学校日誌

学校日誌

ちはやぶる

生徒達に人気の一首「千早(ちはや)ぶる 神代(かみよ)もきかず 竜田川(たつたがわ)からくれなゐに 水括るとは」の句では、先生が「ちは・・・」と読み上げた瞬間、歓声が沸き上がりました。

10日(水)に、2年生の百人一首大会がありました。金沢錦丘中学校では、毎年、柔道場で百人一首大会を行っています。畳が敷かれ、丸ストーブでほんわりと暖まった場内で、先生方が交代で句を読み上げます。読み上げた一首を、生徒達が、パシッと札を取り終えたタイミングで、和太鼓がドンと鳴ります。何とも雰囲気ある校内百人一首大会です。

次週からは、1年生、3年生も校内大会が行われます。

競書会 静寂の時間

今日は、全学年で競書会が行われました。どの生徒も集中して取り組み、教室は「静寂」の中、心地よい澄んだ空気感がありました。

  

お手本を忠実に「書写」した書初めです。作品はグローリーホールに展示してあります。

 

今年の干支は「辰」

3学期が始まりました。今年の干支は「辰」です。始業式では、生徒会メンバーが「辰」の意味について、全校生徒に紹介してくれました。そして、メンバーの一人一人が自分の言葉でしっかりと今年の目標を語ってくれました。

今年の干支「辰」には、天高く昇る龍(りゅう)のように、辰年には「運気の上昇」「景気が上向く」などといった言い伝えもあるようです。2024年は、十干(じっかん)では甲(きのえ)、十二支では辰(たつ)にあたるため、甲辰(きのえたつ)になります。「甲」は、十干の始まりのため、物事の始まりという意味があるようです。また「辰」は、形になる、勢い、大きな力、成功という意味があり、「甲辰」は、新しいことを始めて成功する、今まで準備したことが形になるといった年になると言われているそうです。

みなさんは、今年1年をどのような年にしたいですか。目標をもって『なりたい自分』を目指して、今年も頑張りましょう。今年は、元日に大きな災害がありました。県内には被災した中学生も多くいます。直接ではなくても応援できることがあると思います。一人一人が夢と希望をもって行動する日々を過ごしていきましょう。

1月9日(火)について

生徒、保護者の皆さん

1月9日(火)の日程は、変更ありません。

ミルクとパン注文あります。

部活動は中止とします。

天候などにより、道路状況が悪くなったり公共交通機関の遅れがある場合、

慌てず、安全第一で気をつけて登校してください。

学校の様子

1月1日(月)令和6年能登半島地震が発生しました。

発生1時間後の校内の様子の一部です。

教室内に置いてあるファイルや小黒板がスライドしていたり、掃除用具棚が開いていたりしていました。

教員や事務職員で点検しましたが、1月9日(火)からの授業には支障ありません。(1月5日現在)

安心して登校してください。


免疫力UPで楽しい冬休みを

保健委員会のみなさんが元気な冬休みを過ごすことができるように「免疫力up」動画を作成してくれました。夏の熱中症対策動画に続いて、今回は第2弾になります!! 今回も、内容、シナリオ、演出等、すべて保健委員のメンバーが考え制作してくれました。

免疫力を高めるためには、「手洗いうがい」「喚気」「水分補給」「適度な運動」が効果的なのは、もちろんみなさんも知っていると思います。今回はそれに加えて「バランスの良い食事」に注目し、時短で簡単、おいしいレシピを紹介してくれました。材料のメイン野菜は「玉ねぎ」です。玉ねぎは、ビタミンCが豊富であり、免疫システムをサポートし、風邪やインフルエンザなど病気に対する抵抗力を高めてくれるそうです。

この動画で「玉ねぎのソテー」を紹介してくれました。バター、白ワイン、チーズが入り、とってもおいしいレシピです。

冬休みはいつもより、家族と一緒に過ごす時間をつくりやすいと思います。料理を一緒にするのもいいですね。健康で安全に過ごし3学期も元気に会いましょう。

百人一首大会に向けて

金沢錦丘中学校では、1月に各学年で百人一首大会を行います。冬休みが明けてすぐ1月10日(水)には、2年生の百人一首大会です。冬休みにも練習ができるように、各学級で練習が始まりました。

作者の心情や描かれた情景、歴史的背景を理解し、和歌の世界に親しみをもっている生徒も多く、百首すべてを覚えている生徒も数人います。授業のはじめには「今日の一首」として、自分の好きな一首について理由と共にクラスのみんなに紹介しています。とおい昔の人々が歌に込めた思いを、現代の私たちも共感できる和歌はすばらしいですね。

 

