投稿日時 : 2014/01/30
管理者2
4月の入学式から、もう1学期の終業式を迎える時期となりました。
ここ数日、どんよりとした雲に覆われ蒸し暑い日が続いていますが、子どもたちは、そんな天候を気にもせず運動場や体育館で元気にたくましく遊んでいます。来客された方々は一様に運動場に遊ぶ子どもたちの数の多さにまず驚かれます。その次に、あいさつの声で感心しています。
349名の子どもたちを見ていて、一人一人、どの子も頑張った1学期だと思っています。そうした子どもたちの頑張りを心からほめたいと思っています。
その頑張りを一言で表すとすれば、一体感です。一体感は、子ども同士、子どもと教師、教師同士、そして鳳至小学校全体の一体感です。
一体感とは、何か一つの目標に向かってみんなが力を合わせるということです。一体感の中では、子どもも大人も居心地よくパワーが出ます。
授業中の子どもたちの様子(学習規律)は、どの学年も素晴らしいものでした。これは、子どもも教師も学習に向かう一体感があったからだと考えます。子どもたちは勉強をわかるようになろうと一生懸命に授業を受けていたし、教員は理解させたい一心でがんばっていました。
また、金管鼓笛隊はどうだったでしょうか? 素晴らしい演奏をしたいという一体感があるから、辛い練習を続けられたし、当日の暑い天気の中でも最後まで頑張れたと思うのです。
一体感は学習面だけでなく、生徒指導にも関わります。まずバラバラになったら指導も指示も聞かなくなります。また、学校全体も方向性を見失うに違いありません。
そういう意味で、一体感(心と心が繋がっているという気持ち)が学校でも教室でも大きな安心となり、いろいろな点で成果を出してくれたのだと見ています。
明日から、夏休みです。休み中は、計画的に勉強をして、そして事故に気をつけながら思いっきり遊んで、たくさん読書や手伝いをしてほしいと思います。
「現状維持は後退と同じ」という言葉があります。1学期の成果に満足することなく、夏休み明けはさらに充実した学校生活が送れるよう教職員一同、今後も一体感を持って取り組みます。
鳳至小学校 校長 高野 勝 (8月)
投稿日時 : 2014/01/29
管理者2
朝、駐車場で車から降りて職員室に入るまでに、子どもたちからの「校長先生、おはようございます」の一声が本当に心に元気を与えてくれます。それも一人ではなく何人もの子どもたちからです。
校長だけにするのではなく、教職員全員に子どもたちから「おはようございます」のあいさつをしています。
初めの頃は、こちらから声かけをしてもなかなか返してくれなかったような気がします。
4月から各教室での先生方の取り組みや児童委員会等からの徹底した取り組みや呼びかけにより、少しずついい結果が現れてきたと見ています。鳳至の子はしっかりと自分からあいさつが出来るのです。
先日、休み時間に、後ろから「校長先生、オハ!」と声をかけた高学年の子がいました。「ありがとうな。でも次からはございますもつけてくれよ。」 そう言うと、その子は笑顔を見せながら階段を上がっていきました。
帰りは、校長室の窓越しに「校長先生、さようなら」と声をかけていく子どもが何人もいます。そんな時は、ついうれしくなって窓越しに「気をつけて帰れよ。また明日な!」と声が出ます。
あいさつをするのは礼儀正しさという部分も確かにあるかもしれませんが、それよりもあいさつがすべてのコミュニケーションの始まりだからしてほしいと考えています。
「おはようございます」の一声から、次の言葉が続くのです。何もなかったとしたら、朝や夕方、どこかで会ったとしても言葉だけでなく心も通じないのです。人と人が通り過ぎたに過ぎません。おはようございますの一言が、その人の存在を知らしめるのです。
また、もしも会ったときの最初のコミュニケーションが「廊下、走るな!」とか注意から始まっていたらどうでしょうか? まず、楽しくなるはずがありません。
「おはよう」「さようなら」のあいさつにより、相手から認められているという気分になって元気をもらったり、一言のあいさつから次の会話が始まるのです。それは大人でも子どもでも同じです。
昨今、いじめ等の生徒指導上の問題が新聞紙上に取り上げられています。いじめの早期発見や未然防止に加えて、相手を思いやる心や心のつながりを学校生活の中で育む指導がもっともっと必要です。教育用語で言えば、積極的生徒指導と言います。
明るい声が響き合う学校になるよう教職員一同、頑張って取り組みます。また、同様に家庭や地域でもあいさつという言葉かけをお願いできないでしょうか。
(校長 高野 勝)