2024年12月の記事一覧
紅白歌合戦
地震から366 日目
豪雨から102 日目
こんな神秘的な虹に迎えられて迎えた
今年最後の日
現在大晦日の夕方6時
今年が終わるまであと6時間
あの日がまたやってきます
もうすぐ紅白歌合戦が始まります
今年は輪島から中継で
坂本冬美さんが
「能登はいらんかいね」を
歌ってくださいます
とここまでは
既に報道発表されていることですが
場所については当日の混乱を避けるために
公開はされていませんでした
もう大丈夫だろうということで
このブログをご覧のみなさんだけに
ちょこっといい情報をお知らせします
会場は輪島高校です
昨日会場設営をすませました
冬美さんの楽屋は校長室の隣
ずっと声出しをなさっています
仕事をしながら
隣の部屋から聞こえてくる
生歌にうっとり
決して妥協はなさいません
プロってこんなものなのだと感心しきり
冬美さんの「恋の予感」
最高でしたよ
リハーサルでは本番さながら
昨日座席を少々追加しましたので
事前受付をされていない方でも
お入りになれます
よろしければお越しください
注意事項
1.お車でお越しの際はJAもしくは市役所をご利用ください
2.上履きをご用意ください
3.防寒対策をなさってください
4.受付は19:45~20:30 体育館で行います
途中入場はできません
5.会場内での飲食は禁止です
お茶お水のペットボトルは持ち込みになれますが
ゴミはお持ち帰りください
6.体調の悪い方 熱のある方はご遠慮ください
7.撮影・録音機器は持ち込まないでください
8.キャラクターやブランド名が大きくプリントされた服装はおやめください
9.テレビに映る可能性があります
あらかじめご了承ください
卒業生の親御さんからこんなメールいただきました
「卒業生の親です。
12月29日土曜日の午後3時頃に北国銀行前の歩道でお財布を拾いました。
中身をATMに居た方達で確認したところ、現金とスイカのカード1枚入っていました。
大人なら他にもカードや免許証など入れているような気がして
学校も近いし何となく生徒さんなのかな??と思いました。
もし探している方がみえましたら、輪島警察署に届けてあるので、お伝え下さい。
黒のファスナーの折りたたみ財布です
PS⋯兄の祐将は矢田先生にお世話になって福井工業大学に合格させていただき有難うございました。
先日北国新聞の発行するアクタスという雑誌の8月号に
福井工業大学の生徒、輪島高校の卒業生として掲載していただきました
輪島図書館にもあったので良かったら見てみてもらえると嬉しいです」
ご親切にありがとうございます
能登はいらんかいね
地震から365 日目
豪雨から101 日
紅白歌合戦の中継のため
輪島入りされた坂本冬美さんを
ワイプラザ内の仮設朝市へご案内しました
本当に気さくな方で
みなさんへお声かけくださり
握手やサインにも快く応じてくださいました
明日の紅白歌合戦で
さらに元気をいただきたいと思います
先日このブログで
大人の学力検査で日本は世界2位だ
という話題に触れたら
金沢大学の轟亮教授が賛同してくださり
よくぞ書いてくれたと
教授曰く
これは大谷翔平の活躍に匹敵する
世界に誇るべきものである
しかも日本国民全体で勝ち取った賞だから
日本全体で提灯行列や
親子三代橋の渡り初めをするくらい
祝福すべきものである
とのことです
教授がその一例を挙げてくださったのは
日本の小学校で
クラスで話し合って合唱の曲を決めている場面
子どもだけでこんなことができるのか
海外の教育関係者は驚くそうです
TOKKATSU(特活)という言葉も
世界に広まりつつあるらしいですしね
私が前任校で
シンガポールの高校と交流していた頃の話です
オックスフォードやケンブリッジに
多くの合格者を出す超エリート校です
しかし集会の様子なんかを見ていると
正直だらしない感じでした
その高校が
日本の規律ある式典
つまり入学式や卒業式の指導を
取り入れたのです
すると生徒の生活様式が
みるみる変わっていくのが
外から見てもはっきりと
みて取れました
OECDとの共創をしていると
日本の教育の素晴らしさをさらに感じます
子どもの意見を取り入れる場面を
多く取り入れていることに
多くの国の方が驚かれます
掃除指導により
身の回りを綺麗に保つこと
物を大切にする公共心が育つこと
東日本大震災の際に
あんなに酷い状態にも関わらず
譲り合いの心を持っていることに
世界中が驚愕しました
今回の能登半島地震においても
そのことは同じです
皆が口に出したいことを口にせず
黙って一歩ずつ進んでいるのです
この事実とともに
先述の日本の教育の素晴らしさを
マスコミの方は
もっともっと伝えていただきたいと
思うのです
日本の先生は
かくの如く
尊いお仕事をなさっているのです
そのことを誇りに思ってもいいし
その仕事を目指す学生が増やすために
教育予算を上げて
教員の給料をその仕事に見合うだけ上げると同時に
教員が授業に集中できるように
それ以外の仕事を担う方の雇用を
推し進める必要があります
熱心でない
ごくごく一部のふしだらな教員のせいで
教員全体の世間の風当たりが強くなることを
非常に腹立たしく感じます
今時忘年会
地震から364 日目
豪雨から100 日
昨日の近江町市場での販売会
担当の山上先生からおたよりが
今日は小雪が舞う中、遠くはるばる岡山県立興陽高等学校、IPU環太平洋大学の学生、教員のみなさんと共同販売を通して交流することができ相互に貴重な経験となりました。
寒さに震えながらオリジナル商品を販売したことは参加した皆の記憶にしっかりと残り、今後の課題の発見や解決に役立っていくだろうと感じました
帰り道、輪島高校の生徒と歩きながら、より良い方法を出し合いました。活発に自分事として意見を次々に出す生徒がとても頼もしく、県の枠を越えた新しい教育がはじまった実感がありました。
もっと「より良く」という思いが通じ合えた一日となりました。
あたたかいコロッケとても美味しかったです
ありがとうございました
それから昨日は忘年会がありました
と言ってもお酒はなしです
高校生の忘年会だからです
お店の予約もなしです
オンラインの忘年会だからです
公用語は英語です
なぜならパリサミットに参加した生徒たちの
忘年会だからです
世界中から参加です
なんて令和な忘年会でしょう
ところで日本以外に
忘年会ってそもそもあるのかな?
気になって調べてみました
英語でなんていうんだろ?
ありました
Year-end Party
今度はYear-end Party で検索
ヒットするのは日本のサイトばかり
日本ならではの伝統を伝えるための
訳語のようです
さらに調べると
台湾の尾牙(ウェイヤー)
中国の年会(ニィェンフゥェイ)
韓国の送年会(송년회〈ソンニョネ〉、送年會)
(韓国では「会」を「え」と読むんですね
日本でも「会釈」と言いますもんね)
東アジアには似たような風習がありました
We wish a merry Christmas
and Happy New Year
クリスマスと正月を
いっしょくたにしているこの曲
昔から違和感を持っているのですが
欧米とアジアでは新年に対する感覚が
全く違うんでしょうね
そうそう
オーストラリアのクリスマスツリーには
てっぺんに
星ではなく太陽が飾ってありました
諸説ありますが忘年会は
鎌倉時代に貴族が和歌を詠む行事として
始まったとされています
優雅ですな
飲み会形式の忘年会が始まったのは
明治時代以降だそうです
企業での忘年会が一般的になったのは
昭和になってから
忘年会になると
やたら高いスペックを発揮する先生って
いましたね
「マジックをします
シルクハットの中に
卵を入れまーす
そしてかぶると…」
本人は鳩を出すつもりでも
酔っているのでグダグダです
顔を生卵がタラー
「それマジックやなくて
単なる我慢やないかい!」
と突っ込まれて終わりです
忘年会といえば「無礼講」
これどこで切れると思いますか
無礼+講
つまり無礼が許されるという意味ではありません
無+礼講
です
「礼講」とは
神様に捧げたお神酒を偉い人から順番にいただくこと
そして神事が終わった後に開かれる宴を
"無礼講"と言うそうです
若い頃無礼講は何してもいいと勘違いして
調子に乗って
髪の薄い校長先生に
「さすが校長先生!
ただ禿げてませんね!」
(「ただ」は輪島弁かな?「だてに」の意)
となでなでしたのは私です
覚えはないのですが
同席していた先生が後で教えてくれました
その校長先生は
今でもお逢いすると
「おー ビン」
(ビンは私のニックネーム)
と言って声をかけてくださいます
スケールの大きな方です
忘年会といえば景品がつきものです
景品のルーツは江戸時代にその記録が残されています
もともと景品というのは
商品やサービスを宣伝するアイテムのことです
その原型は元禄時代
駿河町「越後屋」がはじめた貸し傘サービスです
にわか雨が振ると
店章入りの傘を多くの客に無料で貸し出しました
「江戸中を 越後屋にして 虹が吹き」
という川柳が残されているほどです
「越後屋」は
今でいうところの
三井アウトレットパークの三井グループです
そのサービス精神は
脈々と引き継がれているのですね
さて今回のオンライン忘年会
新型コロナの影響で一気に広まりましたね
私は一度も参加したことがありません
「何が楽しいんだか」という思いを持っていたからです
でも今はそれも楽しいかなと
思いはじめています
というのも現在
輪島と金沢のニ拠点生活をしていて
夜ひとりで呑みながら
このブログを書くことが増えてきたからです
iPad相手にひとりで呟いていても
案外面白いなと感じはじめています
酔ったときの特徴分かりますか?
まず話が長い!
そして話題があちこちへ飛ぶ
実は自分で後で読み返して
面白いと思うこともあります
ほとんどが酔っ払って書いたときのものです
翌朝読み返して
「やばいやばい」と
慌てて消去することもあります
さて今日はどっちでしょう?
チーム桃太郎
地震から363 日目
豪雨から99 日目
岡山と輪島から1日限りの共同出店
興陽高校さん
環太平洋大学さんといっしょに
協力しながら開発した
バスソルト
近江町いちば館広場で販売しました
興陽高校さんが開発した
「玉ねぎドレッシング」と「辛子味噌」
輪島高校「街プロ」で開発した
「猫も食べられるお菓子」
各校オリジナル商品も販売しました
たくさんの方が買ってくださいました
売上の一部は
復興支援に充てさせていただきます
遠く岡山からありがとうございました
岡山から来てくださった高校生は
寒い中大変だったろうなと声かけすると
降りしきる雪に
「こんなの初めて!」
と大はしゃぎでした
岡山といえば桃太郎
教育研究家の妹尾昌俊氏は
チームとして機能していない学校組織を
面白く例えています
犬「桃太郎さん どの鬼退治したらいいんすか?」
猿「きび団子ぐらいでこき使いやがって」
雉「サルがどっか行っちゃいました」
指示待ちの犬
やる気ゼロの猿
そして傍観者評論家の雉
これでは上手くいきません
おかげさまで輪島高校では
発災以降
先生方一人ひとりが
それぞれの強みや個性を活かしながら
リーダーシップを発揮し
お互いによい影響を与え合って
一年間を終えようとしています
通常業務以外の仕事が
通常業務以上に押し寄せる中
不平も漏らさず愚痴も言わず
私の耳に入っていないだけかもしれませんが
少なくとも耳に入る前に
みなさんで処理してくださり
感謝の心で一年を終えようとしています
今日から年末休暇
どうかご家族そして大切な方と
ゆっくりお過ごしください
とはいっても大晦日のしかも深夜に
何人かにボランティアをお願いしている
ブラック校長でした
ブラックにまつわる小咄を一席
「俺の仕事ブラックやねん」
「何ゆうてんねん
仕事があるだけマシやないかい」
「せやな
そういやおまえムショクやったな」
これ文珍師匠がおっしゃっていました
ところで桃太郎伝説にはネタ元があって
吉備(きび・岡山県)に伝わる
温羅(うら)伝説がそれです
一説によると
温羅とは百済(くだら)の王子で
吉備へとやってきて
製鉄などの技術を伝え
一帯を支配した一大勢力の首領です
対抗勢力の崇神(すじん)天皇が
征伐のために派遣したのが
吉備津彦命(きびつひこのみこと)と
その家来の豪族
犬飼県主
鳥飼臣
猿女君です
温羅が拠点としていたのは鬼ノ城
鬼ヶ島ではなく山の上のお城でした
この城は50年ほど前に発見された城跡で
それまで土に埋もれていたものです
鬼ノ城めがけ吉備津彦は2本の矢を同時に放つと
うち1本が温羅の目に命中
流れる血が川となりました
それが今も岡山県を流れる血吸川
今は透き通った水が流れているそうですが
当時は温羅が営む製鉄により
酸化鉄が流れて
真っ赤な川だったのかもしれません
石川県には金腐川(かなくさりがわ)
という川がありますが
こちらはどうなんでしょうか
金属が錆びる酸性の水が流れていたのかなと
勝手に想像しています
温羅は地元の女性と結ばれて
幸せに暮らしていたそうですが
その妻・阿曽媛(あぞめ)が
得意としていた料理が
きびだんごだったとか
吉備津彦にはお姉さんがいて
倭迹迹日百襲姫命
やまと・ととひ・ももそひめのみこと
という非常にややこしい名前です
一説によると
彼女こそ卑弥呼ではないかと言われています
となると卑弥呼と桃太郎は姉弟
ロマン溢れる話です
今日の【活動性を高める授業づくり】
グループ分けができたら
自己紹介による仲間づくりをします
私はたまにこんな意地悪をします
「それではペアになって
いまからお互いにひとり1分間の
自己紹介をしてもらいます
順番を決めてください
ではひとりめ
いいですか
1分間計ります
ではスタート」
自己紹介が始まります
1分経っても終わりませんが
「はいストップ
1分経ちました
自己紹介をやめてください」
「次にふたりめ
自分の自己紹介の前に
今相手が話してくれたことを
1分間で復唱してください
ではどうぞ」
30秒も経たないうちに
シーンとなってしまいます
つまり
ひとりめが自己紹介をしている間
聞いているようで
実はほとんどの人が
次の自分の番には何を話そうか
考えているのです
安永先生の授業では
そんな意地悪なしに
全員が他の話を聞くための
仕掛けがしてありました
自己紹介の後→
紹介した人が誰かを指名する→
指名された人が復唱する→
間違いがあれば修正する→
情報交換する
といったルールを
最初に徹底させます
そのことにより
他の人の話を聞くことに
意識を向けさせることができるのです
人が繋がらないとバレーボールじゃない!