校内演奏会 ♪♪♪

12月17日(日)に、本校の視聴覚室で金沢錦丘中学校吹奏楽部の校内演奏会がありました。3年生にとって中学校部活動の大切な思い出となる最後のステージでした。

1年生もステージに立ち、家族や友達、先生方が見に来てくれた前で堂々と演奏していました。中学生になり吹奏学部に入ってから初めて楽器を手にした生徒もいます。特に金管楽器はとても難しく、音を出すだけでも大変な楽器です。毎日、部活動で練習してきた成果を披露できてとても満足そうでした。


そして2年生、3年生のステージは「さすが」の演奏でした。すてきなアナウンスとパフォーマンスもあり、会場を笑顔にしてくれました。

部活動は、自分が好きなことに打ち込める時間であり、仲間と一緒に切磋琢磨できる中学校生活にはかけがえのない時間です。3年間続けることができたことは、とてもすばらしいですね。3年生からの後輩や仲間、そして家族に感謝を伝える姿にもとても感動しました。すてきな校内演奏会をありがとうございました。

自分が選んだ今年の漢字

1年生では、今年1年を振り返って“自分らしい今年の漢字”を1字選びました。1年生にとっては、小学校6年生から金沢錦丘中学生になる変化のある1年でした。漢字を選びながら2023年を振り返り、自分の成長も実感したようでした。

選んだ漢字:変

「変化」や「変」など、2023年には「変」という漢字がつくことが多く起きた1年のように感じ、僕はこの一字を選びました。この1年間で、昨年よりも意見を発表することができるようになったり、勉強したりすることを習慣として身に付けることができるようになったと思います。

選んだ漢字:向

私は「向」を選びました。錦丘に入学してから自分と「『向』き合い」続けてきたからです。中学生になって大変なことも多かったけど、1年間やり切れてよかったです。

選んだ漢字:褒

僕が選んだ字は「褒」です。この1年間でたくさん褒められたり、褒め返したりしたからです。引き続き来年も褒めることを大切にしたいと思います。ちなみに僕がかけてもらってうれしかった褒め言葉は「クセが強いね」です。これからも自分のよい個性を大切にします。

選んだ漢字:磨

「磨」には研磨や切磋琢磨など「みがく」「はげむ」という意味があります。この1年に何かを達成したからこの字を選んだわけではありません。今年を振り返って、まだ成し遂げたいことがたくさんあるからです。それらを成し遂げるために、自分と向き合い、自分を切磋琢磨していきたいという思いからこの文字を選びました。

金沢錦丘中学校 人権宣言

12月11日(月)

生徒会のみなさんが、全校生徒に向けてよびかけてくれました。

~生徒会から~

今年度の人権集会のテーマは「安心して学校生活を送るには」でした。それぞれのクラスからは「コミュニケーション」「相手を思う」「雰囲気」「より良い人間関係」という言葉が多く出ました。生徒会では、この人権集会でみなさんから出てきたアイデアをもとに「金沢錦丘中学校 人権宣言」 として形にしました。今年度の人権宣言は「相手を想って、相手に伝える」です。この宣言を考えるうえで、各クラスの考えを一つ一つ、キーワードで起こし、大切なことをまとめ「学校生活をよりよくしたい」という想いで、この人権宣言を決めました。

そして、人権宣言を達成するために、各クラスで行う取組を考えました。その名も「錦ハートフル!大作戦!」です。

これは帰りの会で、その日の当番の人がMVPを決め、理由とともに発表するという内容です。MVPの基準は当番の人が感謝を伝えたい人、褒めたい人、学級のために頑張ってくれたと思う人です。期間は今日の12月11日から1月17日まで、冬休みをまたいで行います。この「錦ハートフル!大作戦!」を通して、クラスメイト一人ひとりの素敵なところに目を向けることで、人権宣言を達成し、みんなで、安心できる学校生活を作っていきましょう。

人権について考える集会

12月6日(水)

今週は人権週間です。生徒会から、テーマ「錦丘中学校で、ひとりひとりがより安心して学校生活を送るために、私たちにできることは何か」について問題提起があり、個々で考えた後にグループ協議し、各学級で討議した内容をまとめ、オンラインで配信しました。この集会で、改めて自分の人権感覚を見つめ直した様子でした。

~生徒会から全校生徒のみなさんへ~

皆さんは昭和23年12月10日が何の日か知っていますか? 12月10日は「人権デー」と言い、昭和23年、国際連合 第3回総会において、全ての人民と全ての国とが達成すべき共通の基準として「世界人権宣言」が採択された日です。また、人権デーを最終日とする1週間を「人権週間」と定め、今年も12月4日からの1週間に「第75回 人権週間」として、人権啓発運動が行われます。

人権問題の解決には、私たち一人一人が様々な人権問題を、自分以外の「誰か」のことではなく、自分のこととして捉え、互いの人権を尊重し合うことの大切さについて、認識を深めることが不可欠です。皆さんもぜひ、人権集会を通して私たちの人権について考えてみましょう。~ 

