日誌

校長室便り

心のふるさと!

「心のふるさと」
                                  校長 滝井 陽一

 先日、平成27年度最後のPTA評議委員会を開催しました。今年度、役員及び評議委員の方々には、夜遅く集まっていただき本当にお疲れ様でした。
 今年度の事業報告等の中に、昨年度に比べ各事業とも参加人数が増えたという喜ばしい報告がありました。これも鳳至小学校の子どもたちのより良い成長を願い、各学年委員の皆様が各事業に積極的に取り組んでいただいた結果だと思います。本当にありがとうございます。
 また、子どもたちは、多くの保護者・地域の皆様の温かさに接することができ沢山の笑顔が見られました。きっと子どもたちにとって忘れられない体験になったことでしょう。

 ある本を読んでいると以下のような詩に出会いました。
(作者不明)
  「ふるさと」

   育ったところ 必ずしも家庭ではない 心を育てられたところが 家庭である

   学んだところ 必ずしも母校ではない よき師よき友にめぐり会えたところが 学校である

   生まれたところ 必ずしも故郷ではない 心をとどめたところが 故郷である

 どのような豪華な家に住んでも、どのような立派な校舎に学んでも、人が最後に行き着くところは、真に心を育んでくれたところであるという意味です。
  この詩は、私たちに『真に心を育んでくれたところはどこか』ということを問いかけています。 「家庭・地域・学校」が一体となり、時には優しく、時には厳しく接していくことで、子どもたちの心に「家庭・地域・学校」が、ふるさととして残っていくのではないでしょうか。それができるのが鳳至小学校だと改めて感じています。
 今年度のPTA各事業等で保護者・地域の方々の参加が増えたことは、心のふるさとになる良ききっかけとなったでしょう。
 今後も、事業内容等の見直しを図りながら子どもの心に残る取組になるよう推進していくことで、将来地域を愛し、地域を誇りに思い、再び地域に戻ってくる子どもたちに成長することを願いたいと思います。今後ともよろしくお願いします。

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「学習力」向上!

                        『学習力』向上を目指して
                                                          校長 滝井 陽一
 12月、5年生対象に石川県独自の「学力調査」が行われました。
 結果は、昨年度に比べ国語も算数も13ポイントも向上しました。当日問題に取り組む子どもたちは、今まで学習してきた成果を出そうと一生懸命頑張っている姿が多く見られました。終了後、自分の出来を気にかける子もいました。これは今までに無かった姿です。
 本校では、学校だよりでお知らせしてきましたように、『学習力』向上を目指しています。この『学習力』は、自ら進んで学習しようとする『学習意欲』に大きく関係します。
 目的を持って学習し、その結果を楽しみにしたり、気にかけたりする姿から、鳳至小学校の子どもたちに『学習意欲』が徐々に身に付いてきたと思えます。本当に嬉しい姿です。


 文部科学省が唱えている「学力の3要素」とは、
 ①基礎的・基本的な知識・技能②思考力・判断力・表現力等③学習意欲 の三つです。

  私たちは、①と②の学力をよく重視します。テスト等で見ることができる力だからです。しかしながら、自ら学ぼうとする『学習意欲』がないと①と②の学力は、なかなか身に付きません。つまり一方的に教えられたり、やらされる学習では、定着度が大きく低下するのです。
この『学習意欲』こそが学力向上の鍵となります。

 鳳至小学校において、子どもたちの『学習意欲』が向上しつつある状況をお知らせします。

 毎週金曜日の昼休みに、「バリ勉ノート」(自主学習ノート)の表彰を校長室で行っています。ノート一冊ごとに表彰するのですが、内容に独自性があったり、丁寧にまとめてあったり、学習の振り返りをしっかり書けていたりすると、「ナイスバリ勉賞」となります。
 今年になってから、「ナイスバリ勉賞」の数が毎週40人以上となり、校長室は子どもたちであふれています。自主学習に対しての学習意欲が向上し、学習力が付いてきた証拠です。きっと学習してきたことの定着度も上がってきていることでしょう。

 また、家庭学習の時間が増してきています。鳳至小学校では、家庭学習の時間の決まりを以下のようにしています。
      低学年:20分以上  中学年:40分以上 高学年:60分以上
 【12月平日平均学習時間】
1年生平均:32.9分 2年生平均:34.9分 3年生平均59.5分 
4年生平均57.6分 5年生平均74.3分 6年生平均71.6分
 以上のように、どの学年も目標学習時間を上回っています。このことが子どもたち一人一人の自信になり、更なる『学習力向上』につながることを期待します。

 今後も授業において「話し合い活動の充実」を目指し、子どもたちの学習意欲を高めるとともに、「分かった」「できた」などの実感を家庭学習へ結びつけていくような取組を行っていき、『学習力向上』を目指していきたいと思います。

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感動がいっぱいの2学期に!

 鳳至小学校に、313名の大切な子どもたちが帰ってきました。暑い夏でしたが、大きな事故もなく45日間の夏休みを終え、元気に子どもたちが登校してくれたことを心より喜びたいと思っています。
 今日から長い2学期が始まります。2学期は、子どもたちを大きく成長させる学期です。さて、真っ黒に日焼けした子どもたちが、二学期どのように成長していってくれるか、「わくわく」「どきどき」ですね。きっと期待に応えてくれることと思います。
 この2学期には、子どもたちに沢山の「感動」を味わって欲しいと思います。
 毎日の授業はもちろん、運動会、バス遠足、宿泊体験学習、マラソン大会、全校テスト、読書活動など子どもたち自身が感動を味わい成長できる場がたくさんあります。「目的意識」を持ち、仲間と共に助け合い、支え合い、競い合うことで「チーム鳳至」の団結力が強まり、多くの感動を共に味わい、多くの感動を与えることでしょう。そして学校は楽しいと感じながら着実に成長を遂げてくれると考えています。
 そのためにも私たちは、一学期以上に「わくわく」「どきどき」する場面を工夫し、子どもたちの意欲をかき立て、多くの「感動」を味わうようにしていきたいと思っています。保護者の皆様も子どもたちの頑張っている姿に対して、成長を促す「誉め言葉」をたくさん与えて下さい。ご協力お願いします。
 私たちは、今後も子どもたちの大きな可能性を信じ、以下の3点をキーワードにし教育活動を見直しながら取り組んでいきたいと思います。 
   ◎大きな声で表現し、あいさつできる子どもたちへ!(自信と礼儀)
  ◎「授業」で子どもたちに自信を持たせる!(達成感、満足感)
  ◎自分を知り、より良い自分に挑戦する子どもたちへ!(目標、自主性)
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明日から夏休みです!