地震から362 日目
豪雨から98 日目
紅白歌合戦の曲順が発表されました
坂本冬美さんが被災地輪島から
「能登はいらんかいね」を
歌い上げてくださいます
「冷で五合 ぬくめて五合
しめて一升 酒ありゃ楽し」
能登の人間どんだけ酒呑みや
まあ嘘じゃないけど
御陣乗太鼓との共演です
24番目の登場なので
21:15 頃からになります
ぜひご覧ください
昔
「紅白歌合戦は演歌ばかりでつまらん」
と言っていた私の同年代の友人が
今
「若いもんの歌ばかりでつまらん」
と文句をたれています
結局自分の好きな歌聞きたいだけやないかい
私も若い頃は
歳とったら演歌好きになるんかな
と思っていたけど
一向に好きになりません
演歌好きの方ごめんなさい
結局若くて多感な頃に心に響いた歌を
一生愛し続けるのですね
きっと
自分の好きな歌ばかりでなく
おじいちゃんやおばあちゃん
子どもや孫みんなで楽しめるのが
紅白歌合戦の醍醐味です
決して年代の違う歌を毛嫌いせず
いっしょに楽しみたいものです
遊学館高校
北陸大谷高校
金沢北陵高校の
男子バレーボールの皆さんが
練習試合に
わざわざ遠く集まってくださいました
昼休みには
激励動画を披露してくださいました
遊学館高校の福田圭一監督が中心となって
作成してくださったものです
「今までただ勝てればいいと思っていた」
「ライバルチームのことなんて考えたこともなかった」
「人が繋がらないとバレーボールじゃない」
https://drive.google.com/file/d/1Sp0KxRQIC15suTpX6SPlQ0fIacN1owgz/view
サイズが大きいので
一旦ダウンロードする必要があるかもしれません
ぜひご覧ください
横断幕も送っていただきました
いろんな高校のバレー部のみんなから
書いてもらったものです
金沢錦丘高校の森校長先生も
書いてくださっていました
今日は輪島高校のメンバーからも
ひとことを書いて
小松大谷高校さんに託しました
小松大谷高校さんは
春高バレーに出場します
ひとつでも多く勝ち進んで
元気をください!
福田先生が
本校顧問奥野先生のことを
「今どき珍しい熱い男」
と大絶賛でした
たしかに暑苦しいほどに熱い男ですが
輪島の宝です
さらに副顧問
震災のあった今年
新採となった宮下琢磨先生も
それに次ぐ篤い男です
今日の【活動性を高める授業づくり】
「学びの場」づくりのポイントです
活発な活動が展開されるには
グループづくりが重要です
グループ活動には
3~4人くらいが適切ですが
構成メンバーは
できるだけ異質にするのが望ましいです
所属・性別・年齢・専門・学力など
同質な集団だと
同じような発想しか出てきません
私がよく使っていた手法は
グループ分けに
簡単な性格診断を使う方法です
例えばこんな質問をします
「平和な日曜日の午後
子どもがゲームの取り合いで
喧嘩を始めました
あなたが親ならどうしますか?」
① 取り上げる または もうひとつ買い与える
② ルールを示して(例えば15分ずつ)守らせる
③ 仲良くしたらご褒美をあげると約束する
④ 二人で話し合ってどうするか決めさせる
どれが正しいかではありません
直感的にあなたに近いと思うものを選んでください
① スピード重視で短期決戦が得意な
仕事師(Agent)タイプ
② 慎重で決まり事を重んじる
管理者(Regulator)タイプ
③ 中長期的な視野を持ち結果を重視する
起業家(Creator)タイプ
④ 柔軟な発想をもちプロセスを大切にする
調整役(Uniter)タイプ
いかがですか?
①~④のタイプがばらばらなグループほど
多くのアイデアが飛び出し
活動が活発になるのです
活動性を高める授業とは
地震から361 日目
豪雨から97 日目
羽咋高校にお邪魔して
「活動性を高める授業づくり
〜協同教育の理論と方法〜」
について学んできました
久留米大学の安永悟教授による研修です
震災直後に1月2日の本ブログで紹介した
その時からずっと今でも私の心の支えとなっている
終戦直後の何もない広場に子どもたちを集めて
学びを止めるなと呼びかけた先生の逸話
思えばあれが活動性を重視した授業の
原点なのかもしれません
今日の研修の冒頭でご紹介いただいた言葉
「集えば始まり
共にいれば進歩し
共同すれば成功する」
これを目にした瞬間
こんなことをふと考えたのでした
戦後日本の復興を支えた
GHQ指導のもと推し進められた
生活体験を重視した教育
それこそが被災地に求められる教育である
という信念に従い
1年間「街プロ」をはじめ
さまざまな教育活動を展開してきました
これが将来この子たちにとって
どんなふうに結びついていくのか
全く正解も
なんの確証もないまま
走り続けた一年でした
今日は
今までやってきたことは間違いではないぞ
と背中を押された気持ちになったり
まだまだこんなこともできるぞ
と大きなヒントをいただいた研修となりました
今日の研修に参加できなかった先生にも
ぜひお伝えしたいと思い
安永先生の許可をいただき
研修内容の共有をしようと思います
私は実は急遽検査入院をしていまして
今日の研修は欠席の届けをしてあったのです
ところが今朝早くに看護師さんから
「もう出ていってもいいよ」と言われたので
どうしても研修を聞きたくて
当初の予定通り駆けつけた次第です
それでも遅刻してしまったので
おそるおそる扉を開き
空いている席にこそっと座って
合流するつもりでいたのですが
先生は大切なお話を止めてまで
私を最前列の席に招き入れてくださったのです
後になって徐々に気づくのですが
それこそが
誰一人取りこぼすことなく
共同に巻き込んでいく手法のひとつなのです
おかげで遅刻したという負い目を感じることが全くなく
研修に入っていけるのでした
内容が盛りだくさんで
とっても有意義な内容だったので
明日からちょこちょこと紹介します
メリークリスマスの方程式
地震から360 日目
豪雨から96 日目
まずは数学の問題から
y = loge ( X/m − as ) / r2
これを解いてみましょう
両辺に r2 をかけて
r2y = loge ( X/m − as )
rry = loge ( X/m − as )
log28 とは
「1 に 2 を何回かけたら 8 になりますか?」
という意味なので
log28 = 3 と 23 = 8 は同じ意味
つまり
erry = X/m − as
両辺に m をかけて
merry = X−mas
メリークリスマス!
もうひとつ驚くべき数学の問題を
Newtonで見つけました
「GAKKOU」を構成するアルファベットを
並び替えてできる文字列を
英和辞書に登場する
アルファベット順に並べた時
100番目に現れる文字列を答えなさい
駿台予備学校の先生が考えられた問題のようです
解いてみてください
驚きの結果になりますよ
能登半島にある
これまた被害の大きかった穴水町に
素敵なクリスマスの
イルミネーションスポットがあります
まるおかクリニック
小児科のお医者さんです
うちの娘たちもよく通いました
この辺の子は
大概お世話になっていると思います
年々豪華になってきて
震災直前にはこの写真の数倍の規模の
光のシャワーを浴びせてくれる
ロマンチックで夢のある
知る人ぞ知るスポットでした
今年は
街灯のつかない真っ暗なまちの中で
いっそう幻想的です
チョウチンアンコウの灯りに引き寄せられ
パクッとやられた
深海のプランクトンだった頃の
前世を思い出しました
先日完成したバスソルト
岡山の企画外のキュウリと
能登の塩をコラボさせたもの
私も使ってみましたが
マスカットの香りがなんとも落ち着きます
28日(土)
近江町市場で販売します
ぜひお買い求めください
パリの教師生徒サミットに参加した生徒が
馳浩知事のもとを表敬訪問しました
ここから個人的な業務連絡です
ただいま iPad のOUTLOOK が
Authenticator によって制限がかかって見れません
しばらく出張が続くので
学校に帰るまで
出先からのメールのチェックができません
急用の際は携帯電話までご連絡願います
誰か Authenticator の使い方教えてください
アナログ人間なので往生してます
Saint Nicholas
地震から359 日目
豪雨から95 日目
クリスマスイブ
昨日
冨水先生と毛利先生が
「サンタはいるか?」で
盛んに議論をしていました
冨水先生は
「今日という日は
これからの人生の中で
一番若いんだ!
だからサンタはいる!」
なんでそれが根拠?
相変わらず訳がわからないけど
妙に説得力のあるプレゼンでした
高校生になっても
「サンタはいる!
だからサンタにはこれをもらって
パパからはあれ!」
とプレゼントの二重取りを画策していたのは
うちの長女です
有名な話ですが
ニューヨークの新聞社の
世界一の社説の話
8歳のバージニアちゃんからの
「サンタはいるの?」という質問に対して
真剣に答えてくれたものです
「こんにちは、しんぶんのおじさん。
わたしは8さいのおんなのこです。
じつは、ともだちがサンタクロースはいないというのです。
ほんとうのことをおしえてください。
サンタクロースはいるのですか?」
「ヴァージニア
それは友だちの方がまちがっているよ
見たことがないと信じられないんだね
じつはね
ヴァージニア
サンタクロースはいるんだ
愛とか思いやりとかいたわりとかがちゃんとあるように
サンタクロースもちゃんといるし
そういうものがあふれているおかげで
ひとのまいにちはいやされたりうるおったりする
目に見えない世界には
どんなに力があっても
どれだけたばになってかかっても
こじあけることのできないカーテンみたいなものがかかってるんだ
すなおな心とか
よりそう気もちや
だれかを好きになる心だけが
そのカーテンをあけることができて
そのむこうのすごくきれいですてきなものを
見えたりえがいたりすることができる
これだけはほんとうのことなんだよ」
目に見えない大きな力に打ちのめされ
開かないカーテンをこじ開けようと
何度ももがき続けてきた今
もう一度読み返してみると
本当に心に染みる文章です
すなおな心
よりそう気もちをを忘れずに
来年も一歩ずつ進もう
きれいですてきな未来をえがくために
そんな思いにさせてくれました
子どもにとってサンタが特別なものであるように
親にとって
プレゼントを開くときの子どもの笑顔は
かけがえのないプレゼントです
こんな話昔読んだことがあります
クリスマスの1週間前
ある少年の元にサンタから手紙が届きます
「今年から君へのクリスマスプレゼントはなしだ
もうお兄ちゃんだもんね
その代わり
君をサンタの仲間に入れてあげよう
最初の任務だ
妹の欲しいものを探るんだ
直接聞いてはいけないよ
君がサンタであることは
絶対に知られてはいけない
わかったら手紙で知らせてくれ
では幸運を祈る」
その時から少年は妹の一挙一同に
目を光らせるように
そして任務を遂行します
クリスマスの朝
欲しかったプレゼントを手にして
大喜びする妹のそばには
嬉しそうに
そして誇らしげに微笑む
お兄ちゃんの姿があるのでした
今週の「福島から能登 未来へ」
【ふるさと】
ふるさとが
天災によって壊され
大切な人を亡くし
心通わせた人々が離れていくことは
本当につらく耐えがたいと思います
それを乗り越えるには時間が必要で
どのくらいかかるかわかりません
ふるさとが元に戻るかわかりません
でも
ふるさとを愛情持って作っていくのは
やはり皆さんしかいません
福島も乗り越えつつあります
福島から応援しています
4月1日生まれの秘密
地震から358 日目
豪雨から94 日目
今日は2学期最後の日
終業式が行われました
体育館への通路は未だ通行止め
生徒は寒い屋外を通って
遠回りして入らねばならず
教室で放送を用いて行うことにしました
詳しくはこちら
サンタが来てくれました!
