校長室より「おこらいえ」

天気予報とそのしくみ

167日目

 

梅雨入り間近

 

157日目に予告した

天気予報のしくみです

 

地上に目に見えない

でっかいルービックキューブがあると

想像してみてください

 

1ピースごとのキューブそれぞれについて

その中の温度・気圧・水蒸気量

を測定します

 

そうして

 

まず同じ高度での

隣同士の気圧を比較します

気圧の高い方から低い方へ

風が吹くので

一定時間内での横方向の

水蒸気の移動を予測できます

 

と同時に上下のキューブでの

温度差を比較すると

暖かい空気は上へ行くので

縦方向の水蒸気の移動も

予測できます

 

このように一定時間後の

空気の状態を計算させることで

天気を予測するのです

 

キューブを小さく

そして時間の刻みを短く

設定することにより

より正確な予報が可能となります

 

気象衛星からの

可視画像や赤外画像を

解析することで

本来人間が

近づけないようなところからでも

計算の元になる

データを集めることができます

 

可視画像とは

文字通り人の目に見えるままの画像

雲の厚いところは白く

雲のないところは黒く映ります

水蒸気量の測定ができます

 

 

 

 

 

 

赤外画像とは

赤外線の多いところを黒く

少ないところを白くなるよう

コンピュータ処理した画像です

温度の高いものからは

より多くの赤外線が放出されます

地表に近いほど温度が高いので

低い雲ほど多くの赤外線を放出します

このことにより

どのくらいの高度に

雲があるかを分析できます

 

 

 

 

 

 

このような作業を経て

予想天気図を作ります

 

 

 

 

 

 

そして過去のよく似た天気図を集めて

そのうち何%雨が降っていたかで

降水確率を計算します

決して予報官が

下駄を投げているわけではありません

 

地表だけではなく

上空の天気図も作ります

高層天気図といいます

 

 

 

 

 

 

台風は強烈な渦の

上昇気流を作ります

この渦は上空の空気の薄いところへ

向かって進みます

台風の進路予想の

手がかりのひとつとなります

「台風はいいな

 進路が決まっていて」

と進路に悩む3年生が

昔つぶやいていたのを思い出しました

 

街プロ7 学生の不安とその解消

167日目

 

校舎の一部の水道・ガスが復旧せず

理科の実験や調理実習など

行うことができていません

 

そんな状況の中

NPO法人

日本茶インストラクター協会の

古谷 正寿さん

古谷 江里子さんをお招きして

講義「お茶学びの時間」

実習「おいしいお茶を楽しもう」

を行いました

 

みんなでポリタンクを使って

水を運び込みました

出来上がった和菓子は

内灘高校で学習している生徒たちにも

届けられました

 

 

 

 

 

 

 

 

以下は担当の山上佳織先生からのレポートです

本日の授業資料、お茶3種類、お菓子を無事に内灘高校の生徒へ届けることができました。
「センセ〜久しぶり〜」という明るい声にホッとしました。
それと同時に、一回り大きく成長している生徒の姿に気づき、アレから半年も顔を合わせていなかったことに胸が締めつけられました。
お菓子は、3年生全員(フードではない生徒にも)に分けました。「美味しい〜」と嬉しそうに頬張っていました。

午前の対面授業では、生徒たちはとても張り切っていました。
講義のまとめでは、3名の生徒が自ら手を挙げ、お茶の種類や効能について理解できたことを発表していました。
お茶に対する教養や興味が深まったようでした。

断水、ガスなしの状況ですが、実技ができました。
ありがとうございました。

 

サッカー部が

チャリティーイベントに参加しました

リヴァプールFCの遠藤航選手

U-23日本代表のチェイス・アンリ選手との

交流です

100人ほどの中から

舩崎くんがじゃんけん大会で優勝

遠藤選手のスパイクを獲得しました

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今日の「街プロ」

【福祉③】学生の不安とその解消

 殴った傷は時間が癒すけど

 心の傷は一生治らない

 震災以前からですが

 暴言・暴力・無視や

 SNSを利用したいじめなど

 気に病んでいます

 現在輪島市にはティーンラボがあるけど

 門前・町野・三井地区にも作りたい

 高校を卒業したら

 輪島を出て行く人が多いけど

 また戻って来たいと思えるような

 学生生活を送れる街にしたい

街プロ アイデア6 街づくりプロジェクト福祉

166日目

 

最近このブログを読んでくださっている

同世代の方から

ところどころに散りばめられる

選曲のセンスがドンピシャです

などの言葉をいただきます

 

 

 

 

 

 

♪ソーダ水の中を貨物船が通る

 

そんな風景の見える内灘高校に

今も16人の生徒が

帰る目処の立たないまま

通って来ています 

 

潮風香る教室はすっかり初夏

エアコンのついていない教室なので

窓を開けっぱなしにしています

 

エアコン工事が間に合わず

突然暑くなってきたので

急きょ図書室をオンライン用の部屋として

使用させていただけることとなりました

内灘高校の校長先生 先生方 生徒のみなさん

本当にありがとうございます

 

