ声に気合が入っています
  

<見せよう!ぼくたち わたしたちの絆> 曲に合わせて、難しい技にも挑戦しています

  

<授業拝見>4年1組・2組

7月11日(水)5・6限目 総合的な学習の時間

  今日は、4年生の総合的な学習の時間を参観しました。4年生は、昨年度の総合的な学習で、「うちなだ検定」を作成しました。この「うちなだ検定」は今年、町の観光案内課で採用されることとなり、内灘町を訪れる観光客に配布される運びとなっております。今年はさらにその学習を発展させ、「内灘町は、高齢者にとってすみやすい町なのか」について、これまで、グループに分かれて調査を進めてきました。

調査は、5つの視点で行われ、今日の授業は、ここまでの学習の中間発表です。どのグループも発表形態を工夫し、聞く人により分かりやすく内容を伝えようとしていました。発表内容は以下の通りです。

1 病院グループ

 調べたことを劇にして、発表していました。病院の数を種類ごとに調べ、それぞれの病院に、お年寄りにやさしい工夫やコーナーがあることを伝えていました。劇仕立てにしたことで、内容がとてもよく伝わりました。

2 高齢者福祉施設グループ

 地図や紙芝居、クイズと多様な方法で、発表していました。紙芝居の中で説明したことを、クイズでもう一度確かめるという構成になっており、理解が進みました。施設は全部で9箇所ということでしたが、地区ごとに設置されており内灘町はお年寄りにとって住みやすいということが分かりました。

3 町の様子グループ

 いろいろな数を調べ、クイズにして説明していました。内灘町の高齢者の数を年代別、男女別で調べたり、休憩所の数を調べたりと、数で示すことで説明に説得力を持たせていました。

4 お店グループ

 ペープサートと、クイズで説明していました。お店の紹介ということで、写真を大型テレビに映すという工夫もありました。ペープサートには、町のヒーロー(子ども達自作のキャラクター)が登場し、ヒーローによるとお店にはお年寄りにやさしいいろいろな工夫があるということでした。

5 町のサービスグループ

 こちらのグループも、ペープサートと図による説明を組み合わせて発表していました。タクシー料金や税金といった金銭面でも、お年寄りにとってやさしいサービスがされていると、分かりました。

 発表を参観し、これまでの学習を通して、「調べる力」「まとめる力」「表現する力」など、さまざまな「生きて働く力」がついたと感じています。また、新学習指導要領で言う「学びに向かう力」「人間性」にも迫れたと感じました。学習は、2学期も続きます。担任の廣田先生、松井先生、川端先生の指導を受け、1学期間で力をつけた子ども達の姿がうれしかったです。
                       
 
 <紙芝居やペープサート、クイズと様々な表現方法で発表しました>
         
 <大型テレビで、お店を映しながら、話しました>
  

<授業拝見>算数少人数(5年1組)

6月26日(火)2限目 算数

 今日は、算数少人数の授業を参観しました。算数少人数担当は岡田先生で、今年度は4年生と5年生の算数を受け持っています。それぞれのクラスが2つのグループに分かれ、一方は担任がもう一方は岡田先生が授業を行っているので、どちらのグループも少人数で、学習を進めることができます。少人数で学習すると、一人一人に丁寧に関わり、きめ細かな指導が行えるというメリットがあります。

今日の授業は、5年1組の「小数のわり算」の学習でした。<何倍かを求めるには、どうすればいいかな>という課題について、それぞれが数直線を書いて、□の式に表し、考えを説明し合っていました。整数なら簡単な課題ですが、小数になるだけで「もと」が何なのかが分からなくなるため、数直線上に数値を位置づけ2つの量の関係をとらえます。少人数であるため、ペアで話す、黒板でみんなに説明する、分からない箇所があれば質問する、などの活動をオープンに、気張らず行うことができていました。
 黒板に図をかきながら説明する力、ノートに数直線図をかく力、ペアで相手の考えを聴き理解するとともに、自分の考えを伝える力、いろいろな活動を支える思いやりの心や協力する力など、この1時間で教科を越えた様々な力が身に付くと感じました。
  

