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2016年5月の記事一覧

今一度、子どもたちの生活習慣を見直してみませんか!

今一度、子どもたちの生活習慣を見直してみませんか!
                                                              校 長 滝井 陽一
 文部科学省は、毎年国内の小学校6年生および中学校3年生の全児童・生徒を対象とした「全国学力・学習状況調査」を行っています。学力テストと同時に実施した学習状況調査アンケートの結果から、学習習慣・生活習慣やメディア接触状況と学力との相関関係を明らかにしています。
例えば、ゲームやテレビの視聴時間、携帯電話・スマートフォンの利用時間が短い児童・生徒
ど学力テストの平均正答率が高い傾向が見られるということです。(因果関係は)
 鳳至小学校の子どもたち(6年生)の状況はどうだったのでしょうか。

※H28全国結果は、8月末に公開予定。H28本校結果は、自校集計。
 本校の状況は、昨年度に比べ改善は見られるものの、依然全国平均に比べゲームやテレビの視聴時間、携帯電話・スマートフォンの利用時間が大幅に多いのが現状です。
 その反面、鳳至小学校の子どもたちは、以下の結果からも分かるように「家庭学習時間」が全国平均に比べ増えつつあります。

※H28全国結果は、8月末に公開予定。H28本校結果は、自校集計。
 学習時間の増加はとても嬉しい結果ですが、心配なことがあります。
 テレビ視聴等やゲーム等との関わりの時間が多く、家庭学習の時間も多いことです。もしかしたら、その分睡眠時間が少なくなってきているのか? また、子どもたちの2極化が進んできているのか?今後、分析及び実態調査を進めていく必要があると考えています。
 テレビ視聴やゲームで遊ぶ状態が長く続けば、その他の行動をする時間は少なくなります。それが睡眠の時間か、勉強の時間かまでは個々の事情にもよりますが、いずれにせよ勉強にとってマイナスとなることは間違いありません。また、睡眠時間が減っても生活リズムは乱れ、寝不足で集中力も減退し、学力にはマイナスに作用します。実際、ゲームやインターネットのアクセスの時間を、勉強や睡眠時間など他の時間を削って確保しているとの実態は、多数の他の調査結果からも報告されています。
 ここで言えるのは、以上の調査結果をきっかけに、鳳至小学校の子どもたちの生活習慣を改めて見直してみることではないでしょうか。
 【鳳至っ子のきまり】
 ①1日に2時間以上テレビを見たり、ゲームをしてはいけません。
 ②LINE等SNSができる携帯機器等は、夜9時以降親に預けます。
 ③夜は、1~2年生は9時30分、3~4年生は10時、5~6年生は10時30分までに寝ます。
 ④10日、20日、30日は、ノーゲームデー、読書の日。
 学校全体を通しては、宿題の提出率、バリ勉の内容の充実、予習意識などの向上により、家庭学習の充実度が増してきています。このことをチャンスと捉え、今一度、「鳳至っ子のきまり」を子どもたちと確認し、家庭における時間を上手に使えるようになれないいですね。学校や習い事から帰った後の家庭生活のルーティン化が図られれば、子どもたちの心に余裕が生まれ、豊かな心、確かな学力、健やかな身体につながっていくと思います。ご協力お願いします!
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