今日の「街プロ」

【福祉②】街づくりプロジェクト福祉

 若者と高齢者が共に協力しながら

 過ごせる街にしたいと考えています

 他人とコミュニケーションをとらないと

 高齢者の認知機能が低下することも

 心配しています

 

生活環境が少し落ち着いてくると

世代間のギャップが見え始めます

 

現在の避難所でも

お互いの顔を見てコミュニケーションとりたい

高齢者世代と

それでもプライバシーは守りたい

子育て世代

お互いの価値観をぶつけ合うだけでは

問題は解決しません

 

私はいわゆる「新人類」と呼ばれる世代です

当時自分はその言葉に対し

自分が理解できないものを

ことごとく拒否する

若い世代に歩み寄ることを諦めた

傲慢な老人たちによる

勝手なカテゴリーであると猛烈に反発し

自分は決してそんな年寄りにはなるまいと

誓ったものですがどうでしょう

知らず知らずのうちに

そうなってはいないか振り返る日々です

 

まずは老人ホームでの活動になるのでしょうか?

実体の見えづらい在宅の方への

アプローチについても検討できるといいですね

地域包括支援センターなどへの

相談も考えられますね

がんばれ!

 

新潟の北信越大会で競歩していた

岩波さん

インターハイ行きを決めました!

陸上競技場が潰れ

地震で波打った道路しかない状況の中

それでも全力を尽くして練習した結果です!

街プロ アイデア5 福祉の視点から見た輪島の課題

165日目

 

新潟で開催される

第63回北信越高等学校陸上競技対抗選手権大会へ

3年生の岩波和紗さんが出発しました

 

 

 

 

 

 

岩波さんは14日(金)14:05より

競歩に出場します

 

続いて迷い猫のお知らせです

数日前から新顔の猫が

職員玄関先に顔を出してます

とても人懐っこいので

どなたか飼われていたものと

思われます

きっとご心配されているでしょう

右耳の先端が切れているのが特徴です

 

 

 

 

 

 

 

 

お心当たりの方は

輪島高校までご連絡ください

0768-22-2105

 

今日の「街プロ」

【福祉①】福祉の視点から見た輪島の課題

 多くの人が幸せに暮らせる輪島を目指し

 個人で研究しています

 現在でも多くの家屋が倒壊したまま

 水道や電気が復旧していないところも

 人々の心には無力感や鬱気分

 避難生活が長引くことで

 怒りやトラブルも増えてきて 

 被災者に今一番必要なものは?

 輪島の人が幸せになるようなものとは?

 哲学的な問いに向かって頑張っています

 

松下幸之助さんはおっしゃっています

どんなに悔いても過去は変わらない

どれほど心配したところで

未来もどうなるものでもない

いま現在に最善を尽くすこと

 

特にふたつめは身をもって

感じているのでは?

半年前には想像もできなかった

現在を生きていますもんね

 

未来は心配するものじゃなくて

思い描くもの 

街プロ アイデア4 病院にヨギボーを置こう!

164日目

 

今日の「街プロ」

【医療】病院にヨギボーを置こう!

 このグループは

 輪島の医療をテーマに

 探究しています

 

 

 

 

 

 子どもがたくさんいる街を

 思い描いています

 

 そうなると

 小児科などの医療の充実が

 求められます

 

 スポーツも活発にしたいです

 となるとスポーツ専門医も欲しいです

 

 幸い「ごちゃまるクリニック」の

 小浦先生は

 地域医療そして子どもの居場所づくりに

 ご活躍されていますので

 まずはそこを訪ねて

 現状を勉強してみるといいですね

 新たな課題あるいは視点に出逢えます

 

 病院の待ち時間も課題であると

 考えています

 

 アメリカのある空港であった実話です

 乗客からのクレーム対応です

 預けた荷物がレーンに出てくるのが遅い

 という多くのクレームがありました

 

 普通なら

 荷物を下ろす人員を増やすなどして

 時間短縮の方法を探るのでしょうが

 

 空港はそのクレームに対して

 徹底的にリサーチします

 すると

 荷物が遅いせいで

 地下鉄に遅れたなどの

 トラブルが一切ないことに

 気づきました

 単に「待たされる」という事実に

 不満があるようです

 

 そこで空港が考えたアイデアは

 飛行機を降りてから

 荷物受け取り場までの動線を

 わざと遠回りさせて

 時間がかかるようにしたのです

 

 すると乗客からのクレームは

 一切なくなったそうです

 

 徹底的にリサーチすることで

 思いもよらない解決法に出会うものです

 

 エレベーターの前に

 鏡を設置してあるのも

 同じ理由だそうですね

 エレベーター待ちの間

 鏡を見て身だしなみチェックできることで

 乗客のイライラを緩和させるそうです

 

 このグループは

 病院の待合室に

 ヨギボーを置くことで

 リラックスしながら

 待てるしくみを考えました

 

明日は木曜日

「街プロ」のある日です

外部からの支援やアドバイザーの方も

お越しいただけるほか

マスコミの取材も多く入ってきます

 