<授業拝見>5年2組

6月21日(木)1限目 国語 

 今日は、5年2組の国語の授業を参観しました。国語の教科書には、夏休み前に、どの学年にも「本は友達」という読書単元が設けられています。世の中の情報化が進み、様々な情報の中から必要な情報を収集・選択し、精査・統合する能力が求められていますが、近年は、児童生徒の活字離れが叫ばれ、それらの能力の低下が懸念されています。そのため、日常的な読書を推進するための学習が、6年間で積み重ねられるようになっているのです。

今日は、おすすめの本を「ポスター」「ポップ」「本の帯」のいずれかで紹介することをめあてに、「千年の釘にいどむ」という説明的な文章を題材に、「おすすめポイント」を見つける学習していました。担任の松田先生が出した課題は、<どんなところがおすすめか>です。子ども達は、2つの読みの観点(①登場人物の言動②印象に残った筆者の考え)で、「おすすめポイント」を探していました。この2つの観点は、文章の主題に迫る部分でもあります。自分なりに捉えた「おすすめポイント」について交流し合う場面もあり、この後のポスターやポップ、本の帯作りを楽しみにしながら、読みを深め合っていました。活動を通して、読書に親しみ、本と友達になってくれることを願っています。

 

※最終的には、自分が選んだ「おすすめポイント」を紹介文にして、「ポスター」や「ポップ」「本の帯」に載せます。一人一人感じ方が違うので、選ぶ場所はバラバラでよいのですが、互いに交流し合うことでいろいろな感じ方があることを知り、読書のおもしろさに気付くことができます。

<教科書で場所を示し、根拠を明らかにして意見を伝える>


   

<授業拝見>5年1組

6月5日(火)5限目 道徳
 今日は、5年1組の道徳の授業を参観しました。道徳は、平成30年度より「特別の教科」となりました。学校では、いじめ問題等の今日的な課題について児童が互いに議論し合い、学んだ道徳的価値を日常生活に生かしていくよう、授業改善が進められているところです。今日の授業は、まさに「いじめ」をテーマとした授業で、児童は、担任の河内先生と心を合わせ、自分達の日常にも照らし合わせて考えを深めていました。

道徳の教科書に出てくる主人公の「ぼく」は、周囲のみんなからいじめを受けていたのですが、転校してきた勇馬くんに助けられます。勇馬くんが発した「いじめは学級をこわします!」という勇気ある言葉に児童は共感し、「いじめをなくすために大切なこと」について、自分なりに、また、ペアや全体でも、考えを巡らせていました。児童から出された考えの中には、「(グループやペアで学習するときは)だれとでもいっしょにやること」という意見や、「見て見ぬふりをしないこと」という意見があり、つい自分達がやってしまいがちなことにも目を向けて意見を出し合っていました。

自分事として考えることは、「特別の教科」道徳の授業でも大切にされているポイントです。今日の授業を通して、いじめは絶対にしてはいけない行為であるということが、あらためて児童の心に刻まれたと信じています。



<いじめられている「ぼく」の心の中を想像する・・・・・・>
  

<「いじめをなくすために大切なこと」について、ペアで考えてみる・・・・・・>
  


 


<授業拝見>6年2組

 今日は、6年2組の算数の授業を参観しました。担任の板井先生が出した課題は、「赤い部分の面積(写真参照)は、どのようにして求めればよいか。」でした。見ての通り、これまでに習った内容(既習)を生かして求め方を思考していく課題です。まずは、先生といっしょに正方形の面積、円の面積を求める公式を想起し、どうすれば赤い部分の面積が求められるか大まかに確認した後、個々の思考の時間となりました。

 6年生ともなると、ノートの書き方がしっかりと身についており、子ども達は、自分で図を描きそこに思考途中の補助線や、説明を書き込んでいきます。こうして、まずは一人でじっくり考えることによって、個々の考える力を伸ばします。求め方は一つとは限りません。一つの考えができたら2つ、3つと考えを進め、多様な考えが出たところで、ペアから全体へと話し合いが広がっていきました。

黒板の前に出て書きながら説明する児童と、その説明を真剣に聞く児童の姿があり、納得できた時には「はあ~ん。わかった。」と思わずつぶやく児童もいました。学校はみんなで学ぶところです。みんなで学ぶからこそ思考が広がった瞬間が、そこにありました。