詳しくはこちら
今週の「6カ国転校生ナージャ」
発達段階に応じて5歳〜8歳の間で
小学校の入学年度を自由に決めることができる
そんなロシアで小学校に入学したナージャの目に
6歳になる歳に一斉に小学校に入学する日本の制度は
奇異に映るのでした
ところで日本では4月1日生まれの子は
1年上の学年に入れられるって知ってましたか?
5〜6歳児にとって1年の発達の差は大きいです
身体的にも精神的にも発達した
1歳年上の学年に入らざるを得ない
4月1日生まれの子を不憫に思い
4月2日に生まれたことにして
届出をする人もいるということを
耳にしたことがあります
でもどうして日本の学年の境目は
4月1日生まれと2日生まれの
間にあるのでしょうか
それは小学校入学を規定する法律によります
学校教育法第17条第1項には
「満6歳に達した日の翌日以後の最初の4月1日」
に小学校に入学するという規定があります
それでは満6歳に達する日とはいつでしょうか?
「年齢計算ニ関スル法律」第1項には
「年齢ハ出生ノ日ヨリ之ヲ起算ス」
と規定されています
つまりその生まれた日を第1日目として
年齢を計算することになっています
これは明治時代に制定された
わずか3条からなる法律です
令和6(2024)年4月1日生まれの子どもは
令和12(2026)年の4月1日ではなく
3月31日が終わる瞬間をもって満6歳になり
翌日の4月1日から小学校に入学する
ということになります
それでは定年はどうなのでしょう?
公務員の定年を規定する法律には
「定年に達した日以後における
最初の3月31日に退職する」
ということは???
スタッフ自慢
地震から357 日目
豪雨から93 日目
震災後
日常ではない日常が続いていて
通常の学校運営ではありえないことが
次から次へとおこって
そんな中
先生方は
生徒の学びのために
できることを
一人ひとりが真剣に考え
そしてやがて一年が経とうとしています
若い先生方もずいぶん成長してきました
そんな自慢の先生方を
これから少しずつ紹介したいと思います
まずはは商業の木村先生
ご出身は福井です
今年新規採用で全く知らない土地
それも被災地への勤務
被災地の子たちに
できる限りのことをしてあげたいと
ビジネスコースの生徒達を中心に
寄り添ってくれています
生徒も真剣に応えようとし
資格取得に向けて前のめりにがんばっています
「今はわからなくていい
難しくかんじてもいい
でもいつの日か
このことを言っていたんだなと
伏線回収できる日がくるような
そんな授業をしていきたい」
とレベルの高い授業を展開しています
「伏線回収」いい言葉ですね
私も授業をしていたころは
この「伏線回収」を意識した
授業づくりをしてきました
授業の中にところどころ伏線を張っておき
授業の最後の方にそれらが
網の目のようにつながって
生徒の目が輝くような
そんな授業を目指していました
木村先生は
将来において回収する
さらにスケールの大きな
「伏線回収」を狙っているのですね
それとは逆に
結論を先にバラしておき
そこに向けて展開していく
手法もあります
少し前に
「100日で死ぬワニ」という4コマ漫画が
SNSで話題を呼んだことがありました
1匹のワニの
なんでもなくて
それでいてかけがえのない
毎日の記録
100日後に死ぬことが明らかにされて
カウントダウンで進んでいきます
日本中が見守った100日間でした
金魚以下???
地震から356 日目
豪雨から92 日目
金沢大学の「ボラサポ」チームさんが
朝から本校の災害処理のボランティアに
あたってくださっています
どうもありがとうございます
東北復興研修ツアーに参加した生徒たちが
お世話になった多賀城高校さんが主催する
「震災伝承プロジェクト」に
オンラインから参加しました
自己紹介では
「無人島へ持っていくとしたら
何を持っていくか?」
がお題として与えられました
多賀城から参加した中学生の中に
ippon!
と唸らせてくれる名回答が
「自動運転の船です!
なぜなら帰りたくなったら帰れるからです!」
輪島市本町周辺地区まちづくり協議会設立会
が開催されました
これは大規模火災により焼失した
本町と大町の住民による協議会です
代表 副代表 世話人を選出しました
「まち」の骨格について
現状の道路状況と
今後の計画道路について説明がありました
本校からも
「街プロ」で朝市復興に取り組んでいる
馬場さんと水上さんが出席しました
若者の意見を反映させるため
これからがんばります
OECD(経済協力開発機構)による
国際成人力調査(PIAAC)
の結果が先日発表されました
これは大人が社会生活を送る上で必要な能力
を測るものです
日本は大人の学力も世界トップレベル
「読解力」と「数的思考力」で2位
「問題解決能力」で1位で
トップ水準を維持しました
この調査は16~65歳が対象で
今回は31カ国が参加しました
3分野ともフィンランドが1位を獲得しました
(問題解決能力は日本と同点)
では問題に挑戦してみましょう
幼稚園のルール
○お子さんを午前9時までに連れてきてください
○お子さんに楽な服装をさせてください
○朝食は午前7:30まで用意しています
【問題】
子供は遅くとも何時までに幼稚園に入ればいいですか?
少し問題文を端折ってはありますが
難なく解けますよね
ところがそれは
日本の教育水準が高いことの証であって
必ずしも世界では
この問題をほとんどの人が
難なく解けるわけではないということです
さて全ての項目で1位のフィンランドですが
一部で脱デジタル化が進んでいるといいます
世界に先駆けて
教育のデジタル化を推進したフィンランドですが
「学習成果が低下している」
と指摘されるようになり
紙と鉛筆への原点回帰が起こっているというのです
紙かデジタルかという二項対立ではなく
なんでもデジタル化すればいいというものでもなく
目的と場面に応じて使い分ける必要がありそうです
紙に文字を書くということは
視覚 触覚 運動神経などフル稼働する必要があり
記憶の定着に力を発揮します
現在はネット検索で
知らないことをすぐ調べられるので
知識は以前ほど重視されなくなってきていますが
知識があると
新しく調べたことに関して
「そういえばあれと関係あるかな?」
というように結びつけて考えることができます
思考の幅が拡がります
人がひとつのことに集中できる時間は平均15秒
だからコマーシャルの長さは15秒です
このことに関する研究によると
2000年の時点では12秒に落ち込み
2015年マイクロソフト社の研究では
ある先進国の成人の集中力は8秒しか持たず
金魚の9秒に負けたそうです
このことは私は笑えません
なぜなら私の集中力も
金魚どころか金魚のえさのぼうふらレベルだからです
特に苦手なのがオンライン会議です
誰かの発言を7秒くらい聞いていると
もう別のことを考えていたりします
明日またMROラジオ
「Tad Mitani's Innovation Now」
に出演させていただきます
前回の放送を自分で聴いて軽くへこんでいます
録音した自分の声って
どうしてこんなに気持ち悪いんでしょう
不思議ですね
それから
「あのー」
「えっとー」
の多いこと
耳障りったらありゃしない
その点
Tadさんも原田アナもさすがですね
短く端的な言葉で
適切に伝える力をお持ちです
前回は震災後生徒が
どんなふうに頑張ってきたか
お話ししたのですが
次回は
時間軸を未来にフォーカスして
これから目指していくもの
についてお話しできればと思います
15:30からのオンエアです
心配事の9割は起こらないを掘り下げる
地震から355 日目
豪雨から91 日目
牛丼と焼き鳥の炊きだしをしていただきました
ご協力してくださったのは
チーム福島
金沢支援ネット
グリーンコープ
大谷派災害支援チーム輪島
のみなさんです
溢れんばかりの生徒の笑顔です
ありがとうございました
詳しくはこちら
国際文化フォーラムの長江春子さまから
書籍のご寄付をいただきました
ありがとうございました
大成建設様との協創事業もすすんでいます
卒業制作として
被災地の瓦礫を転生させたベンチを作るプロジェクトです
今日は会社の方々といっしょに設計図づくりです
詳しくはこちら
さてさて
「心配事の9割は起こらない」
本当か確かめる実験を始めたまではいいのですが
途中で心配事を数えるのを忘れてしまい
自らの忘却力の証明に終わってしまった
先日の一件ですが
実験結果を踏まえての考察をします
そもそもなぜ人は心配するのか?
検証モデルがうちの3姉妹です
最も心配力の高いのが三女です
小学校の頃朝読書があり
そのための本を
朝 図書室へ行って
借りることになっているのですが
「本借りれるかなー」
と前の晩から眠れなくなるタイプでした
次女は
「借りれなかったら教科書でもいっかなー」
長女にいたっては
「借りれなかったら自分で本書くわ」
ってタイプなので
3者3様でおもしろいです
今年の1月1日午後4時10分
輪島から60キロほど離れた
能登最大の神社気多大社で
私は初詣をしていました
一緒にいたのが我が晴れ女と三女
おみくじをひきました
「大凶
故郷がなくなる
家はつぶされ
波に流され
炎に焼き尽くされ
なにもかも
跡形もなく
運命まであと数分
逃げろ
命が惜しければ」
仮にそう書かれていたとしても
きっと一笑にふしていたことと思います
テロンテロン
テロンテロン
地震です!
通常城郭や神社は
古来地盤のしっかりしたところに
建てられているので
ちょっとやそっとの地震では
揺れないはずですが
それでもかなりの揺れでした
「火を止めろ!」
露店のフライヤーの油が
飛び跳ねています
津波警報発令!
とにかく高台へ
神社の裏山へ駆け上ります
警報が解除されたら家へ帰ろう
ところがいつまでたっても
警報の解除がありません
やがてあたりは真っ暗闇に
そして凍える寒さに
その時脳裏をよぎったのが
そうだ
確かこの山の上に宿泊施設があった
もしかして避難所となってるかも
一筋の光を頼りにたどり着くと
果たしてそこは
避難所開設の準備の真っ最中でした
続々と人が押し寄せてきます
受け入れのお手伝いをしながら
深夜
テレビから目に飛び込んできたのは
燃え盛る被災地の姿
ん…?
それは見慣れた風景
そう自分が数時間前まで過ごしていた
まさにその場所でした
両親は無事か?
戻ろう!
必死で反対したのが
心配遺伝子の三女でした
すったもんだのあげく
その晩はその場所で夜を明かすことに
三女の言うことに従いました
翌朝輪島へ向かいました
あちらこちらに
道路の亀裂に落ちた車
土砂に埋もれた車
おそらく三女の言うことを聞いていなければ
こんなふうに命を落としていたことでしょう
心配遺伝子が救ってくれました
太古の昔
我々人類の祖先はアフリカで生まれ
それからいろんな方向に住処を求めて
旅立っていきます
途中何度も命の危機に晒されながら
あるいは何度も仲間の死を目にしながら
「本借りれるかなー?」
その度に心配遺伝子が発動し
いろんな危険を回避しながら生き延び
そして極東のさいはてまでたどり着いたのが
我々日本人の祖先です
たどり着いた後も
幾度となく災害に見舞われ
心配遺伝子を持たない個体は
そのたびに淘汰され
心配遺伝子を持つ個体が
多く生き残ってきたと考えられます
心配遺伝子は正式には
セロトニントランスポーター遺伝子SS型といって
セロトニンという不安を抑えるホルモンの分泌を
低下させる遺伝子です
日本人の8割が持っています
欧米人では4割くらいなので
日本人は欧米人に比べて
心配性な人が2倍存在することになります
さらに日本海側に住む人に
この遺伝子を持つ人が多く
秋冬にはそのはたらきがさらに強くなります
このことはセロトニンに関係する
脳の松果体という部分が
日照時間に大いに関係があるからです
冬の日本海側は日照時間が短いので
不安感が慢性的に続き
不眠 抑うつ 認知機能の低下が起こり
高齢者における事故が増加するというデータもあります
被災者のみなさん
意識して陽の光を浴びるようにしましょう
それから夜中にゲームして夜更かしし
朝起きれないということがないようにしましょう
いろんなことに不安になってしまう人
集団の中にいるのが怖い人
生きづらさを感じている人
心配遺伝子のしわざなので
だいじょうぶです
それは生物学的に見ると
生存競争の上でとても重要なもので
強く生き残るための遺伝子なので
自信を持ちましょう!