マスコミの方は

社会の隅々まで熟知されているので

逆にインタビューして

アイデアを引き出すくらい

逞しい生徒が出てくることを

期待します

 

豊中市の田中嘉一様が

ご自身が制作されたアクリル画を

贈ってくださいました

NHKの番組をごらんになって

送ってくださいました

タイトルは「きっと何とかする。」

尼崎美術展の入選作だそうです

ありがとうございます

 

 

 

 

 

 

 

 

また本日

卒業生の合格体験記ができました

 

 

 

 

 

 

 

 

2次避難所としておせわになった

金沢市 彩の庭ホテルさん

共通テストに向けて

学用品などを送ってくださった

山越先生と塩田先生

いろんな方への感謝のことばが

綴られています

 

合格体験記

それは最後まであきらめずに

目標に向かって邁進した

卒業生の生の声

街プロ アイデア3 イケメン漁師の会

163日目

 

今日も花の話から

 

生徒玄関先に小さな花壇があります

教頭時代に

ラベンダーとカモミールを植えました

転勤する時に

生物の担当の伊奈岡先生に

「あとは頼む」と託して去りました

伊奈岡先生は輪島高校のさかなクン

海洋生物がご専門ですが

1年後私が校長として帰ってきた時には

立派に育てあげてくれていました

 

今回の震災で

花壇は地割れをおこし

もうダメかなと

思っていたのですが

昨日紹介した胡蝶蘭同様

可憐な花を咲かせています

植物の生命力には感動するねと

輪島高校の文科大臣

矢田先生と話ししています

 

 

 

 

 

 

背景に写っている時計は

4時10分を指したままです

 

同じ花壇に

学務員の谷川さんが

綺麗な花を植えてくださいました

 

 

 

 

 

 

 

今日の「街プロ」

【一次産業】農業と漁業

 今日紹介するのは

 とにかく元気な女の子のグループです

 「イケメン漁師の会作って盛り上げようぜ!」

 「ヨッシャー!」

 ってノリで

 女豹の若く

 あるいは胡蝶蘭のように

 気高く猛々しく

 

 ところがです

 先日の発表会では

 借りてきた子猫ちゃん

 あるいはカモミールの小花のように

 繊細で奥ゆかしく

 

 

 

 

 

 

 確かに輪島の漁師は

 ワイルドでイケメンです

 目のつけどころはいいですね

 

 どんな探究になるのか楽しみです! 

街プロ アイデア2 海辺の映画館

162日目

 

11日目に紹介した

倒れた棚の下敷きになって

ズタズタになっていた胡蝶蘭が

今朝花をつけました

けなげに咲いています

 

 

 

 

 

 

わずか1輪ですが

ひとしきりうれしそうに揺れています

 

153日目にご紹介した横浜でのイベントに

来場してくださった横浜市の酒井さまから

生徒たちに向けてお手紙とお土産をいただきました

ありがとうございました

 

今日の「街プロ」

【仕事②】海辺で映画を見よう

この研究は左手ナタコーンさんの

個人研究になります

 

 

 

 

 

輪島にしかない観光スポットを作りたい彼は

タイの出身です

子どものころタイで見た

路上映画が忘れられなくてとのことです

 

輪島にある

沈みゆく夕陽の美しい

袖ケ浜のビーチにスクリーンを置いて

まずは土日の夕刻に上映です

袖ケ浜には

隆起を起こした

新しい海岸がひろがっています

そこを利用するのも

新しい手かもしれません

 

最初は無償でスタートさせて

募金箱を設置するそうです

 

発表を聴いたメンターの方からは

「映像機材関係のスポンサーが付きそう

 話題を呼んで予想以上に人が来た時の

 交通誘導や安全点検も必要ですね」

とのコメントをいただきました

 

このブログでは

生徒の探究の進捗状況をひとつずつ紹介しますが

全体像については

こちらの生徒によるメモをご覧ください

 

マルハラって何?

161日目

 

昨日

池上彰さんの番組で

「マルハラ」について

解説なさっていました

 

メールのやりとりの中で

上司からの「了解。」

これがハラスメントなんだそうです

 

どこが問題かわかりますか?

 

読点「。」です

何か言い切られているようで

冷たい感じがして

受け取った方は辛いようです

 

「モーニング娘。」

確かにこの場合

私たちはやってやる!

なんだか力強さを感じます

 

これに対し

伊集院光さんは

「上司は知らずに使っているのだから

 気になりますと伝えてみては?」

とおっしゃっていました

 

確かに陰で何でもかんでも

「◯◯ハラ」というのはどうかと思います

 

と同時に上司の方も

それを言い出しにくい雰囲気を

醸し出していないか

振り返る必要があります

 

そういえば最近は交通違反取締りも

ずいぶん様変わりしてきました

 

私自身若い頃

飲酒運転 麻薬運転 集団暴走以外の

大概の違反で

国庫におおいに貢献してきましたが

 

「はい!そこの黒いセダン!

 路肩寄せて止まりなさい!」

後ろからパトカーに怒鳴られ

その度に

「俺だけじゃねえだろ!」

今思えば見当違いな抵抗をしながら

免許証を提示していたものです

 

ところが先日目にした取り締まりでは

「白のワゴンを運転されている方

 申し訳ございません

 お車を路肩に寄せて停めていただけますか?