        たったひとつの この「いのち」

 たったひとつの かけがえのないものを
 それは
 わたしたちはもらった
 わたしたちの力で生かしていくものだから


 そして
 花や木にも 動物たちにも わたしにも
 多くのものに支えられているものだから
 だれにも平等に たったひとつだけ


 何よりも大切にしたい
 この いのち
 
        (文科省 心のノートより)

 職員室前に掲示してあるこの詩。皆さんは何を感じますか?きっと一人一人感じ方も違うし、とらえ方も違うかもしれません。しかし確かなのは、「たったひとつの かけがえのない いのち を大切にする」ということですね。
 今年度、鳳至小学校では、道徳教育を基にして「生命尊重」をテーマに、子どもたちにいろいろなことを考えさせています。そして私たちは、子どもたちからいろいろなことを教えてもらっています。今後も、いろいろな機会をとらえ、子どもたちには自己の生き方を見つめ直しよりよい生き方を考えさせていきます。そして、自他のいのちを大切にする心を育んでいきたいと思っています。


 さて、私が鳳至小に赴任して、はや3ヶ月半が過ぎました。本日で一学期が終わります。まずは、子どもたち及び職員に大きな怪我や病気もなく一学期が無事に終えたことを喜びたいと思います。
 この一学期、本校の教育活動に関わり、多くの保護者や地域の方々から温かい言葉を沢山いただきました。本当にありがとうございました。また、子どもたちの明るい笑顔にも沢山出会うことができました。これらは私自身にとって大きな励ましとエネルギーになっています。改めて鳳至小学校に来て良かったと感じていますし感謝しています。 


 明日から45日間の長い夏休みが始まります。子どもたちは、学校中心の生活から家庭・地域での生活になります。私たちは、全ての子どもたちが、健康で安全な楽しい夏休みになって欲しいと願っています。そこで、次の五つのことを夏休みにできるよう、子どもたちと話し合ってみてください。

 ①自分の「いのち」は自分で守る。(交通事故・水難事故・犯罪などには絶対に合わない)
  ②規則正しい生活をする。(早寝・早起き・朝ご飯の習慣化)
 ③決まった時間に学習をする。(宿題・バリ勉・作品応募への挑戦・読書・新聞読書など)
 ④一日一善(お手伝い・地域行事への貢献・元気のよいあいさつ・物を大切にするなど)
 ⑤ルールに基づいたSNS機器などの使い方(使いすぎ及び21時以降は親に預けるなど)

 できれば「こうしなさい。」というだけではなく、「どうすればいいのか。」「何をすべきなのか。」考えさせ、子どもの話に耳を傾けて下さい。そして「こうしていきたい。」と自己決定させてあげて下さい。親子で有意義な夏休みになることを願っています。


 学校の職員は、夏休み中も勤務が割り振られています。夏休み中に2学期の教材準備や研究、運動会などの行事の準備などを行います。また、指導力向上を目的に研修にも取り組みます。さらに全職員で協力し、子どもたちが気持ちよく学校生活が送れるよう、学校の環境美化作業なども行います。きっと始業式には、新しい環境、パワーアップした職員で、大きく成長した313名の素敵な子どもたちを迎えられると思います。
 是非、健康・安全で有意義な夏休みにして下さい。

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自分に自信を持てる子どもたちに!

                      自分に自信を持てる子どもたちに
                                 


 最近、自己肯定感が低く、自分に自信を持てない若者が増えてきているとよく聞く。
 昨年の夏、大学時代の友人と久しぶりに会い、話す機会があった。その友人は、ある企業の人事部で新規採用に関わる重要なポストに就いているそうだ。当然、将来企業を背負っていく人物を面接等を通して選考するわけであるから、学生もそうだが、企業にとっても真剣勝負である。
 採用条件等を聴いてみた。友人は、開口一番「コミュニケーション能力だ。」と言い切った。また、それに付け加え「やる気はもちろん、自信を持って自己表現できるかどうかも選考の大切なポイントだ。」とも言っていた。そうなれば、自己肯定感が低く、自分に自信を持てない若者では、その条件に当然当てはまらない。また、自立して地域の中で生活していくためにも「コミュニケーション能力」はとても大切なツールにもなってくる。
 さて、鳳至小学校の子どもたちはどうであろうか。
 学校での子どもたちの様子を見ると、多くの子どもたちが元気で活動的であり、あいさつがとても上手である。また、アンケート調査結果から「自分によいところがある」という自己肯定感が昨年度よりも高まってきている。しかし、まだまだ自分に自信が持てず、授業中や全校児童の前では恥ずかしがって萎縮してしまい、自分の思いを表現したり行動にうつしたりするのが苦手なところがある。
 私は、鳳至小学校すべての子どもたちに、自分に自信を持ってほしいと思っている。そのために今年度の取り組みのキーワードを、「わくわく」「どきどき」「感動」とした。
 子どもたちが意欲的に活動できるように「わくわく」「どきどき」する場を設定し、子どもたちが達成感、成功感等を味わうことができるように「感動」する場を設定する。このように意図的に場の設定をしていけば、子どもたちが意欲的に活動する場面が増え、達成感、成功感等を味わう機会が増える。このことを通して、自分に自信を持ち、場に応じて自らの思いを表現し行動できるようになってくると信じている。 
 しかし、これだけでは足りないと思っている。つまり、やらせるだけ、味わわせるだけでは、意欲が半減してしまうからである。
 では、どうすれば「次も頑張るぞ」「次こそ頑張るぞ」「次も楽しみだ」等という意欲が継続していくのか。また、本当の意味での達成感、成功感等につながっていくのか。それは、「評価」だと思っている。もっと簡単に言えば「誉める」ことである。
 昔から「子どもは誉めて育てる」とよく言われているが、私たち大人は、毎日どれだけ誉めているだろうか。子どもたちは、どのような子も認められたいという思いを持っている。そのために必ず期待に応えようとしているのである。意外と私たちは、子どもたちのそのような行動を見逃し、気になる部分だけを、「あなたのために」という思いで注意することの方が多いのではないか。
 子どもたちが、周りから認められ誉められる回数が多ければ多いほど、自分に自信を持てるようになってくるはずである。日々の「○○してくれてありがとう。」「さすが」「よう頑張ったな」等の何気ない言葉がけが、今の子どもたちには本当に大切になってくる。
 まずは、小学校の間に、私たち大人が「誉めて育てる」という共通の認識に立ち、「自分に自信を持つ」という「コミュニケーション能力」の素地を養っていきたいものである。