日本人の祖先が
世界のさいはてにたどり着くまでに
手に入れたものもあります
それはアフリカのことわざ
「早く行きたければひとりで行け
遠くへ行きたければみんなで行け」
にあるように
みんなでたどり着いたということです
ひとりだとチャレンジするのが不安だったり
他人の目が気になったりしても
みんなで力を合わせて
助け合い
励まし合い
感謝しあうことで
大きな力を発揮できるのが
日本人です
古くは東洋の魔女
ラグビーやサッカーのWカップ
World Baseball Classic
陸上の男子リレーなど
国際的に活躍したのは
チームプレイに象徴されるものが多いです
個人競技であっても
そのインタビューの中で
チームとして戦ってきた
その仲間に感謝を述べる方がほとんどです
スポーツに限らず
iPS細胞に象徴される研究や
芸術・ビジネスでも
力を合わせて
阿吽の呼吸で協創するのが
日本人の力です
犯罪実行者募集情報の特徴
地震から354 日目
豪雨から90 日目
冬服の頒布会を行います
保護者の崖さんはじめ
有志の方々が準備をしてくださいました
全国から寄せられたあったか冬物の衣類
新品もあります
開催期間は23日(月)~24日(火)
場所は旧 22H 教室(事務室の上)
お気に入りのものを
ご自由にお持ちください
保護者懇談会の帰りに
ぜひお立ち寄りください
極めて凶悪な強盗事件が全国で多発しています
犯罪の実行犯は
ことの重大性を認識することなく
強盗や特殊詐欺等の犯罪に加担している青少年です
彼らは
仕事の内容を明らかにせずに高額報酬を示唆するSNS投稿に
軽い気持ちで応募して重罪を背負うことになっています
警察から
通常のアルバイト募集とは異なる
犯罪実行者募集のサイトの特徴について
情報提供がありましたので
共有させていただきます
まず2つの大きな特徴があります
①X等のSNSで
「高額」「即日即金」「ホワイト案件」等
「楽で」「簡単」「高収入」を強調する
②シグナルやテレグラムといった
匿名性の高いアプリに誘導して
個人情報を送信させ脅迫する
この種の求人には絶対に応募してはいけません
実際に犯行に巻き込まれていった事例についても
報告がありました
①「即日バイト」「高額バイト」で検索したところ
「高額案件 タクシー業務 書類運搬 受け取り、日給5万円から」
といった募集投稿を見つけた
②「即日払いのバイトあります」との投稿を見つけ
コメントしたところ「DMください」との反応があった
③「案件」と検索したところ
「ホワイトな高額案件あります」との募集投稿を見つけた
④おすすめに表示された
「深夜に人を運んでください」「報酬5万円」との
募集投稿を見つけてDMを送った
⑤打ち子(パチンコの代打ち)のバイトの募集を見つけ
DMを送った
⑥「お金配りますよ」と投稿しているアカウントに
DMを送った
⑦「即日即金」と検索したところ
「即金5万円」「運びの仕事」といった
募集投稿を見つけ応募した
⑧「要普通免許、簡単な運びの仕事、ホワイトな仕事、高収入」
等の広告を見て登録した
⑨「送迎」案件のバイトに応募した
そんなに簡単に儲かる仕事などありません
儲かる仕事なら人に言わず自分でやるはずです
学校でも指導してまいりますので
ご家庭でもお話いただければと思います
今週の6カ国転校生ナージャの発見
【体育はどんな感じ?】
ロシアでは背の高い順に並びます
背が高いということは
心身が発達している証拠で
みんなそれを目指して頑張るからだそうです
そういえば自分も野球部で背の高い順だったな
何も意識してなかったけど
あれってロシア式だったのか
プロ野球のドラフト指名選手の
入団記念パーティーに出席した方が
おっしゃっていました
このパーティーには
指名選手のご両親も招待されるのですが
お母さんがそろって背の高い方だったそうです
「運動神経はX染色体に由来する」
という説を聞いたことがありますが
なるほど納得がいきます
対して日本では
背の低い順に並びます
背の低い子のために
前を見やすくするためです
日本人のチームワークを重んじる精神は
こんなところからも来ているのかもしれません
高さにものをいわせて
強烈なスパイクを浴びせるロシアに対して
クイックやブロードなど
チームワークで立ち向かう日本のバレー
小学校の教育にルーツがあるのかもしれません
アメリカでは整列の概念すらありません
体を動かす楽しさを味わうことが
最優先されていて
勝負したり運動神経を自慢する場では
決してありません
フランスには整列はおろか
体育館などの体育施設すらありません
それぞれがやりたいスポーツができる
施設へ行くのだそうです
体育ひとつとっても
各国様々な取り組み方があります
他国の良いところを積極的に取り入れつつ
自国の特徴を活かして
未来への教育のあり方を考えるのが
今輪島高校がOECDと共創している
ティーチングコンパスです
震災後1年に気をつけること
地震から353 日目
豪雨から89 日目
アニバーサリー反応という言葉を
耳にするようになりました
つらい出来事から
1ヶ月 1年などの節目に
感情が大きく揺れることです
怖い思いや不安な気持ちが蘇ります
悲しみや喪失感が強くなります
いらいら 怒り 罪悪感が強くなります
思い出したり夢に見たりします
将来について悲観的になります
つらいことではありますが
でも決してこれは
異常なことではなく
時間とともに回復します
神様は「忘れる」という
すばらしい才能を私たちにくださいました
特に私はその能力に長けています
全然自慢になりませんが
アニバーサリー反応は誰にでも起こります
普段から自分のこころの反応に
目を向けておきましょう
大概のことは何とかなるから
心配事の91.4%はおこらないといいます
2020年のペンシルバニア州立大学での実験です
29人の参加者に10日間
心に浮かんだ心配事を書いてもらい
30日間にわたって追跡調査をした結果です
ということで私も実験です
朝起きたときから心配事を数えてみました
①実は2日間寝すごしていて現在明日だったらどうしよう?
②実は目が覚めた夢を見てるだけで本当はまだ寝てたらどうしよう?
③夜中に誰かが忍び込んで顔にいたずら書きしていたらどうしよう?
④「君の名は」みたいに誰かと入れ替わってたらどうしよう?
うーん確かに論文のとおり
「心配事はかなり的外れでほとんど現実化しないものである」
⑤洗面台の下にゴキブリいたらどうしよう?
⑥風呂にお湯張りするときシャワーになっていて
頭からばしゃーってかぶったらどうしよう?
⑦便座の暖房が消えていて
座るときヒヤッてなったらどうしよう?
⑧用を足している最中にセンサー式の
電気が消えたらどうしよう?
⑨そのときセンサーを反応させるために
Choo Choo TRAIN みたいな動きをしている最中に
誰かがガラって入ってきたらどうしよう
うーんかなりどうでもいいような心配事ばかりです
⑩朝早く洗濯機回して
お隣さんからクレーム来たらどうしよう?
おっ?ちょっとまともな心配事
⑪昨晩でかいイビキをかいていて
お隣さんが眠れていなかったらどうしよう?
⑫今から歯磨くけど
えずいて「オエッ」でなって
お隣さん起こしたらどうしよう?
心配事が実現する8.6%はこのへんにありそうです
この場を借りてお詫びします
私が住む教員仮設住宅の両隣は
同じ学校の先生なのです
もうこのへんで心配事を探すということすら
忘れてしまいました
やはり忘れる才能は天賦のもののようです
不安な心を持っている人の口癖は
「いいことないかなー」
だそうです
未来ばかりを見がちな人の特徴だそうです
この言葉が心に浮かんだら
「いいことがきっと来る!」
とリフレ-ミングしてみましょう
すると現在にフォーカスされ
心が充実するそうです
映像・動画・写真など
目から入る情報に気をつけましょう
これから震災関係の報道が増えてくるので
意識的にテレビをつけない方法もあります
1月1日の予定を立てて準備するのもよいでしょう
旅行などに出かけて
非日常的に過ごすのもひとつの方法です
誰かに相談するのもいいですね
石川こころのケアセンター 0120-333-247
こころの相談ダイヤル 076-237-2700 0570-783-780
こころの避難所相談電話 0120-111-916
環太平洋大学の大池 淳一 准教授が繋いでくださった
岡山県立興陽高校さんとのコラボ商品が完成しました
岡山の規格外のキュウリと
能登の塩を組み合わせてつくった
バスソルトです
12月28日(土)に近江町市場で販売予定です
ぜひお買い求めください
能と神楽のコラボ
地震から352 日目
豪雨から88 日目
被災地の慰問に
天皇皇后両陛下が
お見えになりました
高校の前を通ってお帰りになりましたので
道路に出てお見送りをさせていただきました
送迎のマイクロバスの中で
雅子さまがわざわざお立ちになって
陛下と一緒に
手を振ってくださいました
やさしくりりしいお姿に
隣にいたおばあちゃんが感極まって
涙を流していました
お見送りの後は休みをいただいて
慰問訪問公演
「祈りと再生の能 × 神楽」を観てきました
この災害の後
生かされている私は
めっきり目に見えない力に惹かれるようになり
何かに導かれるように訪れたのでした
能と神楽
全く違うジャンルのもので
本来一緒に演じられることはないのですが
どちらも神様に奉納するもの
という繋がりがあります
演じてくださったのは
観世流シテ方能楽師の武田宗典さん
能には流派が5つあって
観世(かんぜ)流
金春(こんぱる)流
宝生(ほうしょう)流
金剛(こんごう)流
喜多(きた)流
加賀百万石で主流を占めるのは宝生流
その祖は観阿弥の長兄の宝生大夫とされます
能をこよなく愛した五代将軍綱吉は
特に宝生座を贔屓にしました
加賀藩もそれに倣い宝生座を重用したため
金沢では宝生流が主流です
ただ宝生家に伝わる系図によると
宝生流の初代は
世阿弥の弟の蓮阿弥とされています
今回の観世流は観阿弥世阿弥を祖とする最大の流派です
武田宗典さんは
「柔らかくしなやかな水のように
像のないものを像づくる能楽師
自己に向き合い
古典芸能である能に込められた想いを体現する表現者であり
能の表現方法をクリエイティブするクリエイターでもある」
(武田宗典氏公式アカウントより)
能の体験ワークショップもしてくださいました
「つ〜き〜せ〜ぬ〜や〜どこそ〜
め〜でええた〜けーれー」
大声で歌うと体が温かくなってきて
なんだか力が湧いてくる気がしました
神楽の方はというと
神戸の小野八幡神社の禰宜さまで
歌手としても活躍されている涼恵(すずえ)さんです
「君の名は」の
三葉の舞を思い出します
「あめつちへの祈り」という曲の
「水と火と光に育まれ生きてきた」という歌詞
水道があって電気がある
それまでそれが普通と思っていたことが
実は普通ではなく奇跡なんだということを
思い知らされた心に響きました
涼恵さんご自身
阪神淡路大震災を経験され
それまで一緒に育ってきた御神木を
伐採せざるを得ない悲しみを
体験されたそうです
その時伐採された木から作った宝物の
カリンバという楽器も演奏してくださいました
最後にDVDとポストカードをくださいました
たくさんの力をいただきました
ほんとうにありがとうございました
今週の「福島から能登 未来へ」
【自分を大切に】
2011年に起こった東日本大震災
私はまだ保育園児でした
あの日のことは忘れません
お昼寝から目覚めたと同時に
大きな揺れと音が起こり
保育園の先生が
覆い被さり守ってくれました
布団の隙間から見えた庭では
土砂崩れによって
崖下に滑り台が落ちていくのが見えました
何がおこっているかわからない恐怖に
パニックになっていた
あの感情を今でも覚えています
この度で被災された方々も
同じ恐怖を味わったでしょう
それでも負けず
復興を目指してがんばっている姿を
幾度も拝見していました
一日も早い復興をお祈りします
自分自身の体を大切にしてほしいです
樒(しきみ)の力
地震から351 日目
豪雨から87 日目
支援金をいただきました
群馬県立沼田高等学校様からです
JRC部のみなさんが募金活動をしてくださいました
ありがとうございました
沼田高校さんは男子校ですが
来年度から近くの女子校といっしょになるのだそうです
楽しみですね
樒(しきみ)という植物があります
四季を通じて常に美しい緑の葉を保つことから
「四季美」転じて「しきみ」となったようです
昔から邪悪なものを寄せつけない力を持つということで
仏閣の敷地内によく植えられています
水を張った花瓶に挿しておいても
1ヶ月も水が腐らない不思議な力を持っています
からだ全体に毒を持っていて
細菌を殺す力があるようです
この毒は「シキミ酸」といって
集めて精製していくと
「オセルタミビル」という物質に変わります
どこか聞いたことのある響きではありませんか
インフルエンザの特効薬です
「タミフル」はこれを主成分とした商品名です
こう考えると
昔の人のいう邪悪なものとは
インフルエンザウイルスだったのでは?