 気をつけてくださいね

 そう

 ゆっくりゆっくり

 はい

 ご協力ありがとうございます❤️」

こんな感じでした

 

確かにこれだったら

「うっかりスピード出てしまいました

 次から気をつけます

 ごめんなさい」

と素直になれそうな気がします

 

ところでこのブログ

これまで

「。」を使っていなかったということに

お気づきの方いらっしゃいますか? 

街プロ アイデア1 コンパクトシティ

160日目

 

「僕らの街は僕らが作る」街プロ

 

7日(金)

最初の発表会を行いました

自分たちがそれぞれ

どんな視点で

どんな街づくりに取り組んでいくのか

発表しあいました

毎日少しずつ紹介します

 

ご助言してくださる方

ご支援してくださる方

大募集中です

ご連絡お待ちしています!

 

【仕事①】コンパクトシティで輪島を復興

 

 

 

 

 

 パリ(フランス)

 メルボルン(オーストラリア)

 バンクーバー(カナダ)

 ポートランド(アメリカ)

 これらは世界五大コンパクトシティと

 呼ばれています

 

 コンパクトシティとは

 郊外に居住地域が広がるのを抑え

 できるだけ生活圏を小さくした街のこと

 

 五大コンパクトシティ

 最後の一つは

 なんとお隣の富山

 

 富山市では絵に描いたような

 ドーナツ化現象が問題となっていました

 ほとんどの人ががマイカーを使っており

 公共交通機関が衰退し

 車がないと生きていけません

 

 このままではダメだとして

 公共交通機関の整備に乗り出します

 まずは廃線になる予定だった

 JR線を利用して

 路面電車を作りました

 

 そして県内全域から

 市の中心部に人を集める秘策に

 乗り出します

 

 まずは県内全域から富山駅までのバス

 お年寄りはどこから来ても100円

 ただし条件があって

 富山駅で降りた場合のみ

 ひとつ手前のバス停で降りたら通常料金

 このことにより

 どこに用事があっても

 一旦富山駅前に

 人を集めることに成功します

 

 もうひとつの条件は

 小さい子供を連れていること

 自分の孫でなくて 

 近所の子でもOK

 小さい子がいると

 なんでも買ってあげたくなったり

 一緒にご飯食べたくなります

 お年寄りだけだと

 もったいないしうち帰って食べよ

 ってなりますもんね

 このことで市の中心部に

 お金を落とさせることに成功します

 

 次に外国人は無料

 富山県では立山登山に

 多くの外国人が来ていました

 ところが山に登るだけでは

 県はそう潤いません

 このことにより

 登山が終わった後他府県へ流れていた

 インバウンドの獲得に成功します

 

 さらにさらにお花を持っているとタダ

 単に華やかだから

 というのが当初の理由だったそうですが

 駅前の花屋さんが売れることがわかると

 オシャレな都会の花屋さんが

 どんどん出店するように

 なったのだそうです 

 

以上のネタは

以前武田鉄矢の「今朝の三枚おろし」

で聞いたネタです

記憶違いがあったらごめんなさい

 

アイデアと工夫で街を甦らせた富山

大いに参考になる点がありそうです

心字池に架かるみっつの赤い橋

159日目

 

たとえば

日本一の和英辞典があったとして

和英辞典は日本にしかないものなので

それはすなわち世界一

ということになります

 

先日 縁あって

たくさんの義援金を

福岡から届けてくださった

都築学園の

福岡第一高等学校さんと

福岡薬科大学付属高等学校さん

 

創設者の都築貞枝先生が

最初に教鞭をとられたのが

輪島高校の前身の

輪島高等女学校だったという縁で

お越しくださいました

 

 

 

 

 

 

貞枝先生が輪島に赴任しなければ

もしかしたら都築学園は

なかったかもしれないし

もちろん今回の出逢いもなかった

そう考えると

人の縁の不思議を感じます

 

太宰府天満宮

心字池に架かる

みっつの赤い橋は

ひとつめが過去で

ふたつめが今

そして…

 

過去から未来へと

確実に時は繋がっていく

今回の地震で実感しています

 

さてその2校で 

昨日体育祭が行われました

 

今年3回目を迎える「夜の体育祭」

熱中症が怖ければ夜にやればいい

できない理由を並べ立てるのではなく

どうやったらできるかを追求する

見習うべき姿勢です

 

開会式では都築仁子校長先生が

「飛行機は追い風では飛べません

 向かい風に向かって行くから

 飛び立てるのです」

なんだか今の自分たちに向けられた

言葉のようにも感じました

そして

「日本一の体育祭にしましょう」と

 

 

 

 

 

 

輪島高校ともオンラインでつなぎ

生徒会の役員たちの姿が

会場の大型スクリーンに映し出され

直接お礼を言うことができました

 

 

 

 

 

 

レッド ブルー イエローの

3つのグループで

競い合いますが

応援合戦では

レッドの応援のときは

ブルーもイエローも

真っ赤なペンライトを振るなど

学校一体となって盛り上げます

 

