志賀高日誌

2023年1月の記事一覧

介護職員初任者研修 終了評価試験

 福祉コースでは、2年次後期から介護職員初任者研修がスタートし、1年半をかけ、介護の専門的知識・技術の習得を目指し、取り組みます。今年度も1月中、32H福祉コースが介護職員初任者研修の修了評価試験(筆記・実技)に臨みました。

 実技試験では、2分間で問題事例に取り組み、利用者の心身の状況、好み、現在の思いを読み取ることが求められます。事例をもとに、介護方法や言葉かけを考え、5分間で実技を行います。試験を終えた生徒からは、「緊張しすぎて、頭が真っ白になった」「大事な言葉かけをとばしてしまった」と反省の声があがる一方で、「安全面への配慮はしっかりできた」等の感想もあり、全員が利用者の状況をイメージし、言葉かけをし、精一杯支援にあたることができたようです。4月から高齢者や障害児のための福祉複合事業所で働く生徒は、「4月から、高齢者介護の現場に配属になるかもしれない。基本を大切にし、丁寧に言葉かけや介助をおこなっていきたい。」と気持ちを新たにしていました。学校での講義や実技演習、現場実習等、1年半の研修を終え、大きく成長しました。

 研修を修了した生徒たちには、卒業の日に介護職員初任者研修修了証が授与されます。

介護職員初任者研修修了評価試験

「総合的な探究の時間」研究発表会

 1月19日(木)、志賀町文化ホールにて、「総合的な探究の時間」研究発表会が行われました。普通コースの2年次生3班と、ビジネス・福祉コースの3年次生4班が発表を行いました。その後、福祉コース全学年の生徒による手話うた「糸」の披露を行いました。

 研究発表の主な内容は、令和4年10月23日(日)に旧西海小学校で開催した「志賀フェス」に向けての各班の取り組みについてです。生徒は緊張しながらも、今年度の取り組みについて一生懸命発表していました。

 今回の研究発表等でお世話になった地域の方々や来賓の金沢大学 本所恵 准教授をはじめ、出席いただきましたすべての方々に対して、無事研究発表会を終えることが出来ましたことを心より感謝申し上げます。ありがとうございました。

『総合的な探究の時間』研究発表会

3学期始業式

 1月10日、3学期始業式が行われました。初めに、校歌を心で歌いました。江上校長から、「人は、一人ひとり違って同じではないこと。500人いれば500通りの人生がある。失敗しながらでも真っ直ぐ生きること、不器用でもいいから正しく生きること、コンプレックス(劣等感)があってもいい。あるがままの自分を認めること。自分を大切にし、他人の尊厳を守り、3学期も一人ひとりが成長できるよう目標を持って過ごしてもらいたい。」との講話がありました。その後、生徒課と保健指導課から3学期学校生活における注意の話しもありました。

 2023年(令和5年)の新年を迎え、生徒の皆さんは心新たに学習や部活動等に積極的に励んでください~

3学期始業式

卒業生と語る会

 12月27日(火)に1、2年生を対象に卒業生と語る会が行われました。今年度講師として母校にやってきてくれたのは、平成28年度卒業生で北陸電力株式会社勤務の山辺聖弥さん、令和2年度卒業生で金沢学院大学2年の八木田怜さん、令和3年度卒業生で志賀生コンクリート株式会社勤務の中村弥々花さんの3名です。3名の講師は、在学中に「自分から挨拶ができるようになること」や「時間を守ること」を身に付けてほしいと話してくれました。また、働くうえで高校時代に取得した資格が生きてくることや、ボランティア活動や生徒会活動などに熱心に取り組めば、就職試験や進学試験の面接試験で自信をもって自分をアピールできることなど、今を大切に生きることの重要性を伝えてくれました。さらに、大学と高校の勉強や生活の違いも丁寧に説明してくれ、進学希望者も少しずつ大学という場所をイメージできるようになったと思います。

 生徒も一生懸命メモをとりながら話を聞き、「3年間何かを継続して頑張ってみたい」や「まずは学校のテストでいい点を取ります」など前向きな感想を話してくれました。

 3人とも大変忙しい時期にもかかわらず、在校生のためにできるだけ有意義な講演会にしようと準備をしてくれて、ありがとうございました。在校生のみなさんは、これから目標をさらに明確にし、3名の講師に負けないくらい成長してくれることを願っています。

卒業生と語る会