と思うのですがあくまで私見です
年末年始寒い時期に
多くの人が集まる仏閣に
樒を植えておくと
インフルエンザの流行を抑えることができる
そのことを昔の人は
経験的に知っていたのではないでしょうか
きっとこのようにして
経験から学んださまざまなことを
まとめ上げそして伝え合って
今の豊かな生活があるのだと
これも震災をきっかけに
私自身学んだことです
例えば先ほどの樒に含まれるシキミ酸
このシキミ酸だけを取り出して
毒のないように加工して
即効性のある薬を創り出すのが
西洋医学です
一方でその毒を含む植物をそのまま
量を調整しながら服用するのが
東洋医学すなわち漢方です
シキミ酸が毒である以上
それを体内に持つ樒自身にとっても
毒であることに変わりはありません
ではなぜ樒は無事なのか?
シキミ酸から自分自身を守る物質を
樒が持っているからなのです
このことは胃潰瘍の発症の仕組みと同じです
胃はタンパク質つまり食べた肉などを消化する
ペプシンという消化酵素を分泌します
ところが胃自身がタンパク質でできているので
本来なら胃自身も消化されてしまうはずなのです
ではなぜ食べた肉だけ溶けて
胃自身は溶かされないのか
それは胃がペプシンから自分自身を守る
薬を作っているからなのです
ところがストレスにより
その薬を作る力が衰えると
胃は自分自身から出した
肉を溶かすペプシンによって
自分が溶かされてしまいます
それが胃潰瘍です
漢方では
毒と一緒にその毒を解毒する物質も服用するので
効き目が穏やかで副作用がありません
化学の教員として
さまざまな薬の歴史についても
いろいろ学んできました
その中で最も衝撃を受けたのは
サルファ剤の発見の歴史です
サルファ剤は
抗生物質ほど強烈ではありませんが
殺菌作用のある薬品です
染料つまり絵の具のようなもののひとつ(プロントジル)に
どうやら殺菌作用のようなものがあるぞ
ということが当時の研究者たちの間で
知られていました
そんな時細菌学者ドーマクの娘が
細菌に冒され医者からサジを投げられます
ドーマクはプロントジルを娘に投与する
決心をするのです
全ての治療法が効果なく
死にゆく娘であるとはいえ
絵の具を飲ませる
彼の心の中はどんなだったでしょう
ほどなくプロントジルを投与された娘は完治し
このことが元となってサルファ剤が
開発されたのでした
奥能登紀行
地震から350 日目
豪雨から86 日目
現在の能登半島の復旧状況を
リアルタイムにお知らせします
輪島からその先へは
現在緊急車両と地元の車しか通行できません
地元の車ということで
みなさんに最新情報をお伝えしたく潜入です
輪島高校舟校舎(旧輪島実業高校)
のある高台です
大きく崩れ落ち
野球場のバックネットまで迫っています
この上に住んでいた方は
元日以来立入禁止で入ることすらできていません
その先の国道249号線は
多くの場所で片側通行
長いところで5分待ちの信号です
なんとか通れるようにはなっています
元深見小学校跡地には
モンゴルのパオのような
仮設住宅が建っています
名勝「千枚田」です
例年ですと「あぜのきらめき」
ライトアップされた幻想的な冬の棚田で
多くの方を魅了していたのですが
今は夢の跡といった感じです
ここから隆起した元海底に作られた
新しい道路に入ります
完成したどんなに気持ちいい道路になるか
新しい観光スポットになりそうです
これ全て元海底です
もともとの道路はこんな感じ
これまでなかったロングビーチ
落盤によりつい先日まで通行止めだった
「八世乃洞門新トンネル」
通れるようになりました
電気のついていないトンネルは怖いですね
まるで黄泉の世界へ堕ちていくよう
トンネルを抜けると「垂水(たるみ)の滝」
全国的にも珍しい海に落ちる滝です
冬の日本海の風に吹きあげられて
上へ昇っていく珍しい「逆さ滝」も
条件によっては見られます
落差は35mあったものが
落盤により半分程度になっていますが
その分落ち始めの部分がより近くになり
幾分迫力が増したような
こちらは私が町野高校時代
よくお世話になっていた「庄屋の館」
築180年の古民家を再生させた
お食事何処です
店舗こそ今は悲しい形となっていますが
店主のじょうちゃんは我が晴れ女の同級生
今は炊き出しで頑張っているそうです!
きっと再び立ち上がってくれるはずです
その時はぜひお立ち寄りください
行けるのは真浦の先のここまで
隆起した岩と豪雨による流木に
容赦なく打ち寄せる冬の日本海の荒波
この世のものとは思えない
賽の河原を思わるような風景
これも皆さんに
ぜひご覧いただきたい風景ではあります
ハ太郎峠は途中で通行止め
長尾からの道も途中まで
柳田飯田とぐるっとまわってようやく
今回の豪雨で最も被害の大きかった
大谷地区へ入りました
目を覆いたくなる現状ですが
それでも一歩ずつ着実に
災害処理が進んでいます
これまた晴れ女の同級生の
門寺建設の社長が頑張っています
西部小学校のあった高台に建てられたカフェ
奥能登芸術祭の時に作られた
日本海を一望できるカフェ
条件が合えば佐渡ヶ島が見えることもあります
私は4年間この道を通勤していましたが
一度だけ日本海に横たわる幻の島を
目にしたことがあります
この木は地震で曲がったのではありません
冬の季節風の厳しい石川県の海沿いの木は
こんなふうに風に煽られて
曲がって伸びてくるのです
大谷の海を見下ろします
新しく隆起した海岸
ここも楽しいスポットになりそう
いろんな可能性があってワクワクしますね
以上現地の者しか語れない
最新の奥能登情報でした
MROラジオ「Tad Mitani’s Innovation Now」に
出演させていただきました
番組最後の曲のリクエストでは
SEKAI NO OWARI さんの
「Diary 」をかけていただきました
私は今回の震災で幸いにして
家族を亡くすということはありませんでした
でも大切な人との別れに直面された方が
たくさんいらっしゃって
そんな一人ひとりに
初めて出会った日の思い出があって
それから積み上げてきた歴史があって
そんなことふと思い出させてくれる楽曲です
「それまでひとりの物語だった」
…
「それからふたりの物語になった」
ただ残念だったのは
1番が終わったところまでしかかからなかったこと
この直後のsaori ちゃんのピアノソロを
本当は一番聴いていただきたかったのです
普通はピアノソロやギターソロは
2番が終わったところで入って
せいぜい4小節程度ですが
この曲では1番の後にいきなり来て
15小節もある
それはそれは壮大なものなのです
歌詞にできなかった想いを
ピアノに語らせたそうです
ミュージックビデオでは
ピアノソロが始まったところで
タイトルの「Diary 」が浮かびます
そのタイミングも計算し尽くされていて
ぜひ一度お聞きになってください
今日の「福島から能登 未来へ」
【負けない!】
東日本大震災が起きた日のあの光景は
忘れられない
小学生から保育園児までの3人の子どもを抱え
不安と悲しみしかなかった
今までの当たり前が
当たり前ではなくなった
でも
人のあたたかさを
あんなに感じたことはなかった
そして湧き上がってきた
「負けない!」という
強い思い
私も福島の地から
能登の皆さんを応援します
自分に何ができるかを考えながら
「負けないで!」
明日のラジオお楽しみに
地震から349 日目
豪雨から85 日目
炊きだしボランティアを募集しています
12月20日(金)の昼食
1年生保護者の崖さんが中心となり
牛丼と焼き鳥が
生徒のみなさんに振る舞われます
調理・配膳・配付のお手伝いをしてくださる
保護者の方
登録フォームを一斉メールでお送りしてありますので
そちらの方からご登録願います
当日は午前9時に職員玄関前集合です
1年間がんばったお子さんのご褒美に
ぜひ温かい食事を振る舞うお手伝いをお願いします
また20日(金)~24日(火)
保護者懇談会の期間中
こちらも崖さんのご尽力により
冬服の頒布会が開かれます
自由にお持ち帰りいただけるお洋服を
多数学校に用意しておきます
ぜひお越しください
15日(日)夕方15:30から
MROラジオ「Tad Mitani’s Innovation Now」に
出演させていただきます
震災後
生徒がどのように過ごしてきたのか
そしてどんな成長を見せてくれたのか
1年間を振り返りながら語ります
ぜひお聴きください
今日の「福島から能登 未来へ」
【私にできること】
元日に被災
誰が想像したでしょうか
そのお気持ちは計り知れません
ただ皆さんが欲しているのは
そんな言葉ではなく
物資や人手の支援だと思います
どうか諦めないでほしい
私にできることはなにか考え続け実行します
どうか気持ちを強く持ってほしい
能登に行ったことはありません
だからキラキラ輝く能登のみなさんの姿を
能登を見に行きます
ぜったいに
白い冬
地震から348 日目
豪雨から84 日目
昨日よりも
ちょっと楽しい今日を過ごせる
輪島の未来をみんなで作ろう
「わじまミラクルず」の
ガッキーこと岡垣未来さんが
学校を訪れてくださいました
15日(日)重蔵神社で
FASHION SUNDAY が開催されます
お洋服やバッグ
ファッションアイテムを自由に選んで
無償で持って帰れます
ぜひお越しください
パリの岡本先生からです
「無事に関西国際空港に着陸しました
予定されていたスケジュールよりも
少し早く到着することができました
生徒のみなさんは
怪我や病気もなく帰ってくることができました
このあと関税のチェックや荷物の回収をして
電車で金沢に向かいます
日本に着いたとはいえ
輪島まではまだもう少し時間がかかります
最後まで安全に送り届けますので
どうかもう少しお待ちください」
家庭科の山上先生からです
3年生の「フードデザイン」選択者
ローストチキンと苺のサンタクロース作りに
チャレンジしました
f
「うまっうまっ こんな美味しいものが食べられるなんて」
と大喜びでした
洗い物をあまり出さずに調理するのが上手な3年生です
とびっきりの笑顔でした
先日学校へお越しくださった
DJ KOUSAKUさんが持ってきてくださった
「能登応援弁当」のメニューづくりの件
1年生から
おべんとう大作戦として
好きなおかずランキングをつけて提案しました
新商品アイディアは
高校生らしいボリュームのあるメニューがいっぱいで
元気が出そうなものばかりでした
商品化が楽しみです。
寒くなってきましたね
天気予報で「今年一番の冷え込み」
という言葉が聞かれる頃となりました
でもよく考えてみるとだんだん冬に向かっているので
極端な話毎朝「今年一番の冷え込み」になっても
特段不思議はないわけであって
眉をひそめて深刻な顔で
報道することでもないと思うのですが
朝の報道番組で
暗い事件ばっかり扱って
不安を煽るような報道しかしない局がありますが
そんな気むずかしい番組は見ないようにしています
さて寒さにまつわる問題です
次の英単語を寒くなる順に並べてください
① chilly
② frigid
③ crisp
④ wintry
⑤ frosty
⑥ cool
答えは
⑥ cool(涼しい)→
③ crisp(爽やかな)→
① chilly(肌寒い)→
⑤ frosty(凍るような)→
④ wintry(冬っぽい)→
② frigid(極寒の)
だそうです
これはお笑い芸人パックンさんこと
パトリック・ハーランさんからの出題でした
寒さをあらわすだけで
こんなに語彙がたくさんあるんですね
雪と氷に囲まれて暮らす
イヌイットのことばには
「白」を表すことばが20近くあるんだそうです
日本ではどうでしょう
ほのかに青みがかった「雪色」
かすかに桃がかった「白梅」
やわらかみと上品さの「小町鼠」
上質な石灰岩の「白土」
まるで初夏に降る雪「卯の花色」
生絹の純粋な「白練」
遥か遠い雲の上の「雲井鼠」
「象牙色」に「真珠色」・・・
イヌイットに負けていません
高月美紀さんの
「365日にっぽんの色図鑑」
が大好きでぱらぱらと眺めると
心が落ち着きます
そちらからの引用です
津軽には七つの雪が降るとか
太宰治が書いています
こな雪つぶ雪わた雪ざらめ雪かた雪みづ雪こほり雪
「そんなん言わん」
と津軽の方がSNSでつぶやいているのを
見たことありますが
そこは小説ということでよしなに
「雨は夜更け過ぎに雪へと変わるだろう」
雪が雨に変わることはあっても
雨が雪にかわることは
気象学上ありえない
とある気象予報士の方が言っていました
たしかに雪国に住んでいる者の経験上
雪は必ず降り始めから雪です
でもこれも歌詞ということでよしなに
たとえ事実とは異なっていたとしても
名曲であることにかわりはありません
昔のレコードやCDとは違って
SNSで音楽を聴くことが主流となっている今
イントロが長いとリスナーがすぐに曲を変えてしまうので
いきなり頭にサビを持ってくる曲作りをする
アーティストが増えてきていますが
そんな中
イントロの1小節が流れただけで世界観が拡がるのが
この曲です
一度ライブで耳にしたことがあるのですが
間奏に流れるパッヘルベルのカノンのア・カペラ
そのとき聴いたロングバージョンのアレンジは
きっと私が最期に見る走馬燈の
バックに流れてくると思います
そのくらい感動的でした
今日の「福島から能登 未来へ」
【忘れないで】
同学年の人たちは
ほとんど震災のことを
覚えていません
僕もあまり覚えていません
ですが大人たちが
必死に生き抜いて
守ろうとしてくれたことは
覚えています
今辛くても頑張ることで
子供達にその気持ちが伝わり
未来の希望につながるのだと思います
その気持ちを
子供ながらに感じた人たちは
また次に繋いでいけるように
QRコードオーダーが苦手です
地震から347 日目
豪雨から83 日目
発災間もない1月14日早々に
励ましのメールをくださった名取先生がお勤めの
山梨県立都留興譲館高等学校の
中島利秀校長先生とPTA会長様が
支援金をお持ちになってくださいました
書道部の生徒さんが書いて下さった
「雲外蒼天」
今は前が見えない雲の中にいるような
気持ちかもしれないが
雲の外には蒼い空がひろがっていますよ
だから望みを棄てないで
という意味だと勝手に解釈しました
今回つないでくださったのは
NPO法人「まるごみJAPAN」の
DJ KOUSAKU 代表
今回の震災に関しても
何度も現地入りして
ずっと寄り添ってくださっています
12月14日(土)
スーパーせんどう国分寺台店にて
「能登応援弁当」を販売してくださいます
輪島朝市南谷良枝商店さまの
能登ふぐの唐揚げも入っています
市原市のみなさま
ぜひお買い求めください
羽咋高校から
甲野 和美 先生と
松浦 倫子 先生をお迎えして
出張授業をしていただきました
それぞれ国語と音楽の先生です
先日私が羽咋高校の研究授業を見て
ぜひうちの生徒にも聞いてもらいたいと
無理をお願いして実現したものです
「ことばと音でわかりやすく伝えよう」
国語と音楽の教科横断型授業で
音量や音の高低をアプリで測定するなど
伝わりやすい話しかたを科学的に検証し
実際にトレーニングしてみました
発表にぜひ活かしてもらいたいものです
最近QRオーダーのお店が増えてきましたね
「いらっしゃいませ」
「予約なしのふたりですけど」
「カウンター席でよければどうぞ」
「とりあえず生ふたつ」
「うちQRコードで注文受けますんで
ケータイからお願いします」
「(早く飲みたいんだけどな)」
老眼に鞭打ってアクセスしても
「すみません アクセスできないんですけど」
「ちょっと見せてもらっていいスか?