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本当の才能とは「諦めない心」

              『本当の才能とは「諦めない心」』
                                                         

 ある本を読んでいると,このような話に出会いました。会社の社長さんの話です。
 

 ある靴のメーカーがアフリカに進出しようと2人の調査員をアフリカに派遣しました。 
 数日後,Aから連絡が入りました。
 「社長!だめです。誰も靴を履いていません。」
 その直後,もう一人のBから連絡が入りました。
 「社長!大市場です。まだ誰も靴を履いていません。」

 Aさんは,靴を履かない文化を目にして,靴を売ることを諦めたのです。
 Bさんは,靴を履かない文化を目にして,諦めずに靴を売るチャンスと捉えたのです。
 このBさんはアフリカ市場で大成功し,会社に大きく貢献しました。
  今社会は,まさにBさんのような人材を求めています。


 また,ある本を読んでいると『本当の才能とは「諦めない心」』という言葉に出会いました。自分の夢や目標が成就できる最後の砦が「諦めない心」で,先天的な才能より重要であるということだそうです。諦めさえしなければ,夢が叶う可能性は飛躍的に向上する。ほとんどの人が成就しないのは,途中で諦めるからだそうです。


 「なかなかバリ勉ノートが進まない。」「なかなかシャトルランの回数が増えない。」「なかなか全校テストに合格できない。」「なかなか自分の思いを上手く表現することができない」など,上達が遅くて「自分には才能がない」と途中で諦めてしまい,前に進む努力をやめてしまっている子どもたちが多いのが現状です。
 しかし,これは子どもたちの責任だけではありません。私は,「諦めない心」は,生きる力及び学力の一要素と考えています。そうであれば,子どもたちだけに委ねるのではなく,私たち大人も「諦めない心」で教え導くことをしていかなければなりません。
 子どもたちに明確な目標やめあてを持たせる指導や支援を行い,達成感や成功体験,感動を数多く味わわせ経験値を積み重ねていく。これが,大人の責任ではないでしょうか。そうすれば,「諦めない心」が少しずつ身につき,子どもたちの本当の生きる力につながると思います。
 明確な目標やめあてを持ち、諦めないで最後まで頑張ることのできる鳳至小学校の子どもたちを、私たちも諦めないで育てていきたいと思います。

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「子どもの心に火をつけよう!」

「子どもの心に火をつける」ために!
                                                             

 平成27年度が始まり、約1ヶ月がたちました。ご家庭でのお子さんの様子はいかがでしょうか。3年ぶりに本校勤務になった私にとって、この1ヶ月は、感動することばかりです。
 「あいさつが上手になっている。」「朝、どのクラスも静かに読書をしている。」「ベル着が定着している。」「授業に臨む態度が前向きの子が多い。」など、子どもたちの成長はもちろん、学校全体がとても良い雰囲気になっているからです。
 これまでの先生方の努力はもちろん、保護者、地域の皆様のご支援、ご協力のおかげだと思っています。感謝申し上げます。
 さて、前号でお知らせしましたとおり、今年度の本校の学校教育のテーマを、『「わくわく」「どきどき」「感動」を根底に、子どもの心に火をつける!』としました。改めて言いますが、子どもたちが潜在的にもっている「楽しもう」という心に火をつけ、自ら考え、自主的に活動する子どもたちへと変容させていくことが今年度の大きな目標です。そして、今が実現するチャンスだとも思っています。
 さて子どもたちは、どのような時に自分に自信を持ち、やりたい、やってみたいと意欲的になるのでしょうか。それは、人から認められたり、頼られたり、感謝されたりした時ではないでしょうか。特に子どもたちに関わっている大人の対応は重要です。その対応の中でも、ちょっとした言葉かけがきっかけとなる場合が多いのです。
 大人の言葉かけには、「知識・文化を伝えるための言葉」(教える)と「子どもの成長や発達をうながす言葉」(育てる)の二種類あると言われています。今年度は、「子どもの成長や発達をうながす言葉」を特に大切にして使っていきたいと思います。
 子どもを認め、子どもに感謝したり、子どもに自信を感じさせ、自分自身を好きになる言葉など、授業や行事等で適切に使用していくことで、子どもたちの心に火をつけていきたいと思っています。そして、現在、伸びようとしている鳳至小学校の子どもたちが「先生、今の一時間まんでおもっしかった。」「今日は、楽しかった。」「明日が楽しみや。」と言ってくれることを願いたいと思います。
 学校では、「子どもの心に火をつける」取組や接し方を実践し、自信に満ちたたのもしい鳳至っ子を育てていきますので、ご家庭でも「子どもの成長や発達をうながす言葉」を意識されて子どもたちに接していただければ幸いです。
 学校が楽しく何事にもやりがいのある場になれば、学習意欲がさらに向上し学力向上にもつながっていくものと考えます。
 今後とも、これまで同様、保護者の皆様、地域の皆様の温かいご理解とご支援をお願いいたします。また、学校便り、ホームページ等で子どもたちの成長や変容してきた姿をお知らせしていきますので、よきアドバイス等ありましたら、どうぞお寄せください。
 学校・家庭・地域が協働して「鳳至小学校の子どもたちの心に火をつけていきましょう!」