「交流して終わらせるのではなく、しっかりと行動にうつしていかなければならないと思いました。」と、集会後に振り返りを書き切った生徒の清々しい表情が見られました。引き続き学校全体で人権感覚を健全に育んでいきたいと思います。

 

Foresight を使いこなそう

12月6日(水)

1年生のリーダー会では12月の取り組みとして「Foresight」(錦丘中の全生徒が使っているスケジュール管理帳)の活用を呼びかけています。

Foresightは、「未来の自分のため」に使うスケジュール帳です。未来の自分が行動するとよいと思う内容を書くことで、脳に情報が入り、そのような行動をとることができるそうです。リーダー会からの呼びかけをチャンスとし、自分を成長させる行動ができるように、Foresightを活用していきましょう。

一人一台端末で審査

12月5日(火)

体育の授業では、グループ対抗のマット運動審査会を一人一台端末を用いて行っていました。

 

自分達ができる技でありながらも、グループとして高得点を狙える技の組み合わせになるよう、どのグループも端末の得点表でシミュレーションをしながら作戦を考えていました。高得点を狙うには、技のスキルの向上はもちろん、作戦も大切な要素となる体操競技の面白さを味わっていた様子でした。

七七八 七七八 十斗 巾為斗 十

12月4日(月)

音楽室から箏の演奏による「さくらさくら」が聴こえてきます。「そこに箏があったら、さっと調弦し、1曲演奏できる日本人でありたいですね。」という先生の言葉に感化された生徒達は、何度も繰り返し練習に励んでいました。

 

3年生は、「押し手」や「かき爪」などの技法も習い、前奏や後奏も入れて「さくらさくら」の1曲を仕上げます。

学生の時期に身に付けた教養は、この先の人生に必ず使う機会があるものです。仲間と協力して教え合いながら練習する姿を見て、生徒達の未来をとても楽しみに思いました。

ハイタッチ

12月4日(月)

3年生は、国語科で学んだ“合意形成”を用いて、自分達でできる「学校のみんなにとっていいこと」を企画し、実行にうつしてくれました。今週は、3年1組のみなさんが実行します。中学校棟に向かう渡り廊下で、朝のハイタッチ運動をしていました。登校したみんなをハイタッチの挨拶で元気にしようという取り組みです。

 

ハイタッチで迎えられた1・2年生は、少し照れくさそうにしていましたが、誰に対しても爽やかにハタッチする3年生の姿は、最上級生らしい素敵な姿でした。自分も周りイの仲間もうれしくなるようなことを、これからも行動にうつし、学校生活をよりよくしていきましょう。

高校への早期入部スタート

12月1日(金)

本校は、併設型中高一貫教育校であるので、中学校3年生は高校に進学するまで部活動を続けることができます。希望する生徒は、12月から高校の部活動に参加し、高校生と一緒に練習します 

写真は、フェンシング部と競技かるた部に参加した様子です。高校にしかない部活動に参加するのも新たな挑戦ですね。

卒業生と語る会 中学3年生のみなさんに向けて

12月1日(金)

大学生や社会人となっている卒業生に来校していただき、3年生が「卒業生と語る会」を行いました。後輩である現中学3年生に向けて、高校1年生になるまでの4か月間の過ごし方や、大学選びや大学受験、職業選択などについて、お話をしてくださいました。

  

~ 卒業生の大学生、社会人の皆さんからのメッセージ ~

〇当時のテストでは、友達と「勝負」することで、楽しみながら、また、お互いの刺激になるように質問をし合っていました。大学では留学生も多く、英語は日常的に使っています。英語の論文や英語での講義もあります。英語の学習は力をいれておくと必ず役立ちます。

〇大学へのオープンキャンパスへは、早すぎると思わずに積極的に参加するといいです。大学の施設はもちろん、周辺の環境を知っておくことも、大学選択をする参考になります。

〇少ないチャンスを掴むには「何事も進んで、勇気をだして踏みだす」といいですよ。

〇学校生活での普通である「時間の意識」「言葉遣い」「礼儀」などは、社会人になっても大切です。

〇「自分探し」という言葉より、「自分創り」という言葉で、将来何になりたいかを日々の学校生活の中でイメージしてくといいですね。一緒にがんばろう。

〇皆さんの時期は、まだ将来についてもやもやしていると思います。つらい気持ちになることもあって視野がせまくなり逃げ出したくなる時もあると思います。何もしなくても大人になりますが、もがいていた時間は、大人になった時に必ず「糧」になります。

 

本校を卒業したからこそ言える後輩達の気持ちに寄り添った親身な言葉もいただき、勇気をもらった生徒達もたくさんいたと思います。親や先生より自分達に近い年代である先輩方からのお話は、自分の将来を真剣に考えるきっかけになったと思います。6名の卒業生のみなさん、本当にありがとうございました。

p.s. 社会人3名は、校長先生がかつて金沢錦丘中で教えた生徒です。みな、立派になり生徒に大切なメッセージを伝えてくれました。ありがとうございます。 校長先生より

この「卒業生と語る会」は、MROラジオで12月23日(土)17:30~17:45「ウィークエンドいしかわ」で放送されます♪

千代女少年少女全国俳句大会 白山市長賞 すばらしい!!