あ ホントすね」
「生ふたつ先持って来ていただけ…」
「別のケータイないスか?」
「(まあいまだにiPhone6使ってる自分も悪いんだけどね)」
やっとの思いでオーダー
ピロンピロン!
「カウンターさん生ふたつね!」
「(なんやそれ!?結局それかい)」
入店してから15分経過
ようやく乾杯!
次は食べ物の注文
再度奮闘していると
「こちらお通しになります」
お通しはオーダーしなくても出てくる理不尽さ
苦闘の末焼き鳥をオーダー
カウンター越しにマスターが焼いてくれます
いい香り
「焼き鳥あがったよ!」
「…」
「おい聞こえないのか?」
「…」
バイトくんどこか行ってしまったようで
「すみません 焼き鳥取ってもらえますか?」
マスターがカウンター越しに渡してくれました
最新のICT機器でも
使うことが目的化してしまうと
こんなお間抜けなことになります
授業するときに気をつけないと
いい勉強させていただきました
パリの岡本先生から
「これからパリシャルル・ド・ゴール空港から
ドバイを経由して関空に向かいます
昨夜はホームステイ先のみなさんと夕食をとり
そのあと最後に凱旋門に行ってきました
大きなケガや病気もなく
ここまで無事にきました
ドバイ着の時間は日本時間夜中なので
関空着きましたら連絡いたします」
今日の「福島から能登 未来へ」
【夢を持って】
東日本大震災を経験した
当時の私はまだ3歳で
今の記憶に残るものは
揺れ始めて
家族がパニックになっている
様子しかありません
しかし
当時の様子を鮮明に覚えている家族に
度々震災当時の話を聞くと
今生きていることへの感謝で
いっぱいになります
13年経って
私は今
将来の夢に向かって
頑張ることができています!
皆さんが夢を持って生きていける
未来を願っています
座席のドラフト制度
地震から346 日目
豪雨から82 日目
学びの支援ポータルサイトさんを通じて
いろいろな方がご寄付をくださっています
①岐阜南ライオンズクラブ様
モルック5セットと
体育用マット6枚
②東大阪東ロータリークラブ様
プロジェクタースクリーン
バドミントン支柱とネット4枚
ブルーヒーター2台
デジタイマー1台
③コメットテクノロジーズジャパン様
ワイヤレススピーカー・マイク
④トヨタL&P様を通じて有限会社興伸製作所様
スポットクーラー 2台
気化式送風機 2台
⑤川崎市財政局様
(川崎市民の皆様からの寄付により寄贈)
折りたたみ椅子用収納台車 3台
ありがとうございます
マリンタウンで
コカ・コーラ マジックツリーが行われていました
大切な人とツリーの前で乾杯すると
ふたりだけの光が灯るイベントです
乾杯してくれる相手もいないので
ひとり写真だけ撮ってきました
なんにもなくなった朝市通りは
もうこの時間本当に真っ暗で
あらためて何もかもなくなったんだなと実感
そんな中光っていたイルミネーションは
本当に幻想的でドラマチックでした
このイベントは全国5都市で行われ
次回は12月14日から富山市ブールバール広場で
12月21日からイオンモール沖縄ライカムで
開催され終了となります
問題です
輪島は全国で何番目に開催されたでしょうか?
答えは3番目です
簡単すぎましたか?
では発展問題です
ABCDの4人でかくれんぼをしました
見つかった順に並べてください
A:「最後から2番目に見つかったよ」
B:「奇数番目に見つかったよ」
C:「Bより前にDが見つかったよ」
D:「見つかったのは2番目じゃないよ」
ヒントは最後に
パリの方はどんなかな?
きっと世界中の高校生と
楽しく交流しているんだろうな
各国との文化の違いにも
新しい発見があることと思います
「6ケ国転校生ナージャの発見」
という本があります
小さい頃から親の仕事の関係で
世界各国を転々としていた
ソ連で生まれたナージャさんの記録です
露・日・英・仏・米・加の6ケ国の
教育の違いが書かれていて
とても興味深いです
まず教室の座席
ロシアでは長机に男女のペアで座ります
こうすると授業中の私語が少なく
集中力がアップするそうです
特にやんちゃな男子の横に
優秀な女子を座らせると
効果は絶大なようです
イギリスでは6人ほどで
テーブルを囲んで座ります
授業中の会話を重視しているからです
最近日本でも場面に応じて
このスタイルを取り入れています
フランスでは先生を囲んで
丸く輪になって座ります
先生が問いを投げると
小さい国連のように
それぞれのバックボーンに則って
激しい議論が始まります
日本ではロシアによく似た講義形式
ナージャが新鮮に感じたのは多数決
自分の考えと違っても
みんなで決めたことに従うと
やる気が出てくるということに
驚きを感じたそうです
アメリカでは
絨毯の上に丸テーブルやソファーが
ランダムに並べてあって
活動に応じて適したスタイルで座ります
真剣に聴いてほしいとき
発言してほしいとき
みんなで意見をまとめてほしいとき
目的に応じて座り方をシフトしていくことで
生徒の可能性を引き出すことが
できるようになってくると思います
ちなみに私は自分の授業の時は
座席のドラフト制度を採用していました
生徒の集中力を高める
30年かかって編み出したシステムです
今日の「福島から能登 未来へ」
【人は常に身近に】
僕は福島の震災で被災しましたが
まだ小さかったために
ほとんど記憶には残っていません
それでも
これまで普通に福島で生活できているのは
復興に大勢の人が
協力してくれたからだと思います
能登は震災に加えて豪雨もあり
とても苦しいでしょう
でも
全国が復興に協力してくれるはずです
希望を捨てずに頑張ってください
【発展問題のヒント】
考えの途中で矛盾が生じた方
大事なことを忘れていませんか?
ひとりは鬼なのです
パリサミットの様子を現場から
地震から345 日目
豪雨から81 日目
地震によって倒壊した私の両親の家の
下敷きになっていたピアノ
なんとか公費解体となる前に
いろんな方の力を借りて運び出し
現在では学校の校舎の中で
ストリートピアノとして
第二の「人生」
いや「ピアノ生」を送っています
これまでにもさまざまな方が
弾きに来てくださいました
その中のおひとり
小坂小学校の久野恭子先生より
おたよりをいただきました
中にはCDが添えられていて
6年生のみなさんが
金沢市小学校連合音楽会で
歌ってくださった
「小坂れんこんの歌」
が納められていました
この曲は3年前に
久野先生と生徒のみなさんで
つくった曲だそうです
ありがとうございました
中島・早川・北村法律事務所から
北村勇樹 弁護士をお迎えして
1・2年生を対象に
講演会をしていただきました
「複雑化社会をどう生きるか?」
くわしくはこちら
質問です
「このビデオカメラの向こう側では
何が起こっているでしょうか?」
「左の人がナイフで
右の人を襲っています」
はたしてそうでしょうか?
メディアというのは切り取り方によって
さまざまな伝え方ができるんですよ
という見本です
実際はどうだったのか
ネタばらしはやめておきます
北陸電力様が記念品をくださいました
会社創立30周年を記念して
学校に寄贈活動を続けられ
今年で40年になるそうです
今年本校は大型テレビモニターを
3台いただきました
今日は目録をお持ちくださいました
詳しくはこちら
先日来色々お世話になっている
鳳山の 丹羽 昭尋 様より
「きんじょの本棚」
のお知らせが届きました
11日に町野公民館
12日に南志見公民館
港公民館
三井公民館
13日に門前公民館に設置されます
みなさんぜひお立ち寄りください
パリの岡本先生がお伝えします
今日はサミットの山場で
参加者がそれぞれ取り組んだ
プロジェクトの発表を行います
午前はピッチスピーチで
三中さんがトルコの生徒さんと一緒に
3分間のスピーチを英語で行いました
午後はこれから
プロジェクトの発表を行います
"Traveling to stars"というタイトルで
各stars(各団体の発表場所)をまわります
生徒たち、がんばります。
昨日の夜にエッフェル塔に行ってきました
そこではクリスマスマーケットも行われていて
それぞれ文化を感じてきました
今日の「福島から能登 未来へ」
【幼かったけれど】
福島に当時住んでいた人は
津波や地震だけでなく
その後も長く
原発事故の放射能や
風評被害とも戦ってきました
時間が経てば
少しずつ復興できるのが
ひとの強さだと思います
逆に
当時の辛い気持ちを
忘れてしまうことが
弱さだと思います
これらの出来事を
風化させないように
次世代に繋いでいきましょう
日本各地に
そして世界にも
みなさんの仲間がたくさんいることを
忘れないでください
ちっちゃい「っ」がいっぱい
地震から344 日目
豪雨から80 日目
今は日本時間で午後7時
パリでサミット1日目が始まった時間帯です
パリの岡本先生からメールが届きました
「先ほどOECDに入りました。
今日もみんな体調は良いそうです。
(移動の1日半ぶりのベッドでの睡眠だったので
みんな泥のように眠ったそうです)
お茶会の話はまた後ほど共有します。
昨日からホームステイ組は
それぞれのお宅でお世話になっています。
そのうちの1人、
宮腰くんはチーズの食べ比べをして、
丸ごとの鳥を夕食で食べさせてもらったそうです。
まだあまり交流はできていませんが
限られた時間ですが
文化交流を楽しみにしているそうです!