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「わくわく」「どきどき」「感動」いっぱいの学校

          「わくわく」「どきどき」「感動」いっぱいの学校
          ~学校・保護者・地域が協力して、子どもたちの心に火をつけよう!~
                                                輪島市立鳳至小学校長 滝井 陽一

 思い出多き校舎に3年ぶりに帰って来ました。元気のよい子どもたちの挨拶が、私の不安を吹き飛ばしてくれました。この伝統ある鳳至小学校に、また勤めることができとても嬉しく思っています。
 4月6日の入学式では、40名の元気でとても凜々しい1年生を迎えることができました。平成27年度は、311名の元気な「鳳至っ子」と28名の教職員、計339名でスタートします。
 さて、私が目指す学校像は、「今日が楽しく明日が待ちどおしい学校」です。子どもたちにとっては、一日の大半を学校で生活します。ともすれば家族と一緒にいる時間より、学校で友だちや先生と一緒にいる時間の方が長いということもあります。だからこそ学校が子どもたちにとって楽しく、何事も意欲的に取り組める場でなければならないと考えています。
 そのような学校であれば、子どもたちが潜在的にもっている「楽しもう」という心に火がつき、自ら考え、自主的に活動するようになり、本校の教育目標である「心身ともにたのもしい子」につながると信じています。
 そのためのキーワードが「わくわく」「どきどき」「感動」です。今年度取り組む数々の教育活動の中に『「わくわく」「どきどき」し「感動」がいっぱいの場』をたくさん取り入れていきたいと思っています。
 『わくわく』
   「今日の学習課題は楽しそうだな。早くやってみたいな。」
   「できることがいっぱい身についたから次の勉強も楽しみだな。」   
   「いろんなことに頑張れば誉めてもらえる場がいっぱいあるぞ。」
   「自分の力が発揮できそうだ。早くやってみたい。」 など
 『どきどき』
   「全校集会の発表上手くいくかな。いや、練習に頑張ったから、きっと上手くいくぞ。」      「今まで一生懸命勉強してきたんだ。明日のテストあきらめずに頑張るぞ。」など
 『感動』
   「やったー、分かったぞ。」「できるようになったぞ。」「使えるようになったぞ。」   「友だちとたくさん協力できたぞ。」「誉められたぞ。」「感謝されたぞ。」
   「認められて嬉しいな。」 など
 この一年、子どもたちはもちろん、教職員も保護者、地域の皆様も『「わくわく」「どきどき」し「感動」がいっぱいの鳳至小学校』になり、一年後『大きな感動』をみんなで共有したいと思います。
 職員一同力を合わせて頑張っていきますので、保護者、地域の皆様もご理解いただき、共に子どもたちの心に火をつけていきましょう。 
[追記] 4月24日(金)に授業参観、PTA総会があります。保護者の皆様方には、改めてご挨拶申し上げたいと思いますので、公私ともお忙しい折でございましょうが、万障繰り合わせの上ご参加下さるようお願いいたします。

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参画から参観へ


                                      参観から参画へ

 4月16日に、授業参観と学級懇談、そしてPTA総会が行われ、今年度のPTA活動がスタートしました。
 保護者の皆様におかれましては、子ども達の健やかな成長のため、今年度も昨年と同様にご理解とご協力をお願い申し上げます。

 「子どもは、家庭で育ち 学校で学び 地域で磨かれる」と言われています。
昔と違って今の子どもを取り巻く社会環境では、学校と家庭そして地域の連携がなければ教育も子育てもが出来ない状況になっていると思います。
 しかし、一方では、21日の全国紙のネットニュースに「入学式や進級で喜びいっぱいの春なのに、花粉症ならぬ〈PTAの役員決め〉で気が沈むという方が多い。」という記事が掲載されていました。
 PTAは、高度成長期のシステムであり、今のように忙しい保護者の方々に活動や協力をお願いすることは負担となっている現状が確かにあります

 しかし、鳳至小学校では子ども達のよりよい教育を実践するために、PTA活動を「参観から参画へ」というスローガンで取り組みたいと考えております。参観から参画とは、授業を見るだけでなく学級懇談会や各種学校行事にも積極的に参加して欲しいのです。
 大変なのはわかっていますが、どうかご理解の上、ご協力をお願いいたします。

PTA活動の目的
 (1)保護者と教師の協力体制をつくる
 (2)学校教育の理解による「共育」をめざす
 (3)家庭教育を支援するための情報交換・提供の場
 (4)校外の生活指導と教育環境の改善をめざす
 (5)会員相互の学習機会を設ける 
 鳳至の大切な子ども達を育てるために、酒本PTA会長と相談しながら、学校からいろいろなお願いをしたり、また保護者の方々からいろんなご意見を伺って鳳至の教育に生かせるようなPTA活動を考えています。そこで、さっそくですが次の2点をお願いいたします。
   ①夜9時になったら、携帯電話等を保護者の方々が預かる。ネットやゲームも9時以降はしない。
    ②毎朝、最初にあったら「おはよう」の一言を必ずかけてください。

 この2点を実践するだけで、子ども達がすぐにかわります。
                                                                    校長 高野 勝
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卒業に向けて

