志賀高日誌

志賀高News

令和5年度 第2回 読書週間

 11月14日(火)から17日(金)まで、「心を育て、心を繋げる生徒指導」の取り組みの一つとして、第2回読書週間を実施しました。第1回読書週間と同じく、朝の20分間の読書を通じて、生徒たちが自らの人間性を高めつつ、一日を落ち着いた気持ちで開始できること目指しています。また今回は、昼休みに図書委員が放送による本の紹介を行い、生徒たちが読書に向かう雰囲気をつくっていました。

 その結果、生徒たちも本を用意し、20分間の読書に熱中していました。まさに「読書の秋」にふさわしい取り組みとなりました。

R5読書週間②

3年次生 金融セミナー

 11月22日(水)、3年生を対象に金融セミナーが開かれました。志賀ロータリークラブの協力のもと、北陸銀行七尾支部支店長の左伝様をお招きし、「契約」や「ローン」、「資産管理」などについてご講演していただきました。

 生徒たちは、これまで金融について深く考える機会があまりなく、18歳となった今、とても真剣に話を聞いていました。特に、「契約が成立するタイミング」や「老後に必要なお金」について話を聞くと、不安でいっぱいの様子でした。しかし契約を結ぶ際の注意点や、資産管理の仕方を教えていただき、不安が少し和らいでいきました。これからは、自分自身で決断をしていくことになります。損をしないためにも、お金について関心を持ち、これからも学び続けてほしいと思います。

R5金融セミナー

1・2年次生 少林寺拳法体験授業

講 師:少林寺拳法能登志賀スポーツ少年団支部長  林 勝嗣 氏

 11月20日(月)~22日(水)の三日間にわたり1、2年生を対象に少林寺拳法体験授業が行われました。生徒は中学校で柔道や剣道、相撲といった武道に取り組んできていますが、少林寺拳法に触れるのは今回が初めてとなります。

 1日目の教室では礼の仕方や立ち方、座り方、移動の仕方など基本的な動作から入り、突き・蹴りなどの動きも教えていただきました。2日目の教室では2人1組で行う演武を中心に展開されました。相手の動きに合わせていくことが少林寺拳法では重要な部分であり難しい部分でもありますが、生徒たちは何度も繰り返し練習をしながら息を合わせていました。3日目になると生徒たちも少林寺拳法の動きも身についてきて積極的に取り組んでいました。

R5少林寺拳法体験授業

世代間交流会に参加して

 11月16日(木)、ビジネス・福祉コース3年生10名が、「志賀町老人クラブ連合会との世代間交流会」に参加しました。32名の高齢者の参加があり、にぎやかな交流会となりました。

 生徒たちは、福祉の授業や「総合的な探究の時間」を活用し、計画を練ってきたレクリエーションを実施しました。「借り物・借り人競争」では、引き当てた物や人を探して、元気に体育館を走り回り、「モノ送りゲーム」では、驚くべきチームワークの良さで、風船やボール、タオルなどがどんどん運ばれ、大盛り上がりでした。生徒たちからは、「高齢者のパワーはすごい!楽しんでもらえて本当に嬉しい」との声が挙がっていました。

 最後に、「高齢者のデジタルデバイドを解消するための寸劇」を披露しました。回数を重ね、アドリブを楽しむ余裕も出てきたようです。生徒たちに、行政情報メールサービスの登録方法を質問して下さった参加者もおり、生徒たちの思いが少しずつ浸透してきていることを感じます。

 閉会式では、東晄希さんが「高齢者の皆さんとの交流活動を通して学んだことや、人を大切に思う温かさを忘れず、地域に貢献できる社会人になります」と挨拶をしました。

 今年度も、たくさんの高齢者の方々と交流活動を行うことができました。生徒たちに学びの場を与えてくださり、温かい声をかけて下さった皆様、本当にありがとうございました。

R5世代間交流会

学校保健委員会

 11月15日(水)、笠原学校医、小林学校歯科医、笠原学校薬剤師、保護者代表として赤坂PTA生活指導委員長、藤江PTA生活指導副委員長をお招きし、令和5年度学校保健委員会を開催しました。学校保健委員会とは、学校における健康の課題を研究協議し、子どもたちが様々な健康問題に適切に対処したり、自分の健康行動をよりよく改善していく力を身につけたりするためにはどうしたらよいか、その方策について、学校と家庭、地域社会が連携して健康づくりを推進する委員会です。

今年度のテーマは「睡眠の質を高めて、体も心も健やかに」です。本校生徒の半数近くが睡眠に満足できていない実態があることや、スマートフォン等の使用の仕方なども含めて、生活習慣の乱れやストレスなどとも関係している傾向がみられることも踏まえて、生徒たちが生涯を通じて、健康で安全によりよい生活を送る「生きる力」を身につけるためにはどのような取組が必要なのか等について話し合いました。

 心と体の健康には、睡眠の質が大きく影響することは、色々な調査や研究結果からも明らかにされています。本校では「全国平均よりも肥満傾向の生徒の割合が多く、肥満の背景にも睡眠が大きく影響し、糖尿病などの生活習慣病にもつながっていくリスクが高い」とご指摘をいただきました。また、睡眠の質は、普段の食生活、口と歯の健康への意識の高さ、スマートフォンなどの使い方、運動習慣、ストレスとの向き合い方などとも関係しており、家庭でも見直すとよい点や学校でもできる取組について、様々なご意見をいただくことができました。今後、学校保健委員会だより等を通して家庭とも情報共有し、協力し合い、校内でも健康づくりを推進して参りたいと思います。