日誌

2016年1月の記事一覧

「学習力」向上!

                        『学習力』向上を目指して
                                                          校長 滝井 陽一
 12月、5年生対象に石川県独自の「学力調査」が行われました。
 結果は、昨年度に比べ国語も算数も13ポイントも向上しました。当日問題に取り組む子どもたちは、今まで学習してきた成果を出そうと一生懸命頑張っている姿が多く見られました。終了後、自分の出来を気にかける子もいました。これは今までに無かった姿です。
 本校では、学校だよりでお知らせしてきましたように、『学習力』向上を目指しています。この『学習力』は、自ら進んで学習しようとする『学習意欲』に大きく関係します。
 目的を持って学習し、その結果を楽しみにしたり、気にかけたりする姿から、鳳至小学校の子どもたちに『学習意欲』が徐々に身に付いてきたと思えます。本当に嬉しい姿です。


 文部科学省が唱えている「学力の3要素」とは、
 ①基礎的・基本的な知識・技能②思考力・判断力・表現力等③学習意欲 の三つです。

  私たちは、①と②の学力をよく重視します。テスト等で見ることができる力だからです。しかしながら、自ら学ぼうとする『学習意欲』がないと①と②の学力は、なかなか身に付きません。つまり一方的に教えられたり、やらされる学習では、定着度が大きく低下するのです。
この『学習意欲』こそが学力向上の鍵となります。

 鳳至小学校において、子どもたちの『学習意欲』が向上しつつある状況をお知らせします。

 毎週金曜日の昼休みに、「バリ勉ノート」(自主学習ノート)の表彰を校長室で行っています。ノート一冊ごとに表彰するのですが、内容に独自性があったり、丁寧にまとめてあったり、学習の振り返りをしっかり書けていたりすると、「ナイスバリ勉賞」となります。
 今年になってから、「ナイスバリ勉賞」の数が毎週40人以上となり、校長室は子どもたちであふれています。自主学習に対しての学習意欲が向上し、学習力が付いてきた証拠です。きっと学習してきたことの定着度も上がってきていることでしょう。

 また、家庭学習の時間が増してきています。鳳至小学校では、家庭学習の時間の決まりを以下のようにしています。
      低学年:20分以上  中学年:40分以上 高学年:60分以上
 【12月平日平均学習時間】
1年生平均:32.9分 2年生平均:34.9分 3年生平均59.5分 
4年生平均57.6分 5年生平均74.3分 6年生平均71.6分
 以上のように、どの学年も目標学習時間を上回っています。このことが子どもたち一人一人の自信になり、更なる『学習力向上』につながることを期待します。

 今後も授業において「話し合い活動の充実」を目指し、子どもたちの学習意欲を高めるとともに、「分かった」「できた」などの実感を家庭学習へ結びつけていくような取組を行っていき、『学習力向上』を目指していきたいと思います。

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