そしてスポーツが好きな生徒も

そうじゃない生徒も

全ての生徒が楽しめる工夫が

なされていました

 

まさに日本一の体育祭

そう実感しました

 

体育祭は日本にしかない文化です

 

最後に校長先生がご挨拶なさいました

 

「世界一の体育祭でしたよ」 

アカシアの花咲く丘で

158日目

 

遠くに聞こえる潮騒と

小鳥のさえずり

時折響いてくる列車の音

窓を開けると

心地よい海の匂いのする

内灘の学び舎に

まだ帰る家のない

高校生たちが

通ってきています

 

 

 

 

 

 

暮らせる目処のついた生徒から

輪島に戻って来てはいるものの

まだ16名の生徒が残っています

 

輪島高校の他には

飯田高校の生徒がひとりだけ

学校ごとに別々の教室を使っていましたが

ひとりだとさみしいので

いっしょに輪島高校の教室で

オンライン授業を受けています

今ではすっかり仲良しです

 

 

 

 

 

 

夏が来ます

金沢大学さんが

エアコンを設置してくださることに

なっています

本当にありがとうございます

 

今は淋しくて辛いだろうけど

この場所のこの学び舎のこの教室は

懐かしい匂いのする風景として

心の中に残っていくのだろうな

そんなことふと思いました 

地震の授業

157日目

 

余震から2日が過ぎ

「この後まだ余震は来るんか?

 理科の先生ならわかるやろ」

とムチャ振りされています

 

えー

地震の波にはふたつありまして

速い波と遅い波

速い波は最初に到着するので

Primary wave 略してP波

Primaryは

プライムタイムや

アマゾンプライムのプライムで

第一のという意味があります

プライムタイムというのは

一番視聴率の取れる時間帯

という意味ですからね

 

P波は進行方向に対して

縦に伸び縮みしながら進みます

お相撲さんが

どすこいどすこいと

突っ張るイメージです

突っ張られた方の力士は

顔が前後につまり横方向に

揺れますよね

すなわちP波が届くと

横揺れが起こります

 

P波に続いて

遅い方のSecondary wave 

略してS波が届きます

 

Secondary は

二塁手や秒を表すセカンド

1時間を最初に60分割して

ミニマライズつまり細かくしたのが

分つまりミニット

ミニットをさらに2回目に60分割したのが

セカンダリーミニット

すなわち秒です

 

S波は進行方向に対して

横方向にうねりながら進みます

スタンドの応援のウエイブが

まさにそれです

ウエイブを一人ひとり見ると

横には移動せず上下してますよね

つまりS波が届くと縦に揺れます

 

まとめると

P波は縦波横揺れ

S波は横波縦揺れ

このややこしさが

受験生を悩ませます

 

1秒間に進む距離は

P波が7km S波が4km

いずれにしても新幹線の100倍以上で

恐るべきスピードです

 

例えば震源から28km離れた地点まで

P波は4秒 S波は7秒で到着し

3秒の時間差が生まれます

この時間差を他に2地点

合計3地点で計測できれば

震源地を特定することができます

するとあらゆる地点への

地震の到着時刻を

割り出すことができるのです

これが緊急地震速報の仕組みです

 

とここまでは理科の教員として

わかるのですが

さすがに余震予知までは…

 

さーて来週のおこらいえは

「どうして未来の天気がわかるの?」

天気予報のしくみです

じゃんけんぽん

うふふ

「おはよう日本」の力

156日目

 

今朝 NHKの「おはよう日本」で

「街プロ」で一生懸命努力している

ふたりの輪高生が紹介されました

 

まずは邑田 達紀さん

祭りの力で復興を成し遂げたいそう

 

続いて明後心咲さん

自分自身さみしい思いをしたので

同じ思いをしている子どもたちに

寄り添える場所を作りたいそう

 

それを見た多くの方から

支援の声が届いています

 

この番組は

誠実なディレクターさんが

ずっと寄り添って

とても丁寧な作り方をされているので

多くの方の心を動かしたのだと思います

 

心のケアなど精神看護を専門とする

「らいず訪問看護ステーション」さん

本校の相談課と連絡を取りながら

生徒の様子を観ていただこうかと

考えています

 

東日本大震災をきっかけとして設立された

「一般財団法人 教育支援グローバル基金」さん

経済的支援や研修活動を行なっています

「街プロ」との関わりの中で

ご一緒させていただきたいと思います

 

宇都宮のボランティア団体

「ムリーヤ」さん

8月に体育祭に招待してくださるのだそう

輪島高校チームとして出場します

 

また 番組とは関係ありませんが

愛知県豊岡市のバレーボール関係の方

バレーボール部に対して

ユニフォームやボール代として

使って欲しいということです

 

私自身は今日

商業高校の校長会に出席しました

本校は

輪島実業高校商業科の流れを汲む

ビジネスコースが設置されているので

普通高校ながら

商業高校会に加盟しています

松任高校の中町玲子校長先生から

声をかけていただきました

「みんな少しずつ慣れてきましたよ」

そう震災によりおよそ30人の生徒が

転校してしまいましたが

松任高校さんには

最も多く受け入れていただき

4人の生徒がお世話になっているのです

校長先生は一人ひとりの様子を

教えてくださいました

しっかりと見守ってくださる

いい校長先生に出会えたね

 