                                        卒業に向けて

 ご卒業おめでとうございます。
皆さんは6年間の小学校生活を立派にやり遂げ、たくさんの思い出を胸に次のステージへ旅立ちます。卒業アルバムに何か言葉を書いて欲しいと頼まれて、次の言葉を書きました。
 「ある日たまねぎ、ある日はハチミツ」
 中学校生活では、勉強にスポーツに友達関係に、何かで壁に突き当たることがあります。まさに、ある日はたまねぎです。でも、必ずハチミツのような楽しい日があるのです。辛い日は、「今日はたまねぎの日なんだ」とサラリと受け流してください。そして、また翌日から頑張ってください。
 でも、どうしても辛いことがあったら、ふるさとである小学校へ顔を出してください。輪島中学校での活躍を楽しみにしています。

                                  今年度の取組について
                                                 
 今年度、鳳至小学校が学校でどのような取組をしていたか主なものをお知らせします。
鳳至小学校の教育についてご理解していただきたいので、どうか学校評価とあわせてご覧になってください。

Ⅰ学習指導に関して
 ①教えて考えさせる授業  
   算数科で、授業の最初の10分間で基礎・基本を最初にしっかりと教えた後で、理解確認や発展的課題に取り組むことで活用力の育成に努めました。この授業方法は、市内は本校だけで特色のある授業方法です。
 ②複数教員による補充学習の指導  
   教科だけでなく、リテラシータイムや朝読書において、級外や支援員等も配置して、効果的な補充学習に取り組みました。リテラシータイムは5限目が始まる前の10分間に行う補習です。補習をする効果だけでなく、落ち着いて午後の授業に向かうことができます。
 ③算数科の向上
   少人数指導として、わかる感覚を大切にして4年生以上は1学級を2グループにわけて指導してます。年間3回の全校テストを実施して、頑張った児童については全校表彰を行いました。
 ④体力・運動能力の向上
   運動技能と集団規律の育成のために、高学年の体育は一人の体育専科教員が指導しています。また、体育専科教員が中心となって年間の運動行事を設定することで、子ども達は目標を持って体作りに励んでいます。
    (鳳至オリンピック 水泳記録会 マラソン大会 縄跳び大会など)

 Ⅱ生徒指導に関して
  ①「いじめ」「不登校」は組織的な対応により減少していますが、いつどこで起きるかわからないので決して油断できないと考えています。気になることはすぐにお知らせください。
  ②1年間を通じて全校的な「あいさつ運動」に取り組んできました。児童から進んで「おはようございます」「さようなら」を言えるようになりました。
  ③縦割りの「学習体験」と「清掃活動」による児童間交流を進めています。

 平成26年度は、本年度の取組をさらに向上できるように、目標をもって確実に取り組んでいきたいと考えています。保護者や地域の方々も気になる点やご助言等がありましたら、遠慮なくお知らせください。
                          校 長  高 野  勝

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土曜授業について

 4月から輪島市の全小中学校で土曜授業が開始されます。
現在の学校5日制になったのは2002年からになります。このような学校5日制が実施された背景には、子ども達が学校だけでなく家庭や地域で学習や体験活動をするための時間を確保することが目的でした。土日の二日間を遊ぶために設けられた制度ではなかったのです。
 しかし、子ども達の様子を見ていると、全員とは言いませんが、土日の二日間で不規則な生活になったり、ゲームやテレビに費やす時間が多くなったりしている現状があるのではないでしょうか?   そこで、5年生と6年生だけですが、1年間のうちの10回の土曜日を補充学習やスキル学習を実施する日にしました。補充学習とは、子ども達が苦手とする勉強を補うための学習です。スキル学習とは、問題を解いたり繰り返し練習をすることでより確かにするための学習です。
 〈土曜学習について〉
     ①対象学年 → 5年生と6年生
   ②実施回数 → 年間10回(月に1~2回)
   ③時 間  → 午前中3時間(遅くても11時30分までに下校) 給食はありません
   ④教 科  → 算数・外国語活動・その他
   ⑤欠席の場合→ 平日と同じ扱い(スポ少関係は事前にお知らせください)

 土曜授業の日は、いつもと同じように起きて学校へ行って、テレビ塾のDVDを見たり、苦手とする分野の勉強を復習する日とお考えください。ただし、自由参加ではなく、普段と同じ授業日となります。
 鳳至小学校の第一回目の土曜授業の日は、4月12日となります。
学校公開していますので、土曜授業に関係なく学校を訪問して様子をご覧になってください。土曜授業の年間計画と指導内容は、4月になってから配布いたします。

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木から降りるとき(2月)

 中学生だった頃、国語の古典で勉強した教材でずっと心に残っている話があります。
「高名の木登り」という話ですが、簡単にまとめると次のような感じになります。
 木登り名人と評判だった男が、弟子に木の枝を切らせました。高い危険な所では何も注意せず、あと少しという所まで降りてきた時に初めて、「気をつけなさい。」と声をかけます。弟子は「このぐらいの高さであれば飛び降りることもできるでしょうに、どうしてそのようなことを言ったのですか?」と尋ねました。名人は、「目もくらむような高い所では、誰でも最大限の注意をする。しかし、危険なのは一見簡単に見える所で、失敗は必ずそういう所で起きる。」というような話をしたそうです。
 年度末になるとこの話を勝手に解釈して、「仕事は仕上げやまとめが大切だから気を抜くな」と言い聞かせています。
 学校は、毎年4月から3月までの1年勝負です。去年の4月から始まったいろいろな学習活動や学級での生活もいよいよまとめの時期となりました。残された1ヶ月は短いけれども次の学年に進むた
めの大事な時期です。この時期を有効に過ごしてこそ、次によいスタートができます。
 そのために、学校では次年度に向け、鳳至小の学力調査結果を分析し指導法を考えたり、本年度の教育課程の確認や改善点がないか検証を行っています。
 各学級でも3月末まで油断することなく、緊張感を持って、学習面と生活面でベストの状態で次の学年に子ども達を送り出せるよう努力をしています。