11月25日(土)

第51回千代女少年少女全国俳句大会で、3年北村健太朗さんが見事、白山市長賞に選ばれました。

白山市立千代女の里俳句館にて表彰式が行われました。

 作品 『黒南風ふく敗者となった僕達に』

 黒南風とは「くろはえ」と読み、暗くどんよりした湿った風のことで、晩夏の季語です。

北村さんのコメント

バスケットボール部での最後の大会で、負けた後に帰る僕たちの気持ちを俳句にしました。仲間とがんばり仲間と悔しんだ気持ちを表現しました。「黒南風ふく」からは敗者になった悔しい思いに風が吹き、次はがんばりたいという気持ちになっていることを伝えたかった俳句です。

 

いしかわ子ども交流センターにて

11月26日(日)

いしかわ子ども交流センターにて、国語科・美術科の作品展示を行いました。この県の施設は、小学生や就学前の園児達が、友達やご家族と一緒に楽しむことができ、日曜日も多くの子供達の嬉しそうな声が響いていました。

作品展示のそばに「令和6年度石川県立中学校入学者募集要項」も置いておきました。興味をもっていただいた方もいらっしゃたようです。

来年度に向けた今年度の適性検査については、令和6年1月15日(月)~1月18日(木)までが出願期間です。本校の教育活動に興味をもっている小学校6年生は、ぜひ、挑戦してほしいと思います。

高円宮杯英語弁論大会 中央大会に参加

11月23日(木)

 3年 長谷川深優さんが、国立オリンピック記念青少年総合センターで行われた高円宮杯英語弁論大会中央大会に参加しました。

 

英語科では、日常的な話題や社会的な話題について、自分の考えや気持ちなどを表現する力が求められています。大舞台でのスピーチ、素晴らしいですね。

What Is ‘Ordinary’?

石川県立金沢錦丘中学校

長谷川 深優

 What is ‘ordinary’ for you?  Have you ever thought of the meaning of being ‘ordinary’?  We always use and think of this word, ’ordinary.’  There are countless chances to use this word in our daily lives.  When I hear the word, I always think about the true meaning of it and I get a little uncomfortable because people think differently.  I think people have different senses of the word.  Looking up the meaning of ’ordinary,’ it is widely used.  Also, looking up common antonyms, they’re ‘special’ and ‘unique.’  If I’m not ‘ordinary,’ does it mean I’m ‘special’ or ‘unique’?  I don’t feel good when I think about what is ‘ordinary’ for other people.

I've had a lot of sad experiences.  One was when I went to Singapore.  It was lunch time when I attended the kids club in the hotel.  There were four Japanese children and they were thinner than children from other countries.  Then, the amount of food served for the Japanese children was small.  However, the other larger children had a lot of food.  I thought that they were judged by their appearance.  I believe the staff probably thought that thin people usually eat small amounts, and larger people usually eat large amounts.  I wanted to eat more, but I couldn’t ask the staff. 

Also, I joined the event for elementary and junior high school students.  I was the only junior high school student and almost all were elementary school students.  I was the tallest of all participants, so I stood out among them.  One day, the staff counted the number of students.  There were 10 but she counted 9.  I wasn’t included in it because she thought I wasn't a child.  I think the staff thought children are usually under this height.  This happened several times during the event and I couldn’t stop crying then.  I had no choice but to leave the place.  This memory was really painful and sad.  However, it’s a good experience for me now.  Through these experiences, I’ve been able to accept various ways of thinking, and I began to think about whether my attitude would hurt other people or not when I talk to them.  

 What is ‘ordinary’ is decided by the experiences of each person.  Do we really need the word, ‘ordinary’?  Why do we always use this word?  It’s useful and easy to make a line between someone and others.  Furthermore, many people have a habit of saying it.  It’s impossible not to use the word, ‘ordinary.’  But, people shouldn't use it to represent their own standards.  In our daily lives, if we use more suitable words, no one will feel sad.  For example, if I could change my Singapore situation into a good experience, I wanted the staff to ask, “Would you like some more?”  

Japan has a very well-known poet, Misuzu Kaneko.  She wrote a famous poem, “A Bird, A Bell, and I.”  It tells us that everyone is different, but everyone is good.  The differences are interesting.  I think it’s important to live without worrying about standards.  I want to respect everyone’s own thinking and life.