日誌

2022年8月の記事一覧

実りの秋を迎えるにあたって …まずは、手洗い・消毒・マスクの徹底から

 40日間にわたる夏休みが終わりました。振り返って見ると、今年の夏休みは例年以上に『安心』・『安全』について考えさせられる機会が多くありました。コロナについての行動制限がない夏ということで、折に触れ、観光や帰省にかかわる報道もされていましたが、学校には7月20日の1学期終業式が終わった翌日から、コロナ感染にかかわる連絡が入るようになりました。お盆を挟んだ学校閉庁期間の8月10日~17日の8日間では、鳳至小学校に子どもが通う22世帯でコロナ罹患がみられました(児童本人が発症していなくても、家族の誰かが発症していれば、数に含めてあります)。鳳至小学校に子どもが通う世帯数が126世帯ですから、実に、17%の家庭でコロナ感染がみられたことになります(自宅療養や行動制限には気苦労も多かったことでしょう)。 また、7月25日からの平日10日間、プール開放を行いましたが、10日間のうち7日、熱中症アラートが発令されました。そのため、本来なら2時間、プール遊びが楽しめるところが、アラートが出された7日間は30分削られて1時間半のプール遊びになってしまいました(危険な日射しの中、プール当番としてお世話いただいた保護者の皆様、ありがとうございました)。更に8月17日・20日の大雨では、河川の氾濫や土砂災害の恐れから、避難勧告がだされた地域がみられたことも記憶に新しいところです。

 従来、夏休み中の子どもたちへの安全指導としては、海での遭難や事故について気をつけたり、観光客も増えることから交通事故やトラブルに巻き込まれたりしないことに気をつけさせることが定番でした。現在は、いわゆる“定番”の注意事項以上に、コロナ予防や熱中症予防に気を配らなければならなくなっています。また、2014年の広島豪雨以来注目を集めるようになった“線状降水帯”がもたらす大雨についても注意しなくてはなりません。今までとは質の違う“脅威”から自分たちの生活を守るためにはどのような備えが必要か、安心できる生活を送るため日常的に何をしていくか、不慮の出来事に見舞われたときにどのように行動すべきか…。より、身近に考えさせられた夏休みでした。

  今日(8月30日)から2学期が始まりました。『実りの秋』という言葉がありますが、2学期は子どもたちが学習してきたことを生かして活躍する経験をいくつも積むことができる機会が準備されている学期です。そしてその活躍を友達と評価し合ったり、第三者に評価してもらったりすることで自信や意欲を深め、更に次の目標を定め邁進しようとする時期です。学校としては子どもたちの学びを職員全員でサポートしていきたいと考えます。そして、そのためには、子どもの学びを止めないことが重要ポイントとなります。ですから、2学期についても1学期同様、手洗い・消毒・マスク着用の徹底を重要視していきます(マスクについては、熱中症のことも考慮しながら、適宜、子どもたちには指示をだしていきます)。また、子どもたちが自信をつけるためには、地域や保護者の皆様からのお声かけが不可欠です。コロナの影響で学校に足を運ぶことをためらわれている方も多いことと思いますが、マスクを着用すること消毒することをお守りいただき、子どもたちの活動の様子をご覧になっていただければと思います。2学期もまた、学校の教育活動にご理解とご協力をよろしくお願いします。 

               学校長   山 岸  茂 樹

 

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