帰りには金沢北陵高校さんの

グラウンドを見に行ってきました

中村 悟 校長先生が敷地内を

案内してくださいました

目の前に広がる雄大な眺めに思わず

「見晴らしのいい学校ですね」

「いいえ 見晴らしが良くなったんです」

近づいてみると目の前の山が崩れ落ちて

視界がひらけたようです

 

 

 

 

 

 

こんなに離れた金沢でも

こんなに被害があったのですね

 

学校に帰ると

先日招待してくださった

仙台育英高校野球部保護者会の皆さんが

かっこいいパネルをつくって

送ってくださっていました

 

 

 

 

 

 

うちの選手たちって

こんなにかっこよかったんだと感動

特に監督と部長が男前です

すわ余震

155日目

 

今朝ほど

能登沖を震源とする

2度の余震が観測されましjた

 

生徒やその家族の被害の連絡は

今のところなく

通常通りの学校活動を行っています

 

校舎にも

大きな被害は確認されませんでしたが

傾きが少し大きくなった棟があります

生徒が学習活動をする棟ではありませんので

ご心配なく

 

自分でタイトルに書いておいて

なんですけど

「すわ地震」の「すわ」って何?

「すわ火事」「すわ雷」とは

言わないですよね

地震の枕詞?

 

今日の余震で

正月のこと思い出しました

 

「紅白歌合戦」から「ゆく年くる年」に

切り替わる瞬間が昔から好きです

「赤組優勝おめでとう!」

クラッカーバーン!

花吹雪キラキラ…

・・・

「ゴーン」

・・・

「ここ永平寺では…」

このギャップ

そしてこの静寂

 

蝋燭の炎が映ります

なんとも言えない

厳かな気持ちになる瞬間です

 

年が明けると初詣に行きます

今年は能登で一番大きい神社

気多大社へ詣でました

 

おみくじをひくと「大吉」

これまでの苦労が花咲く!

みたいなことが

書かれていたような気がします

 

その数分後です

「テロンテロン

 テロンテロン

 緊急地震速報!…」

大きな揺れが襲います

「火を消せ!」

屋台に向かって叫びます

 

津波警報が発令

すぐさま裏山へと駆け上り

避難所で一晩明かすことになりました

 

「ゆく年くる年」で

蝋燭の炎が映し出された24時間後

目に飛び込んできたのは

我が家に迫り来る炎の映像でした

 

あの時ひいたおみくじに

「大凶!お前の街が消えてなくなる」

と書かれていたとしても

きっと一笑に伏すことでしょう

 

でもほんとうにそれがおこった

 

災害は忘れた頃に…

自分の気持ちの緩みを実感させられた

一日でした 

被災地の夜空に感動のドローン

153日目

 

ビジネスコースの3年生が

横浜に来ています

 

神奈川県商業教育研究会さんが

輪島高校と飯田高校から

生徒2名と引率教員1名を

それぞれ招待してくださいました

 

「高校生能登応援商店街

 supported by MARK IS みなとみらい」

と銘打ったこのイベントには

両校の他に

これまでに被災から復興を果たしている

宮城県 兵庫県 熊本県からも参加です

 

 

 

 

 

 

神奈川県で商業を学ぶ高校生のみなさんと

連携や交流を図りながら

各校で開発した商品を販売し

商業科で学ぶ特長を活かした

能登復興活動を行います

 

本校からは

輪島塗のお椀などを販売しています

 

 

 

 

 

 

場所は

みなとみらい駅から直結の

MARK IS みなとみらい1階

1日(土)の10:00〜16:00

2日(日)の10:00〜17:00

お近くの方はぜひお立ち寄りください

 

 

 

 

 

 

 

地震が起こって以来ずっと

小さな港町の孤立集落で

おばあさんとふたりで過ごし

救出を待ちきれず

おばあちゃんへの助けを求めて

6日目に瓦礫の山をひとり乗り越えて

戻ってきた細谷彩香さんの

トークショーも行われました

 

 

 

 

 

 

 

横浜では現在開港祭が催されていて

夜にはドローンショーのリハーサルが

行われていました

 

 

 

 

 

 

奇しくも例年なら

輪島市民まつりが開催されている日です

日本一の花火が打ち上げられていた日です

昨年も2万5千発もの花火が…

このレベルの花火大会は

他にもあると思いますが

圧巻なのはその時間の短さ

つまり単位時間あたりの打ち上げ数が

日本一なのです

開始から終了まで

花火が空に輝いていない瞬間が

ありません

まあ しゃわしねえこと

(せわしないの輪島弁)

無風状態だと

先にあげた花火の

煙幕が凄すぎて

そのあとの花火が見えないという

お間抜けな一面も実はあります

ぜひ全国のみなさんに

ご覧になっていただきたいのですが

今年は中止となっています

 

花火がダメでも

ドローンでならできないかな

心をひとつに復興に立ち向かう

勇気になるのにな

そんなことふと思ったりしました

 

被災地の焼け跡の夜空に輝く

鎮魂と復興のドローンショー

ドローン会社の方

やっていただけないでしょうか?