 このような大切な時期だけに、保護者の皆様にお願いしたいことが2点あります。この2点はずっと大切なことなのですが、特にこの時期に緩みが見られる傾向があります。
  ①時間を大切にしてほしいこと。
   ・低学年(9時30分) 中学年(10時) 高学年(10時30分)までに必ず寝させてく    ださい。
   ・一日のテレビとゲーム時間はあわせて最大2時間までです。(パソコンも含む)
  ②忘れ物をさせない。
   ・授業で必要な道具はもちろんですが、宿題や提出物も同じです。
 
 学校では繰り返し指導していることです。各ご家庭でも一緒になって出来るまでやりませんか。
これが徹底できれば学校での学習や生活で大きな成果がでます。どうか家庭での指導をお願いします。

                                                                校 長   高 野  勝

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「蟻の一穴」にこだわる(1月)

 先日、蒔絵組合の方々のご指導により、5年生が親子で輪島塗のパネルを製作いたしました。
とても素晴らしい仕上がりで、一生の宝物として飾っておけるような作品でした。
 校長室で蒔絵組合の方々から子ども達の学習態度がよかったという話を聞いている時、いつものように「校長先生、さようなら」と子ども達が校長室のドアを開けました。それは校長室にだけではなく、職員室や事務室にも同じです。
 蒔絵組合の方々は、その子ども達に感心しながら「おはようございますとありがとうが言えればいつ社会に入っても通用するわ」と話をされました。まさにその通りだと思うのです。
 学校や組織は、勉強や仕事ができる(スキル)ことを求めますが、実はそれより人格(徳)やコミュニケーションの部分がはるかに重要であり求められているのです。「To do goodよりもTo be goodのほうがより大事である」というのは経済学者のケインズの言葉です。
 うれしい話だけではなく、昨日(23日)の昼休みに緊急の全校集会がありました。
緊急の内容は、体育館の床に食べたガムが捨ててあったからです。たった一つ落ちていたガムのために遊んでいた子ども達を緊急放送で体育館に集めました。帰りの会での学級指導ではなく、緊急全校集会にしたのは以下の点からです。
  ・たった一つのガムでも危機感を持って対応しなければ少しずつ崩れていく。
  ・ダメなことは、教職員全員が同じスタンスで厳しく指導をしていく。
 ガムくらいとかうちの子は関係ないと思うかもしれませんが、学校全体の規律や雰囲気は「蟻の一穴」から壊れるのです。(大きな堤でも蟻の小さな一穴で崩壊してしまう)
 これくらいはいいとハードルを下げ始めると、限りなくハードルを下げざる得なくなります。そうなった時、生徒指導と学習は両輪ですから、勉強もわからなくなります。各教室を回ってみると、どの子も一生懸命にわかろうと努力しています。それは学習規律と生徒指導の上に成り立っています。
 3学期は仕上げの学期であり、基本的なこと(ベル着 忘れ物 学習規律 言葉遣い)などを再確認しながら、4月からの成長を感じて次の学年へ送りたいと職員一同取り組んでいます。
 各ご家庭でも基本的なこと(寝る時間 ゲームやテレビの時間)などを一緒に取り組んでくださるようお願いします。 
                                                                  校長 高野 勝
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夢、そして可能性を求める!(12月)

 言い古された言葉ですが、子どもの可能性は無限にあると言われています。
しかし、実際に子どもが持っている無限大の可能性について考えたり、または夢を持たせたり実現させるために育てているでしょうか。子どもは子どもだけの力ではその可能性に気がつかないし、育っていかないのです。
 東京の子も輪島の子も金沢の子も同じ可能性を持っています。勉強、スポーツ、そして将来への夢、その一つ一つが誰に対しても同じように与えられているのです。

 24日に、第42回県ミニバスケットボール大会の準決勝と決勝があり、輪島レッドイーグルスが優勝しました。決勝では辰口と対戦して、前半の9点差をキープして32対23で勝利しました。輪島のミニバスは勝つのが当たり前で、むしろ負けたらどうしたんだと言われそうな感じがあります。果たして、そうでしょうか?
 どんなスポーツでも強豪校だと部員数が100人以上いるとつい思いがちですが、現在のレッドイーグルスの部員数は小学校1年生から6年生まで全員で約25名しかいません。(そのうち、鳳至小学校の児童は14名)
 決勝の相手チーム(辰口)の部員数はわかりませんが、学校規模は700人近い大規模校です。また単独チームではなく近辺の学校からも部員を集めていると聞いています。
 それだけに、わずか25名のチームが石川県で一番になるということは、並大抵はことではないと思います。しかし、この優勝は都会であろうと田舎であろうと人数がどうであろうとやればできるということを証明しているのです。

  ミニバスも設立時は、石川県で優勝したいという夢から始まったはずです。もし、その夢がなかったとしたら、決して今のように強くはならなかったはずです。
 子どもの可能性を伸ばすためには、まず将来に向けての夢を持たなければなりません。
その夢が、大人から見て小さな夢だとしても荒唐無稽な大きな夢であってもかまわないのです。子どもなので、その時々変わるかもしれませんが、それでいいと思うのです。
 単に勉強しろとか真面目に生活しなさいでは共感も説得力もありません。子どもの将来にむけて、共通の話題を持ちながらコミュニケーションしたり、夢の実現に向かってどうすればよいか考えれば、自ずと大切なものが見えてくるはずです。子どもが将来への夢と親の子どもへの希望があってはじめて、どのように学んでいくかわかるのではないでしょうか。勉強でもスポーツでもいいのです。
 江戸時代の終わり頃の教育者(思想家)で、吉田松陰という人物がいます。幕府に反対したことで30歳で刑死しましたが、その教えは伊藤博文や高杉晋作などに大きな影響を与えました。
 その吉田松陰がこのような言葉を残しています。
 「夢なき者に理想なし、理想なき者に計画なし、計画なき者に実行なし、実行なき者に成功なし。故に、夢なき者に成功なし。」

 鳳至小学校で学んでいることに誇りと自信を持ち、そして、輪島という地域を愛しながら、夢の実現を目指して努力して欲しいと願っています。

                                  校長 高野 勝

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黄色信号の言葉?(11月)