ホステル組は乗りなれないメトロにのって
なんとかたどり着きました。
これからオープニングです。
第1日目がんばってきます。」
さて私ごとですが
白内障の手術を受けて3ヶ月
お休みをいただいて検診に行って来ました
執刀してくださった
金沢医科大学附属病院の佐々木先生は
東日本大震災後ずっと
東北地方へ毎週のように出向かれて
多くの方を救っていらっしゃる
まさにゴッド・ハンドです
私の眼もすこぶる快調で
白内障で悩んでおられる方
ぜひ一日も早い受診をおすすめします!
いろんな検査を受けました
私の特技は静かな環境になると
突然何の前触れもなく
寝落ちするということです
睡眠時間が不足しているわけでもないのに
ウトウトと眠くなるわけでなく
会議の途中に突然カクッとなったり
講演の最中に突然ビクッとなったり
パソコン入力中に
キーボードに指を置いたまま寝落ちするので
画面にちっちゃい「っ」がいっぱい
「っっっっっっっっっっっっっっっ」ってなります
大学生の頃などは
「量子力学」の教科書を読むと秒で寝ました
おかげで1年間毎晩のように読んではいましたが
最初のページ以降開いたためしがありません
不眠症でお悩みの方
「量子力学」お薦めですよ
今日も視力検査をしている最中
遠くの気球の絵を見ながらカクッ
眼圧検査で空気を当てるのを待つ間にも
「もしもーし 目開けてくださーい」
と呼びかけられる始末
以前歯医者さんでも経験があって
歯医者さんの手を噛んでしまいました
ごめんなさい
睡眠センターの受診を薦められました
発災当初より寄り添っていただいている
金沢大学のこころのケア専門チーム
KEYPAT
(Kanazawa Educational Yell
Psychological Assistance Team)
の吉川弘明先生より
素敵なイベントのお知らせをいただきましたので
ご紹介します
今日の字はがき
「傷つくことから気づく
気づくことから築いていける
築く過程で絆ができる」
なんだか被災地から
新しい未来へ向けて
立ち上がる生徒たちに
そのまま向けられている
言葉のように感じます
今日の「福島から能登 未来へ」
【能登の皆様へ】
震災と水害を同じ年に経験することになり
ご苦労が多いこととお察し申し上げます
今の日本では
今後も同じようなことが各地で起こっても
不思議ではありません
能登の皆様が
復興に向けて
力を合わせて
取り組まれたプロセスは
今後の日本における
見本になりうることと思います
その取り組みの一つひとつを
多くの方に伝えていって欲しいと思います
シャルルドゴールについたよ
地震から343 日目
豪雨から79 日目
石川県高校軽音楽フェスティバルへ行ってきました
金沢菊水ライオンズクラブの皆さんが主催され
今年で4回目
金沢港クルーズターミナルのステージで
県内の高校から10バンドが出場しました
本校からの出場はありませんでしたが
震災で引っ越しをしたクボちゃんが
転校先の小松明峰高校の皆さんと出場しました
バンド名は「奇天烈そうめん」
文化祭の後でメンバーが抜けてしまったけど
輪島高校と飯田高校からの転校生を
入れてくださって今回のステージとなりました
震災がなければ
一緒に音楽をすることが
おそらくなかったメンバーです
音楽っていいですね
すぐ仲良くなれて
転校先の学校で
新しい友達つくって
楽しそうに活躍する姿を見て
ほっとしました
パリツアーの方はというと
今日のお昼にドバイにつきました
ここまで24時間
みんな元気なこと!
なんか左のふたりが
非常口のピクトグラムみたいで
かわいいです
そしてそのあと
日本時間の深夜に
パリに着いたと連絡がありました
今日の絵はがき
あなたのことばを聴くときは
わたしの胸のともしびで
静かに照し納めたい
わたしの心にしっかりと
今日の「福島から能登 未来へ」
【私たちがいるよ】
今でも東日本大震災のことを思い出すと
涙があふれてきます
あの時
終わったと感じました
でも
みんないるから大丈夫
ひとりじゃないから
その後
家を新築して生活が落ち着いたと思ったら
大雨で床下浸水になってしまった
生きるってこんなに大変なんだ
って思ったよ
だけど
今は幸せに暮らせています!
だから大丈夫です!
希望をもって
Bon voyage
地震から342 日目
豪雨から78 日目
いよいよパリへ向けて出発です
金沢駅へお見送りに行って来ました
ホームでお見送りをするつもりで
入場券を買ったはいいものの
改札ではじかれてしまいました
間違えてIRいしかわ鉄道の入場券を
買ったようです
パリに行きもしない自分が一番
緊張してバタバタしています
何はともあれBon voyage(良い旅を)
この後23:00の便で関空出発
明日の朝ドバイでトランジット
パリへは日本時間で明日のお昼に
到着します
いしかわ海外留学フェアに行ってきました
石川県教委主催の
「トビタテ!留学JAPAN From いしかわ」
で今年留学した高校生たちの報告会です
留学計画を自分で作成するプログラムで
石川のグローバル・リーダーを育成します
それぞれが主体的に取り組んできた
素晴らしい発表でした
金沢大学の箏尺八部の邦楽演奏会が
金沢市アートホールで行われ
本校の箏曲部を招待してくださり
一緒にステージに出させていただきました
幾度となく冷酷に無惨に自然災害に襲われ
それでもなお
傾いた校舎に仲間と集い
練習してきました
やり場のない悲しみ
つらさを乗り越え
これまで支援してくださった
多くの皆様に
感謝を込めて演奏させていただきました
里みちこ様から
素敵な詩の字はがきをいただきました
希望の希の字は
布の上にお星さまが
光っています
・・・
布はどんなものも包みます
ひろくやさしくあたたかく
まるでお母さんのように
・・・
素敵な詩です
ありがとうございます
母の詩といえば
サトウハチローさんの詩も思い出します
「母という字を書いてごらんなさい
やさしいように見えて むづかしい字です
恰好のとれない字です
やせすぎたり 太すぎたり ゆがんだり
泣きくづれたり‥笑ってしまったり」
被災地でお子さんのために
泣きくづれたり笑ってしまったりしている
お母さん方を目の当たりにしていると
本当にこの詩の通りだなと思います
SNSで「踊る母」の絵を見つけました
かわいいですね
まだまだ続きがあって
「嬉しそうに踊る母を
後ろから嬉しそうに追いかける父
を追いかけていたら転んでしまった兄
を助け起こそうとする妹
の傍で心配そうに見つめてる弟
がいることを教えながら母を引き止めてる姉
を遠目で見つめている犬
の対角線上で少し離れて観察している猫・・・」
のように延々と続いていきますので
ぜひご覧になってください
今日の「福島から能登 未来へ」
【当時と今】
東日本大震災が起こった時の私は
まだ3歳だったので
多くの記憶はありませんが
たしかに大きな揺れと
保育園の先生方が
大きな部屋に園児全員を集めている光景は
なんとなく覚えています
3歳でなんのことかあまり理解はしていませんでしたが
普通のことではないということは
理解していたような気がします
今はあのときを心に受け止めながら
楽しく過ごしています
晩鐘とホットワイン
地震から341 日目
豪雨から77 日目
パリへの出発が近づいてきました
生徒8名と教員2名が参加します
歓迎レセプションで
茶道部の長井さんが
みなさんにお茶を点てて差し上げます
輪島塗のお棗(なつめ)とお茶杓を
お土産としてお持ちすることとしました
本校茶道部へお稽古をつけてくださっている
上野欣代子様にご準備をしていただき
さらに昨日
お稽古もつけていただきました
棗とは抹茶を入れておく容器のことで
茶杓とは抹茶を掬い取るサジのこと
茶杓に「銘」をつけるという
光栄をいただきました
「銘」は
・・・
「晩鐘」でございます
「晩鐘」とは
夕暮れ時に寺院や教会に鳴り響く鐘
日本には「除夜の鐘」という文化があります
大晦日に108回鐘を撞いて
108の煩悩を祓うというものです
煩悩が108個あるのには諸説あります
私がおもしろいなと思うのが
「眼・耳・鼻・舌・身・意」の六根
これは人に迷いを与える入口
「浄・染」つまり綺麗か汚いか
「好・悪・平」の3つの心のあり方
そして
「現在・過去・未来」
これらをすべて掛け合わせて
6 × 2 × 3 × 3 = 108 になる
という説です。
あの日
最後の晩鐘を聞いたその16時間後に
全てが変わってしまいました
もう一度あの日に帰って
止まった時計の針を動かそう
そんな思いを込めての「晩鐘」
さだまさしさんの歌う
「晩鐘」という曲の中に
「時を亡くしたあはれ蚊のように
散りそびれた木犀みたいに」
というフレーズがあります
夏が終わって
仲間がみんな死に行き
ひとりだけ残され飛んでいる
季節外れの蚊のことを
「あはれ蚊」と昔の人は呼び
不憫に思い決してたたかなかったそうです
時折出張で輪島を離れ他の地へ行くと
そこには何事もなく普通の暮らしがあり
未だ住むところもない自分たちを
取り残された「あはれ蚊」のように
感じることがしばしばです
そんな思いも込めた「晩鐘」
これから訪れるフランス
そこを代表する画家ミレーの作品
「L'Angélus(アンジュラスの鐘)」
邦題が「晩鐘」です
一日の仕事の終わりを告げる晩鐘が鳴り響き
それを合図に農民夫婦が手を休め
神と祖先に感謝の祈りを捧げる様子を描いています
この絵はオークションにおいて
アメリカが提示した55万フランに対して
フランスが55万3000フラン(約5億5300万円)
で一旦落札しました
ところがフランス政府が支払いを拒否したため
アメリカに渡ります
その後フランスのデパート王が
「晩鐘」はフランスの宝であるとして
私財を投じて8億円で買い戻したという
歴史を持っています
現在はルーヴル美術館に寄付され
展示されていますので
ぜひ見てきてほしいと思います
今日も災害復興にあたってくださった方々へ
一日のお仕事に感謝を込めて「晩鐘」
寒い中一日中はたらいたあとは
ホットワインでほっと一息はいかが?