部活道

152日目

 

本校では部活動を「部活道」といい

人としての生きる道としています

先先代の赤田英明校長先生の

命名によるものです

 

現在

県内各地を会場に

高等学校総合体育大会

総合文化祭が行われています

 

 

 

 

 

 

 

今日は生徒たちの活躍を見に来ています

 

和太鼓部は

金沢市民芸術村で

プロ奏者を招いて

講習会の開催です

 

 

 

 

 

 

講師を務めてくださったのは

プロ奏者の成田千恵子さん

太鼓は単純だからこそ奥が深い

指先の動きひとつ

ばちさばきひとつで

大きく音色が変わります

だからこそ基本が大事

基礎からみっちり

教えていただきました

 

卓球部は小松市総合体育館で

熱戦を繰り広げています

 

 

 

 

 

 

2年前からコーチをお願いしている

林平さん

現在は金沢市にお住まいで

毎週末輪島までお越しになって

指導をしてくださっています

ほんとうにありがとうございます

 

卓球には

ストレート勝ちは相手に失礼

どこかで失敗して

1点をプレゼントするという

なんとも優しい

暗黙のルールがあるようです

以前あまりにも力の差がありすぎて

うっかりストレート勝ちしてしまった

福原愛選手が

相手に謝っているのを

テレビで見たことがあります

高校ではどうなんでしょう 

 

金沢21世紀美術館では

絵画や書そして彫刻など

高校生の作品が展示されています

 

 

 

 

 

 

輪島高校の生徒の作品たちです

中央には最優秀賞を獲得した

寺下さんの作品が飾られています

 

 

 

 

 

 

 

こちらは

3年後に石川県で開催される

全国高等学校総合文化祭に向けて

県内すべての高校で手分けをして

準備を進めている

各都道府県の形をした灯篭です

写真一番手前が

輪島高校が担当する兵庫県

 

こうやって見ると

「北海道はでっかいどー」

と言われる由縁がよくわかります

なにしろ東西に500km

これは東京〜鳥取間に匹敵します

 

500kmといえば

The ALFEE が

「たとえ500マイル離れても」

と歌いますが

500マイルは約800km

こちらは東京〜札幌間より

少し短いくらい

 

大学生の時

アルフィーのオールナイトニッポンに

アルフィーの替え歌を録音して送ったら

番組中に流してもらえたことを

思い出しました

その時録音したカセットテープ

あったはずだけど

それも今は瓦礫の下

 

剣道部は久々の出場です

ここ数年部員がいなくて

エントリーしていなかったのですが

今回被災により

日本航空高校石川から転学してきた

2年生の上田彪人さんを中心に

1年生が集まり出場となりました

上田さんは快進撃を見せ

1 2回戦を突破

優勝した第一シードの選手に

3回戦で敗れてしまいました

 

 

 

 

 

 

 

吹奏楽部は奥能登高校合同バンドとして

「我は海の子」と「希空」を

演奏しました

門前、日本航空石川、能登、飯田高校のみんなと

息の合った演奏を聴かせてくれました

東京から日本航空高校石川の

青木校長先生もわざわざ

足をお運びくださっていました

指揮を務めてくださったのは

飯田高校の錦木ゆかこ先生

 

 

 

 

 

 

 

あと

これは前日の開催で

聴きに行けなかったのですが 

箏曲部が優秀賞をいただきました 

 

活動する場所もないまま迎えた

総文・総体でしたが

それでもそれぞれ学ぶことは

大きかったと思います

つみきのいえ

151日目

 

朝市界隈にある

焼け残った我が家

そこに潜って

整理をする日々が続いています

 

電気が点かず薄暗いので

天気がいい日の

朝日が差し込む

学校が始まるまでの数十分と

勤務時間が終わった後の

夕陽が差し込む数十分

 

公費解体の申請をしているので

その時一斉に処分してもらえば

そんなもんですが

解体の対象となるのは家屋のみ

家財道具などは

解体が始まるまでに

自分で処分しないといけません

 

割れた茶碗や

濡れてシワクチャの本

一つひとつに

ありがとう

思いを込めて

綺麗にしてあげて

サヨナラしています

 

倒れた本棚をヨイショと起こすと

中の本たちがドッサー

いつか読もうと思って買ったものの

読む暇がなく

そのままにしておいたものもたくさん

 

さすが読みたいと思って

買った本たちばかり

こんな面白い本屋さんあるか?