 子どもと何かを話している時または子どもに何かを注意した時、子どもの口から「でも」の一言がありませんか?  例えばこんな会話です。
  「夜遅くまで、ゲームをやってたらダメじゃない!」
  「でも、ぼくだけじゃないもん。みんなやっているから」
 この「でも」という言葉がいろんな場面で子どもの口から聞こえるようになると黄色信号です。なぜならば、親や教員などの注意やアドバイス受け入れず、自分のことを正当化するときに使いがちな言葉だからです。
 「でも」と言った瞬間に、それまでの話はすべて無になったと思って下さい。その言葉を言った時の心は、自分の行動を反省しないで言い訳をして逃げてしまっているのです。

 それでは、「でも」を言いながら育つとどうなるでしょうか。
他人からの話に耳を貸さない子になっているだけではなく、自分の正当性ばかりを主張する人間になっているはずです。そして、「でも」の次に出てくる言葉は「どうせ」です。
  「ゲームばかりしないで勉強をしたらどうなの。勉強がわからなくなるわよ。」
  「どうせ、もう勉強わからないしやる気がないし、それでいいもん。」
 「どうせ」が出てくると人の話を聞かないだけでなく、自分自身を否定して心を閉ざそうとしています。
言い訳もしないけれども他人の話に耳も傾けないのです。そう言いながらも子どもは不安になり迷っている状態なのです。

 「でも」とか「どうせ」をよく耳にするようになったらどうしたらよいでしょうか。
はっきり言えることは一方的に叱ってはならないのです。子どもが自己否定をしている状態にさらに追い打ちをかけるのと同じです。子どもの心を無視して叱っても効きません。
 「でも」と言う言葉を耳にした時は叱らないで、子どもが自分自身を振り返れるような会話をして下さい。
先月、グリップ力という言葉を学校便りに書きましたが、ただ叱るだけでは子どもの心は離れていくだけなのです。子どもを認めながら褒めながら、しっかりと話を聞くことで子どもとのグリップ力が強くなります。
 「でも」とか「どうせ」という言葉を使わせないためには、子どもの何かを認めたり、よい点や得意なことを見つけて褒めることを繰り返すことが大切です。それを続けることで子どもに自信がついて、「でも」とか「どうせ」という否定的な言葉を言わなくなります。

 お子さんとの会話に気をつけながら、どうか下記のことを各家庭でお願いいたします。
○宿題だけでなく、家庭で自由勉強と読書をさせてください。低20分以上 中40分以上 高60分以上
 ○テレビやゲームの時間を決めて下さい。 どんなに遅くても夜10時までには布団の中へ
 
                                      鳳至小学校長  高野 勝
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グリップ力?!(10月)

 グリップ(Grip)とは「握る、つかむ」を意味する言葉です。
自動車のタイヤのグリップ力がなくなるとなかなか車は止まってくれません。また、アクセルを踏んでも空回りをするだけです。エンジンもブレーキはもちろん大切ですが、その性能を生かすためのタイヤのグリップ力を忘れてはなりません。

 このようにグリップと聞くとすぐに自動車を思い出しますが、実は学校でも家庭でも目には見えませんがグリップ力があり、大きな影響を与えてるのです。
 子どもを怒ったり注意することは車でいえばブレーキですし、ほめることはアクセルにあたります。もし、子どもとの関係においてグリップ力がなかったら、どれだけ大声で注意してもほめても効果はあらわれないのです。
 グリップ力とは子どもの心をどれだけつかんでいるかです。グリップ力があると一言の注意ですぐに聞きますし、グリップ力がなかったらどれだけ大声で怒鳴っても顔を横に向けているだけかもしれません。子どもに対してどれだけのグリップ力があるかによって、教育や子育ての影響力が決まると思うのです。

 どうしたらグリップ力がつくかは、一人一人の個性も影響しますから一概には言えませんが、少なくとも怒るだけであったり、甘やかすだけであってはどちらもマイナスにしかなりません。
 怒るだけや甘やかしすぎは負の連鎖にしか過ぎないからです。そこには教育はありませんし、いつかグリップ力がゼロになる瞬間がやってきます。
 学校でも家庭でも子どもを育てることは、グリップ力であることを意識し普段からグリップ力をつけるようにしながら、子どもと接したり見ていくことが重要なのです。

 4月からスタートして、もう6ヶ月がたちました。そこで、学校と家庭で同じ方向を向きながら協力していくこともグリップ力になると考え、各家庭での子育てに関して三つのことをお願いします。
 もちろん、学校でも同じように指導し重要視しているものです。
                   
〈学習に関して〉○宿題の他に家庭学習や読書をたくさんさせる。
                                  
〈生活に関して〉○決められた時間以降はテレビやゲームをやめてしっかり寝る。
〈友達関係に関して〉○夜LINEやスマホ等はしない。(夜は取り上げるなど)
                            
                   
 この3つの取り組みは、学校と家庭が歩調を合わせれば決して難しいことではありません。来年の3月までに右肩上がりに教育を向上させていくためには大切な取り組みです。よろしくお願いします。

                                                                校 長  高野 勝

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学校を支えているのは?!(9月)

 夏休み中に、耐震工事にかかる教室移転作業、親子三夜踊り、資源物回収、AED講習会、毎日のプール当番等々、保護者の方々にお願いすることが多々ありました。
 いくら学校のためとはいえ、休みの日の作業や平日の当番等は大変だったかと思います。職員一同、心からありがたく思っています。また、保護者の方々の期待に応えたいという気持ちで一杯です。
 学校が活力を持ったり、勉強でも生徒指導でもより効果をあげるためには、保護者や地域との協力(信頼)関係が最も大切です。学校と家庭との連携が大事だとよく言われてますが、文書による一方通行だけでは、本当の情報共有も連携もありません。
 最も大切なことは、お互いの顔を見て何かを話し合うことだと思います。何かあったときではなく、日常から顔を見て挨拶ができる関係だと思うのです。そうした意味で、鳳至の保護者のみなさんは学校との連携(交流)がよくできていると感じています。保護者の皆さんに何かをお願いしたら、快く引き受けてくれるのはもちろんですが、学校の廊下や運動場、奉仕作業や授業の間などに、教職員と情報交換をしている姿もよく見かけます。
 これからも、保護者の方々にいろんなお願いをしたり、情報をお知らせしますので、学校に顔を出したり、学校に対してもいろんな意見をお聞かせください。学校と保護者が車の両輪となることが、よい教育を行う条件だと思います。保護者のみなさん、学校に顔を出して、職員に対して思っていることを気軽に話してください。校長室にも遠慮なく顔を出してください。お待ちしています。

