日誌

2021年7月の記事一覧

夏休みを使って、『時間を管理する』練習を!!

7月14日、北陸地方にも梅雨明けが宣言されました。いよいよ本格的な夏の到来です。そして、2年ぶりに子どもたちが楽しみにしている40日あまりの長い夏休みに入ります。昨年は休校期間があったため、10日間しか休みがなく、夏休み帳も図工や習字の宿題もありませんでした。今年は休みが長い分、夏休み帳もあれば、読書感想文、バリ勉ノート、図工や習字といった応募作品の宿題もあります。また、学校としてはたくさん本を読むことも奨励します。 しかし、子どもにとってみれば、せっかくの休みなのだし、プールや海に行ったり、友だちと遊んだりしたい、自分のやりたいことに時間を使いたいというのが偽らざる気持ちです。

そこで問題になってくるのが、“時間の使い方(時間を管理する力)”です。学校の日常ならば8:30から16:00までの間に読書(朝読書)の時間や5~6コマの授業、休み時間、給食、掃除の時間が設定されます。そして、先生という名の大人の主導の下、子どもの好き嫌いにかかわらず、やるべき勉強や活動を行います。しかし、休みの日は、子どもが行動内容を決める割合が増えます。そうすると、自分の好きなことを優先させたい、面倒くさいと思うことは後回しにしたいという思いが先に立つのが人情です。やらなくてはならないと意識している勉強も、後回しの対象になります。実際、夏休みも残り数日というころになって慌てて宿題をするのは、まさに、休みの間に自分のやりたいことを優先させ、面倒くさいことを後回しにした結果です。

この夏休み、子どもたち自身が主体となって活動する時間が増えます。しかし、その時間を、その時さえ楽しければよいこと、やりたいことばかりに費やしてしまえば、自分をバランス良く鍛えることはできません。そこで、子どもたちには、長期の休み中に、自分自身で『時間を管理する』練習に取り組んでほしいと思います。1日の中で、「好きなこと・やりたいことに使う時間」と「やらなくてはならないことに使う時間」をやりくりする力、40日間を見通し、「やらなくてはならないことを無理なく終わらせる」ために計画的に実行にうつす力、「やらなくてはならないこと」をやりきろうとする態度が身につくようチャレンジしてほしいと願います。

“時間を管理する”ことは、意識したからすぐに出来るというものではありません。小学生、特に低学年の子どもたちには、大変、難しいことだと思います。しかし、心がけたり実際にやってみたりして得た成功体験・失敗経験とも、必ず、子どもたちの将来にプラスに作用していきます。子どもたちがくじけそうな時はご家庭で声を掛けていただければ幸いです。ご理解とご協力をよろしくお願いします。

【追記】

6月の段階では未確定であった、金管鼓隊発表会は11月2日に河井小と合同で行うことになりました。時間や場所等、詳細については、2学期に入ってお知らせいたします。

                                        学校長   山 岸  茂 樹

0