笠野っ子ニュース

2017年11月の記事一覧

5・6年生いしかわ森林環境実感ツアー

石川県県央農林総合事務所森林部林業振興課が主催しているツアーに応募。本校だけでは人数が少ないので,刈安小・萩野台小にも声をかけ,見事,参加を認められ,この日,5・6年生とともに,森林の恵み(役割)や森林・林業の現状等を体験してきました。
はじめに行ったのは,御門No.2団地(津幡町下矢田)。ここでは,山に入り,間伐作業現場を見学しました。10分ほど登ると,現場に到着しました。そこではたくさんの方々が作業に関わっていました。まずは,作業員の方がチェーンソーで杉を伐倒し,次にプロセッサという造材・集積機で木を切り分け(左写真),所定の位置に集めます。最後にフォワーダという集材機でそれらを回収(中央写真)し,トラックのいる麓まで運びます。生憎の雨の中ではありましたが,児童たち,その手際の良さと精密な作業に驚いていました。作業見学の後,児童たちは,枝打ちを体験(右写真)しました。



次に向かったのは,森林公園のインフォメーションセンター。係の方に,木の種類によるそれぞれの特徴について教えて頂いた(左写真)後,自由学習となりました。児童たちは,いろいろな木材サンプルを興味津々で触って感じて(写真中央)いました。昼食後は,木材を積み上げることに集中する児童が増え,中には背丈を上回る高さまで積み上げるグループ(右写真)もでました。3校の児童たちが,学校ごとに固まらず,仲よく混ざって遊んでいたのでうれしかったです。最後に,木育関係のプレゼンテーションがありました。



最後の目的地は,金沢森林組合ウッドプラザ(金沢市宮野町)。ここでは,間伐材の製材や,加工工場の見学などを行いました。(雨は止んでいました。)太くて長い木材(杉)が,機械で次々に角材になっていく様子(中央写真)には,児童たち,目を丸くしていました。その他,いろいろな作業を見学しました。丸太切り(右写真)や,ロール釘打機による釘打ち作業も体験しました。釘装てんはマガジンによって行われ,さながらマシンガンのようでした。



山は,紅葉最終盤。とってもきれいでした。この山々を守るには,森林の利活用が大切であるということが改めて分かった,そんな一日でした。ウッドプラザでは,木材の切り口にチョークで数字が書かれていました。直径(偶数表示)だそうです。この数値を機械に打ち込めば,その太さに応じた切り分けをしてくれるのですね。知らないうちに,林業も大きく変わった(機械化が進んだ)のです。移動は,大型バス。快適でした。この日は,バスを含め,県央農林総合事務所の方々に本当にお世話になりました。(もちろん,全て無料!)ありがとうございました。また2年後の5・6年生にも参加してほしいですね。