2014年2月の記事一覧
グリップ力?!(10月)
グリップ(Grip)とは「握る、つかむ」を意味する言葉です。
自動車のタイヤのグリップ力がなくなるとなかなか車は止まってくれません。また、アクセルを踏んでも空回りをするだけです。エンジンもブレーキはもちろん大切ですが、その性能を生かすためのタイヤのグリップ力を忘れてはなりません。
このようにグリップと聞くとすぐに自動車を思い出しますが、実は学校でも家庭でも目には見えませんがグリップ力があり、大きな影響を与えてるのです。
子どもを怒ったり注意することは車でいえばブレーキですし、ほめることはアクセルにあたります。もし、子どもとの関係においてグリップ力がなかったら、どれだけ大声で注意してもほめても効果はあらわれないのです。
グリップ力とは子どもの心をどれだけつかんでいるかです。グリップ力があると一言の注意ですぐに聞きますし、グリップ力がなかったらどれだけ大声で怒鳴っても顔を横に向けているだけかもしれません。子どもに対してどれだけのグリップ力があるかによって、教育や子育ての影響力が決まると思うのです。
どうしたらグリップ力がつくかは、一人一人の個性も影響しますから一概には言えませんが、少なくとも怒るだけであったり、甘やかすだけであってはどちらもマイナスにしかなりません。
怒るだけや甘やかしすぎは負の連鎖にしか過ぎないからです。そこには教育はありませんし、いつかグリップ力がゼロになる瞬間がやってきます。
学校でも家庭でも子どもを育てることは、グリップ力であることを意識し普段からグリップ力をつけるようにしながら、子どもと接したり見ていくことが重要なのです。
もちろん、学校でも同じように指導し重要視しているものです。
〈学習に関して〉○宿題の他に家庭学習や読書をたくさんさせる。
〈生活に関して〉○決められた時間以降はテレビやゲームをやめてしっかり寝る。
この3つの取り組みは、学校と家庭が歩調を合わせれば決して難しいことではありません。来年の3月までに右肩上がりに教育を向上させていくためには大切な取り組みです。よろしくお願いします。
校 長 高野 勝
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