 黒板に書かれた課題、図、そして自分の考えを、しっかりとノートに書いています。
  

 黒板に式や言葉を書き込みながら説明することで、考えが明確になるとともに他と学びを共有することができます。  
  

<授業拝見>6年1組

5月11日(金)3限目 社会

 ゴールデンウイークも明けて、どのクラスも本格的に学習に取り組んでいます。今日は、6年1組の社会の授業を参観しました。

 担任の城崎先生が提示した大仙古墳の写真や、資料集にある古墳づくりのイラストから、子ども達はいろいろな事実に気付き、そこからたくさんの疑問が出されました。

「だれのお墓なのか。」「どんな大きさなのか。」「どのくらいの期間で、どのようにして作ったのか。」など、古墳そのもののについての疑問と、「なぜ、作ったのか。」「なぜ、そんなに大きい古墳なのか。」という、当時の人々の思いや時代背景に迫る疑問が生まれ、教科書と資料集から集中して真剣に調べる児童の姿が見られました。分からない言葉に出合った時、国語辞典で調べることも学習習慣として身についているようでした。

 疑問(課題)を見出す力、それを調べ(考えを持ち)協働して解決する力は、新学習指導要領でも大切にされている力です。今日の授業でも、それぞれで調べた後、互いの意見を聴き合い、解決に向かって授業が進んでいました。6年1組の児童のまなざしは、いつも学習への意欲にあふれています。今日も、いつも通り、城崎先生と心を合わせて歴史学習を楽しむ子ども達に出会えたことをうれしく思っています。
  

  

朝の挨拶運動

 毎朝、登校したらすぐにランドセルを教室に置き、次々と玄関前に走り出て挨拶に立つ「自主挨拶運動」に参加する5・6年生が大勢います。8時前には、何十人もの挨拶の人垣ができています。バスが到着すると、降車する場所の近くに移動して、降りてくる人たちを迎え、挨拶を交わしています。私が、大根布小学校を大好きな理由の一つである素敵な光景です。6年生は、今朝が最後の挨拶運動でした。今日は、私から6年生に、今まで頑張ってくれたお礼を言いました。近くにいた5年生のK君に「後は、5年生が頑張ってくれるよね。」と問いかけると、「はい」という力強い応えが返ってきました。こんな後輩達が、明日巣立つ6年生の後を継ぎ、大根布小の素晴らしい伝統をつないでいってくれると思います。
 ***大根布小学校のバス通学も、あとしばらくです***

春を迎える

3学期は、インフルエンザや大雪で、内灘町の小中学校はたいへん悩まされました。大根布小学校も、学級・学年閉鎖や休校措置を何度かとる事態になりました。インフルエンザに関しては、低学年にB型がまだ流行っており、予断は許されない年度末です。

 それでも、日々春は近づいています。今朝は玄関前の花壇の花に、心弾む思いがしました。写真は、除雪された雪も重なって1.5mくらいの雪山の下になっていた花壇の花です。雪の下は案外温かいといわれますが、さすがに今年は重さでつぶれているだろうと覚悟していましたが、よく耐えて可憐な花を見せてくれました。厳しい冬を耐え、命の息吹を知らせてくれる春の色です。

うさぎとなかよし・1年生


10日の午後から、獣医師さん11名にご来校いただき、1年生全体でうさぎとのふれあい体験の授業をしました。112名の1年生が体育館に集まって、かわいいうさぎを抱っこする活動、楽しいに違いないけど、大騒ぎになるのではないかなとやや心配でしたが、獣医師の田村先生の「うさぎは大きな耳だから、音に敏感です。大きな声や音を出すととっても怖いんだよ」「うさぎも『怖いな』『寂しいな』『嬉しいな』という気持ちが、みんなと同じようにあるんだよ」「うさぎが喜ぶキラキラ言葉を言ってあげてね。絶対にみんなの気持ちは伝わるよ」というお話をしてくださったので、100名以上の1年生は、一人一人、精一杯心を使って触れ合いました。静かに順番にそっとうさぎを抱っこして「かわいいね」「だいすきだよ」というキラキラ言葉をかけている1年生の表情や姿の純粋さに、大人の私は感動してしまいました。やさしさに溢れた1時間でした。獣医さんやお世話くださった内灘役場の方、本当にありがとうございました。

 