でも消防車の水を吸ったものが多く

ページを捲るとベリベリ

ミルフィーユみたいにポロポロ

 

みなさん

おすすめです

特にお目当ての本がある訳でもなく

なんか面白いのないかなーと

本屋をうろつく時は

自分の本棚

眺めてみてください

自分の好みにぴったりの本が

たくさん見つかりますよ

 

そうやって

倒れた家財を一つひとつめくっていくと

知らなかった我が家の歴史に

出会います

 

こどもたちがつくった

幼稚園の時の作品

お母さんの誕生日に贈った

こどもたちの手紙

 

あの頃忙しくて

ほとんど家にいなかったな

知らない間に

こんなしあわせなひとときを

過ごしていたんだな

 

子供たちがいい子に育ったのは

お母さんがこんなに

がんばってくれていたんだ

 

一冊の絵本が見つかりました

「つみきのいえ」

 

うみのみずがだんだんあがってくる

ふしぎなまちのいえにすむ

おじいさんのおはなしです

 

みずがあがってきて

これまですんでいたいえが

しずみそうになると

そのうえに

あたらしいいえをたてます

 

そうやって

つみきのように

どんどんいえはうえにのびていくのです

 

おばあさんをなくし

ひとりぐらしのおじいさんは

つぎのあたらしいいえをたてているとき

うっかりたいせつなだいくどうぐを

おとしてしまいます

 

どうぐは

したのしたのいえへと

どんどんしずんでいきます

 

おじいさんは

せんすいふくをきて

どうぐをとりにもぐります

 

おじいさんのめのまえにひろがるのは

 

おばあさんがなくなったころのいえ

こどもたちがすだっていったころのいえ

こどもたちがうまれたころのいえ

そして… 

修学旅行が結ぶ縁

150日目

 

よく修学旅行なんかで

多くの高校が利用させていただいている

日本旅行さんより

以下のようなプロジェクトを立ち上げたとの

ご報告をいただきました

 

【能登笑顔プロジェクト】

能登震災の被害を受けた

学校と生徒を応援したい! |

クラウドファンディング - つなぐむ (en-jine.com)

 

リンク先はこちら

https://nta.en-jine.com/projects/nta-notoegao?p_token=d5229fd1a7f040c8bb5250f2876dd1aa

 

21美にまつわるエトセトラ

149日目

 

MROの原田幸子アナから

またまた素敵なお便りをいただきました

金沢21世紀美術館へ行ってこられたとのこと

 

新世界『透明標本展』が開催されていました

 

 

 

 

まるで鉱物のような標本が

不思議な光を放ちます

 

また現在

「第44回石川県高等学校総合文化祭

 高等学校総合美術展」

が開催されています

 

本校から出品した

寺下りなさんの作品が

なんと最優秀賞を獲得しました!

 

 

 

 

 

 

タイトルは

「ネクストステージッ!!!」

最新テクノロジーの結晶と

絶滅危惧種の動物たち

AIの進化は我々に何をもたらすのか?

鑑賞する者の心のありようによって

いろいろな解釈のできる

不思議な作品です

中央左に大きく描かれた手相にも

秘められた意味があるそう

手相占いの本を片手に鑑賞すると

作者の真意がわかるかも

 

この作品は来年度のポスターの図案として

採用されるそうです

 

作品は5月31日(金)までご覧になれます

将来に備えるお金の話

148日目

 

SMBCコンシューマーファイナンス株式会社の

岡元 慶介 氏と 井上 正吾 氏をお迎えして

金融教育の特別授業を行いました

 

 

 

 

 

 

本校は今年度

金融教育の研究指定を受けています

 

1970年の金利は 8% でしたが

現在の金利は 0.02%

 

わかりやすくいうと

100万円預けた場合

昔は1年後に108万円になっていたものが

現在では100万200円にしかならないのです

 

さらに言えば

預けたお金が2倍になるのに

昔は9年だったのに

今は3600年かかるそうです

 

もっと身近な例で言うと

千円で16個買えたハンバーガー

今は5個しか買えません

 

そんな時代だからこそ

お金について

正しい知識を身につける必要があります

 

講義のあとは投資体験ゲームを体験しました

とあるゲーム会社の実際の株価を用いて

10万円を元手に株を売買してみました

 

大切なのは投資はギャンブルではないということ

情報と予測でリスクを下げることが可能です

 

金融商品を選ぶときの

(1)預けたお金げ減ったりしないか

(2)どれだけ利益が期待できるか

(3)預けたお金を自由に引き出せるか

などのポイントについても学びました

 

また投資に適したお金の条件

〇 時間をかけてでも増やしたいお金

✕ 生活に必要なお金

✕近いうちに使う予定があるお金

も教えていただきました

 

私自身

高校生の時こんな授業受けたかったな

と思いました

 

朝のホームルームでは

輪島警察署の方がお見えになり

生徒に直接

交通安全について

その遵守を求めて行かれました

 

 

 

 

 

 

やはり専門家に話していただくと

生徒の心に沁みますね

学校の教員が全てを担うには

無理があるので

場面に応じて

外部の方のお力を

積極的にお借りしたいと思います

 

放課後には

Colaboさんがワークショップを

開いて下さいました

東京を拠点に10代女性を支える活動を

していらっしゃる団体で

今回被災後4回も本校を

訪れてくださっています

 

 

 

 

 

 

今回はモール人形とアロマワックスサシェ作り

カフェスペースでのんびりくつろぎながら

素敵な作品を仕上げていました