 いよいよ2学期が始まります。
1学期は学習を支える基礎的な部分(学習規律や学習習慣)について重点的に取り組み、その形はできたと見ています。9月からは、その基礎の部分を土台として、さらに向上させるための大切な時期ととらえています。現状維持を思ったときから後退が始まっているのです。
 さらに向上するために、今の状況に甘んずることなく、守りに入ることなく、子どもたちがよりよくなるためには、何が必要でどんな取り組みをしなければならないか、教職員全体で確認しながら取り組みたいと考えています。現在、学校ではそのことについて検討と協議を行っています。

   職員一同、二学期が始まった! さぁやるぞと言う気持ちで行きます!
                                                       校 長   高野 勝

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笑う 頑張った子どもたち

 4月の入学式から、もう1学期の終業式を迎える時期となりました。
ここ数日、どんよりとした雲に覆われ蒸し暑い日が続いていますが、子どもたちは、そんな天候を気にもせず運動場や体育館で元気にたくましく遊んでいます。来客された方々は一様に運動場に遊ぶ子どもたちの数の多さにまず驚かれます。その次に、あいさつの声で感心しています。
 349名の子どもたちを見ていて、一人一人、どの子も頑張った1学期だと思っています。そうした子どもたちの頑張りを心からほめたいと思っています。
 その頑張りを一言で表すとすれば、一体感です。一体感は、子ども同士、子どもと教師、教師同士、そして鳳至小学校全体の一体感です。
 一体感とは、何か一つの目標に向かってみんなが力を合わせるということです。一体感の中では、子どもも大人も居心地よくパワーが出ます。
 授業中の子どもたちの様子(学習規律)は、どの学年も素晴らしいものでした。これは、子どもも教師も学習に向かう一体感があったからだと考えます。子どもたちは勉強をわかるようになろうと一生懸命に授業を受けていたし、教員は理解させたい一心でがんばっていました。
 また、金管鼓笛隊はどうだったでしょうか? 素晴らしい演奏をしたいという一体感があるから、辛い練習を続けられたし、当日の暑い天気の中でも最後まで頑張れたと思うのです。
 一体感は学習面だけでなく、生徒指導にも関わります。まずバラバラになったら指導も指示も聞かなくなります。また、学校全体も方向性を見失うに違いありません。
 そういう意味で、一体感(心と心が繋がっているという気持ち)が学校でも教室でも大きな安心となり、いろいろな点で成果を出してくれたのだと見ています。
 明日から、夏休みです。休み中は、計画的に勉強をして、そして事故に気をつけながら思いっきり遊んで、たくさん読書や手伝いをしてほしいと思います。
 「現状維持は後退と同じ」という言葉があります。1学期の成果に満足することなく、夏休み明けはさらに充実した学校生活が送れるよう教職員一同、今後も一体感を持って取り組みます。 
                               鳳至小学校  校長  高野 勝 (8月)
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笑う すべては「あいさつ」から


 朝、駐車場で車から降りて職員室に入るまでに、子どもたちからの「校長先生、おはようございます」の一声が本当に心に元気を与えてくれます。それも一人ではなく何人もの子どもたちからです。
 校長だけにするのではなく、教職員全員に子どもたちから「おはようございます」のあいさつをしています。
 初めの頃は、こちらから声かけをしてもなかなか返してくれなかったような気がします。
4月から各教室での先生方の取り組みや児童委員会等からの徹底した取り組みや呼びかけにより、少しずついい結果が現れてきたと見ています。鳳至の子はしっかりと自分からあいさつが出来るのです。
 先日、休み時間に、後ろから「校長先生、オハ!」と声をかけた高学年の子がいました。「ありがとうな。でも次からはございますもつけてくれよ。」 そう言うと、その子は笑顔を見せながら階段を上がっていきました。
 帰りは、校長室の窓越しに「校長先生、さようなら」と声をかけていく子どもが何人もいます。そんな時は、ついうれしくなって窓越しに「気をつけて帰れよ。また明日な!」と声が出ます。
 あいさつをするのは礼儀正しさという部分も確かにあるかもしれませんが、それよりもあいさつがすべてのコミュニケーションの始まりだからしてほしいと考えています。
「おはようございます」の一声から、次の言葉が続くのです。何もなかったとしたら、朝や夕方、どこかで会ったとしても言葉だけでなく心も通じないのです。人と人が通り過ぎたに過ぎません。おはようございますの一言が、その人の存在を知らしめるのです。
 また、もしも会ったときの最初のコミュニケーションが「廊下、走るな!」とか注意から始まっていたらどうでしょうか? まず、楽しくなるはずがありません。
 「おはよう」「さようなら」のあいさつにより、相手から認められているという気分になって元気をもらったり、一言のあいさつから次の会話が始まるのです。それは大人でも子どもでも同じです。
 昨今、いじめ等の生徒指導上の問題が新聞紙上に取り上げられています。いじめの早期発見や未然防止に加えて、相手を思いやる心や心のつながりを学校生活の中で育む指導がもっともっと必要です。教育用語で言えば、積極的生徒指導と言います。
 明るい声が響き合う学校になるよう教職員一同、頑張って取り組みます。また、同様に家庭や地域でもあいさつという言葉かけをお願いできないでしょうか。
                                                   (校長 高野 勝)
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