校内マラソン大会

秋晴れのすがすがしい青空の下、蓮湖渚公園で、各学年別にマラソン大会が行われました。参加者は全員完走することができました。私が立っていたゴール手前では、苦しそうな息遣いの子や涙ぐみながら走っている子もいて、「がんばって!あと少し。」と胸が熱くなる思いで心の底から応援しました。マラソン、持久走は、自分の苦しさとの戦いのスポーツでもあります。走るのが得意な子も苦手な子も、自分自身の「もういやだ」と止まりたくなる心に打ち克って、自身の目標を達成してくれたら、一等に値するのではないでしょうか。持っている力を出し切ってがんばった子どもたちに、エールを贈ります。時間を作って応援に来てくださったたくさんのおうちの方々、ありがとうございました。


石川県小学校生活科・総合的な学習の時間研究大会

10月24日(火)の午後、本校で表題の公開研究会が行われました。1年と2年の生活科、3年の5年の総合的な学習の4本の授業を公開しました。県内から100名以上の先生方にご参加いただき、児童の様子や授業の在り方について、ご意見をいただきました。生活科の授業では、1年生も2年生も、一人一人が思いや願いを持ってものづくりに取組みました。総合的な学習の授業では、3年生が、内灘町をよりよく知ってもらうという目的の「うちなだ検定(子供版)」づくり、5年生が、内灘をもっとよい町にするための考えを交わしました。どの学年の子どもたちも意欲的に学習に取組んでいたと、参加の先生方から評価していただきました。授業の在り方については、さらに子どもたちに力をつけていくための示唆をいただくこともでき、大根布小の職員にとって、たいへん有意義な半日でした。


夏休み作品展

 

プレイルームで、夏休み作品展を開催しています。今日の午前中も、何人かおうちの方が見に来てくださいました。努力や工夫のあとが見える力作が揃っています。作品一つ一つをじっくり見ると、製作途中のたいへんさが思い浮かびます。高学年は、科学研究や調べ学習が主に提出されています。こちらも、面白い発想や実験・観察・資料調べがたくさんあります。お時間の許される方は、ぜひご覧ください。5日(火)の午前中まで展示してあります。


9月1日(金)



2学期が始まって2日目です。今日は、昼の掃除時間帯に外掃除(運動会練習に備えて運動場の石拾い)をしました。全校児童で協力してコツコツと15分間小石を拾いました。おかげで、裸足で行う予定の、中学年の“勝利を引き寄せろ(小綱うばい)”“大根布ソーラン(団体演技)”や高学年の“根布ケ原の合戦(騎馬戦)”“未来に向かって(団体演技)”の練習が思い切りできますね。みなさん、暑い中お疲れさまでした。

 

 

 

 


土曜参観Ⅱ・事故災害時対応訓練

6月10日 

本日は、今年度2回目の土曜参観日でした。9時から、1年生の保護者の方の救命救急法の講習会がありました。内灘町消防署の4名の職員の方をお招きし、水の事故発生時の心肺蘇生法を習いました。4クラスで80名の保護者の方にご参加いただきました。

 5限目の授業参観の後には、大地震発生想定の保護者引渡し訓練を行いました。今回は、体育館で保護者の方全員に手順を説明した後、それぞれのお子さんの学級に迎えに行っていただきました。引渡し終了までの所要時間は、15分から20分間でした。555名の児童が保護者の方と下校し、その後、残留児童25名は職員で引率し、方面別に集団下校しました(欠席13名)。ご協力ありがとうございました。
16時から、教職員のプール事故発生時の対応研修を行いました。緊急体制をいかに素早く全校職員で適切にとるかについて、マニュアルの共通理解と、臨機応変の対応について慎重に確認しました。

どの研修、訓練もかけがえのない命を守るため、複数の人間がどう行動することが適切なのかを、シミュレーションした貴重な時間でした。子供たちの命を守るため、これからも避難訓練や研修を重ねて、非常時に備えたいと思います。

平成29年度 研究授業スタート

5月24日(水)、3年「算数」の研究授業、並びに全体研究会がありました。今年度の授業研究のスタートです。算数のわり算の導入場面の授業でした。子供たちの学習参加意欲の高さと担任のY先生の見事な授業構成力に、児童の可能性を引き出す授業の素晴らしさを改めて感じました。1550からの研究会では、職員が3チームに分かれて研究の2つの重点(個の考えの持たせ方・協働的な学び)について協議し、出された考えをそれぞれの代表(若い先生が自ら役を担います)がプレゼンして交流しました。先生方の授業分析力も年々向上しています。