ホットワインはフランス語で
「Vin chaud(ヴァンショー)」
いろんな意味を込めての「晩鐘」です
先週の日曜日
教員のスポーツ大会が行われました
現場の山上先生からレポートです
「今回の教員スポーツ大会は
奥能登地区全ての学校が参加し行われました
輪島高校は
バレーボール優勝
バドミントンA優勝
卓球A準優勝という素晴らしい結果でした
ベテラン教員も若手教員も共に汗を流しました
大切な仲間へ皆で声を枯らして応援した輪島メンバーでした
皆さんキラキラしていました」
今日の「福島から能登 未来へ」
【黄色いアヒルちゃん】
東日本大震災が起きた時
3歳になったばかりだった娘には
当時の記憶がほとんどありません
唯一覚えているのは
「暗いところに緑色のお風呂があって
黄色いアヒルちゃんが浮かんでた」
爆発した原発から45キロ
何週間も断水が続く町に
自衛隊が立ててくれた
入浴支援のテントの思い出です
きれいになって
ホカホカに温まって
嬉しそうにアヒルちゃんと遊んでいた娘を
私もはっきりと覚えています
壊れた家
余震の続く真っ暗な夜
ひきつった大人たちの顔
そんなものではなくて
あたたかいお湯に浮かぶ
黄色いアヒルちゃんを
娘の記憶に残してくれた
自衛隊のお姉さんたち
今も感謝しています
どうぞ
お子さんたちに
何か明るいものを見せてあげてください
子どもの心に残る明るい記憶は
まわりで生きていく大人たちのことも
支え続けてくれるはずです
「福島から能登 未来へ」へ寄せられた投稿は
こちらのサイトでもご覧になれます
https://sites.google.com/fcs.ed.jp/fukushima-to-note/
令和遣欧使節団
地震から340 日目
豪雨から76 日目
パリへの出発まであとわずか
OECD サミットでの発表の準備
オンラインでの交流など
着実に準備が進められています
OECDはパリに本部を置く国際機関です
PISA の学力テストなどで
日本の子どもの数学的リテラシーは世界一とか
その反面読解力や表現力が低いとか
教育に関する調査と
教育施策について提言を行なっています
今回被災地の教育復興という視点で
発災時からずっと輪島高校に
寄り添ってくださっています
能登を舞台とした8月の能登スクール
東北を舞台とした10月のグローバルサミット
に続く第3段です
パリを会場に
世界中から高校生と教育関係者が集います
2030年のティーチングコンパス
(世界の教育の指針)
の策定に向けての共同研究を行います
つまり未来の教育の一端を担う
非常に重要なミッションを
参加生徒は与えられている
ということになります
どうかぜひ
世界各国の教育について
学んできてほしいと思います
日本で当たり前のことが
世界では当たり前じゃなかったりします
フランスのジャーナリスト
西村カリンさんは
こうおっしゃっています
「日本の授業は先生が変わっても
教える内容はほとんど変わりません
学習指導要領を文科省が策定していて
それに沿って授業が行われるからです
フランスではかなり教員の自由度が高く
教科書を使わないこともあります
教育内容の格差を産むことにもなります
日本では全ての小学校に
体育館があってステージがあって音響があって
これは驚くべきことです
楽器があるのもすばらしい
フランスでは教育予算が多くあてられていますが
こうした設備が充実していないのは
「大事にしていないから」
だと思います
日本では教室を自分で掃除することで
ものを大切にする意識が
社会全般に浸透していると感じます
一方で
自分で考えて行動する力の育成や
先生と子どもが議論する場の設定が
日本の教育の課題です
OECDの調査によると
フランスの教員の賃金は
EUの中で最低クラスです
このことは
採用される教師の質の低下を生んでいます
そんな中
フランスの教員は
自分たちの置かれている状況や
不満に思うことを積極的に発信するので
社会全体にその認識が広がりつつあります
日本ではその辺りを
まだまだわかっていない
保護者が多いように感じます
政府が
教員という仕事の重要性を再認識し
魅力を向上させるために
給与面や労働環境を改善していけば
教職を目指す人が増えるはずです
頑張っている先生たちが報われ
学校教育全体がよくなってほしいと
願っています」
今日の「福島から能登 未来へ」
【無理をしないで】
自分が被災しながらも
ふるさとの復興のために働いている
皆さんの心を案じています
どうぞ無理をしないでください
13年前
私は自分の学校で
避難所運営の業務にあたっていました
津波の被害を受けた方のために
何とかしなければという気持ちです
同時にとても辛かったのは
水も出ず余震も続く自宅に
幼い子供たちだけを残して
業務に当たらなければならなかったことです
灯油も尽きかけている自宅で
寒くないだろうか
お腹を空かせていないだろうか
そんな気持ちに蓋をして
業務に当たっていたように思います
運営する避難所で
原発の水素爆発の映像を見て
「私は自分の子供すら守れない
ダメな母親なんだ」
とひとり廊下でとめどなく泣いたことがあります
いますぐに子供を連れてどこかに逃げる
という選択肢は私にはなかったからです
今能登では家族と自宅を案じながら
自分の仕事を果たそうと
懸命に働いている方々が
たくさんいると思います
くれぐれも無理をしないでください
自分の気持ちを踏み絵にしてまで
任務をはたそうとせず
辛い気持ちを話せる人に話して
自分自身をいたわってください
「福島から能登 未来へ」へ寄せられた投稿は
こちらのサイトでもご覧になれます
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モノクロの冬
地震から339 日目
豪雨から75 日目
ヒトがものを見るための細胞
つまり視細胞にはふたつあって
錐体(すいたい)細胞と桿体(かんたい)細胞
錐体細胞は明るいところで活躍する細胞で
赤青緑の光の3原色を
それぞれ感じる3種類の細胞があります
桿体細胞は弱い光でも感じます
つまり暗いところで活躍する細胞です
ところがこちらは
色の区別をすることができません
明るいところと暗いところで
それぞれ活躍する細胞が違い
その切り替えには少し時間がかかります
暗いトンネルからいきなり外に出ると
まぶしく感じたり
暗闇に入った瞬間は何も見えないけど
時間とともに目が慣れて見えるようになるのは
このふたつの細胞の切り替えに
かかっている時間によります
東京で活躍するカメラマンの方が
こんなことおっしゃっていました
「能登の冬はモノクロですね」
それまでそんなこと
気にとめたことすらありませんでしたが
確かに言われてみるとモノクロの世界です
さすがプロのカメラマンの感性は
素晴らしいですね
能登の冬は厚い雲に覆われて
太陽の光が届かないので
昼間でも光量が圧倒的に少ないんですね
なので
色の区別ができる錐体細胞がはたらくことができず
桿体細胞だけがはたらくから
モノクロに見えるのだと思います
新しい気づきでした
写真で見るより実物で見た方が
はるかにモノクロに見えます
全日本高等学校書道教育研究会様から
募金をいただきました
本当にありがとうございました
今日の「福島から能登 未来へ」
【おかあさんたちへ】
私だってこわかったです
私だってなきたかったです
何よりも不安でした
この子たちを守らなきゃという気持ちの方が大きくて
子供たちに育てられたのは私
登園できない
遊びができない
子供たちの健康も含め将来が不安
でも元気すぎる中高生になりました
不安も心配もいっぱい
自分のことは全て後回しですよね
気持ちが疲れっちゃったら
ちょっと想像してみてください
数年後
親の未来予想図以上の
子供たちの成長が待っています
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あのとき聞きたかった未来の自分から
地震から338 日目
豪雨から74 日目
輪島漆芸技術研修所の入学式に行ってきました
本当は4月に挙行される予定でしたが
小森所長様はじめ関係の方々のご尽力で
今日の入学式を迎えることができました
こんな状況だけど
15人の入学生がうるしの技を磨きに
集まってくださいました
JRC「ボランティアクラブ」のみなさんが
養護老人ホーム「ふるさと能登」を慰問しました
参加したのは2年生の
長井さん 坂口さん 濵谷さんの3名
毎年の取り組みとして行っている
サツマイモを栽培し
スイーツに加工して届ける取り組みを
今年も実施しました
3時のおやつの時間に訪問し
一人ひとりに手渡しして
一緒に写真を撮影しました
味は好評でした
福島県立高等学校長協会会長の
丹野 純一 校長先生が訪ねて来られました
「福島から能登 未来へ」を届けてくださいました
東日本大震災と原発事故からの14年
傷を負いながら前を向き
一歩一歩歩んできた方々からの想いを言葉に紡いだ
400件を越えるメッセージ
ひとつひとつ読むと
つらい経験をなさった方だからこそ
わかってくださる想いがたくさん詰まっていて
1ページめくるたびに
涙で滲んで
表紙の絵は会津高校の美術部のみなさんが
10日間をかけて描いてくださった黒板アートです
被災したあとの見附島が明日への輝きに包まれています
寄せられたメッセージ毎日少しずつ
紹介させていただきます
【小さい子を抱えたお母さんへのエール】
『こんな時に産んでごめん』
『笑顔のお母さんでいられなくてごめん』
『私は子供を苦しめている?』
ニュースを見ては心をえぐるような情報が入ってきて
心に余裕がなくなり
子供にきつく当たってしまい
夫とも意見が合わず心もすれ違い
そんな自分を責め立て
泣き叫ぶ子供から逃げるようにトイレにこもって
自分の頭を何度も何度も叩いたことも数えきれません
「今が一番いい時よ~」
0歳と2歳の娘といると時折そう言われました
『こんなにもこんなにも苦しくて
泣いたり怒ったりしてばかりなのに
この日々が一番いいときなの?
じゃあこれからはもっと苦しくなるの?』
こんな日々を1年以上も続けてしまいました
今でも子どもたちには申し訳なかったなと思います
確かに今思えば本当にかわいい時期だったのです
でも私にとっては一番苦しい時期でした
間違いなく一番苦しい時期でした
あのとき私が聞きたかった
未来の自分からのメッセージを書きます
「・・・よく
毎日をすごしてるね
とりあえず
ご飯を食べさせて
寝させて
大きな怪我がないように
大きな病気にならないように
がんばって
守ってるね
部屋はぐちゃぐちゃだし
ご飯もちゃんと作れてないし
今日も怒っちゃったろうね
でもね
毎日ぐじゃぐじゃだけど
生きてきてくれたから今があるよ
ありがとう
ギリギリな感じだけど
よく乗り越えてるよ
大丈夫
子供たち大きくなったよ
いっぱいいっぱい心配したけど
ちゃんと成長したよ
思っていたよりも
いいことたくさんあったよ
出逢いもいろいろあったよ
いつか
子供たちがね
大きくなってくると
あなたも余裕が出てくるよ
そうするとね
今はできないこともできるようになるよ
ずっと今の余裕のないお母さんでしか
いられないわけじゃないよ
いい時のあなたも出せるようになるよ
ダメダメなときばっかりじゃない
あなたの良いところ発揮できる日も来るよ
「あ 子育て楽しいな」って思える瞬間も来るよ
子供もあなたも
家族も状況も
どんどん変わっていくよ
子供たちが逆に励ましてくれたりするよ
だから
もうちょっと肩の力を抜いても大丈夫
今かなり苦しいと思うから
そんなときに
なんとかしなくちゃって焦って思わないで
いいタイミングが来るよ
いい出会いに助けられることもあるよ
叱らなきゃ
ちゃんとさせなきゃって
思わないでも大丈夫だよ
いいところたくさん見つけてあげて
そして自分もよくやってるねって思ってあげて
あんまり思えないだろうけど
思ってあげて
自分が思っているより
周りの人はよくやってるなーって思ってるからね
がんばってくれてありがとう
子供たちを守ってくれてありがとう
あなたの毎日が今の力になってるよ
ありがとう!」
いづこも同じあきのゆふぐれ
地震から337 日目
豪雨から73 日目
仮設教員住宅からの朝の風景です
七尾湾を望む風光明媚な場所です
風水的にもよい気が集まる地形で
(勝手にそう思っている)
今日も頑張ろうと
やる気がみなぎってきます
本当にいい場所に用意してくださった
県教委に感謝です
写真右には虹がかかっています
別の場所から
そういえばあの日
1月1日の朝にも同じ虹が出ていたなと
虹は古来巨大蛤(はまぐり)の
ため息と考えられていました
なので虫偏
蛤は二枚貝の中で唯一
二枚の模様がそっくり同じです
なので
平安時代の貝あわせや
ひな祭りのお吸い物などに使われます
虹は外側から「赤橙黄緑青藍紫」
昔はその外側に「桃」も加え
末広がりの八色ともいわれたとか
虹の外側にもう1本の虹
つまり二重の虹が見えることもあります
昔は地震の前兆などともいわれたそうですが
科学的根拠はおそらくないでしょう
外側の虹は色が反転していて
二重の虹の間は暗く見えます
「アレキサンダーの暗帯」
という名前がついています
虹を見ると
何かいいことがおこりそうな気がします
にじがにじが空にかかって
きみのきみの気分も晴れて
きっと明日はいい天気
きっと明日はいい天気
幼稚園でよく歌われているこの曲は
虹をいくつも渡っていくように
音程が上がったり下がったり
繰り返しになっているそうです
繰り返しといえば
同じ文字が繰り返された次の畳悟
なんと読むでしょう?
(1)苛苛
(2)粘粘
(3)偶偶
(4)然然
(5)限限
(6)怖怖
(7)戦戦
(8)寸寸
(9)予予
(10)兀兀
畳語テストの解答
(1)苛苛「いらいら」
(2)粘粘「ねばねば」
(3)偶偶「たまたま」
(4)然然「しかじか」
(5)限限「ぎりぎり」
(6)怖怖「おずおず」
(7)戦戦「わなわな」
(8)寸寸「ずたずた」
(9)予予「かねがね」
(10)兀兀「こつこつ」
久しぶりに空き時間ができました
いつも次から次へとやってくる
案件に追われているので
ふと空き時間ができると
なんともいえない不安な気持ちと
寂しさをがよぎります
ふらりと校長室を立ち出でて
校庭を眺むれてみました
コロナとインフル
地震から336 日目
豪雨から72 日目
学習場所として学校を開放しています
仮設住宅ではなかなか集中できません
今日も3年生を中心に登校して
頑張っています
感染症の心配な季節となってきました
予防接種の予約はお済みでしょうか
インフルエンザとコロナ
2回も面倒くさいなという方に朗報です
アメリカの医科大学から
予防接種に関する論文が発表されました
コロナワクチンとインフルワクチン
同時に接種した場合
副作用の出る確率は25%
1週間空けて接種した場合は32%
これは統計学的に見て
優位差があるとはいえず
誤差の範囲だそうです
つまりふたつ同時に受けても
副作用のリスクは
同じということらしいです