校長室便り
仲間と力を合わせて目標達成に挑む -『6年生を送る会』から -
学校の最大行事である令和3年度の卒業証書授与式が間近に迫っています(=3月18日挙行予定)。
しかし、大切な門出を祝う時期であるにもかかわらず、現在もコロナウイルス(COVID-19)問題は、全国各地でイベントの中止や縮小を余儀なくさせています。
さて、2月18日(金)、本校では『6年生を送る会』が開催されました。どの学年の発表も見応えがあり、また、この1年の成長を感じることができたものでした。どの学年も『チームワーク』が育ってきていることを、一番、嬉しく思いました。器材の配置や準備にお互いが声をかけ合う場面、台詞を忘れてしまう子がいてもみんなでカバーする場面をいくつも見ることができました。声を合わせるため、踊りを合わせるため、種目や演奏を成功させるために、何度も何度も繰り返し練習してきたことがわかる発表ばかりでした。在校生(=1~5年生)の「6年生に感謝の気持ちを伝えよう」という想い、そして、卒業生(=6年生)の下級生の気持ちに応えたい、今の自分たちがあるのは、保護者や地域の皆さん、先生方など、今まで自分たちに関わってくれた全ての方々のお陰という熱い想いを感じとることができました。また、在校生の演技を見る6年生の目は温かく、6年生の演技を見る在校生の目はあこがれに満ちていました。感心する声あり、笑いあり、一緒になって手を打つ場面あり、お互いを尊重し合う雰囲気は、最高のチームワークを感じることができた時間でした。
人は、仲間と協力し目標に挑む中で、達成感や充実感、感動、共感、他者のよい点に目を向けること、仲間のためにも頑張ろうとする態度等、様々なことを学び、経験します。そして、その学びや経験は、これからの自分に関わってくる新たな役割や責任に向かう意欲となり、障害を乗り越える解決の糸口を導きだしていきます。この1年間の子ども達の成長を頼もしく思うとともに、今まで以上に、仲間と力を合わせて目標達成に挑む経験を意図的に用意する中(協働する場面を準備する中)で、子ども達の可能性を引き出していきたいと考えます。保護者・地域の皆様におかれましても、ご理解とご協力をよろしくお願いします。
追伸
今年度の6年生は、鳳至小学校単独で行う全ての行事が、予定通り実施できています。10月の宿泊体験学習では秋晴れの上に波も静かで、過去2年間、乗ることが出来なかった大型カヌーで、一番長いコースを体験できました。この「6年生を送る会」に関して言えば、輪島市でも感染者が増加している中で、予定通り実施できたことが奇跡的といえます。本当に“持っている”子ども達です。来る第51回卒業証書授与式も無事挙行できますように、保護者や地域の皆様におかれましても、引き続き、感染症予防対策の継続をお願いします。
学校長 山 岸 茂 樹
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
1   | 2   | 3   | 4   | 5   | 6 1 | 7   |
8   | 9   | 10   | 11 1 | 12   | 13   | 14   |
15   | 16   | 17   | 18   | 19   | 20   | 21   |
22   | 23   | 24 1 | 25 1 | 26   | 27   | 28 1 |
29 1 | 30 1 | 1   | 2   | 3 1 | 4   | 5   |