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2021年9月の記事一覧

運動会、子どもたちはまた一つ成長することができました!!

11日(土)、“絶好の晴天”に恵まれ『鳳至小学校 秋の大運動会』を開催することができました。7月中から、運動会を目指し計画を練り上げたきた子どもたちを見てきた私とすれば、ある程度の子どもたちの活躍は予想できていました。しかし、運動会当日の子どもたちの奮闘ぶりは、私の期待をはるかに超えたものでした。緊張しながらもハツラツさを見せてくれた「入場行進」、動作のつなぎを意識して取り組めた「準備体操」、全員が走りきることが出来た「徒競走」、例年以上に盛り上がりと力強さを見せてくれた「応援合戦」、赤白に分かれた低・中・高各学年がプライドをぶつけたそれぞれの「団体競技」、かわいさの上をゆく“かっこよさ”を追求した低学年の「君の心にクリティカルヒット」、小学生の演技とは思えないレベルにまで完成された中学年の「鳳至ソーラン」、オリンピック・パラリンピック東京大会の熱い思いを引き継いだかのような感動を味わうことが出来た高学年の「CANDO~感動~」、最後まで勝負にこだわってバトンをつないだ「選抜紅白対抗リレー」、そして、まさかまさかの赤・白同点に湧いた閉会式。どの場面も子どもたちの頑張ろうとする姿、団やクラスの仲間と力を合わせ最高の演技にしようとする姿がありました。この運動会の取組を通して、それぞれの子どもが自分や学年の役割を意識し、素直に努力を重ねることで、自分自身はもちろんのこと、クラスも鳳至小学校全体も大きく成長させることができたと感じています。成績発表で得点係の金岡先生が伝えた「みんなが優勝です」の言葉は、まさに、子どもたち全員の頑張りを讃えるにふさわしい言葉だったと思います。そして、運動会を成功させるには自分たちが下級生を引っ張るしかないという強い覚悟で準備や練習をすすめてきた6年生、その6年生のサポートに徹した5年生、両学年のチームワークの良さに導かれた「みんなの優勝」だったと思います。

 閑話休題。運動会開催に関わる私自身の心の内をもう少し述べさせてください。先述した通り、子どもたちは7月中から運動会の成功をイメージして準備を進めてきました。先生方も子どもたちが完全燃焼できるよう一生懸命、知恵を出し続けてくれました。その頃の自分には、運動会が実施できないのではないかという不安はとても小さなものでした。しかし、8月の前半からコロナウイルスの感染が広がり、8月末に輪島市にも感染が伝えられた時には、開催も難しいのではという不安が大きくなり、運動会の実施は“運”次第だなと考えるようになっていました。しかし、運動会当日、保護者や地域の皆様を迎える最終準備を進める中で、こうして運動会が出来るのも子どもたちの努力だけでなく、やはり、保護者や地域の皆様の努力の積み重ねがあってのことという思いが強まりました。日常的な皆様の努力の積み重ねが、“必然”として運動会の開催を実現してくれたのだと思います。保護者や地域の皆様といった大人の努力があるからこそ、子どもの学びを止めずに済んだと考えます。

 “実りの秋”という言葉もありますが、学校では10月以降も宿泊体験学習(6年)や学年集会、マラソン大会、金管鼓隊発表会など、子どもの学習の成果を発表する行事がいくつも予定されています。子どもたちの学びを止めないためにも、これまで通り、保護者や地域の皆様のご理解とご協力をよろしくお願いします。

           学校長 山 岸  茂 樹

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